スリランカ料理トモカのレシピ―  



ククルマス ウヤンジャナヤ kukulumas Vyanjanaya


●どんな料理?
 鶏肉のカレーです。日本人には一番カレーらしく感じられる料理。インドカレーと言えば鶏肉のカレーがまず一番先に登場します。でも、この鶏肉のカレー、スリランカではもっとも特別な料理なのです。
 スリランカのシンハラ人は魚と野菜を多く食べます。獣肉はあまり食べません。とくに鶏肉は高級で高くて庶民には少し縁遠いのです。お客さんがいらっしゃるというときには遠くの店まで出かけて行って冷凍の鳥を一輪丸ごと買ってきて、さばいて煮込む。ハレの日の料理です。

 鶏肉のカレーをスリランカでご馳走になったときは、少し特別な、値の張る料理を味わったのだと覚えておいてください。

●材料
鶏肉 赤たまねぎ 生姜 ランパ
スパイス(カーダモン クミン フェンネル フェネグリーク シナモン)
ポルキリ
オプションで、カレーにとろみをつけ濃厚にするための(カシュウーナッツ・削り椰子・米紛)を煎ったものを加えます。

  ●作り方
①”とろみ”材料とその他のスパイスを挽いて粉にし,切り分けた鶏肉に塩と共に擦り込みます。
②鍋に油をひき温め,そこにたまねぎの微塵に切ったもの,ランパを入れて狐色に色付くまで炒めます。
②狐色に色付いたら①の鶏肉を入れて表面が焼けるまで炒めてからポルキリを加えます。
③鶏肉が煮えたら火から下ろします。

●食べ方
日本のカレーライスと同じです。でも、右手の指の先で優雅に皿を撫でまわして召し上がって。




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