「まえがき」から引用する。
自然現象の解析が数学の最も大切な役割のひとつと私は考える. “幾何学的”現象,物理的現象などの自然現象の大部分は非線型的といっても過言ではなかろう. したがって,非線型問題の重要性は,少なくとも私にとって,言を俟たない. 本書はこの問題のいくつかの基礎的側面を解説したものである.(中略) 予備知識としては,通常 3 年冬学期(または 4 年夏学期)までに数学科で習う程度の関数解析と偏微分方程式の基礎的事柄を仮定した.
なお本書の第1刷は 1985 年 2 月 5 日付となっている。
本書の「まえがき」の ii ページにある上部のサブタイトルが「はしがき」になっている。
数学書で上部のサブタイトルの誤植として有名な第6章単 因子およびンダルョジの形準標
" を思い出した。
数式は MathJax を用いている。
書名 | 非線型数学 |
著者 | 増田久弥 |
発行日 | 1995 年 11 月 10 日 初版第 7 刷 |
発行元 | 朝倉書店 |
定価 | 3200 円(本体) |
サイズ | A5 版 |
ISBN | 4-254-11445-1 |
備考 | 草加市立図書館で借りて読む |
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