シンハラ語の「係り結び」を覚えて、簡単な言い回しで話せるようになってみよう。「係り結び」って言っても、日本語の古語のように面倒じゃない。シンハラ語を話す人なら誰でも、何の気なしに使っているから… |
なんて事を言い出すんだ、といぶかる方が多いかと思いますが、これ、大切です。シンハラ語を話すなら、なんとしても「係り結び」を知っておく必要がある。
ちょっと回り道しますが、その前に英語のフォークソングの歌詞から眺めていきましょう。英語とシンハラ語と日本語をめぐる言葉の旅が始まります。
ピート・シーガーの「花はどこへ行った」、原題はWhere have all the flowers gone? 私はPPMでこの歌に馴染んだが、キングストン・トリオやマリーネ・デードリッヒが歌う「花はどこへ行った」もいい。
どこかでアイリーン・グッドナイトのメロディが聞こえるようなWhere have
all the flowers gone?の歌いだしの部分、日本語では「花はどこへ行った?」と訳されている。
花はどこへ行った Where have all the flowers gone?
Whereなどの疑問詞、「だれwho、どこwhere、なにwhat、なぜwhy、いつwhen」をまとめてWh疑問詞と呼び、Wh疑問詞が文の頭に置かれる疑問文をWh疑問文という。Where have all the flowers gone?はこのWh疑問文にあたる。
「花はどこへ行った」はこの歌の英語タイトル Where have all the flowers gone? の直訳と言っていいからWh疑問文の和訳文になる。
この疑問文を平叙文に換えると文頭のWhere(Wh疑問詞)は文の最後に置かれる。