「秀花園」は 今回で４回目ということでもはや定宿の一つということが 出来るであろう。
　今回は最初ＪＴＢの「伊豆の宿」という企画のスペシャルデーで申し込んだので１．６万円での宿泊 である。
　今回の旅行はカーナビを付けて２回目のドライブとなるので出発前に目的地に「秀花園」を設定して いつものコースを通って旅館に向かった。
　天気が良くなく気分もぱっとしないドライブだったが、カーナビは４月初めに泊まった「今井荘」と おなじ状況で概ね満足できる状況で、概ね予定通りの１５時過ぎのホテル到着となった。 　旅館の玄関前の道路に車を停めて係の人に車の鍵を預け中に入る。

部屋

部屋からの眺め

　

　チェックインして 係の仲居さんに案内さたのは前回と同じ５階の「海道の花」 という部屋であった。
　以前泊まった時も同じであったが、入り口に生花が飾ってある。 女性を意識したサービスに心がけていることが覗え微笑ましい。
　戸を開けて中に入るとこの宿の定番である１０畳の和室とその奥窓側に広縁が造りの和室があった。 　カーテンを開けて外を見ると既にお馴染みという感じになった直ぐ前に熱海港町営が見え初島や 伊豆大島への連絡船が係留されている。直ぐ右手にこれまたお馴染みの「熱海後楽園」のタワー館が かなりの偉容観を示している。

露天風呂

大浴場

　仲居さんが 入れてくれたお茶を飲んで浴衣に着替え風呂にはいること にする。
　大浴場・露天風呂は６階にあるのでエレベーターで上がり案内板に従って左手に行き手前の男性用 浴室に入る。
　脱衣場で浴衣を脱いで中に入りやはり最初は露天風呂ということで大浴場の奥にある戸を開けて階段を 更に上がると見覚えのある露天風呂があった。
　浴槽はコンクリート造りで無味乾燥という感じだが旅館の自慢というだけ有って熱海の温泉街を一望に 眺めることが出来ここからの景色はなかなかのものである。
　時間的に早いというわけでもなかったのだが独りで貸し切り状態で湯浴みを楽しむことが出来て最高と いう感じである。
　風呂から上がり部屋で休んで夕食前に再び入ったときには辺りは暗くなって熱海の夜景を眺めなが の湯浴みとなったが最高という感じであった。

乾杯と夕餉の

料理

　部屋に帰ると 料理の一部が机の上に置かれていて夕食を始める準備が出来 ていた。
　女房殿も居たので早速乾杯して夕食の始まりである。机の上に期待していなかった献立表が置かれて いるので驚いたが内容を見ると懐石風でなかなかのものの様である。 　最初に出ていた「先付け」の料理を見ても一つの更に何品かの料理が置かれていたがそれぞれ手を 掛けて造られた感じで食べてみても大変美味しかった。 　暫くしてお造りが出てきたが２人分の舟盛りで説明によると「海老づくし」ということである。 献立表には伊勢エビを含み５種類のものが乗っているという今まで初めての豪華な舟盛りであった。

　この宿は 部屋は普通であるが気配り、風呂からの景色、料理などを 総合して１．５万円で泊まれるならお買い得である。