スリランカ料理トモカのレシピ―



料理解説とレシピ-

スリランカにはカレーがある。スリランカの人たちはカレーばかり食べている。つい、そう思ってしまいますね。でも、「カレーがあって」までは,まあナンとか正しいのですが、その後の「カレーばかり食べている」というイメージは間違いなんです。
 スリランカの人たちはパンとジャム、ヤキソバ、そして即席ラーメンまで食べている。韓国料理もドイツ料理もあって、もちろん日本料理店もある。だから、テンプラだって、うどんだって食べる。カレーばかりではなくて、何でも食べているんです。
 
 そのカレーというのが、実は、日本人が食べているようなカレーとはまったく違うんです。日本式のカレー、たとえばハウス・ジャワ・カレーとか,こくまろカレーとか,そういうのはない。それと、いわゆる、日本にあるようなムガール帝国式インドカレーもない。いえ、なによりまず、カレーという言葉がスリランカにはないんです。私達はスリランカ・カレーと呼んでいますが、カレーという言葉はスリランカの言葉シンハラにはないんです。もし、スリランカの人がカレーと言ったら、それは英国式のCurryのことです。

 ここに紹介するのはスリランカのシンハラ人に伝わる伝統のレシピーです。ここにもカレーはありません。

 スリランカ料理33品を作る

 
 本物のスリランカのカレーライスを作るなら「南の島のカレーライスは日本式のカレーではない」という発想が必要です。こう発想してこそ本当の『南の島のカレーライス』が作れるようになるのです。


     - メ  モ -

 ●大手のスーパーでは、例えば,コルピティのプラザ地下、カーギルスなどで日本の即席ラーメンが買える。シンガポールの即席麺ならどこでも買える。即席ラーメンはシンガポール・ヌードルと言う。
 日本料理店はコロンボに集中。「さくら」は老舗、雰囲気は下町の飲み屋風か。ヒルトン・ホテルなら一階に「銀座・ほうせん」がある。味はまあまあ。サラリーマンの定食屋風。

 ●日本のインドカレーがムガール料理だという話は、「東京ジャーナル」の記事-TOMOCA=を参照。

 ●カレー、つまり curry は英語。スリランカ人がカレーと言った時,それは英語のccurry。彼らは(私たちが言うところの)スリランカ・カレーを思い描いていない。


南の島のカレーライス オリジナル
旧刊「南の島のカレーライス」をビジュアル化。旧版を執筆するにあたって撮りためた写真と共に最新 の情報も加えて更にディープなアジア・エスニックに朝鮮。食にまつわるスリランカの歴史にも朝接近。

南の島のカレーライス オリジナル
キンドル版

オリジナル版がキンドルに登場。全頁カラー。見出しが詳しく織り込まれているのですべてのページに簡単にすばやくアクセスできます。この本はkndle fireなどのカラー表示のできる端末でお読みください。


南の島のカレーライス(旧版) キンドル版
廃刊となった南船北馬舎刊の「南の島のカレーライス」をキンドル版で復刊。オリジナル版に加えられ なかった「傘どろぼうの無実」をそのまま掲載。これが「南の島のカレーライス」の原点です。キンドル版


紙の本
南の島のカレーライス オリジナル

Kindle版
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南の島のカレーライス(旧版) 
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