▲上：お洒落なお店が並ぶイエールタウン
▼下：緑が多い街並み

▲上：お店の外にテーブルが並ぶ
どのお店もアウトサイド席は大人気
▼下：巻き寿司風もお洒落になって洋食メニューに普通に並ぶ

▼下：冬季オリンピック開会式会場BCプレイス
工事中なので膨らんだ屋根がなく雰囲気が違う

▲上：部屋の引っ越しに備えて、
夕食はデリで調達したお惣菜
▼下：ホテルルームの寝室

　入国審査の列もほとんど並ぶこともなく審査官の前に進む。入国の書類は税関の申告書のみ。二人一緒にパスポートを提示すると、質問は「Why？」

　JALに搭乗したので機内の英語に緊張することもなく、ここしばらくどこの入国に際してもほとんど質問されることがなかった。きちんとwhat is your pourpose～?等々で聞かれたら、ぴんと来たかもしれないが、寝起きの頭にWhy?では、特典航空券が取れたとか、また来たいと思っていた場所だとか？そういう方向に答えるのかと悩んでしまった。一瞬の間をおいて、ああ・・入国審査だったと。
ようやくSightseeing!と答えることができた。

おいしいバンクーバー2010　その2

　レンタカーの場所を探して荷物を運びながら移動する。駐車場内の一角がレンタカーブースで各社並んでいるようだ。受け付けは当然、英語。ハワイとは違って英語に慣れない日本人に配慮した話し方ではなく、容赦なく普通に説明が続く。
　レンタカーはそれなりの保険がついているプランだったが、２つほど対象外のものがあってそれに加入するかと聞かれた。相手の言っていることに対して、夫より私のほうが少しだけ反応が早いようだ。
　手続きを終えて指定された場所で待つが、なかなか車はやってこない。聞き間違えたのかと思った頃にようやく車が到着。

　レンタカーカウンターではきちんとした地図を配布していなかったので、まともな地図がないまま車を走り出す。海外のまともな都会で運転するのは初めて。複数車線あるハイウェイは進行方向によって車線が決められているので、分岐点の表示を見たときにどちらに動くか判断しなければならないが、土地勘がまったくないので表示されている地名を見ても戸惑ってしまう。ダウンタウンまでは簡単な道のはずだが、しばらく進んでから間違えていることに気づいた。最初の分岐点で戸惑ったときに間違えたようだ。それでも方向感覚は割と良いほう。それからはカンで何度か左折して、予定経路に戻った。
　ガイドブックの地図の縮尺と走っている実感が伴わず、日本の中では広い北海道に慣れていても、思ったよりも進んでようやく次の道路というイメージ。想定外のドライブでバンクーバーの美しい住宅地を見て回ることができた。

　中心部に近いローズディール（Rosedale on Robson） が今回の宿泊先。RCIのリゾート交換で間際まで待ってようやく決まった場所だ。到着したのはチェックインの時間前ではあったが部屋に入れてもらうことができた。ただし、交換リゾートは翌日からでオプションで1泊予約した部屋だ。１BRで部屋の広さは十分にあるが、奥に深いレイアウトで手前にあるリビングには窓がない。ダイニングのテーブルもなくてソファとテーブルでは食事するには落ち着かない感じだ。翌日からの部屋が気になる。荷物を置いても広げるわけにもいかず、とりあえず近くのイエールタウン(YALETOWN)にランチに行くことにした。

　ホテルから歩いて5分もかからない場所で狭い道路の両側にはお店が立ち並ぶ。特に片側は外にテーブルが並んでいる。ランチにはやや遅いものの、どの店もたくさんの人たちがゆっくりと楽しんでいる。その中でも人が多いお店に入る。よく見ると賑わっているのはアウトドア席で、店内は人もまばら。

　夫は今日はもう車の運転をやめたようで、ビールを頼む。ビールといってもたくさんあるメニューから事細かに聞かれる。食べ物はサンドイッチと海老の「ロール」。巻き寿司風のおしゃれなお皿が出てきた。都会の金曜日ののどかな午後のひと時を満喫する。それにしてもハワイ島もかなり物価が高いとは思っていたが、バンクーバーも負けてはいない。

　ゆっくり食事をした後は、下調べしていたスーパーに向かってみる。夕食は料理するのをあきらめているので、簡単なお惣菜の購入予定だ。（それでも外食するとは言わないのがTAMA家の旅行）お洒落な野菜スティックとパスタを買って、翌朝のパンも購入する。都会のスーパーURBAN FARE は限りなくお洒落。

　一度ホテルに戻って、近くにあるはずのコストコに向かう。ほどなくコストコ駐車場入り口を見つけるが、周りを見渡しても建物が見当たらない。まさかこちらではないだろうという方向に進んでみると道路横にコストコ入り口のエレベーター発見！よく見るとそのあたりはちょうど坂になっていて、道路の下にコストコがあった！
　北海道より、ハワイ島よりはるかに広い建物で、商品も豊富。ひょっとするとそのうち北海道にも登場するかもしれないお惣菜や菓子類が並んでいる。ワインと職場用の土産を購入しようと思って出かけたのだが、残念ながらどちらもなかった。
　ワインどころかビールひとつも置いていない！そういえばカナダではアルコール販売はライセンス制。普通のスーパーでアルコール類を置いていないことをすっかり忘れていた。

　ホテルに戻ってフロントで聞いてみたのはリカーストア。 RとLの発音に自信がなかったので「ワインを買いたい」という風に聞いてみると、1ブロック先のお店を教えてもらった。
ようやく手に入れたワインは地元BC州のオカナガンバレー産♪
　北海道より北に位置するバンクーバーの日没は遅く、夕食時でもまだ明るい。無線LANでパソコンもつながって、ようやく一息ついた。