一階に幼稚園、二階が教室、三階に体育館という他の郊外都市には見られない超集積型の学校
吹三小学校
吹田市の小学校は、狭い敷地に大きな校舎が建っています。この傾向は、千里ニュータウン以外の学校ではさらにひどくなり、平均敷地面積は14344で、文部省の校地面積基準案の18クラス規模で計算できる20400を大きく下回っています。 校地面積が狭いだけでなく、ニュータウン以外の小学校には、平均で6719の床面積を持つ大きな校舎が建っています。国基準案では、16〜21学級の標準規模の学校校舎面積を4111としていますから、50%以上大きな校舎があるため、いろんな困難を抱えています。
学校の立地条件も決して良いものとは言えません。コンクリートの高い擁壁を築いて傾斜地に創られていることが分かります。
ゆとりのない校舎配置は、いろんな問題があります。緑化事業が推進され、教室の採光など学習に支障の来す学校が多く、管理業務も頻繁に必要です。
幼稚園の上に小学校の校舎と体育館の変則校舎は、全国的にも珍しい教育施設といえます。狭い敷地に大きな施設の典型です。(吹三小学校)
児童数800人を越える学校で、学級園はこの一角だけです。校舎配置の関係で、この畑に陽が当たるのは午後だけです。 (千里新田小学校)