行・こ・ご 作品・日本






 恋のいばら 
[LOVE STORY]
2023.01:日本映画(パルコ)
監督:城定秀夫
出演:松本穂香玉城ティナ
渡邊圭祐白川和子
北向珠夕中島歩吉田ウーロン太阪田マサノブ片岡礼子
吉岡睦雄不破万作/他
有給休暇取得を推奨する会社の方針に従い長い年末年始休暇をいただき、たくさん映画を観ましたが
いよいよこれが今回休みでのラストです!
「恋人同士では観ないでください。」という宣伝文句の映画!
元カレの今カノへアプローチする女!「リベンジポルノって知ってますか?」「彼のPCから私のデータを消したい」
との相談…?最初は取り合わなかったハズが、思い当たる節が…
結構エグそうな映画で、松本穂香と玉城ティナが主演です!
いや〜正月からこんな映画観る奴いない?ネット予約はガラガラ!大丈夫か?
実際のところ162席の映画館に「観客7名(男女カップルが2組いました)」

STORYは…
ダンスショーが繰り広げられるショーパブ!
カウンター内で働く莉子24歳、彼氏が仕掛けたサプライズの誕生日祝い
彼氏の家へ、ボケたお婆ちゃんの世話をしてから、崩れ込むようにベッドへ
翌朝、服を整えて出て行く莉子、本棚の写真集を自分が持ってきた写真集とすり替えた莉子
健太郎の見えないところで捨てられた写真集…何?
桃は図書館に勤務する24歳
最近、カメラマンの健太郎にフラれ、関係が終わったところ(喫茶店、ナポリタン、別れ話)
会えなくなってからも健太郎のことが気になって、健太郎のinstagramを見ていると…新しい恋人が出来たらしい
写真に貼られているタグを伝って…今カノのinstagramを発見する
どんどん検索していくと、今カノは地味な自分とは対照的なイマドキの洗練されたダンサー“莉子”だと知る
桃はinstagramを頼りに莉子を調べ上げ、直接会いに行ってしまう!
そして莉子と対峙した桃は、ある“秘密の共犯”を持ち掛ける
「リベンジポルノって知っていますか?」
最近友達が元カレに、そういう写真を晒される被害
「健太郎のパソコンに保存されている自分の写真を消して欲しい!」
そんな桃を最初はた相手にせず、クールな態度を取るた莉子だったが
自身も健太郎にプライベートな写真を撮られ消去させたことがある(本当に消去したのだろうか?)
徐々に不安を募らせていく莉子
桃が残していった住所を訪ねる莉子
2人は写真データを消すため健太郎の家に忍び込む作戦を立てる!
両親は海外勤務で不在、(ちょっとボケた)祖母と2人暮らし(夜10時に寝る生活)!
桃が持っていた合鍵が使えない!
健太郎の家の合鍵作りの作戦(シネクイントでゾンビ映画を観ている間に…)
開けたら開けたでドアチェーン!
作戦が決行されていく中、その間にも健太郎のだらしない女性関係が明らかになり…
自分が1番なら良いと言っていた莉子の健太郎への気持ちも冷めていく
一方で、莉子は相変わらず桃に対してクールでありながら、桃の部屋、公園、サウナ…と
作戦に合わせて時と場所を変えては2人で会い
過去のコイバナや自身の話を共有するうちに…同い年の2人は徐々にその距離を縮めていく
そして、遂に健太郎の部屋に潜入する2人
深夜、健太郎の部屋のPCから画像を探し、削除しようとすると…
カレと、出会うはずのなかった元カノと今カノ
いびつな三角関係かーら、今後、待ち受ける“恋のいばら”の道とは?
ラスト、誰も想像しなかった桃が秘めた本当の想いが明かされる!


単純な内容を想像していたんだが!そういう方向に持って行って、そう落としたか!
途中までは「松本穂香」と「玉城ティナ」を観る映画だと思っていたが
途中で大きく舵が切られる!
世界がガラッと変わる!
ナンパで軽いイケメン男子のリベンジポルノ対策映画の筈が…
なんて映画だ!私は好きだな、こういうの!
女 怖いわ!
キッチリとやり返されるぞ!
恋人同士では観ないでください!の意味が違ってくる!
期待値以上でした!これは拾い物です!
ただ玉城ティナの顔が…二重顎っぽく映ってるけど大丈夫?
あとスイスの湖畔だと言ってるのに、オランダ風車の景色が映るのは確信犯?
もう一つの拾い物
主題歌「get high」・挿入歌「ネオンを消して」の「chilldaspot」!
現在、Youtubeで楽曲を聴き込んでいます!からの多分、ネット配信ダウンロードに向かうと思います!
公開3日目の第1回(10:45)、162席の映画館で7人の入り(シネクイント スクリーン1)
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攻殻機動隊S.A.C./SOLID STATE SOCIETY は、別ページとなります。
攻殻機動隊 新劇場版     は、別ページとなります。



 幸福の鐘 
[???]
2003.11:日本映画(東北新社)
監督:SABU
CAST-1:寺島進西田尚美篠原涼子
CAST-2:塩見三省板尾創路鈴木清順滝沢涼子益岡徹白川和子手塚とおる田山涼成
CAST-3:横川康次川島宏知/他
監督・脚本はSABU、主演が寺島進、一体何をやらかしてくれるのかと思っていたら…予想と全く異なる展開、どちらかといえばタンタンと、でも…それはそれで不条理な世界、ラスト…チョットだけ幸せな感じに…良いかもしれない

STORYは…
■朝、寂ぴれた工場、徒歩で出勤する作業着の男・五十嵐悟、いつもの一日のはずが、玄関に群がる人々、張り紙、一方的な工場閉鎖の通知、叫ぶ工場長…あまりの仕打ち、抗議の切腹…騒然とする同僚、“ざわつく心”…あてもなく歩き始めた五十嵐 ■工場入口、停留所にバス、公園のベンチ、商店街を…俯き加減で行く ■土手に座る五十嵐、彼の前に座るヤクザ、彼の話…悪事を働いてきたこと、でも最期に…臓器提供を申込んだこと、崩れ落ちる、腹部に刃物、チャンと臓器が使えるかな?満足気な笑みを残して死亡、巡回中の警官!殺人犯に間違われ逮捕される五十嵐 ■留置場、もう1人…板前、血まみれの服、彼の話…バーで働く妻に男、店のボーイ、包丁で刺殺、快感?なぜ妻も殺さなかったか自問、今頃別の男と…?警官に呼ばれる五十嵐、釈放 ■夜の町、件のバーを発見した五十嵐、酔客と戯れる女、温泉旅行のおねだり、旦那は殺人で捕まった…盛上る2人、思わず植木鉢を掴み挙げ…悲鳴 ■火事に遭遇する五十嵐、燃え盛るアパート、外に座り込む女(シングルマザー)、中に子供2人、哀願するかのような目、飛び込む五十嵐 ■昨日の警察、人命救助の感謝状、廊下…板前の姿 ■面会待合い、ヤクザに挟まれて順番待ちの五十嵐、板前と面会、彼の妻のこと…どう言えばよいか?悩むばかり、板前の話…妻についての話、妻がいるかの問いに頷く五十嵐、一方的に面会を打ち切る板前 ■感謝状片手に再び歩き出す五十嵐、交差点、突っ込んできた車、当て逃げ、倒れる五十嵐、救急車のサイレン音…気付けば病院、隣のベッドの老人…「あんた幸せなの?幸せってのはな、一人っきりじゃ味わえないんだよ」と、病床から家に一人残してきた妻を心配する老人、五十嵐への依頼…妻の様子を見てきて欲しい、手渡される紙片、病室を出ていく老人、次の瞬間…医療機器の警報音、駆けつけてきた医師達が隣のベッドへ、見れば…心停止した…あの老人の姿?さっき出て行ったのは?五十嵐の手には住所を記したメモ ■大事に至らず退院した五十嵐、老人の意を汲んで彼の家へ…開いている玄関、薄暗い和室、炬燵で倒れている妻、片手に虫眼鏡、もう一方には宝クジ、目の前の新聞、当たっていた一等1億円にショック死!銀行、1億円の入った紙袋を手にした五十嵐だが…


2003/12:忙しさのあまり…無理矢理に捻り出した時間で映画を見るもので…情報収集時間もなく、ついつい話題作に走っていた自分に気付き…愕然、マイナーをうたいつつ、メジャー系ばかり、本当に自分が見たかったのか疑問を抱く
今回、久しぶりに?らしい映画?監督は…「MONDAY(99)」「DRIVE(01)」のSABU(それ以前は映画館では見てません)、今回は今までとは全く異なる内容の映画らしい…それくらいの情報収集程度でした、来るぞ来るぞと思わせつつ…来ない、ラストで怒涛の展開と期待させて、そうではない、不条理な展開は今までどおり…3日間で一生分の事件と遭遇、あまりの展開に…目の前の死を見続けるしかない主人公、最後に彼が目にして…ようやく気付いたこと、タンタンとタンタンと進行していきます…主演の寺島進は、ラスト5分まで全く喋りません、鐘が鳴るラスト、見終わったときにチョットだけ幸福感が残る映画、肩透かしで負けたような、なんともな映画でした、多分、ナンダこれ?と、拒絶される方も多い映画だと思われますが…良いと思います
そうだ、西田尚美の笑顔は重要だ!この笑顔があってこその映画かもしれない、西田尚美…良い!
公開28日目、129席の映画館、50%の入りでした(シネ・アミューズ:渋谷)
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 GOEMON 
[ACTION]
2009.05:日本映画(松竹)
監督:紀里谷和明
CAST-1:江口洋介大沢たかお寺島進広末涼子ゴリ深澤嵐
CAST-2:中村橋之助奥田瑛二伊武雅刀要潤紀里谷和明平幹二朗玉山鉄二チェ・ホンマン
CAST-3:りょう鶴田真由藤澤恵麻佐田真由美佐藤江梨子戸田恵梨香
CAST-4:福田麻由子広田亮平田辺季正林凌雅佐藤健
CAST-5:六平直政蛭子能収小日向文世ウド鈴木増本庄一郎なべやかん高樹マリア/他

STORYは…
■1582年、天下統一を目指した織田信長、その夢を目前…家臣・明智光秀の謀叛により本能寺で暗殺される、しかし信長の右腕であった豊臣秀吉が光秀を討伐、その功績をもって信長の後を継ぎ&豊臣政権を確立、世は火種を残しつつも、一時の平和を謳歌、とはいえ格差は広がり、景気は悪く、民衆の生活は一向に楽にならない、そこに彗星の如く現れた1人の義賊…天下の大泥棒・石川五右衛門、超人的な身体能力を武器に、金持ちから盗み、貧しき者に分け与える英雄に庶民は熱狂 ■ある夜、五右衛門は紀伊国屋文左衛門邸に侵入、財宝の中に南蛮製の箱を見つける、盗み出した金をばら撒くなか…箱の中身が空であることを知り、屋根から路地へ放り捨てる、それを拾ったのは貧しい境遇に身を置く小平太 ■遊郭で豪遊する五右衛門、女達の争奪戦 ■翌日、五右衛門は行動を共にしている猿飛佐助からの情報、紀伊国屋邸に石田三成が乗り込みながら、目的の箱を手に入れられず、当代随一の忍び・霧隠才蔵を差し向け…箱の行方を躍起になって捜していると…、何かある?箱を再び手に入れようと貧民街へ向かう五右衛門、役人の又八が小平太の母を斬り殺す現場に遭遇、その瞬間…五右衛門の胸に甦る両親を斬り殺された悲しい過去の思い出、鬼のような形相で又八の腕を斬り落とした五右衛門、小平太に「強くなれ坊主!そうすれば何も奪われやしない」と語る、そこに彼らを取り囲む才蔵と忍び達、五右衛門は箱を抱えて駆け出していく、走る五右衛門と追う才蔵、森を抜けて戦う彼らを見つめるのは、かつて2人を信長の忍びとして厳しく育て上げた服部半蔵、五右衛門のピンチに投げられる手裏剣、引き上げる才蔵 ■石田三成が霧隠才蔵を、徳川家康が服部半蔵を使い…血眼で手に入れようとしている箱、その中には、織田信長暗殺の真の首謀者が豊臣秀吉であることを告げる証拠が隠されていた、その衝撃の事実を知った五右衛門は単身で大坂城に乗り込み、小太刀で刺し殺して逃げ出すが、その騒ぎの中で、思いがけなくも茶々と再会することとなる、そして殺したと思った秀吉はただの影武者であった ■五右衛門は忘れ去ろうとしていた過去の扉を開いてしまう、両親を失った自分を救ってくれた信長に命を預け、才蔵と共に過ごした忍びとしての鍛錬の日々、信長亡き後…自由を求めて旅立った自分と、侍になることを夢見て三成の手下になった才蔵との別れ、そして大坂城で再会した茶々との幼い日々の思い出、かつて信長のいた安土城で五右衛門は少女だった茶々の護衛を任され、互いにほのかな恋心を抱いていたのだった ■ついに自らの運命と向き合い、闘うために立ち上がった五右衛門、侍を夢見ながら運命に翻弄されていく霧隠才蔵、権力を手に五右衛門の愛する人々を奪っていく豊臣秀吉、次の天下を狙って秀吉暗殺を企てる石田三成、戦乱の世を終わらせるために心を砕く茶々、新しい時代を目指そうとする徳川家康と服部半蔵、それぞれの思いを胸に…壮絶な戦いの火蓋は切って落とされようとしていた…


「CASSHERN」に続く紀里谷監督の2作目、前作の美しさ&CMの派手さに引かれ…見に行きました
「CASSHERN」の時にも書きましたが、フォトグラファーでありPV製作を中心に活躍される紀里谷監督、PVの延長線上にある映像、CGを駆使し…ともかく美しく綺麗な極彩色のシーンの数々、ド迫力の戦闘シーン、良い意味で恥ずかしげもなく繰り出していて、いわゆる一般的な映画とはチョットばかり異質に感じるかもしれない、ただし個人的には「CASSHERN」ほどのインパクトに欠けた感じがある
それから出演者…「CASSHERN」同様、カッコよい方、キレイな方々が多数出演、江口洋介、大沢たかお、広末涼子、要潤、玉山鉄二、中村橋之助、寺島進、平幹二朗、奥田瑛二…、チョイ役の女性陣にしても、佐藤江梨子、戸田恵梨香、鶴田真由、りょう、佐田真由美、福田麻由子…、まだまだ多数の有名どこの出演者達…豪華である
綺麗な映像・人物はさておき、ストーリーについては全体的に単調であり、あまり楽しめなかった、また「CASSHERN」同様、単純なわりに、細切れに繋がる映像のため…その場その場では良いのだが、あとで語ろうとして、シーンは思い出せても、展開を思い出すのにひと苦労である、なんか残念な感じ、けど…これは個人的な感想、映画館を出る際にエレベータが一緒になった男子3人組の一人は凄く面白かったと…熱く仲間に語ってました、まあ「CASSHERN」同様に意見が割れそうです
そうだ思い出した…映画館のピント合ってるか?なんかクリアじゃなかったぞ…である
ちなみに、公開9日目の初回(10:00~)、182席の映画館は30人弱の入りでした(渋谷シネパレス1)
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 ゴーストシャウト 
[COMEDY]
2004.12:日本映画(東京テアトル)
監督:塚本連平
CAST-1:滝沢沙織井澤健永井大高樹マリア南野陽子
CAST-2:藤村俊二川島なお美菅田俊小倉一郎阿南健治中山仁赤座美代子玉木宏
CAST-3:高橋克典三浦理恵子ムッシュかまやつはなわ雛形あきこ野田義治/他
全く笑えないという…ある意味凄いかもしれないコメディ映画を見てしまいました!出演者の方々…今後の芸能活動に影響はないかと心配なのですが…

STORYは…
■東京・八王子、星陵音楽大学のチャペル、学長夫妻の結婚35周年を祝うくひすい・さんご婚式〉の準備、女性アイドル歌手“美空つぐみ”(卒業生)が「恋のバカンス」のリハーサル、クラシック調の歌声が重なる、脅えるスタッフ、つぐみの背面上方の壁浮び上るドレス姿の女性、騒ぎとは無縁のように…朗々と「恋のバカンス」を歌い上げる、どうにかしろ!新任マネージャーを責めるつぐみ ■結婚情報誌を片手の榊ヨウコ…「外古葉超常現象相談所」所属の「ゴーストネゴシエイター」…現世に出没し人々を悩ませる幽霊と直接交渉し成仏させるエキスパート、「癒し系」と「恫喝系」の2人1組で行動、癒し系…幽霊の未練や恨みを理解し優しくなだめる、恫喝系…霊の理不尽さを叱り飛ばし弱点を攻めまくる、恫喝系のヨウコ、癒し系の相方と合流 ■新婚の依頼主、台所で起きる怪奇現象の数々、宙に浮くキュウリ…ヨウコ達には「糠漬を漬ける老婆」の姿が見える、早く終わらせたいヨウコ…いきなりの強行手段、息子の好きな糠漬を(嫁が出さないから)食べさせてやりたい…幽霊の反撃、飛び散る糠みそ、糠漬…美味い!ならば…全員の口に糠漬を突っ込むヨウコ、息子が食べるのを見て…成仏!一件落着?糠漬嫌いの相方は崩壊寸前、慌てるヨウコ…デートの約束時間が迫る、今日にもプロポーズされそう…因果でハードな仕事から足を洗って普通の生活を送リたい!そして原宿・竹下通りで豆腐屋を開くのが彼女の夢! ■遊園地、お化け屋敷、骸骨に扮するアルバイト・柳田、笑う客に憤慨、客にとりつく霊を指摘(携帯で撮影)…震え上がる客、クビを言い渡す館主!柳田に声を掛ける着ぐるみバイトの中年男、「外古葉超常現象相談所」の所長・外古葉雄一、ウチで働かないか? ■怪しげな事務所、電話番のマリコ…ヨウコ達の報告、解決も…器物破損の弁償&壊れた癒し系社員、借金取り出現、平身低頭の外古葉、ヨウコが帰社、新人雇うくらいなら給料上げろ!彼女を見て驚く柳田…ヨウコ(優秀だが荒っぽい)が壊した?癒し系所員の補充!いつのまにか所員に決定、デートに急ぐヨウコ、直後…鳴り響く電話 ■星陵大学から依頼、大至急ヨウコを探して現場へ急行しろ!自分が?戸惑う柳田 ■ヨウコを待つ俊雄…芸能会社勤務(家電メーカ勤務と偽り)に電話…つぐみ!新任が役立たず!元マネージャーの俊雄にSOS(今も頼りっきり)、今日は休暇!ヨウコ到着、おしとやかな…恫喝系は何処?スチュワーデスと偽っての交際、夜には母親も来ると俊雄、勝負の時!突然柳田出現…何故に場所が分かった?結婚情報誌掲載店を辿って来た!所長からも電話「ギャラも弾むし退職金も出す…豆腐屋開業に必要だろ?」…已む無く引き受けるヨウコ、同僚のトラブルと言訳、夜までに戻ると約束、八王子へ ■車中、高校時代に会ったことがあると柳田…2校合同の天文部合宿、時田君なら覚えてるけど…柳田?あの時から幽霊が見え始めたヨウコ…記憶が一部欠落、何があったのか?肝試しでヨウコと組んだが…事件発生、本当に覚えていない? ■1人待つ俊雄、母親到着、こちらも社長から電話…命令、つぐみを助けに母共々八王子へ ■星陵大学、ヨウコ到着、迎え出る横島事務局長、市川学部長、概要説明、チャペルに現れる幽霊…将采を嘱望される声楽家だった矢田部愛子…大学の率業生、婚約者の裏切り(現学長の響学、前学長の娘と結婚)…心身を壊し若くして死亡、以後…彼女の歌が入ったレコードを聞いた者は、地獄の苦しみを味わい「スットコドッコイ」になった挙句に石像になるという、突然現れる老人…(響)学はどこ?旧友の坂口健太、お祝いのケーキを持ってくるらしいが子細不明…ボケてる様子、放っておいて現場へ ■俊雄&母が到着 ■歌う愛子と対峙するヨウコ、学部長が石像化、恫喝するヨウコ、衣装にケチ!怯んで…消えた、と思いきや、外には巨大化した愛子の幽霊が…熱唱!


2005年の映画鑑賞の第1段(2004年12月公開)、前から気になっていた「ゴーストシャウト」を見に…
「新しい日本映画の才能を単館系エンターテインメントから発信したい」と…東京テアトルが発起人となり設立されたガリンペイロ・レーベル、気になりつつも見られなかった前3作の事もあり…今回、4作品目にして足を運ぶこととした、当初は「ゴーストネゴシエイター」のタイトルで撮影されたものの、あの占い師「細木数子」のお告げで、公開目前に「ゴーストシャウト」に改名したとのこと、まあ宣伝行為の一環と思われるが…
現世に出現して人々を悩ませる幽霊と直接交渉して成仏させるゴーストネゴシエイター、結婚して原宿に豆腐屋開業を夢みる恫喝系スタッフの榊ヨウコ、デート中の緊急呼出しに怒り心頭、依頼主である大学の変な人々、アイドル歌手、榊の婚約者とその母、おバカなケーキ屋達を巻込んで…理解不能の幽霊を相手にした攻防戦が始まるのだが…が…
コメディ映画のハズだが…全く笑えない、クスリとも…、苦笑すら出ないお寒い状況、出演者の方々…本当にそんなので良いのですか?カメオ出演とされている方々(の割に出突っ張りですが)…そんな役で、今後は大丈夫でしょうか?
低予算&笑いを取ろうとしての小道具なのだろうが…あんまりに、あんまりだ、一手間足りないぞ!出演者の発音・発声が悪いためか、私の耳では聞き取れないセリフばかり、永井大の演技はヤッパリくさい…もうチョットお勉強を!ともかく…笑えない、もしも全てが計算尽くしであったなら凄いことだが…まず無いな!
私の見た1月3日の回はガラガラ、次の回を待つお客もまばら…当たり前かな?正月からこのような映画を見る人はいない?でもデータ投入に先立ち、いろいろと情報を見ていたら…公開初日は「立見客」まで出たとのこと、ウーン???…たぶ舞台挨拶の回だけと推測される
お薦めしませんが、どうしても見たい方は…ともかく安く見られる方法でどうぞ
本当はとしたいところですが、全く笑えないコメディというものを見せていただき…あえてとしてみました
公開17日目、初回(12:30~)、218席の映画館にお客は15人(新宿)…一瞬で数え終わりました(テアトル新宿)
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 GHOSTBOOK/おばけずかん 
[FANTASY]
2022.07:日本映画(東宝)
監督:山崎貴
出演:城桧吏柴崎楓雅サニー・マックレンドン吉村文香
新垣結衣神木隆之介
島かおり飯田基祐遠藤雄弥鈴木杏凛美
声の出演:釘宮理恵杉田智和下野紘大塚明夫田中泯/他
だいぶ前から映画館で予告CMうっていたのと…妖怪ファンタジーも面白そうだな!?と
山﨑貴監督ということはVFXは「白組」絶対だな!可愛い妖怪大集合?
新垣結衣と神木隆之介も観たいし…
早々と観たい映画リストに上げておりました!
まあ夏休みシーズンの子供向け映画だとは思いますが
まあたまには童心に帰って、ファンタジー映画観てきます!
ああ~なんとも上映開始時間が合わないので…
已む無く「TOHOシネマズ渋谷」を選択…これで音響面は捨てたことになりますね!

STORYは…
今も昔も小学生男子はバカバカしい都市伝説好き?自転車で疾走する3人組!
今日も老人達から聞いた願い事が叶うという祠を訪れての願掛け!んっ?今なにか白い影が?
(薄暗い室内、何事か相談する影、おばけずかん発動?)
夜中、3人の少年達の枕元に現れた白い影が耳元で囁く「願いを叶えたいか?命懸けで?」
それぞれ了承した3人!
いつもの登校風景、3人共に同じ夢を見た不思議?
始業チャイム!教頭先生が連れてきた女性…産休で休む担任の代わりの臨時教師“葉山瑤子”先生!
(派遣切りにあって、祖母のツテで小学校の臨時教師(半年)の職を得た瑤子!)
実は実習教育以来初の教職、緊張でガチガチ、からかう男子生徒達!
放課後、夢のお告げに従う3人!
例の祠の場所に建つ古書店で“おばけずかん”を手に入れろ!
昨日の祠の場所に建っている古書店?中を覗くと店主は昼寝最中、忍び込む3人
それを背後で目撃した瑤子先生!あの子達は担当クラスの生徒!何をする?ついていく瑤子先生
書店の奥に飾られた“おばけずかん”を手にした一樹〈イツキ〉!
突然、店主が現れパニックになる3人が逃げる!慌てて追っていく瑤子先生(どんだけ広いんだ古書店状態)
“おばけずかん”のルールを説明できなかった店主、まっ、いいか!
古書店主が“おばけずかん”のルールを説明する前に逃げ出す少年達、それを追う瑤子先生!
抜け出した古書店の外は…異世界?持ってきてしまった“おばけずかん”!どうする?逃げる3人!
(その後で、強烈な発光!飛び出してきた薄汚れた少年達+瑤子先生?何?)
誰もいない世界?読めない文字・看板・標識、没入・混合・交錯した出鱈目な建物と風景
スマホも何も繋がらない世界
いつも毛嫌いしている大人だが、こうなれば頼るは瑤子先生?
先生の自宅を知るサニーの案内で町を走る3人
“おばけずかん”とは何か?少年達が叶えたかった夢とは?
そんな少年達の前に…


昔(昭和)の納涼映画なら「妖怪大戦争」、平成ならアニメ「妖怪ウォッチ」?
おどろおどろしい因縁物からゲーム感覚になってますね!
さて今やVFX技術が進んだ世の中では、子供向けでも本気で映画を作るみたいだ!
山﨑貴&白組を引っ張り出したんだからね!?
だが「予算の都合」かな?
今一歩、のめり込めない合成の甘さ?これってTVサイズで充分じゃない?
セットも、こりゃセットだは…という出来栄えだし、なんか取って付けたというか?貼り付けたというか?
結構映像的には薄い感じ!この程度では驚かなくなった?それでも子供にはこれで十分?と判断?
妖怪(クリーチャー)デザインも可愛さ優先?昔は着ぐるみだけどオドロオドロしかったな…
まあ子供向けだしあまりムキになってもいけないかな?
ストーリーも子供が理解できる範囲の内容!
さすがゲーム世代を相手にしているので…「おばけずかん」ルールの説明なしでも
ゲームをコンプリートする展開!時代だな!
やはり妖しい世界の住人を演じたらこの人の右に出るものなしの「神木隆之介」は良い!
子供達の妖怪騒動に巻き込まれる臨時教師役の「新垣結衣」の力の抜けっぷりも良い!
まあ旦那「星野源」の主題歌「異世界混合大舞踏会」…もうちょっと盛り上がると思ったら、そうでもない!
まあ子役は流石にオーディションを勝ち抜いてきただけある演技とセリフ回し
城桧吏クンは「万引き家族」に出ていた少年か!
まあ今時の子供達なんでしょうね!?可愛げはなくて妙に大人っぽく
自分の役回りを理解している子供を演じてる?回りくどくてスイマセン!
まあこの内容なら事前の「お祓い」とか必要なさそうですね!
しかし公開2日目の初回9:20!渋谷の156席の映画館で22人の入りはチョット寂しくないか?
これは早目の撤収があるかもしれませんね!
映画館で観たい人は、なるべく安く観られる方法でどうぞ!
悩んでる方は配信待ちでも十分かな?
公開2日目の第1回(9:20)、156席の映画館で22人の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN1)
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 GOJOE/五条霊戦記 
[HISTORY&FICTION]
2000.10:日本映画(東宝)
監督:石井聰亙
CAST-1:浅野忠信永瀬正敏隆大介
CAST-2:船木誠勝岸部一徳國村隼勅使河原三郎粟田麗鄭義信成田浬細山田隆人内藤武敏
     光石研田中要次加瀬亮/他
魑魅魍魎が跋扈する平安時代(違う映画でも書いた記憶)、不動明王から「鬼を切って光明を得よ!」とのお告げを受けた武蔵坊弁慶、向かった先は…五条橋、待ち受けるは…

STORYは…
平安の世、退廃した貴族社会、武士の台頭、平氏と源氏のニ大勢力の争い、度重なる天災、勝利し政治の実権を握った平氏…荒廃した都、五条橋で夜毎に惨殺される平家武者、封印された橋、人々は”鬼”の仕業と恐れていた… 夢の中、不動明王から「鬼を斬って光明を得よ」とお告げを受けた破戒僧・武蔵坊弁慶、恩人で高僧・阿闍梨の忠告も聞かず、五条橋へと向う…


GO大好き分野の映画です、怨みを持って死んで行ったもの、鎮めようと祈る人々…怨霊信仰、魔物が潜み、鬼が走る、魑魅魍魎の跋扈する闇の世界、全てを浄化しよう燃え盛る炎… 川に隔てられた光と闇の世界、それを結ぶ橋、向こう側は鳥野辺(死の世界)、逢魔ヶ森(魔物の世界)、その奥院には…闇を従える”遮那王(義経)” 鬼を倒せるのは…鬼しかいない… この映画での解釈、展開は面白い、ラストも… 映画館内での傍若無人な輩さえいなければ…もっと楽しめたのに… 浅野忠信、永瀬正敏を見ようと思って、舞台挨拶のある有楽町に行ったものの満員札止め…出遅れたか…、所用で新宿に取って返して見ることに…  無茶苦茶と格安のチケット・ショップがあったが、間違えてないのだろうか?
(コマ東宝劇場:新宿)
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GOLDEN KAMUY/ゴールデンカムイ      は、別ページとなります



ゴジラ                      (シリーズ第16作)   は、別ページとなります。
ゴジラVSビオランテ             (シリーズ第17作)   は、別ページとなります。
ゴジラVSキングギドラ           (シリーズ第18作)  は、別ページとなります。
ゴジラVSデストロイア            (シリーズ第22作)  は、別ページとなります。
ゴジラ×メガギラス-G消滅作戦-     (シリーズ第24作)  は、別ページとなります。
ゴジラ・モスラ・キングギドラ/大怪獣総攻撃  (シリーズ第25作)  は、別ページ。
ゴジラ×メカゴジラ                (シリーズ第26作)   は、別ページとなります。
GODZILLA FINAL WARS  (シリーズ第28作)  は、別ページとなります。
GODZILLA/怪獣惑星                は、別ページとなります。
GODZILLA/決戦機動増殖都市      は、別ページとなります。
GODZILLA/星を喰う者               は、別ページとなります。
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 この愛の物語 
[ACTION&LOVE]
1987.09:日本映画(松竹富士)
監督:舛田利雄     原作・脚本:つかこうへい
CAST-1:中村雅俊藤谷美和子近藤真彦根津甚八三上寛近藤花恵和由布子
CAST-2:原田芳雄泉谷しげる草野大悟ジェリー藤尾
CAST-3:大滝秀治南田洋子森本レオ/他
スタントマンの世界を題材とした、ギリギリの世界での愛と友情のお話、原作・脚本は“つかこうへい”…「蒲田行進曲」に続く舞台裏の世界、でもなんでこの映画を見たのだろう?

STORYは…
■立花スタントマンクラブ社長・立花の妻・小夏、幸江を生んだあと…病院の窓から投身自殺、幸江の父親は…立花の親友&スタントマンチームを共に作った…村雨 ■かつて…立花が見初めた献血車の看護婦・小夏、親友の黒岩&村雨を引連れ献血通いの末に結婚へ、その後…撮影所で女優として認められた小夏、“プロのスタントマンという夢”を追い続ける立花、自分を顧みない立花に不満を覚える小夏、立花の親友・村雨との過ちの結果…生まれた幸江、立花の前から消えた村雨 ■10年後、立花が男手ひとつで育てた幸江…小学生、難しい年頃、そして…暴走族から拾上げた小夏の弟・大介を…車のころがせる俳優に育てたものの、若い連中の度胸なし&テクなしに…苦しい経営、金策に走り回る副社長・黒岩、男所帯にお手伝いも寄り付かず、再婚を勧める黒岩、見合で失敗を繰返す立花 ■アクション映画の巨匠・大道寺監督から突然の打診、大介主演で…日米合作のアクション映画を!乗り気の大介、かつてのパートナー村雨なしでは不可能な内容と…立花、小夏を寝盗った男だが…共にスタントの夢を追い続けた親友への思いは変わっていない ■立花の家にお手伝い志願者、ブ厚い眼鏡をかけたダサイ感じの女・伊豆沼時子、押しの強さに…採用、住込む時子、どこかミステリアス?変?料理の腕はサッパリ(何故か…みそ汁にボルト)、その一方で…バイクでの階段下りを「簡単ダッペヨ」と…引き受ける、バイクや車の修理に滅法強く…カウンタックを軽々と修理、また村雨が残していったドイツ製の名バイク「1200アマゾン」を見て涙する、そして…反抗する幸江をビシビシ叱る、そんな時子に魅かれていく立花、敏感に察した黒岩が結婚を勧める ■そんな時に帰って来た村雨、姉を死に追いやり&恩人立花を裏切った男と…反発する大介だが、吊橋のスタントで村雨のテクニックに打ちのめされる ■時子…日本のスタントマンの草分け&ル・マン三連覇を果した伊豆沼勇一の娘と判明、アマゾン1200は…かつて彼女の父親の物だった、彼女への思いを強くする立花、村雨&幸江も再婚に大賛成、大介に時子変身の指示、眼鏡をコンタクトへ、ドレスアップ…見違えるほどの変貌、大介もクラッ!当の本人の気持ち…大介を愛し始めている時子 ■順調に撮影が進む映画、ロケ現場を訪れた時子、彼女の素質に注目する大道寺監督、スタントに抜擢、村雨が責任を持って育てる約束…厳しい訓練 ■深夜、大介の部屋の前に時子、激しく叩かれるドア、立花への義理…拒絶する大介、そんな2人を目撃する黒岩 ■スタントの腕を上げた時子、主演女優に昇格させる大道寺、大スタント・シーンの撮影前夜、酔って帰ってきた大介の前に…ビショ濡れの時子、スタントの恐怖に耐えかね…大介を訪ねてきた、シャワーを浴びた時子、大介の前に肢体をさらすが…耐える大介 ■スタント・シーン本番の日、主演の大介と時子が乗る車…車とバイクに乗った集団が襲撃するシーン、全国から集められたスタントマン、かつて何人かのスタントマンを事故死させている監督、やることが滅茶苦茶、5秒毎に爆発する地雷、実弾が込められていたマシンガン、緊張する立花…「これじゃ、死人がでますよ!」と…


これを書いているのは2006年1月です…過去にパンフを整理している段階でも“こんな映画見たかな~?”と疑問、今回データ投入にあたり内容を確認して…見たことは間違いない、改めてストーリーをまとめていて…どうして私はこの映画を見たのだろうか?かなり謎である…
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 御法度/GOHATTO 
[HISTORY&LOVE]
1999.12:日本映画(松竹)
監督:大島渚   音楽:坂本龍一
CAST-1:ビートたけし松田龍平武田真治浅野忠信崔洋一トミーズ雅田口トモロヲ坂上二郎
CAST-2:的場浩司伊武雅刀神田うの吉行和子桂ざこば梅垣義明田中要次
CAST-3:寺島進菅田俊大島宇三郎浦田賢一飯島大介/他
本当に久しぶりの大島渚監督作品、江戸時代末期、厳しい規律の新撰組に入隊した美形の剣士・加納惣三郎、彼の放つ色気、何かが狂っていく新撰組…

STORYは…
1865年、京都、新撰組…新隊士選抜の試合、相手をする沖田総司、見守る近藤勇に土方歳三…入隊を許された田代彪造、そして…美貌の青年・加納惣三郎…彼の放つ色気、次第に何かが狂っていく…

大島監督はもう映画を撮らないのでは?などと思っていたが…実際にクランク・インと聞き、楽しみに…良い!新撰組をこういう切り口で見せてくれましたか…新撰組で衆道ですから(戦場のメリー・クリスマスにも…)、なんとも言えない映像美(衣装:ワダエミ)、キャスティングもこのストーリーに嵌ってたと思いますし、スタッフも…。たけしの土方…最初は多少の違和感があった(ハッキリ言えば全員なのだが)が、いつのまにか引き込まれてしまった。この映画で「故・松田優作」の長男・松田龍平がデビュー、なかなか堂々としてて良いのでは、イタイタしかったけど。いろんな方が出演してますけど、妙に気に入ったのが、トミーズ雅の山崎監察役。浅野忠信も相変らず良い。…しばらくは新撰組と言えばこの面々を思い浮かべそう…そして坂本龍一、でしゃばらず?徹しているとでも言いましょうか?
(渋谷松竹セントラル)
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 ゴルゴ13/GOLGO 13 
[ANIMATION]
1983.05:日本映画(東宝東和)
監督:出先統     原作:さいとう・たかを/さいとう・プロダクション
CAST-1:瑳川哲朗武藤礼子藤田淑子納谷悟郎富田耕生/他
おなじみ(?)の劇画「ゴルゴ13」のアニメーション映画です

STORYは…
■カリフォルニア州カテリナ、エメラルド色の海に浮かぶ自家用豪華客船、石油王レオナルド・ドーソンの誕生パーティー、拍手と歓声、この日からドーソン・コングロマリットを引き継ぐこととなった一人息子のロバートが壇上へ、父レオナルドにアネモネと白いバーベナの花束を贈った次の瞬間、父に抱きつくように崩れ落ちたロバート、額には銃弾の穴!殺されるような恨みを買うはずもない…素直で優秀な息子、いったい誰が、何のために?レオナルドは世界の果てまでも手をつくして憎むべき殺人者を探し出すことを堅く誓う ■船上が混乱に陥っているころ…灯台を降りて悠然とその場を立ち去る一人の男、ゴルゴ13…殺しのプロフェッショナル、国籍・年齢・本名不明…、その腕前は正確無比 ■1ヶ月後、オーストラリア、シドニー、海を見渡す教会、モレッティ司教から殺しの依頼を受けるゴルゴ13、かつてシシリー島に隠然たる勢力をふるう謎の大物ドクターZに家族を殺された司教、聖職にありながら復讐、小切手を黙って受け取るゴルゴ13、それで積年の恨みを晴らすことができると知ると…殺人の大罪を犯す身を神に詫び…拳銃自殺する司教 ■イタリア、ナポリ、ホテルに入っていくコールマン髭の男…ゴルゴ13の情報屋、ブロンド美女とラブ・シーンの真っ最中、完全に情報屋を無視したまま、情報屋もベッドに背を向け事務的に報告 ■決して人前に姿を見せないドクターZには、その仕事を代行するシンディーという愛娘の存在、ゴルゴ13は手始めにシンディー接近、急速に親密な関係になり彼女の家にまで招かれるほど、しかしシンディーの方が役者が一枚上「デューク東郷、またの名をゴルゴ13、あなたの目的は父を消すことでしょ」&銃口を向けるシンディー、動じないゴルゴ13、ゆっくり彼女に近づくとその唇を奪い&そのままベッドに押し倒す…、ゴルゴ13の目的は意外と早く達せられる…ドクターZの正体が判明、シンディーもまたゴルゴ13を暗殺するため森の奥ヘデートに誘う、そんな彼女に「シンディー、お前こそドクターZだ!」指摘するゴルゴ13 逃げるシンディー…ゴルゴ13の放った銃弾を額に浴びて絶命、司教の悲願を果たした直後、窮地に陥るゴルゴ13、一斉射撃!間一髪身をかわし近くの教会に逃れたゴルゴ13、執拗に追い来る姿を見せぬ刺客達、ナイフ、針、鉄の爪が次々襲来、ゴルゴ13を傷つける、3人の刺客と対峙したとき…教会を囲んだコマンドの攻撃!4人を中に残したまま大爆発 ■とある邸宅に3人の身なりのよい男達、FBI(アメリカ連邦検察局)本部長フレデリック・カービン、ペンタゴン(国防総省)情報局長トム・ジェファーソン、CIA(アメリカ中央情報局)エドワード・ヤング、「作戦は完壁だった」「情報もだ」「獲物も完全に追いつめた…」 しかし彼らのゴルゴ13暗殺作戦は失敗に終っていた!作戦を指揮したブレイガンが帰還、再び作戦の練り直し、その場で狂気じみた殺し屋ビッグ・スネークが新たに紹介される、横柄きわまりない男、腹を立てた3人の殺し屋…ナイフ、針、鉄の爪でスネークに躍りかかるが…スネークは3人に全く触れることなく倒してしまう、必殺の凄腕、不敵な笑いを浮かべたスネークの口の端からヨダレがスーツと糸を引く ■1ヶ月後、サンフランシスコ、高層ビル最上階の男、少し離れたビルの屋上にゴルゴ13、新しい仕事、いつもの正確さで男の額を撃ち抜く、その瞬間、またしても待ち伏せしていたブレイガン率いるコマンド部隊、一斉射撃、非常階段から通りへ、路地から路地へ、さらに地下道へと走るゴルゴ13、反撃開始、コマンド部隊とプレイガンを返り討ち、またも逃げのびたゴルゴ13


四半世紀以上前のこと、栃木県在住の友人と新宿で飲んでたら、早々と終電に間に合わないことが判明、私は帰れたんだけど初電待ちのお付き合い、友人が見たいという「ゴルゴ13」を一緒に見ちゃったわけですが…、滅茶苦茶つまらなかったことを記憶しています、それからこの1本では初電まで間が持たず、さらに日活ロマンポルノ3本立てを見て(タイトル等は一切覚えてません)、ようやく早朝に…、友人は帰っていきました  (2009.04)
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劇場版 金色のガッシュベル!!101番目の魔物       は、別ページとなります。
劇場版 金色のガッシュベル!!メカバルカンの来襲     は、別ページとなります。



 コンセント 
[HORROR?]
2002.02:日本映画(オフィス シロウズ/メディアボックス)
監督:中原俊     原作:田口ランディ 「コンセント」
CAST-1:市川実和子木下ほうか村上淳つみきみほ小市慢太郎芥正彦斎藤歩夏八木勲
CAST-2:ニ木てるみ不破万作リリィ甲本雅裕鹿瀬陽子沖津和菊田美茄海木村明子
CAST-3:榊英雄岡部政明/他
田口ランディの同名小説「コンセント」の映画化、ホラー映画?、不可解な死を遂げた兄、コンセントの意味するものは?謎の確信に迫っていく妹、兄は一体…

STORYは…
ラブホテルの一室、ネットで株価を確認する朝倉ユキ…マネー雑誌のフリーライター(大学では心理学を専攻)、ベッドにはカメラマン木村、携帯の着信音、行方不明だった兄の死を告げる父…腐ってドロドロと、駅、茫然自失の母、母を責める父、葬儀場、役に立たない両親、葬儀社との打合せ、見せてもらえない兄の顔… 兄のアパート、台所の床、兄の形に残る血、蛆と腐敗臭、大家の苦情、散乱するゴミの中にユキの目覚し時計、死因は栄養失調による衰弱死、特殊清掃会社の男・角との会話(血、残されるメッセージ)、コンセントに繋がったまま未使用の掃除機、兄がしていたコンセントの話、角が切り取ってくれた掃除機のプラグ… 踏切に兄と飼い犬シロ(父が殴殺)の姿を見たユキ、帰京、延々と続く母からの留守録、悔みを言いに来た木村から死臭?病院に行くよう勧めるユキ… 学生時代に学んだ国貞教授の研究室、兄の死の理由を探るため…中学の頃からキレだしたこと、コミュニケーション下手、繰返す転職、30位で引きこもり、船乗りの父が退職、働かない兄と衝突、血を見る喧嘩、兄を東京へ連れ帰ったユキ、(8年前:国貞にキスを迫るユキ、愛撫、SEXを懇願するユキ、一線を越えない国貞)、立場を明確化…カウンセリングの契約、夢の記録:[居酒屋、隣のグループと諍いを起こす兄…無理矢理つれ帰るユキ、甘える兄を突き放すユキ、魂が抜けたように無反応になり縮んでいく兄、服から落ちたプラグ…]、分析…生きる力を失った兄に擬似的恋愛で生命力を与えようとしたユキ(危険な戦略だと国貞)、想像以上の身勝手・無責任、一緒にいるだけで疲労、部屋に帰らなくなったユキ、消えた兄…、仕事帰りに木村が突然のプロポーズ、自分は男にだらしないと…拒否、走り去るも街中に溢れる死臭に動けなくなってしまうユキ…


原作の内容から映画化なんて全く考えていませんでした…、どうするのだろうと思い見に行ってきましたが、やはり押さえ気味で、難しい部分はカット、エンディングは小説の…(これを書いちゃマズイか)、まあ原作を読んでいたほうが、読んでいないよりは楽しめそうだけど、チョット物足りなく感じるかも…で、面白くないかと言えば、「コンセント」映画版として、そこそこ楽しめました、ユキ役の市川実和子に最初は違和感を感じつつも、進むに連れて彼女しかいなくなったと…気付けば仕掛けられたものに嵌ってました、それからこの映画は臭いを表現しなければならないので大変だったろうな…視覚的処理しかありませんが… それ以外で…合成(SFXとは言い難い)はもう少し頑張りましょう 本当は新宿から放出されるエネルギーの映像が見たかったのに…なかったのが残念、でも繋がり状、無理か? それから老夫婦が目の前に座ったけど…こういう映画だと知って入ってきたのか心配になってしまった
(テアトル新宿)
2000-2009format