恒真命題/恒偽命題 : トピック一覧・恒真命題・恒真式・トートロジー / 恒偽命題・恒偽式・矛盾式 / 整合式・事実式 / 充足可能式/充足不能式・恒真命題・恒真式・トートロジーの頻出例 ・排中律/矛盾律 ・または恒真命題/かつ恒真命題 ・または恒偽命題/かつ恒偽命題 ※論理関連ページ:論理記号一覧/命題論理の論理式/命題論理の意味論[真理値/真理関数/真理値表] * 論理目次/総目次/更新履歴 |
【ビギナー向け定義】
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・n個の命題変数P1,P2,...,Pnを含む論理式A(P1,P2,...,Pn)が恒真式・トートロジーtautologyである とは、
n個の命題変数P1,P2,...,Pnに対して、真理値をどのような組み合わせで与えても、
( つまり、《論理式A(P1,P2,...,Pn)の付値》を、2n通りあるうちのどれに切り替えても、)
《論理式A(P1,P2,...,Pn)の真理値》が真にしかならない
( つまり、《論理式A(P1,P2,...,Pn)
の真理関数》が真を値とする定値写像 になる)
ということ。
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⊨ | A(P1,P2,...,Pn) |
【例】
→¬(恒真命題) / ¬(恒偽命題)
→A∨(恒真命題)、(恒真命題)∨A / A∧(恒真命題)、(恒真命題)∧A
→A∨(恒偽命題)、(恒偽命題)∨A / A∧(恒偽命題)、(恒偽命題)∧A
→排中律 A∨(¬A) / 矛盾律 ¬(A∧(¬A))
そのほか→頻出トートロジー一覧
【ビギナー向け定義】 ・恒偽命題 contradiction とは、 どんなときも偽である命題のこと。 ・たとえば、 「 A かつ ¬A 」は、 Aが真であるときも、 Aが偽であるときも、 偽になる。 このような意味で 「どんなときも」偽になる命題が、 恒偽命題。 ・恒偽命題 は、記号「O」「⊥」などで表される。 (清水p.15:注意,戸次,戸田山p.45) 【厳密な定義】 |
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・n個の命題変数P1,P2,...,Pnを
含む論理式A(P1,P2,...,Pn)
が恒偽式 contradictory wff. , inconsistent wff. である とは、
n個の命題変数P1,P2,...,Pnに対して、真理値をどのような組み合わせで与えても、
( つまり、《論理式A(P1,P2,...,Pn)
の付値》を、2n通りある
うちのどれに切り替えても、)
《論理式A(P1,P2,...,Pn)
の真理値》が偽にしかならない
( つまり、《論理式A(P1,P2,...,Pn)
の真理関数》が偽を値とする定値写像 になる )
ということ。
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整合式 consistent wff 事実式contingency
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【ビギナー向け定義】 ・整合式 consistent wff 事実式contingency とは、 真にも偽にもなる論理式のこと。 ・たとえば、 「 ¬A 」は、 Aが真であるとき、偽 Aが偽であるとき、真 となる。 このような意味で真にも偽にもなる論理式が、整合式。 【厳密な定義】 |
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・n個の命題変数P1,P2,...,Pnを含む論理式A(P1,P2,...,Pn)が整合式 consistent wff 、事実式contingency である とは、 論理式A(P1,P2,...,Pn)の真理値》を真にする《論理式A(P1,P2,...,Pn)の付値》もあれば、 論理式A(P1,P2,...,Pn)の真理値》を偽にする《論理式A(P1,P2,...,Pn)の付値》もある ということ。 |
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充足可能式 satisfiable wff 充足不可能式 unsatisfiable wff
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【ビギナー向け定義】 ・充足可能式 satisfiable wff とは、 恒真式 tautology と 整合式 consistent wff 、事実式contingency の総称。 ・充足不可能式とは、恒偽式 の別称。 【厳密な定義】 |
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・n個の命題変数P1,P2,...,Pnを含む論理式A(P1,P2,...,Pn)が充足可能式 satisfiable wff である とは、 論理式A(P1,P2,...,Pn)の真理値》を真にする《論理式A(P1,P2,...,Pn)の付値》が、最低一通りは存在する ということ。 |
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