スリランカ料理トモカのレシピ―
王様も貧しき民も、
みんな食べてるポル・サンボール


ポル・サンボール



Baila Song "Pol sambole"
  The king , beggers and Colombo 7's people those all eat Pol Sambol because we are Sri Lankan.



紙の本
キンドル版

神様がくれたポル・サンボール

玉ねぎ、唐辛子、鰹節。一緒に合わせて、よく練ってネ。さあ、ご飯だ、ご飯だ。ポル・サンボール頂戴な。素敵な、素敵なポル・サンボール。

 王様だって、コジキだって、コロンボ・セブンの金持ちだって、誰もが食べてるポル・サンボール、神様がくれたポル・サンボール。

 この曲のテーマは「神様がくれたポル・サンボール」。「♪タ~マネギ。唐辛子。かつお節」という歌っています。ポル・サンボールのレシピが歌詞になっています。これだ、グルメの島・スリランカの真骨頂。ちなみにスリランカ料理にかつお節は欠かせません。
 スリランカ料理トモカの時代に書いた『南の島のカレーライス』、タイトルが「カレーライス」なのでレシピ―本だと思っている人が多いけど、あの原題は「やし・唐辛子・鰹節」です。うわ、これだと食材の本みたい。こんなタイトルで、カレーの話をノンフィクション大賞に応募、ジャーナリスティックな突っ込みもない(いや、相当に社会批判の突っ込みがなされている、という見方もあった)作品が週刊ポストの第1回ノンフィクションで佳作5編の1編に入ってしまった。おかげで、「お宅のご主人、ノンフィクションに作品出しましたね」なんてトモカのお客さんに相棒が言われました。後にこれを『南の島のカレーライス』と改題して地方小出版の南船北馬舎の希望で1995年に刊行(のち、著者の希望で南船北馬舎版は廃刊)。現在、当時のままの『南の島のカレーライス』と改訂版の『南の島のカレーライス・オリジナル』が紙の本、e-book(キンドル)で発売されています。

 その『南の島のカレーライス』でご紹介した「ポル・サンボールの歌」がこれ。ポル・サンボールなくしてスリランカ料理は語れないのです。
 曲は3分足らずの小品ですが,大衆料理をこれだけプライド高く民族の誇りとして声高に歌えるってすごいことです。日本に民族を代表する歌として納豆の歌や海苔の佃煮や千枚漬けの歌があるかな。マイナーな悲しい旋律で味噌汁やタイ焼き君を歌っても、あっけらかんと庶民の日常食をおおらかに歌うってなかなかない。

 歌ではポル・サンボールの作り方が分からない?
では、スリランカ料理トモカの秘伝レシピーポル・サンボールのつくり方へどうぞ。