慢性疲労症候群と漢方薬
慢性疲労症候群とは
慢性疲労症候群とは、健康な人で原因不明の強い全身倦怠感や疲労感、精神的症状などが長期にわたり続く結果、健全な社会生活が送れない病気。
最近の研究では、感染性、社会ストレスなどから引き起こされる精神・内分泌・免疫系の変調であり、神経系の機能障害を起こすと見られています。最近では、腸内細菌との関係も示唆されています。
20才~壮年期に発症しやすい症状です。
慢性疲労症候群の症状
倦怠感、疲労感、集中力の低下、思考力の低下、頭痛、筋肉痛、微熱
【慢性疲労の基準】
6か月以上継続または再発を繰り返す疲労で以下の自他覚症状がある
- 労作後疲労感(だるい)
- 筋肉痛
- 多発性関節炎、腫脹はない
- 頭痛
- 咽頭痛
- 睡眠障害(不眠、過眠)
- 思考力、集中力低下
- 微熱
- 頸部リンパ節腫脹
- 筋力低下
※以上10項目のうち5項目以上を慢性疲労症候群とす。
漢方から見た慢性疲労症候群~漢方薬
漢方医学から慢性疲労症候群を見た場合、気血が著しく虚している状態と見て気血を補う処方を用います。
また過剰なストレスを受けていることも考えられ、抗ストレス作用のある気剤が必要となってきます。
基本は気血を補う漢方薬が主ですが、女性の場合、生理の関係や更年期障害の関係もふまえた対処法が求められます。また、慢性疲労症候群には冷えが内在していることも多く、内臓が冷えていたり手足冷えた状態があり、腎陽が虚して冷えている場合は、腎を温め補う漢方処方を用います。腎を温補することで気力、やる気がわいてきます。
内臓の冷えは、脾(消化器官)の機能低下が考えられ、脾胃を補う漢方薬+乳酸菌が必要です。
日々の養生も大切
日頃からストレスをためない生活、無理をしない生活に心がけ、充分な睡眠をとりましょう。
養生茶でリセットするのもお役に立ちますし、集中力アップにはローズマリーの香もお役に立ちます。
足つぼ(リフレクソロジー)も、疲れがとれ、リフレッシュできる養生法です。
慢性疲労症候群の漢方薬・養生法(薬膳)のご相談は上郡町の漢方薬専門「漢方芍薬堂」へお気軽にどうぞ。
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