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7.ガスバーナー
2005年2月作成
![]() このガスバーナーは、10年以上前に購入しましたが、軽く、故障はしないし、火力も強力なので、今も満足して使用しています。 ガスバーナー本体
強いて難点をと言われると2つほどあります。1つ目は、燃焼音が大きいことです。昔、ホエーブスというガソリンバーナーが大きな燃焼音を出しましたが、それに匹敵する音を出します。2つ目は、クッカーの項で述べましたが、、五徳が3本のため、クッカーの直径が小さいとクッカーを五徳に載せた際、クッカーの不安定さが目立ちます。このガスバーナーを購入したのは2年前ですが、私が購入してまもなく、五徳が4本のタイプにモデルチェンジしたようで、最近店頭では見かけなくなりました。このバーナーにはプラスチック製の収納ケースが付属していたのですが、かさばるので左下の写真のように袋に変えて、ライターと一緒に入れています。 2022年10月追補
山歩きを始めた際、最初に購入した用具の一つです。使用頻度が高い用具ですが、故障しないので安心して使っています。最近は火口の周りにカウリングを付けたり、妙な五徳を付けた製品を見かけますが興味はありません。山で使う用具は、シンプルで軽く操作が簡単なのが一番だと思っています。風に弱い弱点はありますが、ウィンドガードでカバーすれば十分だと思っています。ライター バーナーの自動点火装置が故障した時に備え、バーナーと一緒に左の写真の収納袋に入れて、持ち歩いています。見れば分るように100円ライターです。この100円ライターは2個目で、1個目は全く使用しないのに半年ほどで、ガスが空になっていました。ガスが抜けるのは、個体差か必然的なことなのか分りません。使わないからといって、放っておくと、いざというとき痛い目に会う用品ですから、2個目はこまめにガスの状態をチェックするようにしています。 ガスカートリッジ
PG-110はプロパンが混合されていて、寒冷地でも使用はできます。ただし、温度が下がるにつれ、元気がなくなってきます。先日丹沢山の頂上で使用した時は(体感からは0℃前後?)、いつもほど景気の良い燃焼音を出して燃えませんでした。
私が使用しているガスバーナーのメーカーのプリムスでは、季節商品的な扱いで寒冷地専用(冬季・高所専用ガス/使用温度は20℃以下を厳守のこと、との注意書きがある。)のIP-250Uを販売しているので、先日石割山で初めて使用してみました。外気温はあまり低くはなかったのですが、元気よく燃焼して、あっという間に0.5リットルほどの袋麺用の水が沸騰しました。 2022年11月追補
IP-250Uはイワタニプリムスのホームページのガスカートリッジのラインアップには掲載されていないが今でも販売している。このガスカートリッジは前述のごとく季節商品、かつ寒冷地専用(冬季・高所専用ガス/使用温度は20℃以下を厳守)なので、9月以降山の用具専門店でしか販売されていない。一般のキャンピング用品を販売している店では販売していない。・・・・・イワタニプリムスに確認カートリッジ・ホルダー
ホエーブス ![]() |
8.ウィンドガード 2005年2月作成
ガスバーナーを購入した時、ガスバーナーは低温と風に弱いという昔の先入観が強く残っていたので、一緒に購入しました。購入する際、店頭には金属製のものもあったのですが、重さが3倍近くあり、価格も倍近くしたので、迷わずこちらを購入しました。実際に使用してみると、風に対しては製品の名前どおり極めて有効で、これまで風でバーナーの火が
セットは、本体の下側に付いている3本の釘を地面等に刺して固定する方式ですから、休憩用のベンチ等、釘を刺す場所が限られるような場合、セットするのに工夫がいる場合があります。使っているうちに何とでもなるようになりましたが、最初のうちはこれが不満でした。 収納形状が細長い直方体ですので、パッキングしたザックの形状を整えたり、ザックの中の間仕切りにも、便利に使え、私にとっては必需品になっています。しかし、山では未だ他の人が使用しているのを見たことがありません。一般的には、未だ認知されていない用具なのでしょうか。 |
9.クッカー 2005年2月作成
写真 a はアルミ製のクッカーで、価格に惹かれ、通販で購入しました。しかし、大きさが中途半端な上、チタン等のクッカーと比べると、重さも不満だったので、結局山では一度も使わず終いでした。 ![]() このクッカーの大きさは、一面では旨くできていて、PG-110のガスカートリッジや右の写真のカップラーメンがピッタリ収まります。しかし、ガスバーナーに掛けて、湯を沸かしたり調理をするとなるとこの大きさが、マイナス
写真 d は、現在使用頻度が最も多いクッカーです。写真 b 及び c のクッカーより、一回り大きいのですが、重さは写真 c と殆ど変りません。バーナーの五徳の上の安定感が良く、軍手を使えば湯を
写真 d のクッカーは、写真 c までのクッカーの不満が解消されていますので、今のところ湯を沸かしたり、調理をする上では、不満を感じません。ただし、このクッカーも一つ、改善すべき事項があります。蓋についている取っ手の収納方法が不満です。収納時の操作が一般的な感覚と逆で、しかも両手を使わないと取っ手が収納できません。正直な所、なぜわざわざこんな収納方法を採用したのかメーカーに聞いてみたくなるほど、センスの無いメカを用いています。 ”クッカーは細すぎると使い勝手が悪くなる”というのが私の得た教訓です。 |
写真 a | 写真 b | 写真 c | 写真 d | |
容量 | ? | 830cc | 830cc | 900cc |
材質 | アルミ | アルミ | チタン | チタン |
重量 | 280g | 245g | 155g | 160g |
備考 | カップ付き | カップ付き | ||
メーカー | エバニュー | snow peak | snow peak | snow peak |
今は右の写真のように大きさの異なる容器を幾つか揃え、パンの大きさに合わせて使用しています。いずれもクッカーより軽いのが取柄です。因みに写真一番左は娘からもらったキャラメルの空き缶、真中と右はポテトチップスの空容器です。 |
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テント泊、或いは北海道の小屋泊など、3食の自炊が必要な山行をする機会が増えてから、それ
1.軽い 2.左上写真dのクッカーとシステム化が図られていて、この底にぴったり 収まるので、ザックへの収納が楽である 3.50cc単位の計量目盛が付いていて300ccまで湯や水の計量ができる 4.取っ手が付いていて直接火にかけておかゆなどの簡単な調理ができる、 |
10.ヤカン・コップ 2005年2月作成
クッカーほど山では見かけませんが、用途さえはっきりしていれば有用な用具だと思っています。
山の用具をそろえ始めた時、いずれ山で自炊をすることもあるだろう、そんなときは食器が必要になるだろう、と漠然と考えただけで3点セットの食器を購入しましたが、結局未だ一度も使っていません。 体裁さえ気にしなければ、わざわざこの食器を持参しなくても、クッカーやカップラーメンのカップなどを食器の代用にできますので、専用の食器を持参する必要性は全く感じません。この食器、最近はあることさえ忘れていました。 |
11.スプーンセット 2005年2月作成
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12.水筒
2005年2月作成
私が山で使用している水筒類は、使iい方で区分すると、3つに大別されます。一つは行動中に飲む水を入れておく水筒、次は、炊事や予備の水を入れておく水筒、それと魔法瓶です。通常の日帰りの山行では、1リットルの水筒と0.5リットルの水筒を持参しています。これに、夏ならば氷水用の水筒、冬ならば魔法瓶を追加することがあります。2022年11月追補
水筒は、この項に記載した用具を一通り使いましたが、山歩きには以下が自分のスタンダードになりました。日帰りの場合は通常以下を携行しています。 ◎炊事用の水を入れた0.9リットル〜1リットルのペットボトル1本 ◎500mlのスポーツドリンク入りのペットボトル1本 ◎500mlのプラティパス1本かまたは上記500mlのスポーツドリンク入りのペットボトルを1本追加 500mlのプラティパスの代わりに夏は氷水入り、冬はホットレオモンなどの暖かい飲み物入りの魔法瓶を持って行くことがあります。 小屋泊りの場合は、日帰りに携行する水筒に加えて山小屋の飲み水の状況によって持参するプラティパスの数を調整しています。ドリンキングチューブは小屋泊りの場合は使いますが、日帰りの山歩きの場合は使わないことが多くなりました。その理由は、 ◎水の使用量がわからない ◎500ミリリットルのペットボトルなら、日帰りの山行に使用しているザックのサイドポケットを使えば ザックを下ろさなくても水が飲める ◎山では水の詰め替えが煩わしい ◎使用後の乾燥に時間がかかる などです。水筒の項の最後に記載したモンベルのハイドレーションシステムは自宅で機能などをチェックしただけで、山では一度も使わずにお蔵入りになりました。 炊事や予備の水を入れる水筒(リザーブタンク) |
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左から、シグ、ペットボトル、プラティパス、保温ケース ○容量:ペットボトルは0.9リットル、他は1リットル ○重量は以下の通り
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この中で使用頻度が一番多いのはペットボトルです。軽く、プラスチック特有の嫌な匂いがありませんし、きちんと栓をすれば水漏れの心配もありません。通常の日帰りの山行では、殆どこれを使用しています。右側のプラティパスは、かさばらないので予備として使用しています。暑い時期には水を入れて冷蔵庫で凍らし、山に持参することもあります。右の保温ケースに入れておけば、適当に氷が融けて、ほぼ一日中、冷たい水を飲むことができます。暑い時は、冷たい水が何よりのご馳走です。シグは最近使わなくなりました。山登りの用具を買い揃え始めたとき、店頭でその軽さに感動して、迷うことなく購入したのですが、その後前述のペットボトル知ってから、出番が少なくなりました。 行動中の飲み水用の水筒
2008年1月追補
以下はプラティバスの使用感の追補です。歩きながらでも水を飲める、というのがプラティバス最大の長所です。一方気をつけなければならない事項も幾つかあります。プラティバスは通常ザックに入れているので、水の消費量が分かりません。うっかりすると、残量の少なさにあわてることがあります。また、ザックの置き方によっては、サイホン効果でドリンキングチューブから、水が流出してしまうことがあります。私は会津駒ヶ岳でこれが原因の失敗をしています。また、ドリンキングチューブを本体に取り付けるキャップを確実にしておかないと、ここから水が流出してしまうことがあります。これも、本体をザックに入れてしまうため気がつきにくい失敗です。 ![]() こうするとザックの中へ水を漏らしてザックの中を濡らす心配がなくなると共に、ザックをおろした時、水の消費量を確認することができます。スタッフバッグへ入れてサイドポケットへ入れるようにしたのは、こうしてスタッフバッグのドローコードをザックのベルト等に固定しないとプラティバスの水が減った際、プラティバスが曲がってザックのサイドポケットから落ちてしまうためです。 ![]() このシャットオフバルブは、ドリンキングチューブからの不時漏水防止のために購入したのですが、これとは別の効果がありました。水の吸い口がこれまでと90°変わったことにより、水が随分飲みやすくなりました。 最近購入したザックは何れもモンベル製で、モンベルが言うハイドレーションシステム(ザック内に水筒を収納し、これにドリンキングチューブをつけて、ザック内の水筒の水を飲むシステム)、対応とのことなの
水筒をザックに収納すると水の残量が分からなくなると前述しましたが、この対策に打ってつけのフローメーター(左の写真)をモンベルが販売しているのことを知り、リザーバーと一緒に購入しました。このフローメーターは、ドリンキングチューブを適当なところで切断して、その切り口に差し込んで使用するタイプなのですが、前述のようにこのリザーバーを山では使わなくなったため、ドリンキングチューブの切り口を決めるのが面倒くさくなり、まだ使用していません。いずれ使用してみる積りです。 魔法瓶 2006年6月追補
魔法瓶は頭の蓋の部分から逃げる熱が多いので、蓋の部分は写真のように、自作の保温ケース(真中茶色)を1つ追加し、2重にかぶせています。これで、朝5時頃詰めた紅茶が午後3時頃まで飲み頃の温度を保っています。なお、湯の温度をできるだけ高温で保つためには、一度熱湯を魔法瓶に注いで、魔法瓶を暖めてからこれを捨て、再度熱湯を入れるのが効果的です。保温ケースはその後アウトドアショップで、ペットボトル用のものを見つけ(左写真)、現在はこちらを使用しています。 |