KhasyaReport ひなたやまカフェ 026
夏の朝にはハーブ・ティーを

コリアンダーの若葉、シソの葉、ホーリー・バジル。3種のハーブでお茶を入れる。



 コリアンダーの先端の若葉。畑の隅に群生しているシソ。そして、ホーリー・バジル。3種のハーブをカップに入れて、熱々のお湯を注ぎます。蓋をしてじっと5分待つ。
 朝にはこのハーブ・ティーが欠かせません。


 どうも陽気がおかしい。昨年と温度は変わらないのだけど、今年は暖かくなるのがちょっと早くて畑の雪があっという間に消えたから、あちこちからハーブが顔出してもう食べられるぐらいに育っています。

コリアンダーの若葉。このままカップに入れます。
 トルシー(ホーリー・バジル)の若葉。
これもこのままカップに入れます。
シソの若葉。大きい時はちぎってカップへ。
シソの代わりにスィート・バジルを使うと
くっきりと輪郭が際立つハーブ・ティになります。

 不思議に思えてならないのがコリアンダー。畑の土にはじけた昨秋の種が芽を出して、もう種を結んで、あっという間に枯れています。東北の雪の冬を畑で越えるなんて。初夏に結んだ種が畑に落ちると、また、すぐに新しい芽を出すのです。
トルシー(ホーリー・バジル)も育っています。トルシーは雪の冬を越えられない。だから、5月中ごろに種をまきます。ここ、東北山中では通常、7月中旬に種から芽を出すのだけど、早く芽吹くのもあって、その早熟な個体から若葉が収穫できます。
 コリアンダーとトルシーの葉を摘んで、ついでにシソの群生から葉の小さいやつを選んでつまんで家に持ってきます。

 朝のハーブ・ティ

 マグ・カップにコリアンダーの葉を入れて、そこにシソの若葉を入れて、最後にホーリー・バジルの一枝を放り込む。ここにポットからアツアツの湯を注いだら急いで蓋をしてお茶を蒸らします。
 5分待ちます。お湯に香りがとろけて、それが甘い味になっています。このハーブ・ティが何とも喉に優しい。うちの水は硬水だけど、とろけるように柔らかく、甘くなってしまいます。淹れたてを楽しんだら、また、お湯を注して、蓋をしてそのまま置いておきます。これはそのまま冷めるまで置いて、後でゆっくり楽しみます。
 インドではトルシーの生葉を一枚、朝に食べると健康を増進するというのだそうだけど、スリランカにそんな習慣はなかったし、トルシーもなかった。だから、このお茶がからだに良いかなんてわからない。
 わからないけど、きっと悪くはない。このフレッシュ・ハーブをお茶にして飲み始めたのは今年になってからだけどトルシーの若葉はもう5年もずっと朝のサラダに加えて食べ続けています。まじないみたいだけど、お腹に良いみたい。  2016-7-27


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