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わが町の歴史――新潟
(小村 弌編 文一総合出版 昭和54年刊)

一章 原始時代の新潟地方
二章 古代・中世の新潟地方
三章 近世前期の新潟
四章 近世後期の新潟
五章 明治の新潟町
六章 発展の大正時代
七章 町の生活と風物
八章 不況から戦時体制へ
九章 戦後から現代へ
付録1 略年表など
付録2 拡大図
新潟歴史地図
今の新潟市とその周辺地図
あとがき

編者紹介
小村 弌(おむら・はじめ)
1918(大正7)年、松江市に生まれる。
広島文理科大学国史学科卒業。専攻、日本史(近世)。新潟大学教育学部教授。
著書、『藩制成立史の総合研究米沢藩』(共著、吉川弘文館)・「新潟県大地主所蔵資料集」(共編、農政調査会)。
「近世越後佐渡史の研究」(編著、名著出版)。『亀田町史』。『大郷村誌』・『新発田市史』(編著)ほか。

1  新潟歴史地図 top

2  今の新潟市とその周辺地図 top

上の歴史地図は今の新潟市の中央区に相当する。
その中央区には日本一長い信濃川(上流は千曲川という)が流れているが、その北岸が旧新潟、
南岸が沼垂(ぬったり)で、両者は湊町としての主導権争いをやっていたが、鉄道駅が出来る時に
信濃川に長い鉄橋を渡せないので、旧新潟と沼垂が合併して最初の新潟町ができた。
また、新潟は会津からの阿賀野川の河口でもあるので、会津藩との関係も深かった。

       3 あとがき top

 新潟の歴史に関する文献は付録にみられるように随分多い。
 市史あり、合併前の町村単位の郷土史あり、それに特殊部門について市政・教育・文化・港湾・商工業・学校・会社・人物・生活風上など、各方面についての著書があり、数えたてればきりがない。
 そのうえ大冊、精緻で叙述がすぐれているだけでなく、資料的にも価値ある本が多い。
 しかし一般用、家庭用としては必ずしも親しみやすい本ばかりではない。
 さて文一総合出版では、近時の故郷のルーツへの強い関心にこたえるため、町単位の親しみやすい歴史双書を企画された。
 本書はこの企画にそって生まれたものであり、制約された紙数の中ではあるが、新潟町を中心に、近隣町村をもふくめて、歴史上の重要問題点をおさえながら、通史の形をとって執筆された。
 多少とも読者のお役に立てば幸甚である。
 執筆分担は次のとおりである。

  原始時代
  古代〜近世
  明治
        
  大正
  生活と風物
  昭和戦前
  現代
  付録
金子拓男(県文化行政課)
小村 弌(新潟大学教授)
水井晴信(県美術博物館)
森林貞夫(東新潟中学教諭)
植村敏秀(新潟中央高校教諭)
沢村 洋(新潟市役所)
森林貞夫
植村敏秀
森林・本井・小村

 最後に、編集個人について言えば、二十年来、折にふれての研究・講義・論文・著書・講演等で扱い、私自身が四半世紀以上住まってきた新潟町の歴史を、いつかはまとめてみたいと思い、メモもたまっていたので、このような形で刊行の機会を与えて頂いた文一総合出版編集部に対しで、深く謝意を表する。
 図版、写真等についてはそれぞれ御所蔵者(本文記述)の御厚意をいただいた。あわせて謝意を表する。
  昭和五十四年一月

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