巷のフォーレ

作成日:1998-08-29
最終更新日:

1. フォーレは巷に存在するか

有名所の作曲家の曲はよくテレビで使われたり楽譜がデザインとして使われたりする。 フォーレはどうなのだろう?

2. テレビで使われるフォーレの音楽

1998年8月29日21:00からのTBSテレビ「世界・ふしぎ発見!」はルーブル美術館の特集であった。 このときパリの印象からか、フォーレのオーケストラ曲が結構使われていた。解ったものでは

があった。その外、ドビュッシーやラヴェルの音楽があったかもしれない。 私にわかったのは他にはベートーヴェンの交響曲第3番であった。ナポレオンの話題も出てきたからである。

3. フォーレの楽譜

はるか昔の記憶であるが、 営団地下鉄の東西線日本橋駅の壁面の広告に「リディア」のピアノ伴奏譜面があった。 何の広告だったかさっぱり忘れてしまった。

(後記:1999年7月14日に確認したところ、見つからなかった。なくなっていて当然だろう。)

ラヴェルの「スカルボ」の壁画は有名であるし、 ドビュッシーの練習曲の一部は楽譜作成ソフトの例題によく使われるのは覚えていたが、 フォーレもけっこうやるものだ。

4. 結婚式のフォーレ

1998年10月18日、友人U氏の披露宴において、 フォーレのピアノ五重奏曲第一番が「しばらくご歓談」中に流れていた。 このU氏に私はこの第一番の楽譜を貸したことがある。

また、1999年5月29日、先輩F氏の披露宴において、 フォーレの無言歌第3番が「しばらくご歓談」中に生演奏で流れていた。

5. テレビのフォーレ

1998年12月12日、22:24からのTBSテレビ、「名作の風景」という番組で、 フォーレの「レクイエム」が取り上げられていた。 マドレーヌ寺院、コンセルヴァトワール、パッシー墓地などが出ていて、 一年前の気分を久しぶりに味わった。

2000年の2月のいつだったか、オーケストラ版の「シシリエンヌ」がコマーシャルで流れていた。 住友林業の家だったと思う。なぜシシリエンヌなのかは、よくわからない。

6. 有線のフォーレ

2000年12月3日、ある食堂でパンを食べていたら、舟歌第 3 番、第 4 番、第 2 番がこの順で 聞こえてきた。珍しい。

7. ラジオのフォーレ

2001 年 7月 8日、 床屋に入ったらいきなりフォーレの ヴァイオリンソナタ第2番第1楽章が流れていた。 びっくりした。有線かもしれないし、第1楽章で終わりかと思ったら第2楽章、第3楽章と 続けて流れたのでさらに驚いた。この日は NHK-FM でジャン・ユボーの特集をしていて、 そのラジオが流れていたのだ。 曲はフォーレの室内楽ばかりであった。 続いて三重奏曲(ピアノ)四重奏曲第1番五重奏曲第1番と堂々と12 時近くまで放送されていた。

ふだん、この床屋は有線か NHK-AM 第1放送を流すのだが、 今回は何の因果かフォーレが聞けた。おかげで、この床屋がますます好きになった。

まとめ

その後については ブログのほうに譲る。 私の観察では、シシリエンヌとか、パヴァーヌとか、夢のあとに、などが多い。

付記:テレビを見ていてクラシックが出てくると緊張する。一番びっくりしたのは、あるサスペンスもので、 バルトークの「二台のピアノと打楽器のためのソナタ」が流れたことである。それも西鹿児島駅の待ち合い室という、 妙なところで見たのだった。

まりんきょ学問所フォーレの部屋 > 巷のフォーレ


MARUYAMA Satosi