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2001/12/31

 紅白は白組が勝った。白組司会のアナウンサーが声をつまらせて泣いていた。そんなに嬉しかったのか……ちょっと感動する。


2001/12/30

 ネットから離れると、アフガニスタンを米軍がいまだに空爆していることも、USが自分に都合の悪いことはほとんど報道していないことも、日本の与党3幹事長がイスラマバードで泥酔したことも、まるで無かったかのように思える。


2001/12/29

 年賀状を書く。と言っても、宛先と一筆添えるだけ。今年は午年なので、趣味を全開させた絵柄になっている。(まあ競馬ファンは毎年「馬」の絵を使っているような気もするけど)
 今年は年内に投函することが出来た。


2001/12/28

 今日が本当の仕事納めだが、有休をとったため、実家でぼーっと出来るのだった。


2001/12/27

 空港にて。
 「刃物を持ってますか?」
 「名前を言ってください」
 これで安全確認になっているのかどうか、ちょっと謎な問答だった。
 上空から眺めた夜景は、道路が光の筋のように見えて、綺麗だった。


2001/12/26

 『鏡の中は日曜日』(殊能将之 著/講談社ノベルス)読了。
 14年前、梵貝荘でおきた殺人事件。その再調査を依頼された"名探偵"は、館を訪れた。館の玄関にたたずむのは、彼のひとであった――
 名探偵最後の事件って、そういうことか。それにしてもこの動機……えーと。そこここに入る突っ込み(?)が笑える。館物に出てくる屋敷での日常なんて考えたこと無かった。

 今度はニセの証明書に騙される穴(slashdot.jp)だとか、またまたまたIE6にCookieがらみの問題(セキュリティホール memoの12月26日)だとか、暮れも押し迫っているのに(から?)相変わらずにぎやか。
 Internet Explorer や Outlook Express や Outlook は「使用者が多いから狙われている」と思ってる人、多いんだろうか?

 自衛隊はナローバンド(slashdot.jp)
 旧ソ連が悪の帝国だった頃は、東シナ海を謎のお船がうろちょろしても、トップニュースになどならなかったものだが(地域のニュースで、ちま、と流れる程度)、悪の帝国候補の移り変わりとともに、今や堂々のトップ。時代の流れを感じます。ビデオカメラも準備おっけ〜。

 クロフネ、引退だそうです。


2001/12/25

 今年は航空券の予約が楽だった。911の影響だろうか。

 あなたの風邪の予防&対処法は?(slashdot.jp)首にタオルを巻くと喉が楽になる、ような気がする。というか、今やってます。

 帰ってきたコーヒー・メーカー(slashdot.jp)WebCamで中継されてたあのコーヒー・メーカーが、というお話。

 All about ROBERT FISK(になる予定)
 ロバート・フィスク氏著作の日本語訳を掲載していく予定のサイト。翻訳ボランティア募集中だそうです。(関連日記:2001/10/20 Robert Fiskのサイトへのリンク。← あれ?つながりませんね

正しい言葉は、ロバート・フィスク(英国の著名なジャーナリスト。政治学の博士号を持つ中東問題の権威)が強調しているように、「犯罪」それも、「人道に対する犯罪」であろう。(『9.11』(ノーム・チョムスキー 著/山崎淳 訳/文芸春秋)p.13)
ビンラディンを何度も長時間にわたってインタビューしたことがあるロバート・フィスクによれば……(後略)(『9.11』 p.64)

 引用するために『9.11』をざっと読み返して、気付いた点をメモしておく。

ズビグニュー・ブレジンスキー(米カーター政権のときの安全保障担当の大統領特別補佐官)が自分がやったと主張していることだが、一九七九年にロシアを「アフガニスタンの罠」に誘い込んだのは気高い目的だったのか?(『9.11』p.41)

 次に引用するのは、ブレジンスキー氏へのインタビューの一部。(フランス「Le Nouvel Observateur」誌 1998年1月15〜21号掲載)引用を含む『非戦』に掲載された部分は「米国版では削除された」。

ソ連が公式に国境線を越えた日、私はカーター大統領にこう手紙を書いた。「これで彼らにソ連版のベトナム戦争を味わわせてやれますよ」と。
 (「アフガンのイスラムはワシントンが作り上げた」(ウィリアム・ブルーム 取材・構成/黒田真理子 訳)p.221(『非戦』(坂本龍一 + sustainability for peace 監修/幻冬舎)掲載))

2001/12/24

 ビデオ映像公開が流行してるのかな。

 「あの人」を追跡せよ(slashdot.jp)"不審船じゃありません"と表示しないと。Googleもクリスマスの準備(slashdot.jp)なんていうのも。

 それでも「Passport」に登録しますか?(slashdot.jp)
 住基ネットって、パスワードは数字4桁なのか。「郵便番号とか電話番号とか誕生日にはしないでくださいね!」でもキャッシュカードと同じ、とか。ありそう。
 と書いて、リンクを確認しに行ったら……IEにまたまたクッキーやファイルを盗まれる穴 (slashdot.jp)。前回のアレとは違うらしい。

 競走馬クロフネが右前脚を故障 9カ月以上の休養必要(http://www.asahi.com/sports/update/1224/005.html)右前浅屈けん炎。


2001/12/23

 有馬記念。TVで観戦する。
 スタートは揃っている。その後トゥザヴィクトリーの逃げでペースが落ちた。集団が団子状態になって最初のコーナーをまわっていく。TV画面に時間が表示されないので、手元の時計を見ながら、うーん、これはスローかなと思ったら、後の解説によるとやはり1000メートル通過が60秒を超えていたとのこと。「勝ちパターンか。これじゃ武騎手(トゥザヴィクトリー)にやられる」などと無責任に思う。四角手前で各馬ようやく動きはじめた。後方にいたナリタトップロードの上は手が激しく動いているが、あの位置ではどうだろう……あー間に合わない……。
 今年の菊と似たような展開になった。勝った馬が同じだからということではなく、ひとりの騎手の作ったペースにほぼ全員が見事に嵌まった、という点で。
 毎年不評のゲート入り前の拍手(?)は、今年はカウントダウンみたいなのまで加わって、めちゃめちゃだった。TV中継が煽ってしまってるから、知らない人はあれやって当然だと思ってるんだろうなあ。あ、勝利騎手のゴール後ガッツポーズ(立ち上がりかけ)は、たいへんお行儀が悪いと思いました。
 着順は、マンハッタンカフェ、アメリカンボス、トゥザヴィクトリー。アメリカンボス……これも鞍上が江田騎手だから、という印象。馬はデビュー戦から数戦見ていたけど、いまいちの印象が強かったから。

 午前中〜午後は高校駅伝を見ていた。
 午前中の女子は、去年の優勝校で今年の優勝候補が一区で出遅れ、3年間3位だった諫早(長崎)が、後半は独走状態となった。2位以下がTV画面にうつらないほどの差になっていた。結果、1〜3位を九州勢が占めた。優勝校の監督は「見ていてどきどきしました」と、厳めしい顔に似合わないかわいらしい感想をのべていた。アンカーの選手は、おっとりとした笑顔で、とても嬉しそうだった。
 午後の男子は、去年の優勝校で今年の優勝候補のひとつが一区で46位と、大きく出遅れ。去年1秒差で2位に泣いた高校が、今年は独走状態となり、そのまま優勝した。素晴らしい走りだった。……素晴らしいといえば、一区46位になってしまった高校が、7位入賞したのには驚いた。ひとりで17人(だったかな?)抜きした走者、区間賞が3人もいたそうだ。

 小泉首相の発言。うろちょろ……ね。(後の発言では使うのを止めたようだ。誰かが"指摘"したのか)


2001/12/22

 「テロについて、知りたい情報が入手できないわけ」(山形浩生/「中央公論」2002年1月号 掲載)を読んだ。
 知りたい情報――例えば、911の首謀者は本当にUSの指名した彼なのか?とか。ブレア首相の太鼓判?告白ビデオ?ふーん。それは知りたい情報じゃない。
 文中引用より、ロバート・スティール氏(元CIA)曰く「いまの世の中、重要な情報の九割は公開情報だ」。たとえば、1998年のインド・パキスタンの核実験。1ヵ月前から新聞広告に出ていたとか。でも諜報員たちもアナリストも機密(?)情報を集めて、西側の常識で分析して「やらないだろう」と言った。
 今回の件も、USの諜報機関は大したことを分かっていなかったのだろう(データを大量に集めても、分析が出来なければ同じこと)――そして日本政府は、USから拝聴するわけだから、更に分かっていないのだ。"入手できない"事情がそのまま報道されればまだマシなんだろうけど。

記録されるデータは、分析できる量を必ず上回る。(『暗号の秘密とウソ』(ブルース・シュナイアー著/山形浩生 訳/翔泳社)p.47)

 fusianasanトラップになんらかの対処を(セキュリティホール memo の12月20日)これってそういう……


2001/12/21

 『ワン・オヴ・アス』(マイケル・マーシャル・スミス 著/嶋田洋一 訳/ソニー・マガジンズ)読了。
 ハップはレムテンプ社で、他人の夢や記憶を短時間預る短期記憶人として大金をかせいでいた。ある時彼は、会社を通さずに、ある記憶を預ることにした。依頼人が会社を通さないのは、預ける期間が長すぎて請け負ってもらえないからだ、という。提示された礼金は魅力的だった。記憶の転送が完了した時、ハップは、その記憶が依頼人の申請とはことなる恐ろしい何かであることに気付く。連絡をつけようとするが電話番号は(当然)でたらめ。彼は依頼人を探し出そうとするが――
 細い手足を持った時計。どうしても「アラレちゃん」のアレを思いだすが――そいつがこの話に絡む。かわいくておかしな目覚しが活躍。天候操作機械の暴走で天気がいつもおかしな町や、公園は土地の無駄遣いだから建物を建ててしまったけれど、名物の景観は残しておきたい町など、本筋とは離れた部分の描写もたっぷりと楽しめる。飼い猫への"祈り"は切なかった。
 マイケル・マーシャル・スミスの本は3冊とも面白かったので、嬉しい。4作目、はやくでないかな。

 MSが早くも『ウィンドウズXP』の修正パッチを公開(Wired News)
 Windows XP、UPnPがらみで脆弱製発覚(slashdot.jp)
 この記事(ZDNet)によると、「MicrosoftはすべてのWindows XPユーザーに,すぐにパッチをあてるよう勧めている。同社はまた,Windows 98/98 Second Edition/Meで「Universal Plug and Play」(UPnP)サービスを走らせているユーザーも,このパッチをあてるべきだとしている。」
 ……XPユーザの方はpatchあてましょう(自己責任で)。

 More groups join US terror blacklist(BBC)


2001/12/20

 「Nimda」級ウイルス出現の恐れ,IEユーザーはただちにパッチの適用を(日経 IT Pro)

 Becky! 2.00.07 以前の「実行可能タグを無効化」機能に問題(セキュリティホール memo の12月20日)他のセキュリティ問題に対応したバージョンが公開されている。

 ADSLの普及はインパクのおかげ?(slashdot.jp)。その通り!!そして今日私が遅くまで残業したのも風邪をひいているのも会議が紛糾したのも全部インパクの(略)。

 著作権侵害でアドビに『インデザイン』販売停止命令(Wired News)。なんだかなー。(関連日記:2001/09/01, 2001/12/17


2001/12/19

「テロリスト対策の常識的なルールからすれば、われわれはすでにこの戦争に負けている」(ジョン・ル・カレ/鈴木あかね 訳/「SIGHT」vol.10 WINTER 2002 掲載)を読んだ。
 「……この戦争に負けている。しかもわれわれ自身の手によってである。」(p.111)歯切れがいい。
 ブッシュ・ジュニアに対して辛辣なのは当然としても(ブッシュ・ジュニアが演説下手で失言大魔王なのは有名な話。あるところで読んだ話によると、911直後の演説で、テロリストに対し"folks"を使ったとか。……いやこれは失言じゃないか。USは国際機関お墨付きのテロ国家だし)ブレアに対しても
 「この人は何やら夢でも見ているのではないか、危ない橋を渡っているのは分かっているのだろうか、と考えざるを得ないのだ。」(p.114)
と――かなりきつい言い回し。
 911の首謀者とされる人物を「男どうしの同性愛的官能に訴えるナルシスト」と表現しているのは面白かった。

 あなたを特定する方法(ZDnet)。現状に対する考えは少々楽観がすぎるようにも思えるが、結論には同意できる。

 一大論争を巻き起こすナショナルIDシステム(ZDnet)。これで何を防ぎたいのだろう。

 Windowsの「引退スケジュール」に,昨年出た“あの”OSも(ZDnet)
 Windows2000のサポートは2004年3月まで。……なんだと?
 ところで記事にあるIT管理者の言葉
 「MicrosoftがWindows20000登場前と同じようなサイクルでOSをリリースしてくれれば,われわれもほかの作業をちゃんとこなせるのだが」
とは、今までも無かったしこれからも有り得ないだろうという遠回しな皮肉かと思った。


2001/12/18

 熊沢騎手が騎乗していたのはエイシンワシントンです。そのスプリンターズS('96.12)を3センチ(だったか)ハナ差で制したのは田原騎手騎乗のフラワーパーク。ほとんど同着にしか見えなかったけれど「G1だから(JRAも)同着にはしないだろ」と周りはざわめいておりました。
 けれど私にとってこのレースは、「ビコーペガサス(的場騎手騎乗)が四角でめちゃめちゃな不利を受けた無念のレース」という印象が強いです。いまだに思い出す……
 ライスシャワーのレースは、あのハナ差は大きかったなと思います。いろんな意味で。結果確定直後の嬉しい気持は今でも忘れられません。

 ある書店のはなし。
 今日は『誤解だらけの構造改革』(小野善康 著/日本経済新聞社)と『小泉改革を邪魔するのはオヤメなさい』(長谷川慶太郎 著/日本実業社)が並べて置いてあった。
 少し前には『フロン』(岡田斗司夫 著/海拓社)を平積みにして、まわりを『運命の人と出会う本』『幸福な結婚をするために』等の実用本(?)でぐるりと囲んであった。
 のせられて(?)購入することが多い店。上手い棚だと思う。


2001/12/17

 「中村哲インタヴュー」(インタヴュアー:渋谷陽一「SIGHT」vol.10 WINTER 2002 掲載)を読んだ。
 "タリバーンはアルカイダの介入によって変質したのか"という質問に対して、中村氏がいくつかあげた例で、なんとなくほのぼのとしたのは次のもの。

「……たとえばわたしたちが車に薬品を乗せていくじゃないですか?ウチ(引用者註:ペシャワール会)の会旗というのが鳩のマークに三日月なんです。で、鳩は宗教委員会で偶像と決まりましたって、カブールの入り口で止められるわけですね。『そんなこと言ったって仕事ができない』って言ったら、宗教委員会の人も笑いを堪えながらね、『鳩の顔に絆創膏を貼ってくれ』と。本人も笑っているわけですよね。これぐらいのことで病人を困らせるのはやめとこうって。だから、タリバーンの大半の人は、我々が考えている以上に常識的な人であって、今はこの秩序を維持するために規制するのもやむを得ないという感じだったんです」(p.90)

 『9.11』の指摘と繋がるものがあるなあ、と感じたのは、次。

「……なんか、すべての議論がアフガニスタンの現状認識がなく、ゲーム感覚で決められてしまったというのが僕の正直な感想ですね。茶番なんですよ。あそこに生きておる生身の人間がおるというのをどこか忘れてるんですね。飲み水もなく、去年だけで家畜が9割も死んでるんですよ。……」(p.95)

 極端な一般化ではなく、個々の事実を見ること。「現地の人間は経験に縛られて視野が狭くなる(こともある)」の"こともある"を"常にそうである"に置き換えるレトリックには注意しなくてはならない。そんなことを考えながら読んだ。
 このインタヴュー記事はとても読みやすく面白いので、おすすめ。さて、一日で突如として出現したカブールの自由は、いったいどこから現れたのでしょう?読めばわかる――かもしれません。

 [aml 25672] Re: 「医者 井戸を掘る」英訳[aml 25673]
 中村哲氏の著書『医者 井戸を掘る』(石風社)の英訳を行ない、出来た分をサイトに掲載している、という報告。
 (追記(2001/12/18)石風社の許可は得ているとのこと。(aml)

 アドビファイルの暗号解読容疑者、起訴取り下げ(Wired News)
 かの地では合法とされる行為を行なっただけで、あやうく5年の刑と50万ドルの罰金を食らうところだったとは!へぇー。著作権という名前が、その理念を置き去りにして便利に使われている。(関連日記:2001/09/01
追記(2001/12/26)自由になったDmitry Skylarov、検察発表の間違いを指摘(slashdot.jp)この投稿によると、司法取引はしていない……?

 News23もウイルスをばらまいてしまいました。(EVERYDAY PEOPLE 12月17日より) J-WAVEもばらまいていたし(slashdot.jp)……嗚呼、いつまでたってもBadtransはどこかで元気。


2001/12/16

 「<富士通・秋草社長"暴言"の波紋>「日本式成果主義」は経営者をダメにする」(斉藤貴男/「中央公論」2002年1月号掲載)を読んだ。
 "失言"のその後。「株価は動かず、労働組合も音なし、件の『週間東洋経済』編集部との間でも、特段のトラブルには発展していない」(p.111)
 富士通は日本における成果主義人事の先駆的存在である。成果主義で問われるのは、経営者の資質だが、それをチェックする機能が日本には無いことが今回の暴言の背景にある、という指摘。アメリカにおけるチェック機能とは「株主による」(p.114)ものだそうだ。「成果主義は本来、こうした枠組みと表裏一体の体型であるはずだ。」(p.114)しかしその機能が機能しないまま、成果主義だけが取り入れられたとき、経営者の責任は格段に跳ね上がる。
 藤井清孝社長(SAPジャパン)はこう語る。

「ウェルチ(引用者註:前GE会長)の凄さはウォール街との信頼関係です。彼の言葉に間違いはない、とアナリストたちが信じているから、その分析を見た投資家がストーリーを買う。GEは10年単位で会社を見ることができる。どれほど進んだ資本主義でも、最終的には人間のクレディビリティーが根っこで支えているということですよ。
 社長になったらそれを自動的に手に入れたと勘違いする人と、自分自身でクレディビリティーを獲得していく社長との差。サラリーマン上がりとしての経営者には限界があるのかもしれません。」(p.115)

 成果主義は「次の仕事の予定も立たないような状況」で働いている社員にとっては、重荷でしかない。そして、予定を長い期間で見通せるようにするのは、下ではなく上の役割なのだが、そういう上がいるかというと……。
 「無能な経営者が無茶を強行すれば破滅が待っている。」(p.117)は、そのまま日本経済の状況を思わせる言葉だと思った。(関連日記:2001/10/17

  [aml 25651] 郵便事業を完全自由化した国の例 [aml 25632] 郵便事業完全自由化は間違っている
 日本が郵政事業民営化の手本としているニュージーランドの実状について。

 アグネスデジタルエイシンプレストンステイゴールド、おめでとう。


2001/12/15

 『9.11 アメリカに報復する資格はない!』(ノーム・チョムスキー 著/山崎淳 訳/文芸春秋)読了。
 911後、さまざまなインタヴュアーにより行われた、言語学者ノーム・チョムスキーへのインタヴューをまとめたもの。
 さて、小泉純一郎は、USの大統領をヒーローだと持ち上げたが、彼は以下の事実を知っているのだろうか。

例えば、一九八六年に米国は国際司法裁判所で「無法な力の使用」(国際テロ)の廉で有罪を宣告されたうえ、すべての国(すなわち米国)に国際法遵守を求める安全保障理事会の決議に拒否権を発動したことを想起すべきかもしれない。無数にあるうちのたった一つの例である。(p.23 強調は引用者による)

 USがどの国に対して何を行い、その結果がどうなったかについては、これに続く文章で述べられている。(黒木のなんでも掲示板でくろきさんが引用しているので、そちらを参照して下さい)

 チョムスキー氏は、ひとつひとつの事実について、意見を述べる。何かもやもやとした、はっきりとしない体裁のようなもの(例えば「戦争に多少の犠牲はつきものだ」とか)は、そこにはない。そして、静かな怒りに満ちた言葉のなかに「個人の人格を貶めるようなネガティヴな言い回し」は無い。事実と、それに対する意見だけがある。ひとつとってみても、USよりのニュース番組では「過激」と言われるだろう――しかしただの、単なる事実であり、信頼に足る情報源や報告書も存在する。
 ブッシュ・ジュニアだからこうなったわけではないことも、彼は指摘する。

ブッシュの「ユニラテラリズム」は、ふつうにやってきたことの延長だったことを思い出すべきだ。一九九三年、クリントンは国連に、米国は――いままで通り――「可能なときはマルチラテラルに、必要なときはユニラテラルに」行動すると通告し、その通りに行なった。この態度は[当時の]国連大使マデリン・オルブライトによっても再度発表され、一九九九年、国防長官のウイリアム・コーエンは、米国は極めて重要な権益を守るためには、「軍事力のユニラテラルな使用」を決意していると宣言した。
 (p.126 引用者註:ユニラテラリズムとは「自国優先主義」、マルチラテラリズムとは「多国重視主義」のこと。以上本文より)

 とても面白かった。何よりも面白いのは、これが"文芸春秋"から出た、ということだ。ともあれ一般書店に並びやすい出版社から出たのは、喜ばしいことだと思う。読まれて欲しい内容だから。(関連日記:2001/10/20 Robert Fiskのサイト、2001/12/11 チョムスキー・アーカイヴ日本語版)

 CNNのニュースサイトを見に行った。BBCと同じ対象を報道しているはずなのに、どうしてこうも違ってみえるのだろう。アフガニスタンの国連職員はCNNを見ようとしないそうだが(『タリバン』(田中宇 著/光文社新書)より)、その気持が分かるような気がした。
 (関連日記:2001/10/18『タリバン』の感想、2001/09/15 CNNの報道について)

 外国文化や流行伝えた「イエナ洋書店」来月閉店(http://www.asahi.com/culture/update/1215/001.html


2001/12/14

 アンチウイルスソフトベンダー各社,「FBIのための裏口設置はない」(ZDnet 12月12日)それ以外に言いようが無い――とはいえ、それが信用できるかどうかはまた別の話。(関連日記:2001/11/28
 追記(2001/12/15)FBI、暗号メール解読用のプログラム開発を認める(CNN)この言い方に習えば、ウイルスは「安全性確認用のプログラム(設定不備の場合の罰則付き)」ですね。いや〜、物は言いよう。

 「ACE COMBAT 04」のサイドストーリーで"黄色の13"が弾く曲は「大聖堂 1.プレルディオ(前奏曲)/サウダーデ(想いで)」(アグスティン・バリオス)だそうだ。
 12月19日発売予定のサントラ、DISK-2 19.Prelude がそれらしい名前かな……

アグスティン・バリオス、通称マンゴレ(1885−1944)は、南米パラグァイが生んだ天才的なギター奏者かつ作曲家で、中南米諸国やヨーロッパを旅しながら、300曲以上に及ぶ作品を残した。
 …………
(引用者註:大聖堂3部構成の2と3は若い時に書かれたもの)更に1は、ずっと後になってから、バリオスがキューバの首都ハバナのカテドラルを訪れたさいに書き加えたページと言われ、繊細な美しさに満たされている。
 「THE CADENZA 17」(木村大/Sony Record)ブックレットより引用

2001/12/13

 もうすぐサポート外になるOS(slashdot.jp)を使って、今日も仕事。
 そういえば、「これからはNTの時代だ!」と言って、AS/400からNTに乗り換えたあの会社は元気だろうか。

 IEのダウンロードダイアログに致命的脆弱性(slashdot.jp)
 次から次へと。
 拡張子をはじめて見た時「これは何ですか?」と先輩に質問したら「目安」と答えがかえってきた。勝手に変えられるし、当てにならないしで、確かに目安程度にしかならない。
 ところで、Windows 2000以降では「一部の拡張子は"拡張子を表示する"にしても表示されない」という仕様(?)はどうなっているんだろう。".lnk"(他)が Explorer では表示されないというアレ。

 ブロードバンド&モバイルな会社の寮の例(slashdot.jp)
 「ジャンパ工事が遅れているor遅らせている」会社に「社員が働かない」会社。「ブロードバンド&モバイル」「Mobile and Internet」「S&S」……分かったり分からなかったり。

 Gonerワームの作者はイスラエルの高校生(ZDnet)「"イモ"の綴り間違ってたけど、副大統領だからねー、言えなかった」というのもありましたが。


2001/12/12

 テストデータ作成。対応した箇所だけチェックすればいい、というものでないのは分かっているのだが、期間が短いと、つい端折りたくなる。

 『非戦』(坂本龍一 + sustainability for peace 監修/幻冬舎)12月20日刊行とのこと。(情報源: [aml 25546] 本のご案内(執筆者の一覧)、 [aml 25552] 本情報の訂正)この本には「暗黒の火曜日:イスラマバードから」の短縮版が掲載されている。


2001/12/11

 結合テスト開始。データを考えて一日つぶれる。

 『オンリー・フォワード』(マイケル・マーシャル・スミス 著/嶋田洋一 訳/ソニー・マガジンズ)読了。
 知人を通したある筋からの依頼で、誘拐された重要人物を連れ戻すことになった俺(スターク)。<赤色>近隣区で情報を仕入れてから、俺は男を探しに出かけた。彼は、やっかいな近隣区に居るらしかった――
 おかしなことを喋る機械に、何も喋らないけど素敵な猫、そして、言われてみればその通り、な言い回し。初期のディックを読んだ時の感じに似ている。つらい時、誰かに親切にされて泣きそうになった気分を思い出させる、そんな話だった。

 黒木のなんでも掲示板の嶋田さんの投稿経由でチョムスキー・アーカイヴ日本語版を知る。911関連他。


2001/12/10

 結合テスト仕様書レビュー。レビューとその後の議事録作成に、時間の大方をとられる日々。

 ちょっと前になるがロイヤルWebサイトがIISに移行(slashdot.jp)を読んで、「ケーブル切断」で思い出した。
 以前の仕事場で、専用端末が立ち上がらなくなって
 「誰か線踏んでないか?」
と冗談を言っていたら、本当に踏まれて断線していたことがあった。配線を考えてある仕事場ではなかったので、コードがスパゲティのように床の上をうねっていて、引っかけて抜いたりは、よくある事故だったが、そんなことがあったのはその時だけ。

 ゲーム中毒が人生を壊す(上)同 (下)(Wired News)
 「高校生のジェフリー・スタークくん(カナダ、オンタリオ在住)は、自助フォーラムに熱のこもったエッセイを寄せ、エバークエストは人生を破滅させたと弾劾している。」ほとんどアルコール中毒みたいな扱い。ゲーム「未亡人」まで出る始末。(はまるのは男性が多いのだろうか)
 「ゲーム依存症の症状とは、学業や仕事がおろそかになったり、基本的にすべてをゲームのために後回しにしたりすることだとオーザック博士は語る。」博士が夢中になったゲームは「ソリティア」。「エバークエスト」とは全く違うような気がするんだが。それに「マインスイーパー」のほうが面白いですよ、博士。(どこかの企業ではMSのゲームアクセサリをインストール禁止にしたんじゃなかったかな。理由は「生産性を損なうから」納得。)

 Breakthrough in Afghan aid effort(BBC)

 US urged to restrain Israelis(BBC)


2001/12/09

 朝日杯フューチュリティS。アドマイヤドン、ヤマノブリザード、スターエルドラード。「ぼくドンちゃん〜」という歌をうろ覚えで歌ってしまいそうになる。(ベガの仔でこの名前は……)
 勝利ジョッキーインタビューで久しぶりに見た、藤田騎手の髪の色はすごかった。
 そのまま続けて鳴尾記念を見た。メイショウオウドウが逃げて勝った。意外な展開。

 「戦後民主主義のリハビリテーション(戦争篇)」(大塚英志/『テロ以降を生きるための私たちのニューテキスト』(角川書店)掲載)を読んだ。
 「現実」と「映画のような報道」との間でバランスを取ろうとしているUS政府と、「ワイドショー」的な世界に立っている日本(政府とおおかたの国民)という対比からはじまって、反戦派が空爆支持派に比べて「力のある言葉」を持てないままの日本の現状について、そして「ディベート的な好戦論とは違う反戦論のためのことば」(p.30)を育てるために大塚氏が選んだ媒体についてが、書かれている。
 私は大塚氏の他の文を読んだことがないのだが、この文章を読んだ限りでは納得できる。確かに「小泉純一郎(とその支持者)は、現実と空想の区別がついていないんじゃないか?」と思うことはある。出来の悪いヒーローアニメみたいな台詞や仕草が受ける理由は未だに分からないが。


2001/12/08

 新ワーム『ゴーナー』流行:なぜ人は添付ファイルを開くのか(Wired News)
 W32/Goner@MM(Pentagone)はメールに添付されているファイルを、自ら開かなければ感染しないのに、何故流行したのだろう、という話。
 ある管理者いわく「バッドトランスや『コード・レッド』にやられるならまだわかる。だが、このワームはこんなに単純で馬鹿馬鹿しいものなのに、それでも広がっているのだ。なぜシステム管理者がユーザーを陰でよく『まぬけ』呼ばわりするのか、この事例が完璧に示している。」
 まあ、patch当てただけで「何をしても感染しない」と勘違いしてしまう人もいるし……。

 HTMLメールについて(乳の詫び状(中村正三郎のHot Corner)の2001年7月9日と7月20日)。
 セキュリティ上の問題ばかりが取り上げられているHTMLメールだが、「正しくタグされた文章は視覚障碍者にとっても必ず有益であるはず」(例えば、斜め読みが出来るかもしれない)(7月9日)、また「CSSは「見栄え」を分離したというよりも、出力方法を切り離したと考えるべき」(7月20日)であるという意見が紹介されている。(以上、中村氏によせられたメールの一部を引用した)
(追加参照:平成12年度障害者のために講じた施策の概況に関する年次報告について(平成13年版「障害者白書」の概要)

 1ch.tv 情報公開(ただし不本意)(slashdot.jp)これって何だかね……

 ポスペで資産管理(slashdot.jp)

 Buffer over flow on Outlook express for Macintosh(セキュリティホール memo の12月4日)
 バッファオーバーフローについては、以下の説明が分かりやすかった。

コンピュータは、プログラムもデータも、すべてメモリに保存する。もしコンピュータが八文字のパスワードを要求して、そこに二〇〇文字のパスワードを受け取ったら、その余計な文字は、メモリの別の領域に上書きされてしまうかもしれない。(もちろんホントはそんなことは起こるべきじゃない――だからこれはバグだ。)もしそれがうまい領域で、しかもうまい文字をそこに書き込めば「接続拒否」命令を「アクセス許可」命令に書き換えたり、自分の好きなコードを実行させたりできるのだ。
 (『暗号の秘密とウソ』(Bruce Schneier 著/山形浩生 訳/翔泳社)p.294)

2001/12/07

 飲み会。参加者全員で牛タンシチューに挑戦した。店員に「これ、どこの牛?」と訊こうと(略)。
 美味だった。

 『かめくん』どこにいったかなあ。(本の山を掘り返さねば)『ΑΩ』は比較的上層部にあるんだけど。


2001/12/06

 「What to do?」(ポール・クルーグマン/山形浩生 訳/『テロ以降を生きるための私たちのニューテキスト』(角川書店)掲載)を読んだ。
 ますます悪化しつつあるアメリカ(U.S.)の経済について。減税だって?とんでもない!「でも必要なのは、いますぐの刺激策で、五年後にやってくる刺激策じゃない。いまは、現在の経済を助けて、将来にこれ以上ツケをまわさないような方法に注力すべきなんだ。」(p.85)
 日本も、似たような状況下にある。我慢すればなんとかなる、という妙に古めかしい勘違いの先にあるのは「経済まで三流」というどうしようもない未来だろう。

 アフガン難民:会見で入管の「通訳に問題が多い」と訴え (毎日新聞)

 US steps up pressure on Arafat(BBC)

 「Outlookはメールを開くと……!」
 「Outlook Expressは、プレビューするだけで……!!」
 最近は、ウイルス情報の枕詞と化しているこの言葉。そうならないように設定しておきましょう。ついでに、ちょこっと追加設定もしておくと、少しは安心です。


2001/12/05

 「諜報活動の失敗を診断する」(ブルース・シュナイアー/山形浩生 訳/『テロ以降を生きるための私たちのニューテキスト』(角川書店)掲載)を読んだ。
 911後、どっと湧き出た「暗号の規制」は、セキュリティにとって有効なのか?――答えは「いいえ」。
 では「プライバシーと自由の保護」は、安全な生活と本当にトレードオフなのか?――答えは、これも「いいえ」。
 システム設計に少しでもかかわったことのある人間には――多少痛い指摘もあるにせよ――シュナイアー氏の主張はとても分かりやすい。ごく短い文章なので、一読をお勧めする。
 出来れば「記憶力が長続きしない立法者」たちに読んでもらいたい文なのだけど。

 また新種ウイルス。感染ルートが更に拡大。ICQなど。

 ところで、ウイルスに感染したことを「攻撃された」「嫌がらせ」と主張するのは、ちょっと自意識過剰なのでは。とりあえず、よい子は真似しちゃ駄目だよ!……と言っておこう。某MLの状況を見ていると、気が遠くなってくる。こんな人にOutlook(Express)を使うな、ウイルスチェックソフトのパターンファイルは週一で更新しろ、と言っても効き目はないんだろうなあ……。親切に注意している人がイタい人あつかいされていて、気の毒だった。

 EUによる「テロ行為の定義」に非難の声。(Wired News)定義対象が広範囲すぎることに対する弁護士たちの批判。
 サイバー犯罪条約に疑問 弁護士らがシンポ(毎日新聞 12月4日)日本でも。(関連日記:2001/11/202001/11/242001/12/01

 スーパーカミオカンデ事故調査委員会報告破損状況の写真。(中村正三郎のHotCornerより)

 インドで論議を呼ぶ「男女産み分けキット」(Wired News)「スウィージー氏は、成功率は96%だと主張する。」……。え?タイムリーな話題だなと思って。


2001/12/04

 対応概要書レビュー、終了。技術系メーリングリストで質問するときのパターン・ランゲージを参考にまとめなおした。普段気をつけているつもりでも、書類にまとめるときは案外見落としが多いから、これを読んで再チェック。ありがたいです。

 島さとし議員のその後。これでマシなほう……?覚えたての人を思い出した。


2001/12/03

 『暗号の秘密とウソ ネットワーク社会のデジタルセキュリティ』(Bruce Schneier 著/山形浩生 訳/翔泳社)読了。(出版社のページ & 正誤表
 セキュリティは万能ではない。既存のセキュリティの弱点を全て洗い出すのは不可能だ。それは、セキュリティが製品とか出来合いの何かではなく、プロセスだから。

 セキュリティ問題を技術で解決できると思っている人は、問題もわかっていないし、技術もわかっていない。
 本書はそういうセキュリティ問題と、技術の限界、そしてその解決法についての本だ。(「序文」p.iii)

 911以降のネットでの規制を当然だと思っている人に、特に読んでもらいたい本だ。ウイルスチェックソフトやファイアウォールを導入し、patchを当てただけで「もう安全」と思っている人、ウイルスを作る人が悪くて、感染した私は悪くないと主張する人にもおすすめ。(善悪はともかく、そういう考えは間違っている、と私は思う
 ちょっと話がずれるが、本文中で、思わずにやりとしたのは次の箇所。

マイクロソフトは、自社製品を中国語化して中国に売り出そうとしたときに、まさにこの発想をしていた。それの海賊版が出回るのは計算済みだった。使われている10本につき、正規ユーザは一人以下しかいないこともわかっていた。マイクロソフトのスティーブ・バルマーは以下のような発言をしたという:「違法コピーされるなら、違法コピーされるのが自社製品であって、競合他社の製品ではないようにしたいよな。発展途上国では、海賊版のシェアを高くしておくのがだいじなんだ」と。中国が自由世界に参加する頃には、すでにマイクロソフト互換状態になっているだろうというわけ。それまでの間、マイクロソフトは別に何かを失っているわけじゃない。なかなか適応性の高いビジネスだ。
 (「第16章 セキュリティの小技など」pp.356-357)

 911以降、ネットは著者が「脆弱になる」と指摘した方向に向かっているのがなんとも言えない。たとえば愛国法(Wired News)。それにしても、"建前"(首謀者を捕まえるってアレ)はどこへ行ったのやら。

 コンピュータウイルスに感染してそれをばら撒いて、「サイバーテロ攻撃を受けた」と言う人が出ました。民主党の島さとし議員です。(そういうのはサイバーテロ攻撃とは言わないんじゃ……)この屁理屈を拡大適用すると、風邪をうつされたら「バイオテロ」攻撃を受けた事になるのでは。
 冗談はさておき、自分のページにコンピュータウイルスをばら撒いた「お詫び」くらいは書くかなと思っていたのだが……うーん。まあ、単に知らないだけなんだろうけど。ここまでくるとネタとは言いづらい。小泉首相の「経済理論で理解できない現象が起こっている!」(黒木のなんでも掲示板3より)といい勝負。

 Gingerのお話。楽しい。


2001/12/02

 阪神ジュベナイルフィリーズ(去年までの「阪神3歳牝馬S」)。タムロチェリー、アローキャリー、オースミコスモ。馬の力云々よりも「またペリエ騎手」と言われる結果に。

 携帯電話のいわゆる「ワン切り」に関する相談について(平成13年11月28日 国民生活センター)中村正三郎のHotCornerより)
 「ただ電話をしただけでは支払いの義務なし」新手のHoaxかな、これは。

 ウイルス関連。(関連日記:2001/11/27, 2001/11/30
 まず、今回のウイルスがついたセキュリティホール、これ自体に対応するpatch(IE 5.5 SP2)が出たのは8月19日頃。(セキュリティホール memo の8月19日
 その後IE 6.0 がリリースされるも「セットアップする場合は、必ず Outlook Expressを含む標準構成以上でセットアップ」しないと、穴はあいたままになるらしい、との情報は9月末に出ている(セキュリティホール memo の9月25日)。
 「patchあててなかったの!?」と怒る人がいるのも道理、ではないでしょうか。リリースから3ヵ月も過ぎているんだから。(伝染んないと、対処しないんだなぁ……しみじみ)
 さて、ウイルス情報をチェックするときに気を付けるポイントは、次の4点だと思う。

 それから、Outlook Express や Outlook (や Internet Explorer )を使わないから安全、とは言えないと思う(使わないほうがマシだとは思うが)。(参考:Outlookを使い続ける事は善か悪か


2001/12/01

 今日はレンタルビデオ屋やカラオケ屋が盛況らしい。いいことだ。TV番組も景気に貢献できるではないの。あと3ヵ月、同じ傾向のプログラムを全局一斉に一日中流してみては如何。

 サイバー犯罪条例関連、だろう。世界規模でネット児童ポルノ摘発。この条約に署名した国については、セキュリティホールmemoの11月27日経由で。(関連日記:2001/11/202001/11/24

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