エディターの日々 さとあみ 福島県生まれ。6歳まで暮らしていた福島で、東北弁、木登りをマスター。東北弁ペラペラ、聞き取りも得意(笑)。シンプルで心地よい暮らしをつくるべく、レッスン中。 2007年 4月 3月 2月 1月 2006年 11〜12月 10月 9月 8月 7月 過去 |
春の空中庭園 ハチ公前の桜の木は若葉になっていた。 Gちゃん、いきなりオッパイぼろんと出して、 子に乳をあげだした。 照れる。びっくりして目をそらしたよ。 授乳なんだから、恥ずかしがることはない。 母親の務めだ。 でも、照れる。 美人なのに、ただで見せたらもったいない。 男子、見るなよ。 カネとるぞ。 家族同伴、友人同伴、ざっと30人は出たり、入ったり、帰ったり、来たり。 持ち寄った料理の数々でテーブルがいっぱい。妊婦さんたち、赤ちゃんたち、ちびっこもいて賑やか。 庭園に生えているやまいもの新芽を摘んでのてんぷら。 ハーブを摘んでお茶。 昨夜の雨はうそのように、ポカポカで気持ちのいい陽気。 空中庭園にも春が来て、花々は色とりどり。 http://allabout.co.jp/family/simplelife/closeup/CU20061214A/ (2006年12月14日オールアバウトジャパンシンプルライフコラムより) 三年の間に、みなそれぞれ、変化が起きているよう。 結婚した人、子どもができた人、仕事を辞めた人、新しい仕事を始めた人、引っ越した人。 そうした変化の季節に居合わせたんだなあ、としみじみ思いながら、 久しぶりに会う友だちのニコニコ顔を見て、うれしい気分。 みんなのそんな気分が充満していた。 このコミュニティ、開かれているところがいいなあ。 閉じつつ開く。開きつつ、閉じる。というか。 閉じるというのは自分を確立するためのベクトルで、 開くというのはそれを応用するためのベクトル。 じぶんのことで言えば、 開く、開くの方を懸命にやって、うまく開かなくてドツボにはまっていたもの。 でも、閉じるをやってこそ、開ける、ということが最近わかってきて、 閉じるをないがしろにはしなくなった。 まだ、うまくできていないけど。 このコミュニティに触れたことで、そう変わってきた、と思う。 みな、閉じる(自分の暮らしの確立)を大事にしているから。 ママになったMちゃんのだんなさん、やたらラーメンに詳しかった。 住んでいる場所を言うと、即座に「ジローって名前のラーメン屋がある。 行列ができているはず」って。 それ、すごくない? ラーメンのメッカ荻窪ならスイスイ名前が出てくると思うけど、ここは東京の東のはずれ。 ラーメン専門店だって少ないのに。 たのしいね。4月14日 脱出計画 花粉症? 大変ねえ。 といわれるが、 違うの。半分は、あくびこらえてのもん。 あくびが連続してくると、そのうち睡魔が来る。厄介なやつ。 斜め前のS田さんは、背筋を伸ばして上手に寝る術を体得している模様。 きっと筋力が鍛えられてるんだな。 オラの背筋はこんなとき、前倒れになる。 眠たさにぼんやりしていると、壁に貼ってある標語が目に飛び込んできた。 「整理、整頓、清掃、清潔、職場をキレイに気持ちよく」 職場の人、誰も文字として読んでいないべ。壁の模様だべ。って思ったら、おかしくなってきて目がさめた。 ついこの前、自分のうちでは、「直線で三歩以上歩いたことがない」だの、「ふとんをまっすぐに敷いたことがない」だのいう人がいて、思わずココロで叫んでたもんね。オラ勝った。 4月13日 ノンフィクション AさんよりTやんへTELが来た。 なんでもデパートで強盗?スリ?犯人が逃げるところに出くわしたAさん。 勇敢にも、犯人をつかまえようとして羽交い絞め。 のはずが、いつの間にか自分が犯人扱いされ、周囲からボコボコに暴行を受けたそう。 それで、病院へ担ぎ込まれた、そうな。 ひえ〜。それは気の毒。 間違われる風貌。であっても、それはあんまりにもかわいそう。 Tやんが、「日本には、さわらぬ神にたたりなし、っていうことわざあるんだよ」 って説明している。 「初めから関わりをもたなければ、災いを受けるおそれはない。めんどうなことには知らぬ顔をしていた方が無難」と意味を伝えている。 イスラームの人に何をしゃべっているんだと気になって、あとで聞いてみると、 「どうして日本人は犯人とわかっているのに皆見て見ぬふりしているの?」と尋ねられたそうな。 日本人を代表して、そんな説明でいいの? 泣きっ面にハチだべ。 犯人は駆けつけた警官に取り押さえられ、 Aさんは、誤解が解けて病院へかつぎこまれた。 まだ、そのときの痛みがあるという。 が、幸い大事にはいたらずよかった。 コメディじゃないって。 4月12日 本屋へ 紀伊国屋書店新宿東口店をのぞく。 輝かしい本がこれでもか〜という具合に並んでいて、もう本ってこれで充分なんじゃないかと、落ち込んでしまう。 もう、つくらなくてもいいんじゃないか、って。 『友だちの作り方〜幸せな関係を築く大人のためのトレーニング』いるかな、と探したら、おーおりました、おりました。 しかも、自己啓発のところ。なみいる強敵に囲まれながら、ひとり、のほほん、と、愉しげに並んでいました。 いい子、いい子。 すぐ近くには、フリーランス仲間のKMさんのつくった『「人からどう思われているか」がわかる本』目白大学教授・心理学者/渋谷昌三著も並んでいます。 その後、環境のコーナーへ。あ、S社Oさんのつくった本がかわいく自己主張してた。がんばれ(お前ががんばれ?)。 そして、上の階の生活実用コーナーへ。あった。あった。Uちゃん本。よい子、よい子。わたし、Uちゃんの友だちです。と挨拶。 関連本を物色。 Nさんらが協力をした料理レシピ本『穂高養生園の週末ごはん』も温かみのある装丁、デザインで平台に。食だけでなく、生活のレシピという感じ。いつか、食をテーマにしたこんな優しい本、つくってみたいなあ。 精神世界コーナーでは、魔女みたいな人に遭遇。 だって、黒いコートに黒い杖。白髪頭のロングヘア。 ちょっと離れたところに移動してそっと顔を覗いたら、黒眼がねをかけていた。黒づくめ。でも、端正な感じがうかがえる。 魔女だから黒い服が似合うのか、黒い服だから魔女になったのか、どっちよ。 4月11日夕方雨、4月10日中学入学式 花祭り 手伝ってもらえそうな人の心当たりがないか、Rちゃんに電話中、 外から笙の音色が聞こえてきた。 今日は花祭り(釈迦の誕生日を祝う祭り)。 近所の子どもたちが正装して列をつくって歩いている。 夜、雨。 4月8日 花束 朝見たら、チューリップが1つだけ咲いていた。 そのチューリップとふさふさ房がついてるピンクのフリージアを5本切って、 雑誌のきれいなページでくるんで花束を作る。 Nさんのお見舞いのため。 縁とは面白いなぁ。 もともとNさんは、近所の薬局の店主で、 こちらは通りすがりの客でしかなかったのに。 8年くらい前にその店を閉じ、軽井沢でシソの畑を始めた。 抜群においしいシソジュースをつくる名人。 花の香りを入院先に届ける。 4月7日 「エコロジーショップの働き方〜GAIAという仕事場」 編集のOさんから送っていただいた本を読む。 ガイアといえば、御茶ノ水にある知る人ぞ知るオーガニックな生活雑貨や旬の野菜を売るエコロジーショップ。 3代目代表(36歳)以下、20〜30代のスタッフが、ガイアにたどりつくまでの歩みや、「好きなことにいっしょうけんめい」な姿が描かれている。 アットホームな職場。 生産者の顔が見える関係。 それらが働く人の意欲や誇りや自信につながっている。 この本の魅力は登場人物もさることながら、ひとりひとりの話しを引き出した聞書人(キキガキスト)新井由己さん自身のストーリーも織り込まれ、共鳴しているところ。 繊細な感性は、じぶんに正直であることや 何かの役に立っていると感じられたり、 自分の能力を発揮できる喜びとか 心地よさを感じられる職場を望んでいる。 生きることを模索しながら、 自分のやりたい方向へ近づき、 好きだと思える仕事を見つける。 なかには自分の好きなことが見つからないという人もいるだろう。それなら「どうしても嫌なことはしない」と心がけるだけでもいい。自分にとってがんばれることや耐えられることは何か、とことん悩んでみたらどうだろうか? インタビューしたガイアのスタッフたちは、苦しみながらも、自分の気持ちに正直に生きていた。(本文より) 「エコロジーショップの働き方〜GAIAという仕事場」新井由己+自然食通信社編集部 自然食通信社発行。「こんな仕事したかった」シリーズの第1弾。 4月5日 桜吹雪 夕方4時過ぎ。 みるみる暗雲が空を覆い、南の方へ流れていく。 ものすごい勢いで桜の花びらが下から真上へあがってゆく。 風が舞う。 雨。 ぱっと光。ゴロゴロ雷。 黒から黄色へ空が移り変わって、日が沈んだ。 起承転結のドラマみたい。 4月4日 しとしと 朝から雨。 鳩の集団が、桜公園の真ん中あたりに集まって、じっと雨に打たれている。何かの集会にも見える。 雨と桜と鳩の光景。 4月2日 春爛漫 花見日和。 こんな日は、休みをとって、臨海公園へ行楽に。 玄米おにぎり。菜の花のおひたし。葱入玉子焼き。蕎麦茶を用意して、 自転車に乗って出発。 現地に到着するころには、汗びっしょり。 大道芸人のSOBUKIさんのトークに大笑いしたあと、 桜の下でお弁当。 桜の下では、みんなの顔が笑ってるね。4月1日 |