メイヤメイヤのアレキその日暮らし

〜華麗なアレクサンドリアでの日々を綴る〜 

6月1日

 St.マルコの仕事に行く。今日ともう一回でSt.マルコの仕事も終わる。いつも冷たいプールに入れられて死にそうになるのだが、今日のプールはとても気持ちいい。水の温度もちょうどいいし、きれい。
 子供達と戯れているうちに、玄ちゃんご一行が到着。ザーヘルっちは大量の日本人を見て早くも興奮気味。ザーヘルっちいつもやばいよな。
 玄ちゃんはSt.マルコの先生と逢うこともこれが最後。センター長のメルバットさんをはじめ何人かと挨拶を交わした後、昨日から来ている香織さん泰子さんと4人で歩いてカイトベイまで。
 カイトベイは涼しい風が吹いてて気持ちいー。辺りを見回すと今日も沢山のカップルが。 人の目の前でも平気でいちゃいちゃしてるし、、、はいはい。分かりましたよ。幸せそうでいいですね。(そうですね:大家)

 カイトベイを見終わった後はアレキのエジ食の定番「ムハンマド アハマド」で昼食を摂ることに。(ああー、懐かしい!ムハンマド アハマド!:大家)彼女たちはもうエジに来て1週間ぐらい経過していたのだが、体調を壊したり、専門家の先生と一緒の旅行だったこともあり、いわゆるエジ食はほとんど口にしていなかった様子。私がエジ食に定番のトルシー(日本の漬物のようなもの)をパクパク食べているのを怪訝そうな目で見ている。
「これって美味しいんですよ」といって少し勧めたもののあんまり美味しくなさそう、、、
 おいしそうに食べる私はどうも「現地人」みたいらしい、、、 もうだいぶ染まってきたんですかね? 最近日本語も怪しくなってきたし、、、
 まあ、ムハンマド アハマドの料理自体は満足してもらえた様子。ここは料理もさることながらデザートの「クリームキャラメル」が美味しい。腹一杯食べてデザートまで食べて4人でチップを入れて28ギネー(約1120円)。やはり安いですね。

 昼食の後はグレコローマンミュージアムに向かう。私はもう何回か見ているため3人を置いて門の前で昼寝をすることにする。しかし、昼寝をしていると暇なガードマンたちが話し掛けてくる、、、 おばさんにいたっては、私が水泳のコーチをしているときくと「私の子供は3歳なんだけどね、プール習わせてもいいかしら?もしいいんだったら紹介してくれない?」とか言ってくる。ヌールが教えに行っている民間のスポーツクラブの会員みたいなので「“コウヘーの友達”っていってヌールを呼んでもらうときっと大丈夫」とさっさと責任転嫁して再度昼寝をしようとうとうとしかけている頃玄ちゃん一行が戻ってくる。お疲れさまでした。

 次はカタコンベ(昔のお墓)だ。グレコローマンを出たところで適当なタクシーを拾うことに。タクシーの運ちゃんがよさそうな顔の人だったことと、カタコンベ付近は少しスラムチックなので、タクシーを再度拾う時、彼女たちが少しいやかなと思い、タクシーに待ってもらうことにする。
 みんながカタコンベには行っている間、私は運ちゃんと交流を深めることにする。話をしてみるとこの人はタクシーの運転手ではなくて普段はバスの運転手だということ。今日はバスの仕事が休みなので友達にタクシーを借りて仕事をしているという。いやあ、なんて仕事熱心。エジプトではタクシーを持っている人が自分が仕事をしない間にそのタクシーを友達とかに貸して(勿論お金を取って)という話は結構聞く。やっぱり手っ取り早く稼ぎ易いんですかね。
 更にこの運ちゃんは親はカイロに住んでて、アレキには兄弟だけで住んでいるらしい。いやあ、珍しいケースですね。結婚前に親と別居という話はあんまり聞きませんから。「何でカイロから出てきたの?」ときくと、彼は顔をしかめて「カイロは人がいっぱいいるし、空気も汚くて頭が痛くなる」という。おっまともそうですね。
 音楽の趣味も「静かな音楽」が好みだとのこと。これまた顔をしかめながら「うるさい音楽を聴いていると頭痛がしてくる」らしい。そんな繊細な神経じゃエジプトで暮らしていくのは大変でしょう。

 カタコンベの後はすぐ近くにあるポンペイピラーに。ここをさらっと流して最後はローマンシアターに行く。このローマンシアターは外から概要が少し分かるので中には入らず外から様子を眺める。
 そういえば、私の行ってるSt.マルコカレッジの前にもマイナーな遺跡群があるのですが、そこなんて柵の外から全部遺跡が見ることが出来ます。中に入るには学生で5ポンドぐらい(正確には分からない)取られるのですが、ここの中に入って見学している人はいまだかつて見たことがありません。だって、外側から全部見えたらねぇ。

 まあ、何はともあれ無事アレキ観光も終わりました。この2日間でアレキのいわゆる観光名所はほとんど廻れました。良かった良かった。
 香織さん泰子さん、またぜひお逢いしましょうね。
 

6月2日

 カイロに語学学校を探しに行っていた真幸君が一時帰アレキ。アメ大は授業料が高すぎて断念して、行きたいところも決めたらしいのだが、サマーコースは7月からはじまるらしいので6月一杯はアレキにいるらしい。「ハムドリラー サラーマ」(お帰りなさい)
 今日はその真幸君が夜に遊びに来るということなので「釜飯(素を使っただけだけど、、、)」と「ざる蕎麦」を作る(これって作るとはいえないか、、、)ことに。
 やっぱり夏は「ざる蕎麦」のもんですね。美味しいですよ。
 夕食の後カイロの印象など話を聞く。カイロはもう地下鉄がかなり開通していて便利みたいですね。俺はカイロに上がるのは後2,3回かな?
 まあ、6月はゆっくり英気を養ってね。で、また遊びにおいでね。
 

6月3日

 夕方にプールのコーチのヒシャームと待ち合わせをしているところに行く。行ってみると案の定ヒシャームは来ていない、、、1時間待とうと思っていると30分ほど遅れてヒシャームがやってくる。まあ、待っている間にガードマンの人にアラビア語を教えてもらってたからそんなに退屈はしなかったんだけどね、、、

 ヒシャームとしばらく卓球をして遊んだ後、挨拶をしにヒシャームの家に行く。ヒシャーム邸も大分慣れたなぁ。行ってすぐ「昼食は摂ったか?」と聞かれる。今日はヒシャームと待ち合わせということでひょっとして食事を摂ってけとかいわれると思って待ち合わせ前にたっぷり食べておいたので、丁重に断らせていただく。
 ヒシャーム邸で、婚約式の写真を見せてもらう。いやあ、本当にヒシャーム良かったね。私も自分のことのように嬉しいよ。ただ、結婚式は来年の2月ということなので参加出来ないのが残念。
 話を聞くともう結婚してからの家も買っているとのこと。後もう少しだね。おめでとー。
 その後ヒシャームの友達関係の挨拶回りをすませて、はじめに待ち合わせていたナーディ ディヤーブ(ディヤーブクラブ:日本でいうと公民館みたいなところ?)に戻って、ハンドボール大会をテレビで観戦することに。
 今ハンドボールの世界大会がエジプトで開かれているらしく、今日はエジプト対キューバの試合がある。試合が始まる頃にはテレビの前には沢山の人が。そして試合が始まると案の定みんな大音量で応援しはじめる。予想はしていたものの、、、
 ただ、途中でアザーン(イスラムのお祈りの時間を告げる知らせ)が流れると一気にみんな静かになる。ってことは1日中ずーっとアザーンが鳴ってたらみんな静かなのかも?でも、そうしたら今度はアザーンの大音量で死んじゃうか、、、

 結局、ハンドボールの試合は無事エジプトが勝つ。良かったね。みんな。
 

6月4日

 今日はSt.マルコの最後の日。子供達は今日が終わると夏休みに突入する。先生たちはまだしばらく学校に行くので逢うことが出来るが、子供達と逢うのは本当にこれが最後。
 今日は年度の終わりということで、去年同様遠足に行く。
 目的地(キング マリオットという小さなリゾートホテル)に着いて、休憩の後は先生が企画したレクリエーションがある。その最後でセンター長のメルバットさんからなんと「記念品」をもらう。2年間体育を教えてきたお礼ということで感激。こちらこそ本当にお世話になりました。ありがとうございました。
 私はSt.マルコでお手伝いをさせてもらったおかげで充実した2年間を過ごせたと思います。ここでの仕事がなかったら、、、と思うと恐いです。
 仕事も何回かサボったり、、、迷惑をかけたことは数多くあります。本当にすみませんでした。
 遠足は去年同様とても楽しい。ただ、子供達とこれでお別れと思うと少し寂しかったり、、、
 みんなは当然そんなことは知らないから「キダ!キダ!」といつものように元気に声をかけてきてくれる。特に、仲良しの何人かと別れるのは辛いな〜。まあ、出逢いがあれば別れがあるということですね。St.マルコはこれから正式な協力隊員も入ってくるし、先生も熱心なので、今まで以上にいい学校になっていってくれると確信しています。
 子供達も明るく元気に毎日生きていってね。みんながくれた素敵な笑顔はおいらの大切な宝物になりました。ありがとね。
 

6月5日

 買い物をした後は帰国準備(というのが現時点(今は朝の11時)での今日の予定)するぞー。
 

6月6日

 今日は佐藤さんヌールの家で昼食をいただくことに。
 昼過ぎにヌールの家に着いて、ヌールのおじさんや弟たちと話をする。
 ヌールのおじさんはボスニアに住んでいたらしく、今回の戦争についても語りたいことがある様子。ちなみにボスニアにもコフタ(エジプトでよく目にする料理)みたいなのがあると聞く。へえ〜。

 ヌールは最近携帯を購入して(何と2000ギネー(約80000円!!))、ご機嫌。早速メモリに女の子の電話番号を入れまくっていて、私に「ほら、見て!これがマナールで、これがヨスラで、、、」と報告してくれる。はいはい、、、ヌール。あなたはすごいよ、、、
 こっちの携帯も電話がかかってくると、かけて来た相手の電話番号が表示されるのだが、ヌールは電話が鳴っても、あまり仲の良くない男からだと、「ああ、ヤーセル(男の名前)からだ」とかいって、電話を取りません。ヌール「レー(何で取らないんだ!)!」というと、「ムッシュ モヘンム(not important)」といってます。さらにヌールは「女の子や、私や佐藤さんからだったら取るけどね」と笑って言います。やるね、、、ヌール、、、

そうこうするうちに、ヌールのお母さん手作りの昼食時間になりました。ヌールのお母さんは料理が上手! 内心今日も期待で胸が膨らみます。
 今日のメニューはナポリタン風マカロニと、サラダと、メインディッシュに「ご飯の腸詰め」です。
 ナポリタン風マカロニもサラダも美味しいのですが、メインの「ご飯の腸詰め」はなかなかディープな味がします。おいらゲテモノ系って苦手なんだよな〜。
 味は決して不味くはないのですが、やっぱり沢山食べる気にはなりません。佐藤さんもいささか引き気味の様子です。まだエジプト1ヶ月ですからね、、、分かりますよ。

 佐藤さんといえば、彼の仕事始めは6月21日かららしいのだが、いきなり初めての仕事がアブキールでの10日間キャンプ! はぁ〜。大変だろうな、、、しかも、知らない大人と子供に囲まれるとのことで更にしんどそう。ヌールはこのキャンプとは関係ないのだが、佐藤さんの知っている職場関係の人といえばヌールぐらいしかいないので、ヌールに「初めの2日間ぐらいは一緒に泊まってあげてよ」と頼むことに。ヌールも佐藤さんのことを案じたのか「いいよ。俺キャンプ好きだから」といってくれる。ありがとうね。ヌール佐藤さんをよろしく頼んだよ。

 昼食の後ヌールは仕事にいくため、夜にまた会う約束をして一旦別れることに。

 夜再びヌールと佐藤さんと合流し、ヌールの友達の家に行き、今エジプトを熱く揺るがせているハンドボールのワールドカップをテレビ観戦することに。
 どうも話しによると、エジプトは今日のドイツ戦に勝っても負けても予選突破は出来るみたい。ただ、ここでドイツに勝つと予選1位で通過して次が少し楽になるらしい。
 だが、はじまってみると試合は完全なドイツペース。一時は2点差ぐらいまで追い上げたのだが、なすすべなく負けてしまった。う〜ん。残念、、、
 今度は決勝トーナメント。エジプトチーム頑張ってね。
 

6月7日

 ここ4,5日ほど下痢がすごい、、、 おまけに喉まで痛くなってきた、、、
 久し振りにもらったかな、、、 やばいものを、、、
 今までは、薬を飲まずに調子を見ていたのだが、一向に変化がないのでとうとう「ワカ末」を飲むことに。(効かないよ、そんなの。エジプトじゃ。:大家)
 早く治ってね。
 

6月8日

 以前Nさんからもらった鮭の切り身を冴ちゃんが調理してくれることに。メニューは「鮭のハンバーグ」「鮭の煮物」とついでに「モロヘイヤのお浸し」
 いやあ、鮭のハンバーグなんて日本でも食べたことないですよ。想像力のある人っていいですね。おいらなんていつも炒め物ばっかりだし、、、
 でも、内心「鮭のハンバーグ」ってどうなのかな、、、と思ってたけど、出来上がったハンバーグはとても美味しい。ハンバーグというより、お好みやきっぽい感じがまた良かった。それと、「モロヘイヤのお浸し」も簡単だけど良かったです。これはおいらのレパートリーにも加わりましたね。これはビールのあてになりますよ。
 そうそう、煮物も味が出てて美味しかったです。とにかくご馳走様でした。次は佐藤さんの歓迎会で焼き肉ですね。
 

6月9日

 まだ、下痢が、、、
 この前来たお客さんもカイロを発った後、やはりひどい下痢が続いていたので病院にいったところなんと「“アメーバ”がいるわよ」といわれたとのこと。フィッシュマーケットのサラダか?
 ひょっとしておいらも、、、(法定伝染病だし、日本に帰ったら隔離されるかも。:大家)
 心配になったので久し振りに「健康管理ハンドブック」の「アメーバ赤痢」の欄を読んでみる。どうですかね、、、 これを読んだだけではなかなか判断しにくいですね、、、
 まあ、今週は日曜日にJICAに上がるので、その時までひどいようだったら病院に連れてってもらおうっと。
 ああ、、、未来は暗い、、、
 

6月10日

 今日も体の調子が、、、
 しんどいので夜は奮発して「モーメン」のサンドイッチにする。ここのサンドイッチは美味しいんですよ。
 サンドイッチ食って少し元気が出たかな?
 

6月11日

 夏になったので、久し振りに知的しょうがいしゃの水泳指導が復活する。
 今日は7時にプールに来てと言われていたので、7時にプールに行くと、プールは選手たちに使われていて入れないみたい、、、
 やられた、、、と思いギャラリーを見渡すと、子供と保護者を発見。「今日どうなんですか?」と聞くと、人差し指を左右に振りながら「ないわよ」と一言。
 なんだ、、、張り切ってきたのに、、、
 まあ、来週はあるというのでまた来週行ってみるとします。

 その後9時ごろカイロから遊びに来ている坂元さん田村さんと合流する。坂元さん達アブキールでお魚が食べたいとのこと。早速アブキールに行くと今日は魚があまりない!
 話を聞くと今日は金曜日(こちらの休日)で忙しかったらしくエビまで売り切れたみたい。いつもそれほど客入ってなさそうだけどなかなかやるんだね、、、
 それでもいくつか残っているイカなどを食べる。美味しかったです。それに私がおもてなししなくちゃいけないのにご馳走にまでなってしまいました、、、すみません、、、
そしてありがとうございました。

 ゼフェリオンを後にし、坂元さん達とコーヒーを飲みながら少しお話をしました。
 ついつい調子に乗ってコーヒーをばんばん飲みながら話をして家に帰ると、眠れません、、、
 やっぱりコーヒーって夜寝る前に飲まない方がいいんですかね?
 なんとか眠りについたのは朝の4時ごろ、、、
 明日はソフトボールの練習試合だぞ。大丈夫か?
 

6月12日

 坂元さん達にカイロまで送ってもらう。本当にお構いもしなかったのにありがとうございました。
 

6月13日

 JICAで帰国前の手続きを済ませることに。
 帰国にあたっては「帰路承認願い」とか「見積書」とかいろいろ提出書類があるので、それを全部終えてしまうことにする。

 書類を提出した後、健康管理員の黒澤さんから強力虫下し「Flagentyl 500mg」をいただく。これはエジプトで売っている薬の割に4粒で16ギネー(約640円)と非常に高額(普通のエジプト産の風邪薬とかは20粒で2ギネー(約80円)とかが普通)。

 まあ、この値段だからきっと私の虫も(いるのかどうかははっきりは分からないけど、、、)明後日の方に飛んでいっていくことでしょう(でも、ランブルは飼ってるんだった、、、)。
 ただ、薬がきついらしく、明日家で飲めといわれる。はーい。明日はオフデーなので薬飲んでボーッとしておきます。

 帰りは電車に乗る前に久し振りに「コシャリ」を食べる。カイロのここのお店のコシャリが私は一番好きもう1年以上通っているので従業員たちは私たちを見ても興奮しないしちなみにここのコシャリ、大(ご飯1,5膳分ぐらい入っている)で1,5ギネー(約60円)。安いですよ。アレキのコシャリ屋さんの方が高くて、味もここには劣りますね。今までいった店でいうと。

 コシャリを食べた後はコシャリ屋さんの近くの生ジュース屋さん(これがまたうまい!)「カクテル」を飲む。久し振りの「王道」パターン。
 この生ジュース屋さんはエジプトに沢山ある(特に都市圏が充実してる。非都市圏では生ジュース屋さんでも「サトウキビ ジュース」しかおいてないところが多い)。軒先に「オレンジ」や「マンゴー」などが吊るされているところがそれなのだが、ここでは文字どおり生のジュースをその場で作って飲ませてくれるのだ。
例えば、オレンジジュースを注文すると、その場で店の親父がオレンジを3つとってナイフで半分づつに切り、それをジュース搾り機でジューッと絞って出来上がりなのだ。正に100%ストレートジュース。これで何と一杯1.25ギネー(約50円。店によっては1.5ギネーのところもあり)。
 大体このジュース屋さんは季節で出るものが変わるのだが、そろそろマンゴジュースの季節。このマンゴジュースもうまいんですよ。
 で、先に書いた「カクテル」というのは、一番下に苺と苺ジュースを少し入れて、その上にバナナジュースを少し入れて、さらにその上にマンゴジュースを少し入れててっぺんにはバナナと林檎がのっているという一品(季節によって中に入るものと量は若干変わる)。
 最初見た時は「甘そうで、変に混ざっててまずそう」と思って手を出さなかったのだが、これが飲んでみるとまじで美味しい。こんな贅沢なジュースが1.25ギネー(約60円)で飲めるなんて幸せ。

 久し振りの王道パターンでお腹も心も満腹。ちなみに王道パターンで使ったお金はたった2.75ギネー(約110円)のみ。
 私は帰りの電車の時間が近かったので、ザマレックを散策するという玄ちゃんと別れてバスに乗り込む。玄ちゃん。今日は良かったね。また帰る前に王道パターンは行かなきゃだね。いやあ、忙しかったけど、いい日曜日でした。
 

6月14日

 調整員から電話があり「(色々あったけど)帰路が承認」されたとのこと。
 これで帰路決定です。
 一応帰路を書かせてもらうと、
7月13日(火) AF503便 カイロ 7時55分発  パリ 11時40分着
7月13日(火)〜16日(金)までパリでくつろぐ。
7月16日(金) JAL416便 パリ発 14時30分
7月17日(土) 成田着9時10分
 となる。
 これで本当に帰国にまた一歩近づきましたね。(ほんとのほんとに帰ってくるの??!:大家)
 帰国した後約1週間ぐらいは東京の事務局で最後の手続きがあるので忙しいと思いますが、その後は失業者になってしまって暇人になると思うので、皆様にも是非逢いに行きたいと思ってます。その時はよろしくお願いします。

 そうです。それと今日は昨日もらった強力虫下しのおかげか体がズドーンとだるくて、一日寝てました。でも、これで「アメーバ」そして「ランブル」君達ともおさらばですね。
短い間だったけど、君たちのことは忘れないからね。

 そして、夜はYさんの家で新隊員の佐藤さんと共にお食事をご馳走になる。Yさんにはずいぶんお世話になりました。短い間でしたが本当にありがとうございました。
 今日のメニューもすごいですね。「おでん」ですよ。しかも大根にコンニャクまで入っている、、、。どうもYさんたちは大根が頻繁に手に入る様子。やはり会社で来てる人達ってすごいコネクションがあるんですね。
 美味しいおでんと美味しいビールと、、、。いやあ、おいらアレキの隊員で本当に良かった。
 もし私の赴任先が、初めの予定通りイスマイリアだったら、、、と思うと恐いですね。だって、イスマイリアだったら「お酒」も売っていないだろうし(もしくは売ってても見付けるのが非常に困難。なんたって15万人しかいない町ですから)、夜9時には町が暗くなっちゃいますから、、、。
 また、帰国までいろいろお世話になると思いますが、よろしくお願いします。
 

6月15日

 真幸君が夜に我が家へ来る。彼のクラスメートのドイツ人(名前忘れた)がドイツに帰るので彼をバス乗り場へ見送りに行くらしい。
 それならば!と思い、新隊員の佐藤さんも我が家に呼ぶことに。真幸君佐藤さんはまだ逢ったことがなく、いい機会だったから。

そういえば、佐藤さんの家も真幸君の家も今「ゴキブリ」に悩まされているらしい。ゴキブリ。恐いですよね。おいら「チャバネ ゴキブリ」はまだ何とか大丈夫なのだが、「クロ ゴキブリ(しかも成虫)」を見るともう大変です。この前も佐藤さんの家でクロ ゴキブリを見た時は大声を出してすみませんでした。本当に恐いんですよ、、、。

 と、いうことで、真幸君はゴキブリ対策に「ホウ酸だんご」を作りたいみたい。佐藤さんも実験(彼は理科の教師として赴任)でホウ酸を買いたいといっていたので、2人でクワイエス(=Good)なホウ酸だんごを作って下さいね。

 真幸君は7月にカイロに行くらしいのだが、その前にご両親が遊びに来ると聞く。いいですね。遊びに来てくれるなんて。
 私のは初めの頃は「洋平君(兄貴)と一緒に遊びに行くわ」なんて言ってたのだが、そのうちに手紙で「お金もあんまりないので遊びに行けないと思います」とか書いてきて、まあお金がないんだったらしょうがないなと思ってたら、それからすぐ送られてきた手紙に同封されていた写真を見るとソファーが変わってる! しかも写真の裏を見ると「ソファーを変えました」と嬉しそうに書いていて、、、。テレビもどうやらいいのに変わってましたね、、、。 ああ、、、喜田一家、、、

 真幸君のご両親さん。どうぞ気を付けてきて下さいね。アレキはいい天気ですが、カイロは暑いですよ。でも、湿気がそれほどないから日本よりましかも? 京都とか暑そうですもんね。実に。
 

6月16日

 カウンターパートのヌールと夕方6時に待ち合わせ。冴ちゃんはなかなかのエジプシャン(ヌールはシリア人なんだけど、、、)と話す機会がないと思って、いい勉強かなと思って同行してもらうことに。ヌールも「冴ちゃんに逢いたい!」とうるさかったし、、、
 ヌールと逢ってしばらく話しているとヌールが「もうすぐ女の子が来るから待ってて」といってくる。また女か。ヌール。今度は一体誰?と思って「誰?」と聞くとまた私が聞いたことのない名前の女の子。ほんと、あなたは幸せものですよ。
 今日彼が逢う子はまだヌール自身も逢ったことがないみたい。ヌールの友達の女友達の友達で紹介みたいなもの?なのかな?

 とにかく、しばらくすると、その女の子がやってくる。イシャール(回教徒の女の人が頭に被せているスカーフのようなもの)を被ってるけど、なかなかキュートな感じ。
 彼女の名前は「ランダ」というらしいのだが、彼は彼女を私たちに紹介する時に「彼女はアミーラね」と早速名前を間違えてしまう、、、。ヌール。駄目だよ。初対面の女の子の名前を間違えるなんて、、、。案の定ランダさんも少しおかんむり。ごめんなさいね。ヌール悪い人じゃないんですよ。ただ、少し女性の知り合いが多いだけで、、、。

 彼らと一緒に新しく出来た(っていっても出来て半年ぐらいは経ってるけど)ザハランモール(巨大(こっちでは)ショッピングモール)に行くことに。いやあ、アレキも住み易くなりましたよ。このモールの中だけで9つの映画館もあるし、スーパーも規模がでかいです。(ええー!いいなあー:大家)
 ザハランモールの喫茶店で少しお喋りというのがアレキの若者にとっていい感じみたい。私たちもそれに従い喫茶店でお喋りをする。冴ちゃんがエジプシャンとアラビア語で会話をするのを久し振りに聞いたけど、前回に比べてアラビア語は格段に上達している。ヌールも「彼女のアラビア語は良くなってる」と驚いてる。やるね。冴ちゃん。

 でも、あんまり長い間ヌールたちと一緒にいて邪魔しちゃ悪いかな?と思ってしばらく話した後別れることに。帰り際にヌールは「どう?あの子?」というのでおいらは「いいじゃん(まじで)。可愛いよ」というと、「ノスノス(ぼちぼち)だね」という。ヌール。贅沢なんだよ〜!!
 まあ、結果を後で聞くのが楽しみだよ。
 

6月17日

 去年アレキに留学生として来ていた孝太郎君からメールが届く。やっぱり就職戦線はめちゃくちゃ大変みたい。でしょうね〜。噂には聞いてたけど、、、。

 そうそう、真幸君から孝太郎君に伝言。
 「圭子さん経由で貰ったポロシャツとズボン。大切に使ってます」だって。

 俺も放出品を仕分けしださなきゃ、、、
 

6月18日

 Kさんがエジプシャンと一緒にアレキに遊びに来てくれる。昼頃にアレキに到着してまずはお魚を食べに。皆さんすみません。私はアレキの隊員ってことで結構魚食べれてるみたいです、、、。

 美味しく魚をいただいた後、海辺の喫茶店でくつろぐ。私にとっては滅多にない贅沢なひとときにもかかわらず、Kさんは「もっと贅沢させてあげたかったのに、、、」(私が来月帰国するから)といってくれる。いえいえ、私にとってはこれで完璧ですよ。(どんな関係だったの?:大家)

 その後、Kさんとエジプシャンが我が家をチェックしに来る。Kさんはこの家結構気に入ってくれたみたい。いいですよね〜。確かに。贅沢させてもらってますね。

 今日はKさん本当にどうもありがとうございました。今度は日本でまた是非お逢いして下さいね。
 

6月19日

 久々にカレーを作って美味しかった!
 

6月20日

 最近2度ほどすっぽかされていた知的しょうがいしゃの水泳指導に行く。今日は6時からと聞いていたのだが、プールについてみると案の定練習はまだ行ってない。
 「どうしたの?」と聞くと「今選手が使ってるから練習は8時ごろからだ」といわれちゃう、、、。まあいっか、、、。今日は練習があるだけで、、、。
 子供達と話して時間をつぶした後プールの練習をする。でも、久し振りの練習で楽しかった。

 そこそこ満足して、帰路についているところ、駐車中の車のボンネットから煙が出ているのを目撃する。私は爆発すると恐いので急いでその場から去って遠巻きに車の様子を見ていると、早速野次馬たちが車の側で消火作業(その辺の人が水で消火を始めた)を見守っている。おいおーい。危ないって。恐くないのかー?

 でも、火は消えそうになったので家に戻ることに。
 こっちの人って本当に野次馬するのが好きなんだな。
 

6月21日

 引越し荷物を運んでくれる業者にダンボールを欲しいと電話をする。
「持ってってあげるよ」といわれたのだが、いまいち不安だったから「直接取りに行くよ」といい、明日取りに行くことにする。
 早く部屋が片付くといいな(本当にもうすぐ帰国です:コウヘー)。
 

6月22日

 引越し業者にダンボールを取りに行く。営業時間は8時30分から16時までということなので、11時ごろに行くことに。
 少し場所が分からなかったけど、エジプシャンに道を聞きながら11時過ぎに到着。
 5階まで登ってサントラ(業者の名前)のチャイムを鳴らしてみると、電気は点いているが誰もいない様子、、、。何だよ〜。もう〜。まあ、今日行くとは言ってなかったからみんな出てるのかな?
 しばらく待ってみるが音沙汰がないので諦めて帰ることに、、、

 家に帰ってから、また明日行こうかな?と思っていたところサントラから電話があり「明日ダンボールもって行くよ」といわれる。最初っから持って来てもらえば良かった、、、。
 明日の14時にダンボールを持って来てくれるとのこと。16時ごろかな?来るのは。
 

6月23日

 何時ごろ来るかな〜?と思っていたところ15時ごろサントラのおじさん到着。14時といって15時とは、、、。早いじゃないですか!! 合格です。やれば出来ますね。エジプシャンも。
 さて、これから本当に本腰入れて引っ越し準備しなくっちゃ。
 

6月24日

 ポートサイードの隊員(義肢補装具作成(で合ってましたよね?))の北村君が、アレキに遊びに来てくれる。北村君現在23歳で、爽やかないかにも「協力隊員」って感じのナイスガイです。私は、彼を見てると「俺も年をとったな」と思うようになりました。ああ、、、

 アレキにも何軒か義肢補装具を売っている店を以前私は見付けていたので、そこへ北村君を案内することに。いやあ、仕事熱心ですね。北村君。素晴らしい!
 2軒目のお店は工場も併設されていて、そこも見学させてもらうことに。私は生まれて初めて義肢などを作っている工場を見学させてもらいました。ですので、私はそこの工場がどうなのかとかは全く分からないのですが、北村君によるとここの工場は結構いい感じだとのこと。工場で働いている人の中に肢体しょうがいを持った人も何人かいたので、それもまたいいといってました。

 工場見学を終えた後は私の仕事を見学しにプールに行く。パスがないために、北村君はなかなか入れなかったが、お偉いさんがやってきて「いいよ」といってくれたので、何とか中に入れる。よかった〜。ありがとうございました。
 今日は知的しょうがいしゃの水泳の時間で、案の定予定時間を1時間ほど過ぎてから練習が始まる。
 練習が終わった後北村君に「どうだった?」と聞くと「協力隊員らしくて良かったです」といってもらえる。俺もたまには仕事してるってアピールしとかないとな、、、
 その後は家に戻ってたっぷりとお酒(エジプト産のジビーバ)を飲みながら話をする。北村君は結構お酒が飲める人で楽しかった。

 北村君は後1年半ポートでお仕事です。帰る前にいろいろものあげるからね。
 

6月25日

 昼過ぎに北村君のお見送り。1泊2日で短かったけど、楽しかったよ。これから後少し、無理しないようにね。北村君。来た時はめちゃめちゃ軽装だったのだが、我が家で沢山物をゲットしたせいで、帰りは一杯荷物を抱える羽目に。ごめんね。色々物を貰ってくれて。でも、若い協力隊員向きの雑誌も入ってるから許してね。

 夕方からはS先生が送別会を開いてくれることに。
 S先生には2年間本当にお世話になりました。今日は何と「手巻き寿司!」しかも、ご飯はS先生が出張したUAEでゲットした「コシヒカリ!」です。いやあ、素晴らしいです。素晴らしすぎます。
 具も「ハマチ」やら「タイ」やら「ハタ」やら「車海老」やら「タコ」など盛りだくさん。ああ、やっぱりアレキの隊員で良かったよ。玄ちゃんごめんね。
 本当にご馳走様でした。ご飯も美味しかったし、シャンパンも最高でした。今日は花ちゃんも泣かなかったし、いい一時を過ごさせていただきました。今度は、また日本か、それかまたどこかでお逢いしていただきたいです。
 それと、お土産まですみませんでした、、、。サファリのTシャツ。これいいんですよね。おいらも、帰る前に買っておこうっと。
 

6月26日

 いよいよ荷物を片付けはじめることに。
 最近は家に来る人達に少しづつ物を持って帰ってもらっているので、物は少ないかな?と思ってはいたが、やりはじめてみると結構大変そう。まあ、まだ時間はあるからぼちぼちやるとしますか。

 そういえば、このHP。川又さんがエジプトファンに登録して下さったおかげで、結構最近見てくれる人が増えてきたみたい。すごく嬉しいのですが、私の日常が不特定多数の人に手に取るように分かってしまうのって不思議な気分です。まあ、下手なことはしないようにしますね。

 それと、エジプトのジュースといえば、こっちは再びやってきました。マンゴーの季節が! マンゴーはこっちでも高くて高級品(キロ当たり10ギネー(約400円)前後(季節によって多少前後する))なのだが、ジュース屋さんでは、マンゴー100%のジュースが1.25ギネー(約50円)で飲むことが出来ます。このジュースは巨大つぶつぶマンゴージュースといった感じで、ジュースを飲むというよりは、ジュースを食べるといった表現の方が適切な感じさえします。とにかく、甘くて美味しいんですよ。
 コップの衛生面の心配がありますので、観光客の人にはそれほど勧められませんが、もしどうしても飲みたいという人がいたら、コップ持参で頼んでみるのもいいかもしれませんね。
 本当にほっぺた落ちますよ〜。
 

6月27日

 今日は知的しょうがいしゃのみんなの水泳の最後の授業。みんなと別れるのって本当に寂しいですよ。

授業を終えた後少し寂しくなったので、ヌール(カウンターパート)の親友のお店(時計の修理屋)にお邪魔させてもらうことに。
 私がいきなり行ったのと、ヌールが一緒じゃなかったため、ヌールの親友のムハンマドはとても喜んでくれた。ここまで大袈裟に喜んでもらえるとほんと悪い気はしませんね。
 ムハンマドと話をしていると、アメリカ嫌いのお父さんが「トランプ」をお土産にくれた。私はもうすぐ日本に帰るし「要らないです」と何度も言ったのだが「俺は使い方わかんねえから持ってけ」と執拗に言ってくるので、ありがたくいただくことに。
 今日はレモンジュース(喫茶店(アフワ)に売ってる。これまたレモンの果汁たっぷりでとても美味)をいただいた。

それにしても、エジプトの生ジュースはいいですよ。これと、コシャリは日本でも恋しくなりそうだな。だって、日本じゃ生ジュースって高そうですもんね。
 高いといえば、食料品。川又さんも日本に帰ってびっくりしたみたいですが、やっぱり日本は高いんでしょうね。
 でも、そろそろ頭の中を日本モードに切り替えないと、、、
 

6月28日

私の居候HPを見て下さってメールを送っていただいた佐藤さんご夫妻をアレキ案内へ。
佐藤さんご夫妻はツアーでエジプトに来ていたのだが、1日だけ自由行動の時間があり、アレキ観光に来たいという話を聞き、私も時間が空いていたので案内をさせていただくことになった。

シディガーベル駅に迎えに行くと佐藤さんご夫妻に遭遇。「ようこそアレキへ!」「Welcome to Alex!!」
1日自由行動といっても往復に6時間ほど掛かることと、ハンハリーリー(カイロの土産物屋スーク)にも行きたいということで、帰りは15時30分の電車のチケットを購入して準備する。

 10時30分過ぎに佐藤さんご夫妻と逢った後、近くの屋台で軽くフールターメイヤのサンドウィッチを食べることに。ここのサンドウィッチはなかなか美味しくて、しかも一つ25ピアストル(約10円)と安い!。佐藤さんご夫妻は帰国の日が明日ということと、帰ってすぐ仕事ではないということで、野菜も食べられている様子。その後大丈夫でしたか?
 サンドウィッチを食べ終えお金を支払おうとすると、いつもの従業員が「お金は要らない!」といってお金を受け取ってくれない。ここではいつもジュースを奢ってもらったりしてて今日はお金を払うつもりだったのに、、、。でも、せっかくの好意なのでありがたく受け取ることに。ショクラン ゲッダン(=どうもありがとう)です。

 サンドウィッチを食べて少し元気になったところで、最初の観光地「カイトベイ」までバスで行くことにする。佐藤さんご夫妻は、まだエジプトの公共交通機関を使ってないということなので、アレキではなるべく公共の交通機関を使ってエジプトの生の雰囲気を味わってもらうことにする。
 ということで、バスを乗り継いでカイトベイにつく。エジプトで初めてのバスということで佐藤さんご夫妻も多少興奮気味です。喜んでくれたならいいんですけど、、、。そういえば最近は接待づいてますね。このままアレキでツアコンとか出来そうですね。いやだけど。

 カイトベイに佐藤さんご夫妻を送り出した後、門の前で佐藤さんご夫妻を待っていると、大量のエジプシャンの子供達が現れる。
 今夏休み中だから遠足でもしてるのかな〜?と思っていると、その中の一人が「ヤバーニ?(日本人?)」と聞いてきたので「アイワ(そうだよ)」というと「佐藤さん知ってる?」といってくる。佐藤さんってひょっとしてアレキの新隊員の佐藤さん?と思い聞いてみると、どうもそんな感じ。そういえば、佐藤さんはお仕事で子供達とキャンプに行ってるんだった。
 しばらく待っていると、程なくしてやはり佐藤さんが現れる。少し話した後、佐藤さんは子供達と一緒にカイトベイに消えていく。お疲れさまで〜す。

 カイトベイのあとは、「グレコローマン ミュージアム」に行くことに。ここはこの前知り合いを案内した時に、警備員に話し掛けられて親しくなってしまったのでいやな雰囲気が、、、。
 案の定行ってみるとみんなが話し掛けてきてくれる、、、。ゆっくり休みたかったのに、、、。

 グレコローマンを見た後は昼食を食べることに。今日も正に私のアレキ観光案内の定番「ムハンマド アハマド」に行く。ちょうど学校が終わった冴ちゃんと4人でエジ食を楽しむ。佐藤さんご夫妻はフールをいたく気に入った様子。ここの料理は美味しいですよね〜。

 時間がないため、最後に「カタコムベ」を見ることにする。しかし、時計を見てみると、カタコムベについたのは3時7分頃。ここから駅まで飛ばして10分としても、ここを見れるのは10分前後。すみませんが急いでみて下さい。と言って待ってると、10分もかからないうちに戻ってきてくれる。いやあ、助かりました。これで何とか間に合うかな?

 タクシーの運ちゃんに飛ばしてもらってマスル駅(電車の駅)に着いたのが、3時28分。ダッシュでプラットフォームに行くと電車が待っててくれた。良かった〜。間に合って。佐藤さんご夫妻と急いで挨拶をしているうちに電車は出発。

 ちなみに佐藤さんご夫妻は、カイロではやはり協力隊員のキララさんにハンハリーリーを案内してもらい、それからキララさんの親友のアリーさんの家に行ったと聞く。なかなかディープな1日を過ごせたと思いますが、どうだったでしょうか?
 キララさんも突然の申し出を快く受けてくれてどうもありがとうございました。

 佐藤さんご夫妻。慌ただしい観光になってすみませんでした。今度はまた日本でお逢い出来ることを願ってます。
 
 

6月29日

 明日、カイロで飛行機のチケットを受け取ったり、残っている仕事を片付けるためカイロに上がる。
 JOCV(協力隊員)用のドミトリー(隊員連絡所)に行くと、キララさんが待っていてくれる。キララさん、昨日はどうもありがとうございました。
 今日は久し振りのカイロということで、私の大好きな韓国料理店の「池」で夕食を摂ることにする。
 ビールと、炒飯など食べた後、ドミに戻ってキララさんと話をする。キララさんと私はよく激論を交わすのだが、今日もまたキララさんが話を振ってくる。キララさん。最後まで話しっぱなしだったですね。
 その後キララさんが帰った後ドミでごろごろ過ごす。エジプトもドミが出来て良かったですね。今度、放出品持っていくから楽しみにしてて下さいね。
 
 

6月30日

 朝、JICAで用事を済ませた後、飛行機のチケットを取りに行く。最近は毎日がとても慌ただしい。みんな帰国前は忙しくなって時間がないよ。といっていたのだが、その通りの状況になっている。今、1日$100で売ってくれるといえば買うでしょうね。そして1日寝て過ごします(それじゃ駄目だ〜)。
 アレキに戻った後またも慌ただしくパッキングを、、、(荷物は7月2日に取りに来る)。ああ〜、ほんとに帰国できるのかな?
 
 

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