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2001/07/31

 仕事場の席替え。パソコン2台を引きずっていく。

 『利己的な遺伝子』蟻と蜂と白蟻と。蟻とか蜂の雄って……知りませんでした。


2001/07/30

 『利己的な遺伝子』雌雄間の利害対立。

 帰宅後「FinalFantasy10」をちょっとだけすすめる。各ボス戦、1回目は必ずゲームオーバーになってしまう。オープニングの場面が出てきたのだけれど、そろそろ終盤なのだろうか?


2001/07/29

 参議院議員選挙の投票に行った。

 「FinalFantasy10」は、CMに使われたムービーが流れるところとその後まで進めた。避けられない戦闘で、また辛い状態になったので中断する。


2001/07/28

 噂のワーム、SirCam。「一風変わった新ウイルス『サーカム』(上)」「同(下)」感染環境はOSがWindowsであること。メーラーがOutlookであるかどうかは関係ないらしい。(これについては「SirCamがI LOVE YOUに負けている理由」を参照)

 それからCode Red。その1その2。こちらは企業向け。某所にある拡散状況のムービーは、重たくて落とすには辛い(13.4MB)。すごいらしいのだが。

 「FinalFantasy10」先週の続きを。通常戦闘を半分ほど逃げているので、悲しいほどキャラクターの能力が低い。殴られたくらいで瀕死になる剣士が情けない。(育て方が悪いだけなのだが)いちばん使いやすいのはボールが武器の方。


2001/07/27

 ここならあるだろう、という書店を2件ほどまわってみる。……週刊100名馬の専用スタンドはあった。様々な馬のムックが差し込まれている。
 あるかな……と、しばし探す。
 けれどライスシャワーのは無いのだった。(ほかの馬は揃ってるのに)人気があるんだなあと1件目では嬉しくなったが、2件目も同じ状態だったので今度は悲しくなった。
 注文するか。店先で手にとって、レジにはこぶ時の楽しさを味わえないのは残念だけれど。

 「エリモシック」(Gallop 臨時増刊 週刊100名馬 75)を購入。
 的場さんのインタビューが掲載されている。馬の力を最大限引き出すことができるか、それをレースの評価基準としているひとが、満足のいくレースだったと語る、第22回エリザベス女王杯(1997)。エリモシックは河内さんが乗っていた頃から大好きな馬で、それが的場さんが乗ることになって、そして、コンビでのG1勝ちを見られた。そのレースは騎手によって会心の騎乗だったと語られている。
 私にとって、2頭めの夢の馬だ。

 『利己的な遺伝子』、親と子の利害の対立(世代間の争い)。誤読をまねかないように、そしてできるだけ分かりやすいように書かれた文章をゆっくりと読む。
 例えば著者が「すべきである」と書く時、それは道徳的に望ましいという主張をしているわけではない、など。
 章のむすびの「私の議論から人間的なモラルをひき出すとすれば」がいい。にやりとさせられる。


2001/07/26

 「SFマガジン」2001年9月号購入。掲載された「あなたの人生の物語」(テッド・チャン/公手成幸 訳)を読了。面白かった。
 言語学者と物理学者と大佐。大佐と物理学者が、とある依頼を持って言語学者の元を訪れる。それは人類がいまだかつて耳にしたことの無い―エイリアンの―奇妙なことばを解析して欲しいというものだった。
 エイリアンの書き言葉、「ちょっと手話みたい」だなぁ。
 この話を読んで、『虹の解体』(R・ドーキンス 著/早川書房)に「正確に言えば、誰も量子論のことを正確には理解していないと言っていいのだろう。それはひょっとすると我々の脳が、マクロで低速の世界、すなわち量子的な振舞いを無視してもよい世界で生き延びられるように、自然淘汰によって形作られたせいかもしれない。(p.80)」とあったのを思い出した。

 『利己的な遺伝子』は家族計画。より可能性の高いほうに賭けるものが、結果的には数を……


2001/07/25

 昨日のCM話、クラッシュ不在には理由があることを知る。

 『利己的な遺伝子』「遺伝子道」あるいは、近親を重視する、いっけん利他的な行動の理由を利己的な遺伝子で説明するとどうなるか。


2001/07/24

 マクドナルドのCM。SCEJと組んでの展開中。トロ、パラッパ、ピポサル……と何でチョコボ!?(クラッシュはいずこ)
 いっこだけSQUAREか。

 『利己的な遺伝子』は、攻撃の話まで。遺伝子=プログラムとすると、出力は受け取った変数で変わるから……この譬えは分かりやすい。


2001/07/23

 天気予報で、今日の予想最高気温を見たとたん外出する気が失せる。でも出社。

 『利己的な遺伝子』をほんのすこしだけ。


2001/07/22

 「FinalFantasy10」(PS2/SQUARE/RPG)開始。
 付属の取扱説明書は薄く、そのぶんオンラインヘルプやチュートリアルがしっかりしているのが良い感じ。要素をひとつももらさずに1度で終わらせたい、と思わなければ、攻略情報無しでも今のところは大丈夫かな。
 主人公と召喚獣のみ名前が変更できる。ので、主人公だけかえてみた。


2001/07/21

 「タレント議員(候補者)についてどう思いますか?」
 TVニュース番組で街頭インタビューをながしている。そのなかのひとつ。
 「やっぱ身近な人だと、そっちに入れちゃうかな。身近にTVに出てる人だったりするとね」
 おおぅ。そいつは一方的知り合いというやつだろうか。"身近"とはちと違う気がするが。


2001/07/20

 「FinalFantasy10」の声の配役は誰?と話題になっているようだが、今週号「電撃Playstation」特集ページに主要人物についてだけは載っている。


2001/07/19

 本日も残業。

 「上カンマをタイプして」と言われて、なんのことか分からないので質問した。single-quotation-markのことだった。それは、全然違う。

 「FinalFantasy10」発売日。
 朝のTVワイドショーで、秋葉原の様子を中継していた。午前7時12分頃で、すでに行列はきえていた。映像的にはやや拍子抜けだったが、数日前から並んでひったくられて、なんてニュースのほうがよほど変だ。行列があれば景気がいいというのはたんなる勘違いだろう。(そーいえば昔々、Windows95発売時の秋葉原行列をTV中継していた、あれは面白かったなー)
 このソフトのCMのパターンのひとつ、自室でゲームをやっていて、キスシーンをぼーっとながめていた男の子が、襖をがらりと開けた母親に驚いて「ノックくらいせんね!」(ノックぐらいしてよ!)と言うのが、なんだか可愛らしい。(このパターン、他のゲームソフトにも使えそうだなあ)

 ムービックから「通販予約の品の発売日が遅れてすみません」とお詫びの葉書(普通の官製はがき。常識的ですね)が届いていた。
 ちょっと驚く。こういうところがきちんとしてあると、感じが良いなと思う。


2001/07/18

 書店が開いている時間に帰宅できず。うぐぐぐぐ。

 ちょっと気分をかえて、「ライスシャワーを知りたいと思っているひとに、最初にすすめる本」について考えてみた。
 私が、まず一冊すすめるとしたら『奔馬、燃え尽きるまで』(柴田哲孝 著/祥伝社黄金文庫)だろうか。(この本には、ダンツシアトルからはじまってライスシャワーまで、全15頭の競走馬の話が収録されている。)
 最終章「黒鹿毛の刺客 ライスシャワー」は、第115回天皇賞(春)からはじまる。マヤノトップガンがこれまでのレースレコード(ライスシャワーが記録したもの)をぬりかえた、その瞬間を、著者は複雑な思いで見ていた、と書く。
 ごく短い、20ページに満たない文のなかで、ライスシャワーは常に中心に置かれている。他の馬のファンから、その姿をとおして語られてしまうことの何故か多いライスシャワーが、ここでは真ん中にいる。こういう書かれかたは珍しい。最後の宝塚記念の、ぼんやりとした記憶までもが上手く結ばれていて、ライスシャワー関連では好きな文章のひとつだ。
 かの馬に興味があって、その勢いがとまらないうちにさぁっと知りたいという人には、この本をすすめたい。

 ライスシャワーが、後方に一七頭の馬群をしたがえて、最終コーナーを回った。小さな体を低く沈み込ませ、首を前に突き出す、独特なフォームが戻っていた。私にとって、それは期待こそしていたが、予期することの出来ない光景だった。おそらく、直線の半ばで体力は限界を超えていたのだろう。それでもなお後続を突き放そうとする姿に、心が熱くなったことを憶えている。(同書pp.313-314)

 『利己的な遺伝子 増補改題『生物=生存機械論』』(リチャード・ドーキンス 著/日高敏隆・岸由二・羽田節子・垂水雄二 訳/紀伊国屋書店)読みはじめ。ゆっくりしか読めないけれど、楽しい。


2001/07/17

 Gallop別冊「ライスシャワー」を見つけられない……よく行く書店は、最近、競馬関連書籍をあまり置いていないからなあ。

 『ぼくたちは、銀行を作った。ソニー銀行 インサイド・ストーリー』(十時裕樹 著/集英社インターナショナル)読了。
 文章にかかる力が平均的で、嫌なひっかかりがなく、読んでいて気持ちがよかった。
 ところで、第15話「夜明けのしりとり」のイラスト(p113)、本当にしりとりが出来る。左下隅を11とすると、(以下、縦横で表記)
 31→43→33→12→41→32→11→21→42→13→22→23
でしりとり成立。(43→33→12→41→32→11→21→42→13→31→22→23のほうが奇麗かな?)

 『オルガスマシン』(イアン・ワトスン 著/大島豊 訳/コアマガジン)、『ロボット21世紀』(瀬野秀明 著/文春新書)購入。


2001/07/16

 『アイアンマウンテン報告−平和の実現可能性とその望ましさに関する一報告−』(レナード・C・リュイン 著/山形浩生 訳/ダイヤモンド社)読了。(訳者による書評訳者あとがき
 ―国家の安定にとって、平和状態は危険である。国家を安定させるのは、戦争の非軍事的機能であり、それに比べれば軍事的機能などは取るに足りない。そして、平和は戦争システムの代替物を提供出来ない――
 極論。しかし……これは正しいのではないだろうか、と思わせる説得力は恐ろしい。国家を安定させる装置としての戦争は、ロマンも悲劇も悲惨さも(楽しさも)見せてはくれない。システムを組んでいる時の、奇妙な高揚感はあるけれども、個々人としては、捨て置かれているようで嫌な気分になる。そういう本だ。
 ハリ・セルダンにあこがれた人には面白いんじゃないかな。


2001/07/15

 よく行く書店のいくつかでの「新しい歴史教科書」「新しい公民教科書」の並べかた。それぞれ特徴があって面白い。

  1. 「新しい教科書」万歳本をいっしょに並べている。
  2. 上に加え、「こんな教科書間違いだらけでその上まだ共産主義的だ」本を並べている。
  3. 上に加え、「間違いだらけで思想的にも問題ありと指摘する」本を並べている。
  4. 上に加え、「歴史について学ぼう」本を並べている。

 個人的には4が、いちばん楽しい並べかたなのだが、ほとんどが2どまり。まぁ、3で加わる本は、岩波書店刊行のものが多い印象をうけるので、書店によっては扱いづらいのだろう。ちなみに2は、『「新しい歴史教科書」の絶版を勧告する』(谷沢永一 著/ビジネス社)のこと。思想的立場においては「新しい歴史教科書」と同じ方向で、到底私には賛成出来ないが、国文学の間違いに対する姿勢は、理解できる
 同書での「新しい歴史教科書」の与謝野晶子についての扱いを批判した箇所は、むちゃくちゃ受けた。とりあえず、この本に関しては、国文学の記述は、どうしようもなく屑だということであるらしい。……全く、分からぬのなら、さわらねばいいのに。

 たとえば、六五ページに「日本古来の和歌を集めた『万葉集』が朝廷の命によって編集された」という一行があるが、これは全くの間違いである。(同書p.25「辞書ぐらいひけ」より引用。強調は原著のママ)

 「萬葉集」については、pp.121-123でもういちど扱われている。確かに、「萬葉集」そのもの(現存の写本を見れば分かるが、全部漢字で表記されているうえ、巻ごとに表記方法が異なる)を目にしたことのある人は少ないだろう。でもせめて、ちらりとでも見れば分かりそうなところまで、間違ってるからなぁ。

(引用者註:「君死にたまふことなかれ」について)
疑問の余地無く反戦詩である。それで宜しいではないか。それとも「新しい歴史教科書」では、これが反戦詩であると都合の悪いことでもあるのか。(同書p228「詩と和歌との区別が分らない」より引用)

 あるんだろうなぁ。

 この教科書について、国文学に関する記述は全部とっぱらって、それからでないと、思想的立場云々を批判するのは難しいようだ。美術史、戦史専門からもたぶん「単純な間違い」に関する指摘はあることだろう。これも、消すか修正するかしないとね。
 単純な間違いを消しさった後の、この本の厚みはどのくらいになるだろうか。


2001/07/14

 「FinalFantasy10」(PS2/SQUARE/RPG)を予約する。コンビニで予約したのだが、そのシステム、見ていて面白かった。


2001/07/13

 仕事上の不具合を調査していた。結果は「原因不明、もしくはシステム的なもの」だった。これを説明しなければならないのかと思うと、胃が痛い。


2001/07/12

 映画「A.I.」の原作である『スーパートイズ』(ブライアン・オールディス 著/中俣真知子 訳/竹書房文庫)を購入。
 文庫版は、ハードカバー版(この間出たばかり)の21作品中、13作を収録していて、映画原作の「スーパートイズ3部作」と、関連するエッセイ「スタンリーの異常な愛情 ――または私とスタンリーは如何にして『スーパートイズ』を『A.I.』に脚色しようとしたか」は(もちろん)収録作のなかに含まれている。
 にしても、この著者略歴の「ヒューゴー賞を'61年の『終わりなき午後』以下5編のシリーズで(中略)受賞する。」(強調は引用者による)は、『地球の長い午後』(ハヤカワ文庫SF)と書いたほうが分かりやすいだろうに、はっきりと書けないわけでもあるのだろうか(訳者あとがきには書いてあるのだが)。

 早川書房の出版情報によると、『地球の長い午後』は8月に重版されるそうなので、多少は入手しやすくなりそうだ。
 上遠野浩平氏のレビュー(『新・SFハンドブック』(早川書房編集部/ハヤカワ文庫SF)収録)を読んで、本編を読みたい気分だったので、ちょうどいいかな。でもどちらかというと、著者が脚本の一部を担当!(ジゴロロボットの辺りだそうだ)と、「A.I.」のおかげで出版された『オルガスマシン』を入手するほうが先になるかもしれないなぁ。


2001/07/11

 『ぼくたちは、銀行を作った。ソニー銀行 インサイド・ストーリー』(十時裕樹 著/集英社インターナショナル)購入。これは、メール・マガジン「はじめての銀行のつくりかた」がもとになって出来た本だそうだ。
 帯は、折り込み部分の「メルマガに寄せられた読者の声より」をおもてに持ってきたほうが良いと思う。


2001/07/10

 電話の呼び出し音が聞こえたような気がした。システムの流れが上手く行かなかった場合に、連絡があるかもしれないので、落ちつかない。仕事でこんなに緊張するのは久しぶりだ。……というか、はじめてかも。


2001/07/09

 『CODE − インターネットの合法・違法・プライバシー −』(ローレンス・レッシグ 著/山形浩生・柏木亮二 訳/翔泳社)読了。
 面白い。著作権、匿名性、プライバシー……に何かしら興味がある人なら、読んでおくべき本だと思う。以下、印象に残った箇所をいくつか引用する。

 天性。自然。本質。生来。そういうもの。この種のレトリックは、どんな文脈においても疑問視されるべきものでしかない。そしてここでは特に疑問視されなきゃならない。サイバー空間こそまさに、自然の規制がおよばないところなんだから。サイバー空間こそまさに、人工的に構築された場所なんだから。でもこの「本質」というレトリックは、それが構築されたものだということを隠してしまう。そしてわれわれの直感を危険なほうに導いてしまう。
 これが「現状主義」の誤謬というやつだ――なにかの現実を、そのあるべき姿と混同してしまうこと。(p.44)
アイデアは、根本的には、その「所有者」が消費できる量を減らすこと無しに共有できる。(p.236)
 人々の一時的な気分を疑ってかかるべき大事な理由がある。一時的な気分が疑わしいのは、人々が無教養だからとか正しい判断が出来ないからじゃないし、民主主義は必ず失敗するからでもない。一時的な気分というのがしばしば無知の産物だからだ。人々はゆがめられた情報や部分的な情報に基づく意見を持っている。そして自分の判断がことさら認知されたり考慮されたりしないとわかっているときには、その意見を判断と称して繰り返すだけなのだ。(p.416)

 レッシグはたとえばこう指摘する。

 今まであったネット論とはまるで違うので(ある意味正反対、とも言える)、一見奇をてらったかのように見える。が、読んでなるほどと思った。
 規制は、政府(国)が法によって行なうだけのものではない。ネット上では、存在を意識させない規制の方法が可能だし、必ずしも法を必要としない。市場が要求し、規範が要求し、構造がそれを可能にする、というか、すでに進行中だ。ネットの構造は規制を完璧に行なえる。実生活上ではいろいろ不可能なことまでも可能になるだろう。完璧な規制が実現した場所……それは、規制の不完全さが守っていた権利(言論の自由や、公共性という考え等)をつぶしてしまう。
 権利を守るために、規制を不完全にする構造を作らなければならない。作らせるために、必要なのは……政府!?
 まったく面白い。ネットは無法地帯だ、なんて目先の様に囚われているネット論がひたすら規制を要求するのに対し、この本が見据えているのはネットが変化するその先だ。
 ネットの規制云々を言うには、この本の主張を意識しないわけにはいかないだろう、と思う。(無視するにせよ反論するにせよ。)


2001/07/08

 長い長い休みの間、結局一冊も読めず。ひたすら寝て家事してゲームしての日々。


2001/07/07

 七夕。中国では「女が男のところに通う」のだが、この話が日本に伝わった時、当時の結婚習慣に合わせて「男が女のところに通う」かたちに変わったのだと聞いた。
 昔そんなことを知らなかった頃は、「雨が降ったくらいで川を渡るのを諦めるなんて根性が無い男だ」と思っていた。いやこれも、川の危険性をなめている考えではあるのだが。勢いが増せば、溝で溺れることもあるのだし。

 ガンパレードマーチのドラマCDを聴いた。
 最初に、声の感想を。
 いちばん出張っているのはナレーション(大塚芳忠氏)です。数行おきにナレーションが入る。次が速水(普通の男の子の発声。低め)と芝村、後は……印象で岩田。(窓ガラス割ってぼこられておりまする)善行はゲームよりちょっと艶のある声だなと思った。台詞は多いが、委員長の立場からの発言がほとんど。少しだけ聞ける切れかけた台詞がいいなあ。壬生屋の声は凛として、耳に心地良い。東原は、ゲームより声が綺麗に入っている。滝川、尖ってるなあ。「いっしょにバカやる仲間が欲しかったし」の印象がないのが残念。(2枚目以降でそういった面も出てくるだろうか?)
 坂上久臣は声の出演ありません、の意味は、CDを聴いて分った。そういう……でもあそこまでいくと伝説というよりただのアイキャッチ……
 内容について。
 話は、かの有名なXXXを話になるように並べたという印象。ナレーションが多いのは、あまりに唐突すぎる場面転換を繋ぐためのものなのだろうが、少々安易に過ぎるように思う。音を立体的に重ねるとか、間の取り方とか、効果音の入れ方とか……色々方法はあるはずなのになぁ。ゲームテキストを音声ドラマで朗読してもらっても嬉しくない
 お話は楽しめない。「NHKラジオドラマ」並の出来を期待した私は、期待しすぎなのであった。昔々「サラマンダー殲滅」(※)をラジオで聞いて面白くて、原作を買いに行った、そういう出来は望めないのね。いや、うすうす分ってはいたけれど……
 「音声ドラマを聞いて、原作(この場合はゲーム)を知りたくなる」出来では無い。裏設定と公式で決められた人間関係にアレルギーがあるなら、買わないほうが幸せだろう。興味があって耐性があって、特定のキャラクターに執着があるなら……どうぞ。(私は善行と東原の為に買いましたよ。とほほ)

(※)「サラマンダー殲滅」原作:梶尾真治、NHK-FMアドベンチャーで1991年に放送された。こんな前でしたか。確か、私が聴いたのは再放送だから1992年のほう。(それでも10年前か……)ラスト間際のやりとりは燃えました。主人公とその教育係であったドゥルガーのやりとり。生死の際での会話が、音声だけで充分伝わってきて、わくわくしたものです。って書くと、おおと思う人もいるかもしれないので念のために付け加えておくと、主人公と教育係、どちらも女性です。


2001/07/06

 「久遠の絆」(PS/F.O.G./ADV)トゥルーエンドクリア。面白かったですが、プレイ時間が長いですなぁ……。まあ、まとまった休みが思いもかけず手に入ったので、時間を気にせず遊べたのは良かった。あと某キャラクターの扱いがちとひっかかりはしたものの、このゲームの主対象が男子だとすれば、ああいう扱いが普通なのかもしれないな。個人的には、もう少し救いが欲しかった。
 話の大筋が"lawこそ正義な真・女神転生"調で進んでいくので、ここを突っ込みたくなる人にはあまり薦められない。chaosは相当悪し様に描かれていて、lawも最高だと描かれてはいないものの、主人公が帰属すべき基だという設定はあるようなので。
 これを書きながら「おまけシナリオ」(トゥルーエンドクリア後選択できるようになる)を遊んでいたところ……うわ……男同士の……これって。主人公(男)が「魂の半身」とよぶ親友(男)が主人公に迫る場面があるのだが、これ、お約束なのだろうか。


2001/07/05

 ガンパレード・マーチドラマCD「夢散幻想1」が届いた。おおっ!ポスターが折れていない。嬉しい。これは前回の折れたポスターの評判が反映されたのだろうか。(それとも単に折りづらい大きさだったからだろうか)
 暑いトラックの荷台にあった為か、CDケースはほんのりと温かかった。……猛暑だなぁ。
 1で登場していない人は、本田、原、遠坂、小杉、田代、茜、森、田辺、芳野。……おや注意書きが。「坂上久臣は声の出演はありません」え?ではキャストに書いてあるこれ「坂上久臣(Cast:大塚芳忠)」は何なんだろ……(ナレーション担当されてはいるのですが)。
 ドラマの内容について。まだ聴いておりません。まあ、そのうち。


2001/07/04

 部屋の片づけをしながら、ぼんやりとすごす。頭の中でソースを動かしてもテストにはならないのであった。

 「タクティクスオウガ外伝」のTVCM、電車の中で遊んでいる人は、スーツ姿ではなかったですね。まわりで口出ししているのはスーツ姿の会社員ふうだったけれど。


2001/07/03

 何故か土曜日の気持ちになっている。まあ理由ははっきりしている。

 ゲーム「花と太陽と雨と」のサントラ「Water 〜 For Relaxing Time 〜」購入。さわりだけ聴くか……と思ったのが、止められなくなった。(これを書きながら聴いている)クラシックのアレンジと、オリジナル曲との並びが聴いていて心地よい。オリジナルでは「Final Mondo」(どことなく「シルバー事件」を思い出させる)、アレンジでは「Someone to watch over me」が特に好き。

 今日の「なんでも鑑定団」(テレビ東京系)で「ガンパレード・マーチ」の曲が使われていて、ちょっと驚いた。まあ、ゲームやアニメなどのBGMが使われることはよくある、にしても、このマイナーなゲームのサントラを使うなんて……。(戦闘中に突撃行進曲を歌った場合のBGMと、Aランクエンディングで流れる曲の出だし部分のふたつが使われていた)


2001/07/02

 ひたすら仕事。テスト系が動作可能な時間ギリギリまで粘る。なんとか目処がついた。

 「競馬ブック」今週号を購入。的場調教師のインタビューを読みたかったので。インタビュー内容、特に目新しいものはない。が、写真がいいので満足しました。


2001/07/01

 「PHASE PARADOX」(PS2/SCEI/ADV)クリア。(約7時間)
 爆発間際の惑星で救助活動を行なっていた戦艦「ギャラント」。しかし惑星は予想よりもはやく爆発し、乗組員のうち20%が死亡、負傷者が多数出る。外傷のないままに昏倒する人間も増え、爆発が何らかの影響を与えているのではないかと思われた。艦内の救助活動に向ったサトクリフ中尉は、移動用カーゴの中に閉じ込められてしまう。数時間後、そこから脱け出した彼が見たのは、人気の無い居住エリアだった。中尉は乗組員を見つけようと、探索をはじめるのだが――
 仲間であっても疑いたくなるような状況で、それでも露骨に疑えない。来る来る、と思っていて「ほらやっぱり来た!」という恐い映画を見ているような感じだった。選択肢も興味本位で選ぶには、少々後味の悪いものがあったりして、こういう雰囲気はたまらなく良かった。一本道。選択肢を誤るとバッドエンドに直行。バッドエンドの中には大笑い出来るものもいくつかある。(まあ普通は笑わないような内容だが、緊張が緩むので、つい笑ってしまう)
 一本道のゲームはゲーム的ではない、のだろうか。一本道を面白いと思わせ、かつ他の表現方法に置き換えられないものだとプレイヤーに感じさせたなら、それはゲームとして面白いのではないかと思うのだが。

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