ツアー・ブックや来日コンサートでのMCによると、ファン待望の新譜は2002年初めに、Atlantic Records から発売の予定です!!
www.artgarfunkel.com によると、現在アルバムはリミックス中とのこと。Atlantic Records も、かなり力を入れているようで、プロモーションやメディアへの出演も多くなるようです!楽しみですね。ここでニュー・アルバムについて、まとめて見ましょう。
***今回のニューアルバムの3大特徴***
すでに公開されている2曲、"A Perfect Moment"と"Bounce"を聞くと、今回のアルバムはかなり期待できそうですね!
- Artie が詩を書いた曲が6曲入っています。
詩集 Still Water が、曲にアレンジされました。
MCで、"I'm finally a singer-songwriter."とうれしそうに言うArtie がとても印象的でした。
- トリオ・アルバムです。
レコーディング・パートナーとして、Maia Sharp、Buddy Mondlock の2人とトリオを組みました。名前はまだ決まっていないそうですが、今度のアルバムは、Art Garfunkel の名前で出ない可能性があります。また、プロデューサーに若手の Billy Mann を起用しました。
- シンセサイザーを多用した、ポップで軽やかなアルバムになりそうです。
レコーディングは、テネシー州ナッシュビルを中心に行われたよう。他に、フロリダ州オーランドでもレコーディングを行ったようです。*******
また、現在まで分かっている詳細は以下のとおりです。
*タイトル未定
*発売時期は2002年初頭。
鳥取のMCでArtは「3月くらいかな・・・」と言っていましたが(経験的にあまり当てに出来ないと思います^^;)。レコーディングは9月に完了したようです。2002年には、新譜のプロモーションとして、アメリカ・ツアーが予定されています。*レーベルは Atlantic Records。Warner Brothers 傘下ですので、日本盤は Warner Brothers Japan から出るかもしれませんね。2001年6月に契約を結んだそうです。
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新しいパートナーである Maia Sharp とBuddy Mondlock、そしてプロデューサーの Billy Mann について、少し調べてみました。
★Maia Sharp (マイア・シャープ)
若いシンガー・ソングライターで、1997年のレコード・デビュー以来、2枚のアルバムをリリースしています。また、カルフォルニア州立大学ノースリッジ校を音楽専攻で卒業、当時の同級生と Four On The Floor というサックス・カルテットのバンドを組み、アルトとソプラノサックスを担当しています。シンガーソングライターとしては、 Vonda Shepard、Janis Ianと共演したり、Carole King、Paul Carrack、Jules Shear(Scissors Cut の"So Easy To Begin"の作者)、 Timothy B. Schmitt、Lisa Loeb らと共作もしています。 また、David Batteau (Fate For Breakfast の"And I Know"、"Finally Found A Reason"の作者の一人)とも共作しています。お父さんの Randy Sharp もカントリー・ミュージシャンで、彼女のソロ・アルバムにも協力しています。ロサンジェルス在住。★Buddy Mondlock (バディ・マンドロック)Maia のサイトには、時々Artie、Buddy とのレコーディングの様子がアップされていて期待をあおってくれます。サイトによりますと、Billy Mann の提案で、"Everything Waits To Be Noticed" と "Another Only One"という曲に、Carl Marsh が美しいストリング・セクションを入れた、とあります。どんな曲が、楽しみですね!!!
www.buddymondlock.com によると、Garth Brooks、Joan Baez、Nanci Griffith、Janis Ian、David Wilcox、Peter, Paul & Mary らに曲を提供したフォーク・シンガーソングライターだそうです。80年代前半にシカゴのクラブで活動を始め、86年のフォーク・フェスティバルで認められ、アルバム On The Line (Sparking Gap、1987年)をリリース。94年には、セカンド Buddy Mondlock (Son)、99年に Poetic Justice をリリースしています。シカゴ生まれ、現在はナッシュビル在住。Nanci Griffith の 1993年のグラミー受賞アルバム、Other Voices, Other Rooms の "Coming Down In The Rain"、Peter, Paul and Mary の 1995年のアルバム Lifelines (Warner) の"The Kid" は彼の曲だそうです。Janis Ian の1995年のアルバム Revenge に、ボーカル参加もしています。★Billy Mann(ビリー・マン)シンガー・ソングライター/プロデューサーとして、注目されているフィラデルフィア生まれの29歳のミュージシャンです。10代前半から、R&B のバンドを組み、ゴスペル隊(ユダヤ系だそうです)に参加、家に帰るとお母さんが Jim Croce、Carol King、Simon and Garfunkel をかけている、そんな環境で育ったとか。彼のサイトに、アートの言葉が引用されていました。Upon leaving the studio in Nashville, Tennessee last week, Art Garfunkel walked out smiling. "I haven't felt this way musically since...well, I don't know how long ", he remarked to his manager. Clearly something had clicked for Artie. He had, in fact, just finished a weeklong writing and singing studio session with Billy Mann. (Billy Mann Online: Biography)色々なミュージシャンにヒット曲を提供、また共作も多い Billy Mann ですが、彼のサイトを見ていて「おっ」と思ったのは、一度 Stephen Bishop と共作していることです。1998年の Jim Brickman のアルバム Visions of Love (Windham Hill)に使われている"We Live for Love"という曲で、Stephen が Jim Brickman とデュエットしているようです。(訳:先週、テネシー州ナッシュビルのスタジオから帰る際に、アート・ガーファンクルはにっこりと微笑みながら出てきて、マネージャーに言った。「音楽でこんな気持ちになれたのは、本当にひさしぶりだよ・・・この前がいつだったか、忘れちゃったくらい。」何かがアーティの中で音を立ててはじけたのだろう。彼は、ビリー・マンと、1週間の作曲と歌のスタジオ・セッションを終えたところだった。)
******** ☆"A Perfect Moment"と"Bounce"
この2曲は、アメリカのWBネットワークの人気ドラマ Felicity (邦題は『フェリシティの青春』、WOWOW で放送)の挿入歌として使われました。("Bounce"が2001年5月9日の"Senioritis" (第3シーズン・第15回)に、"A Perfect Moment"が5月16日の "It's Raining Men" (同第16回)に、使われました。Art、Buddy Mundlock、Maia Sharp の3人が歌っています。日本でも、アメリカの放送より約半年遅れでテレビ放映されているようです。ドラマ Felicity でかかる曲を集めている非公式ファンサイト、FelicityTunes.com で、 "Bounce"と"A Perfect Moment" のMP3が公開されています。歌詞の聞き落としも、多少不完全ですがあります。MP3は、Billy Mann と Buddy Mondlock の所属する、Eccolux Music Group の提供のようです。
*"A Perfect Moment"(by Art Garfunkel, Buddy Mondlock & Pierce Petti)
Still Water Poem 41 が使われています。Artie ファンにはたまらない曲だと思います^^。Japan Tour 2001でライブ・デビューを果たしました。切なくて、いとしくて、美しい曲です。*"Bounce"(by Billy Mann & Graham Lyle)Pierce Pettis (ピアス・ペティス)は、Everything Matters (Campass、1998)など、5枚のアルバムを出しているミュージシャンです。テネシー州ナッシュビル生まれで、「美しいハーモニー、即興的かつさりげないパーカッション、力強いギター、そして豊かなボーカル」が特徴的とか。Polygram International のスタッフ・ライターでもあるそうです。ナッシュビルとジョージア州アトランタを中心に活動中(www.pastemusic.com の Bio より抄訳)。89年発売のアルバム Tinseltown (Windham Hill/High Street)をお持ちのひろみつさんによると、Artie と仕事をするのがちょっと意外な感じの、ロックっぽくワイルドなサウンドだそうです。かつて、「Paul Simon に影響を受けた」と語っていたとか。ギターはものすごく、上手いそうです。
おなじみ"Break Away"と"A Heart in New York"を手がけた Gallagher & Lyle(ギャラガー&ライル:イギリスのデュオ・グループ、1964-79にデュオとして活動) のGraham Lyle が参加しています。Gallagher & Lyle の公式サイトはこちらです。タイトルの通り、ポップで跳ねるような、かわいい曲です。
S&Gのオリジナル・アルバムが、オリジナル・マスターテープを使い、デジタル・リマスターされ、ボーナス・トラック付きで2001年8月に発売!ソニー・レコードなどのテープ保管庫から最上のものを選び、アウトテーク、未発表曲などがそれぞれのアルバムに付け加えられることになりました。曲の選定にはArtも関わったようです。新しく、Bud Scoppa によるライナー・ノートと珍しい写真入りのブックレットが付きます。
US盤
Sony Lagecy から8月21日に発売。デラックス・コレクターズ・エディションとして、5枚分セットのボックス・セット Simon & Garfunkel: The Columbia Studio Recordings 1964-1970 (LEGACY 63815) が発売。このボックス・セットは、各アルバムのジャケットがLPの紙ジャケットのレプリカになっています。また、5枚ばらばらでも発売されていますが、こちらはプラスティック・ケースとなります。外資系のCDストアやオンライン・ショップで手に入ります。日本盤
Sony Music Japan から9月19日発売。ボックス・セットの発売はなく、5枚ばらばらの発売のみのようです。各定価1,785円。ブックレットが付くため、紙ジャケットではなく、プラスティック・ケースになるそうです。ただ、LP のジャケットを誤植まで忠実に再現したとか(^^;)。Bud Scoppa のライナーの日本語訳に加えて、日本人スタッフの新ライナーもついています。詳しくは、Sony のページで。ボーナス・トラックは以下のとおりです。
Wednesday Morning, 3 A.M. (US:LEGACY 65999/ 日本:SRCS9854)
"Bleecker Street" のデモ(Old Friends Box セットにも収録)、"He Was My Brother" (Art のハーモニカ入り!)と "The Sun Is Burning"の未発表別テーク。
The Sounds of Silence (US:LEGACY 65998/ 日本:SRCS9855)
"Blues Run The Game"(Old Friends Box セット にも収録)と、Bridge Over Troubled Water 発表後の1970年7月録音の未発表のトラッド・フォーク・ソング "Barbriallen"(Angel Clare 収録 "Barbara Allen"の別バージョン)、"The Roving Gambler"と "Rose of Aberdeen"。
Parsley, Sage, Rosemary and Thyme (US:LEGACY 66001/ 日本:SRCS9856)
"Patterns"と "A Poem on the Underground Wall"の未発表デモ(モノラル)。
Bookends (US:LEGACY 66003/ 日本:SRCS9857)
シングルでのみ発売された"You Don't Know Where Your Interest Lies"と、 "Old Friends"の未発表デモ・バージョン。Bridge Over Troubled Water (US:LEGACY 66004 <カセットも発売>/ 日本:SRCS9858)
未発表の "Bridge Over Troubled Water"のデモ・バージョン(テーク#6、Art がカジュアルに歌うファン垂涎のデモ。3番の歌詞が違います!)と、Old Friends Box セットにも収録された "Feuilles-O"。
廃盤の憂き目にあっていた、名盤 Watermark の日本盤が、来日記念盤として9月19日、S&Gリマスターと合わせて再発されることになりました!!残念ながら、リマスターやボーナス・トラックはないようですが、お持ちでない方は、この機会にぜひ入手なさってください。ライナーは92年の再発盤と同じ、鈴木道子さんによるものです。レコード番号 SRCS 9859 で、税込み 1,785円です。詳しくは、Sony のページで。
雑誌「FMファン (2001年 vol.12 5/28-6/10号)」からの情報です。1998年にガンのため亡くなった Linda McCartney (Paul McCartney の奥さま)のトリビュート・アルバムが現在製作中だそうですが、Artie も参加しているそうです。このトリビュート・アルバムは、2枚組で全て The Beatles の曲で構成され、現在12曲のレコーディングが完了。おそらく Art のレコーディングは完了しているようです。他の参加ミュージシャンに、Madonna、Britney Spears、Lenny Kravitz、Queen、Eagles、Wings のメンバー、Julian Lennon、Ringo Starr の息子の Zack Starkey、Paul McCartney の地元、イースト・エセックスの小学校の合唱隊など。参加ミュージシャンからは予想以上の好感触を得ているとか。このアルバムの収益は、女性の癌患者を支援する団体、"Women and Cancer" に寄付されます。
Artie の歌う Beatles、楽しみですね!(情報を提供してくださったひろみつさまに感謝いたします。)
www.artgarfunkel.com によると、2001年11月18日、Art はイギリスのロンドン、Old Vic Theatre で行われた、9月11日のテロ事件に対応するための基金集めのチャリティ・ショーに参加しました。事件以来、アメリカ国外で開かれたものとしては、最初の国際的かつ多宗教的なイベントとなりました。Cat Stevens (!) から London Gospel Choir まで多彩なミュージシャンが参加しました。Art は6人いたホストのうちの一人だったようです。この Unite For The Future のプログラムは、世界貿易センター被害基金(World Trade Center Disaster Fund)、ブリティッシュ・カウンシル主導の Open Minds 基金、そして戦争と旱魃に苦しむアフガニスタンの被害者への基金・Me'decins sans Fronte'res (e' は本当はe の上に点がつく表記)の3つに25万ポンドの基金を集めることを目標にしていました。ショーのチケットは完売でした。
www.artgarfunkel.com によると、2001年から2002年に掛けては、アメリカの国内ツアーに加え、日本ツアーと初の南アフリカでの公演が予定されています。詳細はwww.artgarfunkel.com をご覧下さい。2001年(現在43公演)
2/3 コネティカット州マシャンタスケット(? Mashantusket) 3/3 ニュージャージー州ウェスト・ロング・ブランチ 3/10 ニューヨーク州ヴェローナ 5/27 ワシントンD.C. 6/1 アラバマ州バーミンガム 6/8 イリノイ州ハイランド・パーク 6/14 ミシシッピ州ロビンスヴィル 6/16 ノース・キャロライナ州ブレヴァード 7/12 テキサス州ヒューストン 7/28 オハイオ州コロンバス 8/1 コロラド州デンバー 8/31-9/1 カルフォルニア州サンディエゴ 9/26-10/21 日本ツアー 10/26-28 ネバダ州ラスベガス 11/1 ペンシルバニア州フィラデルフィア 11/10 ニューヨーク州キングストン 11/11 ニュージャージー州エングルウッド 11/13-14 フロリダ州ボカ・レイトン 11/17 ニューヨーク州ブルックリン 11/27-28 南アフリカ・ヨハネスバーグ 11/29 南アフリカ・ケープタウン 2002年(現在31公演)--オーケストラとのジョイント・コンサートが多くなります
1/4-5 ニューヨーク州ロチェスター 1/11-13 テキサス州ダラス 1/18-20 ミズーリ州セント・ルイス 1/25-26 ミネソタ州ミネアポリス 2/8-10 テキサス州サン・アントニオ 3/1-3 ウィスコンシン州ミルウォーキー 3/10 ミズーリ州カンザス・シティ 3/15-17 インディアナ州インディアナポリス 3/19 インディアナ州ブルーミントン 4/17 ペンシルヴァニア州インディアナ 4/18 オハイオ州サンダスキー 4/19 ニュージャージー州トレントン 4/20 ニュージャージー州ニューアーク 5/10-11 フロリダ州ジャクソンヴィル 5/30-6/2 テキサス州フォート・ワース
www.artgarfunkel.com によると、Art の妻、Kim Garfunkel が8月3日に、ニューヨーク州ロング・アイランドのイースト・ハンプトン、ギルド・ホールでライブを行います。Delsener Slater/SFX 主催の「海辺のコンサート」(Concert By The Sea) の一環で、Kim はブロードウェイの曲を歌いました。スペシャル・ゲストとして、Art Garfunkel も出演したようです。また、Kim は8月27日と28日にも、ジョージア州サバナの Hannah's で、ブロードウェイの曲を歌ったそうです。
www.artgarfunkel.com によると、2001年11月2日、Art は CNN の Larry King Live と言う番組に出演し、"Bridge Over Troubled Water"を歌いました。この曲の成立に関する短いインタビューの後、とても穏やかで優しいアレンジの "Bridge"が、テロ事件の被害者などの映像にかぶせて流されました。最後の歌詞を、"I will hope to ease your mind"と優しく歌っていたのが印象的でした。
www.artgarfunkel.com によりますと、2001年5月27日の日曜日、アート・ガーファンクルは、アメリカ国会議事堂の西芝生での National Memorial Day Concert でナショナル・シンフォニー・オーケストラをバックに"Bridge Over Troubled Water"を歌いました。このコンサートは、90分番組で、30万人のコンサートの観客を前に PBS で生中継され、テレビ視聴者は1000万人にのぼります。他の参加ミュージシャンは、The Homeless Vet、Ossie Davis、Walter Cronkite、Charles Durning、John Schneider、Tom Wopat、Tom Bosley、Travis Tritt、Erick Kunzel でした。
www.artgarfunkel.com で、クリスマス・シーズンに向けて、Animals' Christmas の販売が開始されています。大変リーズナブルなお値段(13ドル、2枚以上買うと1枚11ドルになります。また、日本までの送料は3.50ドルです)ですし、大切な方へのクリスマス・プレゼントにどうぞ(^^)。また、日本ツアーから販売が開始されたツアー・パンフレット及びAGグッズが、www.artgarfunkel.com のオンラインショップで発売中です。Tour Book、ファンのみならず音楽業界からも評判がいいそうです^^。
Across America を終えた Art の次なる目標はヨーロッパ制覇。アイルランドから始まり、ウェールズを踏破。2000年春にイギリスを終え、イギリス海峡を越えました。現在は、コンサートとレコーディングの合間をぬってフランスを南南西に向けて歩いているそうです。www.artgarfunkel.com に、新しく、フランス・パリからの詩が掲載されています。