仲居さんが 入れてくれたお茶を飲んで浴衣に着替え風呂にはいることに する。
　この時間「ローマ風呂」は男性が入る時間であったが露天風呂の「ミーさん」としてはやはり３階から 別棟にある露天風呂に入ることにする。
　３階の連絡通路から露天風呂がある外に出ると雨が降っていた。出口に置いてあった傘を差して 露天風呂の入り口まで行く途中雪駄が滑るような感じが何とも云えない日本情緒を感じさせてくれた。
　小さい脱衣場で浴衣を脱いで露天風呂に入り一息つく。 　湯舟はほぼ４角の形をしていて、上に半分まで屋根が掛かっている。展望は前方のみ、しかも更に柵で 塞がれて１間程度しか見えない。
　それでも目の前に熱海の港が見え左の方面には熱海の街が広がっている光景を見ながら湯に浸かること が出来るのはそれなりに気分の良いものである。
　泉質は舐めてみるとかなり塩辛く、その分良く温まるということなのであろう。
　露天風呂から上がりこの宿の名物風呂となっている「ローマ風呂」に行ってみることにする。

大野屋自慢のローマ風呂

露天風呂

　１階まで下りて フロントの方に歩いていく途中に入り口の左右に４頭づつの 豹みたいな感じの動物が迎えてくれる「ローマ風呂」がある。
　　(以下の記述は以前入浴したときの感想である。)
　中に入ると広い脱衣場がある。何百人服が入れられるのであろうか、流石千人風呂といわれるだけ の広さの脱衣場である。
　扉を抜けて、中に入るとまるで古代ローマの神殿にでも居るような感じの風呂が目 の前に広がる。コリント式の神殿を模したとでも云えそうな大きな多角形の丸い柱があちこちに建っていて、 その中に馬場状の形をした大理石の湯舟がある。
　全体的に淡いベージュ色の壁・天井になっていて所々に丸形の電灯が灯って、真ん中に立っている ローマの兵士像を照らしていた。 　まさに湯舟に浸かり目を閉じると古代ローマにタイムスリップする事が出来そうな雰囲気であった。 一角に飲泉場が有ったので飲んでみたがかなり塩辛い感じで、やはり食塩泉のようである。

料　　理

　風呂は大変豪華 な感じがするのだが私には余り向いた風呂ではない。無料で 入れて頂いてこんな事を云うのは悪いのだが、話の種に入るのなら兎も角、１５００円をわざわざ払って 入る気はしないという感じの風呂であった。
　　(感想終わり)
　

　以前風呂に 入った時のことを思い出しながら見るだけにして部屋に 帰りビールを飲む。
　夕食はへやなので再び風呂に入って帰ってくると既に支度が終わっていた。 　机の上にはかなり大きな盆の上に「前菜」「お造り」「煮物」などの宴会風の料理が置かれている。
　料理は全体的に薄味で思ったよりも丁寧に造られ味が良く、これが１品づつ運ばれて来れば懐石料理と いってもよいくらいのもので大変美味しく頂いた。
　今回日本旅行１００年記念ということで１万円で泊まったがこの値段でこの部屋、この料理、この風呂 ならばお買い得ということが云えるであろう。

　 満足度：風呂＊＊＊＊　料理＊＊＊＊　部屋＊＊＊　接客＊＊＊

施設の概要

　　所在地　　　熱海市和田浜南町３−９　　TELL: 0557-82-1111
　　交通　・ＪＲ東海道線熱海駅からタクシー５分
　　　　　・西湘バイパス→国道１３５号経由→熱海温泉
　　施設　　浴室　　大浴場　露天風呂　　　　駐車場　１００台　
　　泉質　含塩化土類弱食塩泉　　　　２６〜９５度
　　効能　婦人病･通風･火傷など
　　日帰り利用料金　１５００円　　　日帰り営業時間　　10:00〜16:30