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上の左の写真のように、袋入りの乾燥フノリを買ってきました。20グラム入りで230円くらいでした。あまり食べることがないので、今回はあらためて試食もしました。お吸い物に入れ、また酢の物にしていただきました。味という味はありませんが、加熱しすぎなければ歯ごたえも良く、それなりにおいしく食べることができるようです。
上の右の写真は、水で戻したところです。このように紅い海藻なのですね。紅藻類と言うようです。光合成をする時に必要としない光の波長の色になるのですって。(そのうち、知ったかぶりして誰かに教えちゃおう。)フノリにも種類があるようなのですが、フクロフノリやマフノリが一般的なようです。買ってきた商品は、ほとんどフクロフノリのような気がするのですが、マフノリも混ざっているのかもしれません。残念ながら詳しい知識がないので、よくわかりません。
水で戻したあと、塩気を抜くためによーく水洗いしました。ネットで探した一文によると、海藻自体に含まれる塩分濃度は0.1〜0.2%くらいのようなので、何度か良く洗いさえすれば、それほど塩分を気にする必要はないのではないかと思いました。そう思いつつ、大丈夫だろうかと、口にして味見をしてしまった私です。
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日に晒し始めるとすぐに、色が抜け始めるんですよー。これにはびっくりしました。お日様の力ってすごいですね。色が分解?されて抜けるためには、どうやら水気が必要らしいのです。水を補給しないでそのまま乾かしてしまうと、端のほうの色素がそのまま残ってしまいました。
それで霧吹きで水を何度も補給しながら日に晒すと、比較的よく色が抜けるようでした。それと、水を補給していると「糊化」が進み、全体がとろっとしてくるんです。どうやらこれが大切らしいのです。あとで煮溶かす時に、たぶん溶けやすくなるのだと思われます。
上の左の写真は、日に晒して間もない時です。右の写真は、日に晒して1日目の夕方の写真です。こんなに白くなりました。
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上の左の写真は、2日目の朝の写真です。夜の間にも少し水気が飛んだようです。2日目は水気を補給しないでこのまま干しきります。右の写真が干しあがったところです。市販のフノリと近い仕上がりになっていますね。水気が飛んで、すっかりボリューム感がなくなって、量が少なくなってしまいました。
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干す作業は、ザルの上でドーナツ型にフノリを広げて行いました。このままドーナツ型にはがすことができた時は気持ちよかったですねー。1回目のフノリ作りが、実は失敗しまして、これは再挑戦した2回目のフノリです。市販のフノリと比べると、端のほうの脱色がうまくいかなかった点もあったのですが、実際に使ってみると市販のフノリと変わりなく使うことができました。 |