AFTER THE QUAKE/アフター・ザ・クエイク  |
[HARUKI MURAKAMI's DRAMA]
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2025.10:日本映画(NHK/NHKエンタープライズ/ビターズ・エンド) |
監督:井上剛 |
出演:(1985年)岡田将生/橋本愛/唐田えりか/吹越満 |
(2011年)鳴海唯/堤真一/黒崎煌代 |
(2020年)渡辺大知/黒川想矢/井川遥/渋川清彦 |
(2025年)佐藤浩市/津田寛治/錦戸亮/のん/他 |
「AFTER THE QUAKE/アフター・ザ・クエイク」を観ます!
久々の従姉妹のお仕事映画です!ここ最近はTVドラマからのお声がけで忙しく、映画は久しぶりです!
とはいえNHKドラマ「地震のあとで(全4話)」の映画化作品!
原作は(ノーベル賞シーズンに全く騒がれなくなった)村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」です!
従姉妹の仕事(リレコーディングミキサー&ダイアログエディター)は「役者さんの声がハッキリと際立つ」と業界では評判らしく…
TVドラマからのオファーがひっきりなしとのこと!
現在はSound Production「P.A.T.Works」を立ち上げたが、あまり無理しないでね!
まあ彼女の音に浸るにはやはり、音響のしっかりした映画館が良いよ!というわけで…
テアトル新宿のodeesaで聴く(観る)! |
【STORY】
1995年
阪神・淡路大震災後
気分が泡立つ妻が失踪からのイキナリの離婚届に困惑する男性
仕事を少し休みたい(何をするでもなく)という彼に…
北海道に住む妹にちょっとした荷物を届けてくれないか?と依頼する同僚…
釧路空港に迎えに来た妹と友人(なりゆきでSEX)と妻の話題
自分に中身がない?と言われた気がする彼は、箱の中身が気に掛かるが…
2011年
東日本大震災前
コンビニでバイトしながら恋人と同棲中の女性(あらゆることが無意味に感じる日々)
毎日3食コンビニで同じ物を買う男性…浜辺で焚火しているのは何故?
焚火を囲みながら過去を語る男性…16年前までは神戸市東灘区に家族がいたと
なぜあのひ自分はそこにいなかったのか?冷蔵庫に閉じ込められる夢…死の予感
共感する女性、一緒に死ぬ約束
2020年
とある新興宗教で“お方(神)”の子とされた少年
東日本大震災の支援に行くという母、同行拒否、信仰を捨てると宣言した少年
(自分の出自だけは知りたかったが、母と教団の説明は支離滅裂)
あれから9年が経過(母はどこに消えたか?は描かれていないが)
教団の指導者の死(直前に“お方”に巡り合うはずと伝えられていた)
誰もいない地下鉄
母が言っていた特徴のある人物を追いかけて無人の野球場に辿り着く…
2025年
漫画喫茶に暮らし、地下駐車場の警備員として働く男性(元・信用金庫に勤務でキッチリ)
新宿の繁華街でゴミ拾いをしている時に出会った“かえるくん”
昔、東京に起きるはずだった大地震を2人で止めたと説明されるが身に覚えなし!
今再び地下の“みみずくん”を止めに行かねばならないので協力して欲しいと言うが…
指定日にかつて“みみずくん”と戦った地下に向かう2人(?)
黒い影が舞う…混乱する記憶、邪魔者達の存在(悪魔か?)
飛ぶ記憶、自分は介護されている老人だった?
男性の内なる戦い
思わず逃げて開けた扉…そこには過去から未来へ繋がる赤い廊下が…
◇
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映画の感想は以前に原作を読んだ時にinstagramに感想を上げていたので結論だけ再掲しよう…
[感想]よく聞く通り「平易な文章で高次な(作者目線が2段か3段高い感じ)物語を書くんだな!」
かつ「結末は読者の想像に任せます!何が言いたいか分かりますよね?」的な?
そんな展開に馴染めない感じがする(まあこういう作家さん多いか)!
ノーベル賞でも取らなければ次に読む機会は無いだろう異世界の作家さんだね![以上]
何かを信じこむ!何も信じられない!
どちらも面倒臭い相手だ…
特に宗教を相手にする苦労はね!
閑話休題
従姉妹の仕事を聞きにTVドラマではなく映画館へ向かう!
だがテアトル系の「odeesa」なる音環境で聴いた(観た)というのに…
最大ボリュームで劇場スピーカーが悲鳴(音割れ)、壁と機器類が振動で鳴るのは哀しい!
今回4話のうち1話目と3話目が従姉妹が手掛けたパートで…音のメリハリが効いているのが分かる!
対して2話目と4話目は音を重ねていく表現手法の違いを感じたが・・・如何か?
ただ「音割れ」させたのは劇場だろ?音の専門家音割れさせるはずないのでね!なんか残念だね!
もしかして劇場が意図して音割れ&壁鳴り、音響機器の悲鳴で地震を表現してたなら?
それはそれで凄いかもしれないが、不快というか配慮に欠けた行いだ!
映画の音に関わった方々の苦労をないがしろにする蛮行である!
本当は評価下げたいのだが
それは映画館のせいなので、映画の評価とは別、実に微妙! |
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公開11日目の第1回(10:45)、146席の映画館で3割程度の入り(テアトル新宿) |