未読本の山を横目に眺めながら「WILD ARMS Advanced 3rd」をちまちまと進める。
今のところ、ひとつだけ「どうやって解いたのか分からない仕掛け」がある。解こうとした瞬間に戦闘がはじまり、終わったら解けていた。あれは何だったのだろう……。いや、てこずっていたから嬉しかったけど。もしかして、タイミングよく戦闘を起こすのが解く鍵なのか?(まさか)
『真夜中のデッド・リミット』(スティーヴン・ハンター 著/染田屋茂 訳/新潮文庫)読了。
アメリカ合衆国の核ミサイル基地発射基地が、ある集団によって占拠された。彼らはそこからソヴィエト連邦(当時)に向けて核を発射するつもりであるらしい。18時間後――本日の真夜中――までに基地を奪取しなくてはならない。基地は地下に設置され、侵入には複雑な手続きが必要だった。最高の防御だったものが、最悪の障害となったのである。
冷戦末期の世界が舞台となってはいるが、今も状況はあまり変わっていないので、古い感じはしない。
寄せ集めの軍隊と精鋭部隊を「的確に」使い分けながら、決して冷酷だとか残虐ではない軍人(ただし部下には嫌われるだろう)の描写が面白い。それにしても、飲んだくれも、とんでもないところで役に立つものだ。私は酔っ払いは大嫌いだが(私自身も含めて)、"彼/彼女"はウオッカを楽しんだろうか?機会があれば一緒に飲んでみたいものだ――そんな機会は無いと思うけれど。
彼は幸福の絶頂にいた。
始まるのが待ちきれなかった。それは古代ローマの歩兵隊のころから、すべての職業軍人が夢見てきた戦い――不安定な状態にある世界の運命を左右する小規模部隊の防衛戦――だった。だがそれを戦えるのは、何百万人にひとりの兵士だけだった。(下巻 p.167)
彼は地上に堂々とそびえている大きな山を見つめるうちに、自分がしなければならないのは、あの頂きにのぼって、狂気に立ちふさがることだと気づいた。
それをやるのはプロフェッショナルではない。普通の人々、"その他の人々"だ。あれはわれわれの山で、われわれがのぼらなくてはならない。もしわれわれがのぼらなければ、誰がのぼるというのだ?(下巻 p.367)
社内講習会を受ける。3月18日〜19日に有料講習を受けた製品と競合(?)する製品の使い方について、ざっと説明してもらった。
両講習会の内容を比較すると、だいたいこんな感じ。
感想、製品を説明するやり方はそっくり。(ただし有料講習のほうが手際は良かった)
説明として「自製品の不得意なところ」を全然言わないので、その辺りが不満。売り込みを見学したいわけじゃないのだ。それと、講習内容からはちょっと外れるが、両者ともセキュリティ、特にCSS問題についての認識が甘いような気がする。一方の製品はMS社の環境に完全に依存しているので、その点もどうかと思う。Windows2000のサポート期限まで後……
みずほ銀、システム未統合のまま見切り発進へ(slashdot.jp)。新日鉄は、いまだに富士と八幡で派閥があると聞いたけど。
総務省「電子申請・届出システム」は信頼できるか(slashdot.jp)。ゆ、郵政省……あのシステムに関わったものは(略)。いや、今はどうか知らないが、昔はとてもとても(略)だったと聞いております。
アトラス、PS「真・女神転生II」不具合ディスクの交換受付を5月以降より開始(impress watch)。(関連日記:2002/03/26)
携帯電話市場で25%のシェアをねらうマイクロソフト(Wired News)。"US市場"での話。凶箱での教訓を生かせるか、ってあれは日本だった。
MS弁護団「インテル元幹部の証人適性に問題」(Wired News)。理由「MSを毛嫌いしているから」……。
ホワイトハウス通達「政府機関サイトから重要情報を削除せよ」(Wired News)。「インターネットの父」が米政府のコンピューター・セキュリティー構想の難点を指摘(Wired News)から、どれくらい進んだのだろう。
アリ・フライシャー報道官「9月11日以前、われわれは情報を何気なく扱っていた」……ここは笑うところ?
キューバ、国民へのパソコン販売を禁止(Wired News)。キューバといえば、最近はこんなふうにして、US政府との友好な関係を維持している。(関連日記:2002/01/21)
サイバー犯罪条約関連;コンテント関連犯罪「児童ポルノグラフィに関連する犯罪」(他)。去年、日記にちまちまとリンクを張っていたのを、まとめてみる。
kouさんの日記(2002/03/26)経由で、PS版真IIの部屋(バグ報告)。
昨日買ってしまいました。
ふと思い出す「スーパーロボット大戦 F」(サターン版、30話前後で本体セーブデータを他ゲームデータ巻き添えにして壊す)。この時は、サポートセンターに2回電話をした。1回目のアドヴァイスどおりにやってもデータが吹っ飛んだので。
「どうすればデータが壊れないですむんでしょうか?」
「コントローラに触らないで、電源をそのまま落としていただければ」
「そうやって、壊れたんですよ」
結局、2回目に申告した名前と住所で、Fの修正版(送料・修正版CD-ROMともにもちろん無料+お詫びのハンカチ付き+バグ版返送用の切手500円)を送ってはもらえたが、完結編(続編)を買う気は既に無く。あの悪夢再び、か。
メモリーカード絡みの障害も報告されている。クラッシュどころか認識もしなくなる(完全に壊れる)とは、こちらのほうが上手かも。
『アイアンマウンテン報告』(レナード・C・リュイン 著/山形浩生 訳)のPDF版。(関連日記:2001/07/16,2001/10/14)
こんなSubjectのメールがきた。
" !世論調査!★(タイトル部分は省略)★"
経産省の間抜けな決定のおかげで、なんでも"感嘆符"で囲めばOKと思う馬鹿が増えている。春だなあ(違います)。
メールの中身は閉じタグ無し(※)の出来損ないhtmlファイルもどき。念のため、該当部分だけ抜いてIEで表示させてみた。……うわ、表示する……IEって本当にいい加減寛容なんだな……
(関連日記:2002/01/10,2002/01/15,2002/01/20)
(※)ソースは、骨組みだけ抜き出すと、こんな感じ。
<html>
<head>
<title>タイトル</title>
</head>
<body>
<div align="center">
<center>
本文
</center>
</div>
(↑ここで終わっている)
そんなにcenterが好きか、というくだらない突っ込みはともかく。
あるべき</body>と</html>が無い。<table>タグの閉じ忘れくらいならともかく、これを表示してしまうのは、ちょっとどうかと思う。
グーグル、新興宗教の批判サイトを検索結果から一時削除(Wired News)。SFとまるで無関係、という訳でもない。
"嫌がらせ"の方法については「告訴しまくって相手を破産させる」「批判的ニュースグループに組織的にスパムを流し込む」というのがあったらしい(以上、伝聞)。……わざとらしいか。まぁ、魔除けみたいなものです。
ドバイワールドカップ、結果(BBC)。
高松宮記念。ショウナンカンプが逃げ切ってしまった。2着はアドマイヤコジーン、スティンガーは、(馬券買っている人間が)切なくなるような後方からの追い込み、も届かずの3着。(単勝一番人気のトロットスターは4着)
フジテレビの実況が好みでなかったので、途中で音声を切った。きっかけは、この言葉。「青の帽子ですから……えーと、たぶんこれはっ」
馬名が分からないなら、無理して言う必要は無いのでは。短距離(1200M)のレースなんだし。まあ、一番人気の馬の名前を絶叫するだけの実況よりは、ずっとマシだと思うけど。
競馬実況だと、音声を切っても見るのに支障はないが、これがフィギュアスケートだとそうもいかない。TBS放送の世界(フィギュア)選手権を見ようとしてめげたのは、実況に苛々したからである。
ジャンプが成功したの失敗したのといちいち騒ぐのはまあいいとしても、ステップのところで、ずーっと喋りっぱなしなのには我慢できなかった。副音声で、実況及び解説無し放送をやって欲しい。
NHKがメーリングリストでの発言に謝罪文要求(slashdot.jp)。そんな、某国の新興宗教団体みたいなことを……あ、今や類友ですか。
海堂や花蘇芳が、もう咲いている。このふたつ、去年は4月半ばに咲いていたのになあ。
「WILD ARMS Advanced 3rd」を、少し進める。ダンジョンでの仕掛けを解くのが楽しい。前に解いた方法が、次へのヒントになっていて、それほど無理なく解ける。
『賃貸宇宙』(都築響一 著/筑摩書房)を読み(見)終える。前作『TOKYO STYLE』(京都書院)と同様、普通の人の普通の室内を撮った写真集。
こういう写真を見ると、興味のある箇所に注目してしまう。私の場合は「本(本棚)」「ゲーム機」「床」。床に雑誌が積んであって、そのそばにゲーム機のコントローラが転がっていたりすると、ほっとする。きれいな部屋(の写真)を見るのも、もちろん楽しいのだけれど。
「本と住むこと」の章では、本棚に並ぶ書名をいちいちひろってみたり。字が鏡文字になっている写真(p.561)を見つけた。鏡に映して書名を確かめようとするが、字が小さくてよく分らなかった。
「WILD ARMS Advanced 3rd」開始。このシリーズをやるのははじめて。「先頭を変更する」(フィールドマップで、選択したキャラクターが表示される)やりかたが分からなかったので、マニュアルを読みなおす。
L2ボタンを使うのか……ってこんなにさりげなく書かれているのね。
ネットの有料コンテンツにユーザーの7割が否定的(Wired News)。あわせて2ch とネットコミュニティ(Yamagata Dojo in CYZO)もどうぞ。これは2001年8月の2ch危機(?)の話。
タダほど高いものはない、というのは、タダが悪いという事ではなく、金以外の何か(能力とか労働とか)を要求されるということなのではないかと思う今日この頃。能力あるなら、タダをうまく使うことも出来るのではないか、と。
(関連日記:2001/11/09,2001/11/30,2002/02/13)
EFFとICANN理事が記録開示を求めてICANNを提訴(slashdot.jp)。(関連日記:2002/02/27,2002/03/13,2002/03/16,2002/03/19)
内閣府が悪徳マニアックスのページをパクった(slashdot.jp)。
有料講習会、二日目。
昼食時に聞いた話。「自宅にAS/400があってね。古い奴だから100kg超えてて」重さはともかく、ちょっと羨ましい。
IE6に任意のファイルをダウンロード・実行させる大穴(slashdot.jp)。このコメントには「ページを"見た"だけで感染するケース」の、過去の実例が引かれている。そういや、Nimda流行時のMSNのページはアレだった。
IBM DESIGN from Japan発刊(slashdot.jp)。
ICANNの理事、組織記録の閲覧を求めてICANNを提訴 〜市民団体EFFが支援(他)(セキュリティホールmemo)。(関連日記:2002/02/27,2002/03/13,2002/03/16)
有料講習会、一日目。
HTMLはテキストエディタで何とかなるが、XMLは、専用のエディタが必要だろうなぁ。これ、使いようによっては面白いかも。でも、あまり重い処理はさせたくない。
XMLに関する講義資料(2000/06/08)を読んでみたり。
日本ベリサインのSecure Site シール、問題を修正せずに再開(slashdot.jp)。「猛犬に注意」の貼り紙みたいなものか(気休め程度にはなる、という意味で)。Tea Room for ConferenceのNo.698でも話題になっている。
自作無線LANアンンテナにはプリングルズ缶(slashdot.jp)。かわいい。
キーリカバリ、キーエスクロウ、第三者信託方式による暗号のリスク。
ICANNが半官半民になる事で合意(slashdot.jp)とICANN、理事公選を廃止へ(Wired News)。(関連日記:2002/02/27,2002/03/13)
エシュロンに挑むゴルゴ13(slashdot.jp)。エシュロンについてはCIA と情報処理(Yamagata Dojo in CYZO)のような笑い話(?)もある。
某企業の無料セミナーに参加する。説明を担当したひとは壮絶な花粉症で、話している間は苦しそうだった(息がしづらいらしい)。春ですな。
ハイパーリンク特許訴訟、BTにとってさらに厳しい状況に(Wired News)。(関連日記:2002/02/13,2002/02/18)
米世論調査:国民身分証制度への支持低下(Wired News)。
「W32/Fbound」(IPA)。subjectの中には「蛙」というのもあるらしい。何故にカエル。
/.J の XSS 対策(slashdot.jp)。
経由で、クロスサイトスクリプティング(CSS)について(ipa)。以下引用「クロスサイトスクリプティング脆弱性の本質的な原因は,標的Webサイトに外部から任意のスクリプトを混入できてしまう,ということである。」
首相官邸サイトのCSS脆弱性、続報(Tea Room for ConferenceのNo.696)。未だ対応不十分とのこと。(関連日記:2002/03/13)
追記(2002/03/15):修正はされたとのこと。
NGO共同声明: ICANNの組織改悪に反対する(slashdot.jp)。(関連日記:2002/02/27)
新・大森なんでも伝言板(0063)以降を読んで。
法務省アドレスの不審メール 不正中継DBに登録されていた法務省サーバ(セキュリティホールmemoの2001年11月7日)というのがあったなぁ、などと思い出す。
首相官邸サイトのCSS脆弱性(Tea Room for ConferenceのNo.691,No.694)というのもある。No.694、凄すぎ。
仕事場にて採取した言葉。
「Operaが安全かどうか分からないからIEを使う」
この言葉のあとに、更に目が点になるようなことも書いてあったのだが、省略。どうせなら愛でIEを使うと言えよ……とか思ったりして。
ま、仕事の場合はやむを得ないとしても、現在穴だらけのIEを個人で使う気にはなれない。IEを個人で積極的に選択使用している人は、そこのところはきちんと押さえているんだろうけど(皮肉ではありません)、私はそこまでやりたくない。
2月15日からこちら引っ張っていた、仕事場でのトラブルについては、当事者Aへの減給1ヵ月(*0.5)ということで一応終了ということになった。
それにしても、この手のトラブル、他社ではどういう対応をしているのかな。日本の企業で外部に公表しているところは少ないだろうが。
「太陽の子」(映画)というと、主人公が(何故だかよく分からないが)走っていって、海の見える丘(崖?)まで来た時に日本最南端の碑が映っていたので驚いた(そんなに走ったのか)、という同級生の感想を思い出す。ちなみに授業で見た映画だったが、ほとんど全員が寝ていた。同級生も、その場面で丁度目が覚めたので、前後の話は全く知らないという。(私は通しで寝ていたので全然知らなかった)
原作は面白かったが、泣けるかどうかは……
ゲームしてました。だらだらするのも、たまにはいいかな。
予算委員会代表質問の中継を見る。共産党代表のプレゼン、じゃなかった質問は、上手い。一方で解答する側は「やってはいけない見本」のようだった。膝に分厚いファイルをのせて、あちこちページを捲っているのは、逆効果だと思うのだが。調査していないなら、はっきりと「していません」と言ったほうがいい、と先輩に教わったぞ、私は。……立場が違うか。
TVの定時ニュース(NHK総合)をたまたま見る。パレスチナの状況について。イスラエル側の死者の数のみ口にし、パレスチナ側は数を明らかにしないのは、非常に巧みな報道だと思う。まるで町だけが破壊され、死人は出ていないかのようだ。虚偽は伝えていないし。
東ティモール緊急ページ(Znet Magazine)。
日本語訳は異分子(仮) - dissident - チョムスキー・アーカイヴ日本語版からリンクされている東ティモール回想 −概観と教訓−(『「ならずもの国家」と新たな戦争』(ノーム・チョムスキー 著/塚田幸三 訳/荒竹出版)に、第5章「東チモール問題の深層」として掲載)など。
本社出勤。今後の打ち合わせを20分ほどやる。多少引っかかるところもあるが――特に、更に上には内密にするという件――まあ、時系列にそったメモは残したので、いざとなればそれを振るという手もあるかな。対応が速かったのには感謝している。この程度の罰だとまたやりかねない、とも思うが。
本社に置いてあった荷物整理をして帰宅する。
途中の駅で、定期の解約をする。こう度々解約していると「怪しい奴」と思われそうだ。
XBOX使用中にディスクが破損(slashdot.jp)。……クッキーモンスター憑き?それにしてもXboxを"凶"とは言い得て妙。
的場厩舎のデビューの日。TV観戦する。
仕事場にて採取した言葉。
「Windows2000って、アンインストールできるの?」
意味不明。発言の主は一応SE。
忍耐の一日。地蔵のように固まって、ただ耐える。仕事無い時の客先は辛い……。
USは今回の日本の人的貢献を、このよう評価した(セキュリティホールmemoの2月28日)。地図が古かったんでしょか?(小泉純一郎「うっかりミスということもあるんじゃないの」)
IE 5.5 SP2 / 6、OutlookExpress 5.5 / 6 に超巨大な弱点(セキュリティホールmemoの3月1日)。どこが超巨大かというと、回避方法が無い、というところだろうか。今までのこの手の弱点では「アクティブスクリプトを無効にする」設定が効いたのだが、今回はそれを無視するらしい。
対策。MSが対応するまでは、別のブラウザか、IE5.01以前(確か既にサポート対象外)を使うこと、だそうだ。
追記(2002/03/12):リンク先に、この脆弱性に対する回避方法の説明が追加されている。ただしレジストリをいじる必要があるので、やったことの無い人には薦められない。やる場合は自己責任で。
今春発効の著作権条約で世界の著作権は守られるか?(上)・(下)(Wired News)。