行・く・ぐ 作品・日本






 空海 KU-KAI/美しき王妃の謎 
[ACTION]
2018.2:日本・中国映画(東宝&KADOKAWA)
監督:チェン・カイコー
出演:染谷将太ホアン・シュアンチャン・ロンロンチャン・ルーイー
チャン・ティエンアイシャー・ナンチン・ハオキティ・チャン
リウ・ペイチーオウ・ハオリウ・ハオランチェン・タイシェン火野正平
阿部寛松坂慶子ティアン・ユーシン・バイチンワン・デイ
高橋一生吉田羊東出昌大イッセー尾形寛一郎六角精児不破万作金田明夫
六平直政沢城みゆき早見沙織山寺宏一/他
もう気になって気になって仕方なかった映画がやっと上映日を迎えた
1ヶ月前から原作「沙門空海 唐の国にて鬼と宴す」を読みだしたのだが
4巻目の途中という中途半端なところだが
仕方がない、観に行ってきます!
ちなみに字幕版を探したが見つからず
日本語吹替版で観てきます

STORYは…
今から1200年以上前の中国は長安、シルクロードの交易で栄える国際都市で怪事件が発生
都の役人・陳雲樵〈チンウンショウ〉の妻・春琴〈シュンキン〉が、人語を話す黒い妖猫と遭遇
猫の言葉に従って庭の木の根元を掘ると…大金を発見
喜ぶ陳雲樵、次第に猫に取りつかれていく春琴
一方、王宮では今の皇帝が奇病に罹っていた
法術によって病を治すために呼ばれた…日本から来た僧・空海は、目の前で皇帝が死ぬのを目撃
役人達はこれを病死として片付けるが、記録係の役人・白楽天〈ハクラクテン〉は死因に疑問を持つ
また空海も近くに猫の毛が落ちていることから不穏な気配を感じる
猫の足跡を辿っていくと、次期皇帝が次に死ぬという札を発見
その後、白楽天と再会した空海、彼が役人を辞めて李白を超える大詩人を目指していることを知る
白楽天は現在、先々代の9代皇帝・玄宗と、その寵愛を受けた絶世の美女・楊貴妃の悲劇を綴った…
「長恨歌」を執筆中、完成できずに行き詰っっていた
空海、密教の教えを受けに来たが、青龍寺に入り込む手立てなし、日本に戻るべきか悩んでいた
互いに自分の進む道で壁にぶつかった2人、奇妙な友情で結ばれていく
空海と白楽天、見る見るうちに種から実へと成長される西瓜売り・瓜翁と出会う(原作は瓜売り)
それを幻術と見破った空海だが、瓜翁の術は空海をも欺く見事なものだった
白楽天は空海を妓楼・胡玉楼へと誘った
胡玉楼では妓生・麗香が、新人・玉連に馴染客・陳雲樵が好意を寄せたことから…嫉妬
陳雲樵の宴席、突然妖猫が出現、彼の部下達を次々に殺害
その惨状を調べに来た役人に…空海は皇帝を呪い殺したのと同じ猫の仕業と告げる
役人は空海と白楽天に、妖猫の探索を依頼する
妖猫に取りつかれた麗香に毒を飲まされる玉連、空海の法術により救われる
空海の力を目撃した陳雲樵、変調をきたした春琴を救って欲しいと懇願
白楽天と共に陳の屋敷へ、月光の中、屋敷の屋根、楊貴妃の美しさを称える李白の詩を口ずさむ春琴
その春琴を妖猫が見せた幻術と見破った空海、李白の詩に何か意味があると推理
詩について調べる、王宮の書庫に2人
皇帝の死と陳屋敷の変事が、数十年前の楊貴妃の死に結びついていると考える
陳屋敷を再訪した2人、猫が憑りついた春琴から、自分は玄宗皇帝が飼っていた猫であり…
皇帝の命令で陳雲樵の父・陳玄礼〈チンゲンレイ〉に生き埋めされたと告げる
また、白楽天の「長恨歌」は真実を捉えていないと妖猫は言う
自分の詩が真実ではないと言われた白楽天、空海と仲違い
空海は、自分も亡くなった大師の代わりにやってきた、偽者の僧でしかないと告白
だか雪山を越え、嵐で船が転覆しながら長安に辿り着いたからには…
必ず大師の遺志を継いで密教を持ち帰りたいと語る、目標を持って進む2人、友情の復活
空海達は楊貴妃の死の真相を探るため、楊貴妃の侍女に会いに行く
楊貴妃が亡くなった瞬間を観ていなかった
その後2人、死の現場に日本人・阿倍仲麻呂が居合わせたことを知る
仲麻呂は玄宗皇帝の高官として仕えた人物
仲麻呂は既に亡くなっていたが、彼の側室・白玲〈ハクレイ〉は今も生きていた
仲麻呂が綴った日記を保管していた白玲
仲麻呂が楊貴妃を強く慕っていたことを知る
日記の中で特に印象的だったのは、玄宗皇帝が楊貴妃のために開催した“極楽の宴”
極楽の宴、天女の様な美しさの楊貴妃に魅了される仲麻呂
この宴、皇帝の宦官・高力士〈コウリキシ〉は李白に楊貴妃を称える詩を書かせる
長安一の幻術師・黄鶴〈コウカク〉は弟子の丹龍〈タンリュウ〉、白龍〈ハクリュウ〉と共に幻術ショーを披露
仲麻呂は自分の想いを楊貴妃に告白しようとするが、それは叶わず
宴の10日後、楊貴妃を我が物にしようとする将官・安禄山〈アンロクザン〉が謀反を起こして挙兵
玄宗皇帝は10万人の部下と共に都を追われた
馬嵬駅で皇帝の近衛兵だった陳玄礼が安禄山の軍に寝返り、絶体絶命の玄宗皇帝
陳玄礼は全ての元凶は楊貴妃として、彼女の命を要求
玄宗を始め阿倍仲麻呂、高力士、黄鶴らによって話し合い、誰も楊貴妃を殺す決断できず
そこで黄鶴は鍼術によって楊貴妃を一時的に仮死状態にし、彼女が蘇生した後に助けるアイディア
楊貴妃を失いたくないが、彼女を生かせば自分の身が危ない玄宗皇帝…苦悩
その皇帝の姿を見た楊貴妃、自ら仮死状態になる決心
阿倍仲麻呂の日記によって楊貴妃が亡くなったときの状況を知った空海達
既に廃墟となった極楽の宴の会場を始め、楊貴妃の足跡を追いながら、怪事件の真相を解明しようと…
そして彼らが辿り着いたのは、楊貴妃の遺体が眠る石棺が安置された墓所
重い石棺の蓋を開ける、そこには楊貴妃の遺体はない
だが2人は思いがけない驚愕の事実の痕跡を見つける
全てを知った空海達の前に、あの妖猫が姿を現した
そして妖猫から語られる歴史の裏に隠された、楊貴妃の死の真実
それは彼女に対する人々の愛と裏切りと哀しみが込められた物語だった…

なんじゃこりゃ?
設定こそ原作に寄せているが…
ただ単なる化け猫映画じゃないか?
「超天才が挑む、史上空前の冒険絵巻」「史上空前の大冒険が始まる」の宣伝文句は何?
誇大広告!
製作費150億円は長安の街の再現と猫のCGでお終いか?コケること間違いなし
空海は日本に帰りたがってばかりいるダメダメ僧、全く活躍せず!
原作ベースでの染谷将太の活躍を期待していたのにな、なんかダメ
何てったって中国版タイトルは「妖猫伝」だもんな
徐文強の畑のくだりはないし、馬嵬駅のお墓は埋まってないし…
「空海」いなくてもいいじゃないですか?
ちなみに橘逸勢〈ハヤナリ〉は出てこないで、相方は白楽天、こいつもいい加減なキャラ
チェン・カイコー監督ということで本格的なものを期待してたのにな…
一体何がしたかったんだろう?化け猫映画?
あと中国に寄り過ぎ、原作崩壊!
それから、ネットで調べてみたけれど、やはり字幕版はないみたい、吹替版オンリー
笑うのは、空海のセリフも、染谷将太による本人の吹替えなんだけど…浮いている、ガッカリ
彼等は一体何語で映画を撮影したのだろう?
ああ…化け猫映画なんだけど、原作読んでないと、登場人物やら専門用語が分からないだろうな
原作途中まで読んでいて良かった、ある意味…
さあ原作「沙門空海 唐の国にて鬼と宴す」の最終巻(第4巻)ラストを楽しむこととしましょう
この映画を観るくらいなら、原作だけ読んだ方が、どれだけ良いでしょうか!
公開初日の第2回(11:10)、409席の映画館で4割程度の入り(TOHOシネマズ新宿 SCREEN7)
2011.09format



 空母いぶき 
[ACTION]
2019.05:日本映画(キノフィルムズ)
監督:若松節朗
出演:西島秀俊佐々木蔵之介
本田翼小倉久寛
藤竜也村上淳石田法嗣戸次重幸市原隼人平埜生成
玉木宏高嶋政宏堂珍嘉邦工藤俊作山内圭哉和田正人横田栄司
佐藤浩市益岡徹中村育ニ佐々木勝彦吉田栄作
斉藤由貴片桐仁土村芳
中井貴一深川麻衣
横山由依袴田吉彦橋本一郎遠藤雄弥/他
〈最初からネタバレ気味ですのでご注意ください〉
かわぐちかいじ原作の「空母いぶき」の映画化!
中国が尖閣諸島・先島諸島を急襲・占拠!激烈を極める戦闘(防衛)、遂に死者まで出す自衛隊
果たして…!(まだ連載中)
そんな原作の映画化、本気でやるんだ!勇気あるなと思って、さっそくムビチケ購入しました!
しかしですね…ちょっと気の緩んだところで、チラッとFacebookの映画紹介サイトをクリックしてしまいました
その先頭行に、えっ!?の1行、まさか、ラストが書いてありました!油断してました!
愕然とする内容!そんな原作の改変だったら、観ないよ!
いったい何のための原作なんだよ!そこまで天地ひっくり返すなら…「空母いぶき」は名乗っちゃダメだろ!
でも1400円払っちゃったよ!やむなく観るけどね…
たぶんコケるんだろうな!期待していただけにね、そしてガッカリしちゃうんだろうな
情報収集方法が甘いのかな?でもあまり情報の集めすぎも楽しめないしね!
楽しめないのは自業自得とは言いきれないよね、今回は!の改悪っぷり
まあ、地獄の2時間半!になるだろうな
絶体に最低評価だろうな!
みんな分かってたのかな?劇場予約したらガラガラだった…

STORYは…
クリスマスに向けた喧騒も静まった12月23日の夜明け前、波留間群島・初島(どこだ?)
「本日未明、国籍不明の漁船20隻が我国領海内に侵入」!
首相官邸に慌ただしく到着する内閣総理大臣・垂水慶一郎と主要閣僚達
急行した海上保安庁の巡視船〈くろしま〉からの連絡も途絶えている
漁民を装った武力勢力は海上保安官達を拘束、既に上陸、国旗を掲げている
「占領されたということか!」叫ぶ副総理兼外相の城山
海上自衛隊は即時、「海上警備行動」のもと、初島奪還と海上保安官の救出に向かう
戦後初の航空機搭載型護衛艦〈いぶき〉を旗艦とした第5護衛隊群!
(護衛艦〈あしたか〉)〈いそかぜ〉〈はつゆき〉〈しらゆき〉、潜水艦〈はやしお〉
攻撃型空母の保有は憲法違反だと物議を醸し、国会で激しい論戦となった〈いぶき〉
フィリピン海を西に航行する第5護衛隊群
突如、潜んでいた敵潜水艦からの攻撃、迎撃も甲板に被弾、艦載機の発艦が不可能となる
(修理時間24時間→20時間の報告、12時間で!との命令)
進路上に敵空母が出現、敵の正体、新興国“東亜連邦”
3年前に建国、群島の領有権を主張、領海侵犯を繰り返していた
いぶきCIC(戦闘指揮所)、進路上の潜水艦に対する対応方法、激しいやり取り
艦長の秋津竜太は…直進しての攻撃命令を群司令の湧井に進言
副長兼航海長の新波徹也は「我々の任務は海上警備行動!正当防衛以外の攻撃はできません」と
直進を命じるも、敵が撃つまで撃ってはならないと命じる湧井
しかしその後のミサイル被弾時に倒れる湧井、指揮権は秋津へ
航空自衛隊のエースパイロットから〈いぶき〉初代艦長に抜擢、最年少の一佐として…
海上自衛隊に転属してきた秋津、海上自衛隊の生え抜きながら副長の新波
2人は防衛大学同期でトップを争った仲
「我々は戦争する力を持っている、しかし絶対にやらない」と言い切る新波
「闘わなければ守れないものがある」と返す秋津
首相官邸、「防衛出動」の命令を主張する城山、決断を求められる垂水
議場を離れた垂水に近づく外務省アジア大洋州局長の沢崎
「ここで誤れば火は世界中に燃え広がります」とプレッシャー
その頃、初島の偵察に向かった偵察機、敵戦闘機のミサイル攻撃に撃墜される
報告を受けた垂水が振り絞るように発した…自衛隊の「防衛出動」
自衛隊創設初の事態、第5防衛隊群の艦長達の顔が引き締まる
敵空母から発進した攻撃機のミサイルが襲来、〈あしたか〉の対空ミサイルが全てを迎撃
5機で8発のミサイル?まだ1機いる!と指摘する秋津、低空で接近する1機を確認!
〈あしたか〉艦長・浦田への撃墜命令、ミサイル命中
「…この実感を忘れずに覚えておけ」と秋津、静まり返るCIC
そんな艦内でじっと耳を澄ませている民間人2人、訓練航海の取材で乗艦していたメディア
ネットニュースの新人記者の本多裕子、東邦新聞の海自担当・田中
ヘリでの退艦を告げられるが…「この艦にいさせてください」と頼む本多
「外交交渉に影響する戦闘は極力回避されたし」政府からの指示!
進路上に再び現れた潜水艦、〈いぶき〉に向け魚雷発射
潜水艦〈はやしお〉艦長・滝が敵艦撃沈を回避しながらの反撃、体当たりでダメージ
一発がすり抜けて〈いぶき〉に向かう!〈はつゆき〉艦長・瀬戸、自艦を盾にする
魚雷を浴びた〈はつゆき〉は激しく炎上、瀬戸も重傷
防衛出動が命令されてもなお、専守防衛を全うしようとする自衛官達
間近に迫ったクリスマスに浮き立つ東京
下町のコンビニ、店長の中野啓一、お菓子の長靴作り、手書きのメッセージカード
既に騒然としている世間、本多による〈はつゆき〉炎上の画像が配信されていた
店内に非常用の食料を買いに殺到する客、何も知らずカード書きの作業をする中野
情報が漏れたことを受けて、総理が緊急記者会見を決心
「これは交戦権の行使による戦争状態ではないか」と質問する記者達
「あくまでも自衛のためのやむを得ない戦闘です、我が国は絶対に戦争をしません」と垂水総理
〈いぶき〉の前方に新たな敵、東亜連邦の駆逐艦2隻
阻止するには対艦ミサイルでの攻撃?強行に反対する新波!
「撃沈させ、2艦で乗員600名の命を奪えば、戦線は拡大し戦争に繋がる」と!
秋津は〈いそかぜ〉の主砲による砲撃で…敵攻撃力の無力化の提案
「それなら艦は沈まない」!〈いそかぜ〉艦長・浮船の腕も見込んでのこと
「極力、死傷者は出したくない、味方にも敵にも…気持ちは同じってことでいいですね」と新波
見つめ返すだけの秋津
秋津の狙い通り、〈いそかぜ〉の攻撃が成功、無力化された敵駆逐艦
だが敵空母から10機編隊が発艦、被弾修理を終えた〈いぶき〉からは…
第92飛行群群司令・淵上の指示のもと、迫水を隊長とするF36が5機出撃
激戦の中、4機を撃墜するも、残り6機が放ったミサイルが柿沼の2番機に集中する
全速降下で逃れようとする柿沼、脱出を命じる迫水だが…
1機150億と言われる最新鋭戦闘機を失うことを恐れる柿沼が応じない
迫るミサイル、迫水の叫び…「機体の替えはきくが、お前は替えがきかん!」
そしてさらに、複数の敵潜水艦から一斉に魚雷が発射される
日本の運命を握る24時間、日付は既に12月24日に…


観終わりました、まあ最初に書いた通りです!
観客は156席のキャパで60人の入りでした(4割程度)
まず何処のナニモノとも分からない新興国、いつの間にフィリピンの北東沖に島が出現!バカな!
(しかも“東亜連邦”なる陳腐な名前、しかも建国3年だと…)
そんな極小国が、世界(日本)と渡り合える軍事力を持って、波留間群島・初島(どこじゃ?)を急襲・占拠する…
なんか一気に現実味が欠ける出だし!(駆逐艦2隻に600人の乗員?どれだけの軍事力だ?)
戦闘シーンは最初こそ迫力あるなと思ったが…繰り返し画像で飽きてきた!戦闘パターンってこんなもの?
なんか画像も荒いし、合成バレバレだし…もうチョット頑張りましょう!
そうそう…空母だけど艦載機15機、トラブルで殆ど飛ばせないのは残念ではあるな…
潜水艦も活躍することなく、戦場から帰還してしまうし…これも残念
改変するならこういうとこに手を入れて欲しいものだ!
専守防衛だとは分かっているが…もっとギリギリの瀬戸際を見せて欲しかったな!
ところで、いぶき艦長の西島秀俊…嵌ってるのか、外れてるのか、微妙だな!?
佐々木蔵之介はそうだろうなってとこ
続いて、政府の対応とは、こんなものだろうな、どこかに「シン・ゴジラ」と比べる記事があったが
ちょっと何でも違い過ぎるな…あっちの方が迫力あったよ!
こっちは何とも、他力本願的な空気が漂っているしね
で、ラストはやはり脱力だろう!
これ以外だと戦争なのかもしれないが…凄まじくグレーである!
まあ、これ以上は書けないな
公開2日目の第1回(9:20)、156席の映画館で60人の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN1)
2011.09format



 孔雀王 
[PSYCHIC WAR]
1988.12:日本映画(東宝東和)
監督:ラン・ナイチョイ
CAST-1:三上博史ユン・ピョウ安田成美
CAST-2:グロリア・イプリウ・チャーフィポーリン・ウォンコウ・ホン緒形拳左とん平/他
週間ヤングジャンプ連載の同名マンガの映画化、裏高野の拝み屋・孔雀と“魔”との戦い…

STORYは…
チベット高原、古代遺跡の調査、突如裂ける地面、不気味な仏塔出現、中から現れた美少女アシュラ、ラマ僧が封印した魔族の女、羅我〈ラガ〉の呪文、666年ぶりの復活、目から発した巨大な火球、修羅場と化した遺跡… 東京・新宿、デパートからの瘴気に気付く僧…退魔法の使い手・”裏”高野の拝屋・孔雀、イベントプランナーの冴子への忠告、無視…、その夜、ディスプレイの恐竜が人間を襲う、デパート用地買収に絡む焼身自殺が生んだ式鬼の仕業…立ち向かう孔雀、ピンチを救った男コンチェ…アシュラ封印のためラマ教から派遣された男、怪物退治騒ぎで警察に連行された3人、2人の法力で釈放、冴子に誘われたディスコ、アシュラを従えた羅我(人類滅亡を画策する魔族の女)の襲撃、孔雀とコンチェの法力、危機回避、羅我の行き先は”香港”、追うコンチェ、師・慈空の許に向かう孔雀、事の重大性を告げる慈空、魔を封じる”地獄門”が開かれようとしている、中には究極の魔”皆魔障外神”…アシュラは地獄門の鍵、開門阻止・アシュラ抹殺の命、香港へ向かう孔雀、(コンチェは早速アシュラを発見も…邪気が無い?見失う) その頃…高野山・裏高野本堂、宮毘羅を長とする実戦部隊”十二神将”に「コンチェ抹殺」を命じる高僧、コンチェ=裏高野が探し続けた悪魔の子、皆魔障外神と結ばれ…この世は闇に帰す、香港に向かう十二神将、 香港、血を吸われミイラ化した死者が続出、羅我の仕業と見たコンチェ…九龍城を捜索、孔雀&冴子と合流、全身に殺気を帯びたアシュラ出現、攻撃する孔雀を’何故か’止めるコンチェ、地下へ逃げるアシュラ、追う3人、不気味に変容した下水道、その先には羅我の棲む”邪神殿”、羅我の命、アシュラの攻撃…巨大火球、叫ぶコンチェ 「お前は本当に俺を殺したいのか!」と…動きを止めたアシュラ、狼狽する羅我、一瞬の隙、九字の印…孔雀とコンチェの攻撃、壁に叩きつけられる羅我…裂ける頭、醜悪な本性、死闘、羅我を討伐、アシュラも瀕死の状態、アシュラを助けるよう懇願するコンチェ、折れる孔雀、ラマ寺院へ向かう一行、追ってきた十二神将、コンチェの師・ジグメから知らされたコンチェ出生の秘密に愕然、全てを知った孔雀、コンチェと共に…アシュラを守りながら”地獄門”の開門阻止という難題に立ち向かっていく

当時、週間ヤングジャンプに連載していた「孔雀王」の映画版、マンガが面白かったので見に行きましたが…後悔、人選ミス、設定の陳腐さ、目を覆いたくなるストーリー、子供騙しの特撮、もう泣きたくなるは、(逆に)感心してしまうは…、データとしてここにUPしますが、書き終わったら記憶から封印します… ちなみに、香港では「ユン・ピョウ」が主役になるように編集し直したバージョンが公開されたとか
-1999format



 グシャノビンヅメ 
[THRILLER?]
2004.02:日本映画(オンリー・ハーツ/WEVCO Produce Company)
監督:山口洋輝
CAST-1:藤崎ルキノ(熊野友美)辻岡正人税所伊久磨南加絵財田ゆう子小柴亮介漆崎敬介
     横川康次
CAST-2:渡辺敬彦河田義市上野央中坊優香砂村俊子外原裕菜/他
19歳の時に撮影した「深夜臓器」で、第2回インディーズムービー・フェスティバル”でグランプリを受賞した山口洋輝監督の初の劇場用作品…何百階層にもわたる居住区を繋ぐ交通機関“移動機筒(閉鎖空間)”で発生する惨劇は…

STORYは…
■大火災を伝えるTV、尋問する男・高山トリオロス、踊るように叩かれるタイプ ■何百階層にも重なる居住区、138階層…貧民と精神病院の街「コロバザジップ」、朝の喧騒、巨大トンネルを歩く女子高生…藤崎ルキノ(17歳)、もう大丈夫?の声、久々の登校、タバコ、彼女を見つけ慌てる男・伊那垣イクマボン(精神科医)、テレパシー?気付く監視局員、タバコを握り潰すルキノ…を逃がす伊那垣、作業員と激突、落下したボンベ…流れ出る液体、燻るタバコ、交通機関“移動機筒”に走り込むルキノ、出発を告げる操縦士・望月ニナラーダ、駆込み乗車の男・宇都宮ノコッシュ、上昇、同乗のクラスメート…田中オロロンガミヤコ、他に…乳母車を押す女・中路アラモッチャ、老女と孫娘(人造ペット連れ)、最上階層に何があるか?さらにその上には?と問う孫、何もないと老婦人 ■135階層・科学実験と研究者の街「アベトジェクシ」、携帯片手の乗車客・ビブリオ…研究者 ■企業社宅と独身寮の街「ネクズロク」、128階層・総合病院と霊園の街「ナルケマレバンガ」…下車する老婦人達 ■賑やかな田中、クスリの会話、ルキノはタバコ、注意する澤津久森、クスリ&タバコは禁制品!防犯カメラ…監視局が見ているかも!様々な階層を通過、様々な乗降客、途中下車の田中、高速運転に移る“移動機筒” ■監視局から緊急要請…停止を告げる望月、不安なルキノ ■99階層・囚人と監獄の街「ビタガスコイン」、処理される囚人の移送…1階層へ、急用(大火災)で戻る上官・沖田ドルイド、重要任務を任された新人・御手洗カルスケモフ、2名の囚人…爆弾魔・寺ノ内カルピコ、人肉食魔・帯谷ジタコック、手摺りに留められる、発進、怪しく振動するカルピコ、仕掛け、爆発!停止する“移動機筒”、自由の身となる囚人2人!惨事の幕開け…


チラシを手にしてから、気になって気になってしょうがなくて…タイトルも誘っているし、やっと公開になったらレイトショー、年度末で残業・残業の毎日、土日も何かと忙しい、どうにかして見たいと時間のやり繰りの末に、コジアケタ時間…映画館へ走る、初めて目にした山口洋輝監督の名前…19歳の時に撮影した「深夜臓器」で第2回インディーズムービー・フェスティバル”グランプリを受賞、今回が初の劇場用作品(撮影時22歳)だということ
内容は…グシャノビンヅメ…である、藤崎ルキノが17歳に見えるかは置いといて…、カウンセラー、監視局?138階の大火災、何百階層にも重なる様々な居住区、交通機関“移動機筒”、乗り降りする乗客、高速移動、監視局の要請、99階…囚人と監獄の街、オペレータ、研究者、無口な男、爆弾、生肉、拳銃、睡眠薬、ハサミ、殺人ウイルス?タバコ、ドラッグ、金、水、血…、潜在能力?こじあける(あけられる)…グシャノビンヅメ?真実?常識?その先にあるものは?
私は好きだが、万人受けは難しそう(ゆえにレイトショー?)、作品の設定・展開…異世界、特殊能力、この世の有り様を問い、真実や常識と言われているものが如何にあやふやなものであるかを語る、そしてエンディング・シーン…、通過儀礼?よくある的かもしれないが悪いわけじゃない、その世代が思い悩む事柄をソノ若さをぶつければ良いと思う、但し、それを商業映画として成立させるための手腕は必要、この「グシャノビンヅメ」、予算上の制約も当然あっただろうが…いろいろな要素を取込み掛合せ、世界の構築には成功したと思われる(商業的に成功かは今後)、テンションの高い狂気と精神世界、怒涛の展開、無機質的なモノなど結構見せてくれますが…、やはり演出・演技ともに難しいのは…“静”のシーンか?欲を言えば…ラストにもう一工夫を!?気になる点はままあるが、これからということで (決して、経験が長ければ良いというわけではない)…まあ私のような人も多いようなので…商業的(DVD&VIDEOへの展開を含む)に問題もないでしょう、今後、どのような活動を展開されていくかわかりませんが、次回作…期待して待ってます
そうだ…この映画、パンフがないためデータ投入に凄まじく時間を要してしまった…疲れた

※インディーズムービー・フェスティバル…インディーズムービーの国内最大イベント、1996年にスタート
         2004年3月現在、第6回が進行中
         ちなみに、第1回でグランプリを受賞したのは、私のお気に入りでもある北村龍平監督
公開7日目(金)21:00~22:45のレイトショー、108席に3割程度の入り…金曜日のコノ時間としては多いと思う(シアター・イメージフォーラム:渋谷)
2000-2009format



 鯨の骨 
[MYSTERY & FANTASY]
2023.10:日本映画(カルチュア・パブリッシャーズ)
監督:大江崇允   ダイアログエディター:野村みき
出演:落合モトキあの
横田真悠宇野祥平松澤匠猪股俊明
大西礼芳内村遥/他
あれれ?今週観ようと思ってた映画、公開日が来週だった!
自身の映画HPの「観たい映画リスト」が空白と気付く!慌てて検索しててとんでもない拾い物!
我が従姉妹が製作スタッフに名を連ねる映画を発見!(頼むよ事前に知らせてよ・・・)
と言うことで 従姉妹に「鯨の骨」観に行くよ連絡すると珍しく?忙しい彼女から即返信あり!
「【鯨の骨】はあのちゃんが良い芝居をしている不思議で素敵な作品なので、楽しんでください」とのこと!
宣伝文…「消えた女子高生の死体」「ARアプリ世界のカリスマ少女」
「リアルとバーチャルの境界が曖昧になった世界で“少女”にのめり込んでいく男」
さて如何なるものか?
従姉妹が関わってるってことは「音」は完璧(映画館が勝手にイジらなければの前提)なので
そっちの心配はなく映画に没入しよう!
ちなみに「全国30館」のみの上映なので注意!

STORYは…
結婚式を間近(式場も予約済み)に控えたサラリーマンの間宮
ある日突然「睦言」の流れで…婚約者の由香理(会社の先輩)から浮気しているとカミングアウトされ…破局
なかば自暴自棄の間宮、職場の後輩の松山雄司から教わったマッチングアプリに登録
唯一返信をくれた若い女性と喫茶店で待ち合わせる
自宅のマンションに向かう車に乗り込んだ時、間宮は相手がまだ女子高生であることに気づく
瞬躊躇するも、どこか挑発的な少女の誘いについ乗ってしまう
しかし先にシャワーを浴びている間に、少女は大量の薬を飲んで自殺してしまっていた!
死体の傍らには 「さようなら 冷めないうちにどうぞ」 と書かれたメモが置かれていた!
慌てて救急に連絡するも、女子高生を家に連れ込んだ後ろめたさから電話を切ってしまう間宮
うろたえながらも証拠隠滅を図り、死体を山中に運んで埋めようと…穴を掘っているうちに
車のトランク に入れていた筈の死体が消えていた!
途方に暮れつつ自宅に戻ると、部屋には少女のカバンが残されていた
中身は…予備校の教材やナイフ、少女の身元が分るようなものは何もなし
間宮は罪の意識と死んだ少女の幻影に怯えるようになり、仕事にも身が入らなくなってしまう
ある夜、近所の公園で一人缶コーヒーを飲んでいると、ネットアイドルの凛と彼女のファン達に話しかけられる
(その呉服(クレハ)公園では、コーヒー缶を地面に置いている人は自由に話しかけて良いルール)
彼女達は「王様の耳はロバの耳((通称ミミ)」というARアプリにハマっているという
誰かが「ミミ」を使って映像を投稿すると、ユーザーは「その映像を撮影された場所でだけ再生」できる
凛達は「ミミ」 に投稿するための「凛」の映像を撮っていたのだ
凛から「ミミ」ユーザー達のカリスマ“明日香”の存在を知った間宮は、 その姿を見て驚く!
自宅マンションで自殺した少女と瓜二つ!
“明日香”は街のあちこちで自分の映像を投稿しており、“謎の美少女”として熱狂的なファンを得ていた
ファン達は街を徘徊しながら“明日香”の痕跡を見つけることに夢中になっている
間宮は消えた“明日香”の行方を知ろうと、新しく投稿された映像を探し始める(掘る)
そんな間宮を“明日香”のファン達ば”新規さん”と呼んで歓迎する
しかし“明日香”の投稿は間宮と会った日を最後に途絶えていた
間宮は“明日香”が投稿した映像を探しながら、時に寂しく&優しく、場所毎にガラリと印象を変える“明日香”に魅了!
間宮は、自分のマンションで“明日香”が映像を残していたことに気づく!
自殺を決意した“明日香”は「ミミ」にまつわる全てへの絶望を語っていた
“明日香”の熱狂的なファンのひとりである“しんさん”
“明日香”の最新投稿が間宮のマンションにあると気づいて間宮に近づいてくる
更に他のファン達も間宮のマンションに集まり、無断で家の中に入り込んでくる
ファン達の異様な執着に怯えた問宮は、彼らの声を振り切ってその場から逃げ出した
間宮は“明日香”のナイフを手がかりに、"明日香”が初めて「ミミ」に投稿した場所に辿り着く!
(ファンの通説の第1番投稿地点以前の出発点)
そこはかつて町工場だった空き地、少女の父親が「明日香工場」という金属工場を経営していた!
少女は父親との思い出から、工場の名を取って“明日香”と名乗っていたのだ!
映像の中の“明日香は「ミミ」から得られた希望を語り、「いつか私を見つけてください」と語りかけていた!


あの「あのちゃん」を起用した不思議な物語
婚約破棄→マッチングアプリ→不思議な少女との出会い(えっ女子校生?)
合意の上で男のマンション→シャワー一転して服毒自殺死体→パニック→埋めるか?
山中で穴を掘っている間に消えた死体
現れては消えていくアプリ、一時代前の「ミミ」によって都市に埋め込まれた「明日香」
それを追い続ける人達との出会い、その画面に埋められた少女
彼女は何者?何が目的?彼女はどうして消えたのか?
都市と言う「深海を彷徨う男」
この不思議な少女…「あのちゃん」である!
これは的確なキャスティングだが、もしかして「あのちゃん」ありきの脚本?
まあ監督は「ドライブ・マイ・カー」の共同脚本の大江崇允
我が従姉妹はそこからの繋がりか?
特徴的な生活音&生活雑音を拾うのは(時に強調的に)いつものお約束?
今回はミステリー感、ホラー感、ファンタジー感、そして深海感が付加される!
風ひとつを取っても、多重に音を重ねているので面白い!
映画も楽しいが、「映画の音の世界」を楽しむのも手!
公開3日目の第1回(14:45)、152席の映画館で40人程度の入り(シネクイント スクリーン1)
2011.09format



 Goodbye Cruel World/グッバイ・クルエル・ワールド 
[CLAIM ACTION]
2022.09:日本映画(ハピネットファントム・スタジオ)
監督:大森立嗣
出演:西島秀俊斎藤工三浦友和玉城ティナ宮沢氷魚大森南朋
宮川大輔モロ師岡奥野瑛太片岡礼子
鶴見辰吾奥田瑛二
蛍雪次朗前田旺志郎若林時英青木柚/他
何気に劇場予告でやっていて…ナニコレ?って気に掛かった映画
西島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、大森南朋、三浦友和…で
「ようこそ、狂乱の世界へ。」
一夜限りの強盗団 / クズ同士の潰し合い / 最後に笑うのは誰だ
エキサイティング&ポップな銃撃戦クライム・エンターテイメント!
だと…
しかもタイトル「Goodbye Cruel World」
直訳すれば「さよなら狂乱(残酷)な世界」なんだけど、そのまま音読すると「Goodbye 狂える World」!
このセンスの良さに感心!これだけでも心惹かれるものがある!
チラシを確認したら、何気に出演陣凄いじゃない!
なんでもっと大々的に宣伝しないんだろう?
観れば分かるかな?
気になって仕方がなかったので…観に行きます!

STORYは…
夜の街に滑り出す水色のフォード・サンダーバード
カーステレオから流れるソウルミュージックがBGM
助手席の安西は感情を殺した瞳で前方を見つめる!
後部座席の萩原は運転席の男・武藤を威嚇しながら、武藤の連れの女・美瑠の足を撫でる!緊張の美流!
もう1人…年長者の浜田が「仲良くしないと!これから危ない仕事するっていうのに」と諫める
年齢も出で立ちもバラバラ、互いに素性も知らない5人組が向かうのは…寂れたラブホテル!
目出し帽とピストルで武装!ヤクザ組織・杉山興業の資金洗浄現場を“たたく”のだ!
速攻で制圧、仕事は大成功!1億弱の金を奪取!それぞれの人生に帰っていく…はずだったが
武藤と美流は僅かな金額と借金チャラだけ!?
金が欲しかった美流、彼女の体を求める武藤に…再交渉を求めてフェラ!
杉山興業の幹部オガタは…日頃から小遣いを渡している刑事・蜂谷を働かせる!
強盗団の素性を突き止め“溶かす”ために本気の捜査を開始する!
その裏で、あえて杉山興業が「2億円」たたかれたとの偽情報を流す!リーク情報を得やすくするため
大金を手にした安西、離れて暮らす妻・みどり&娘・結菜の前に現れる!
やり直そうと頼み込む安西、元ヤクザの夫が更生に失敗し続けてきた夫を信じられないみどり
一緒に義父の旅館を再建しよう!大金(貸した金が戻ってきた)を見せる!
今度こそは大丈夫?期待を抱き始めるみどり!
(確かに、懸命に働く安西、地元商店街の集まりにも参加、たちまち仲間に迎えられる)
蜂谷の捜査、手始めに…
ラブホのフロントで最初に拘束された青年・大輝を追う
彼が杉山興業の資金洗浄現場の情報を流したとにらむ!
観覧車下のベンチ、待ち人現れず?の大輝、を取り囲む蜂谷とチンピラ達
目的を失った大輝が全てを白状する!
顔馴染みのモグリのデリヘル嬢・美流と語った夢…大金が欲しかった?
一緒に逃げる約束をしていたけど…待合せ場所に彼女は現れなかった!
美瑠が現れなかった理由
武藤の取次ぎで萩原に会った美流(暴力団が出入りする喫茶店)、直談判、大金を得られる仕事の話!
またも運転手となる武藤、萩原と仕事仲間、美流の4人!宝飾品店に侵入、金品強奪!も…
利用されただけ、ズタボロ(割れたガラスで血だらけの顔面)にされる美流
車を出せと言われる武藤…首にナイフ!車に縋りつく美流だが…発進!倒れる美流!
警察監視の元で入院!それを知った蜂谷…裏金使って美瑠を病院から連れ出す!
杉山興業の大ボス・杉山の前に連れ出される美流と大輝
「仲間全員ぶっ殺してみろ!」と命じられる2人
翌日、萩原が屯す喫茶店を襲撃する2人、客全員を射殺、最後に萩原に止めを刺す美流
ニュースは全国を駆け巡る
安西は平穏な生活が脅かされ、自分の命も狙われていると察知する!
更に、安西の元に泣きついてきたヤクザ時代の舎弟・飯島が、酔ってペラペラ喋りだす!
安西は元ヤクザだと…自分だけ抜け出そうとしている!
しかも、突然義父の旅館をリニューアルできたのは、杉山興業叩きの犯人だからと確信してリーク!
逃げる前に…隠した金を探しまわる飯島、鉄パイプで殴打する安西!
残った金で妻と娘&義父を逃がす!
そんな安西に山梨県の浜田から電話が入る!(これまでもあったが出なかった)!
元秘書を務めていた現職の山梨県知事が4選に向けて立候補!するが
対抗する自立党女性候補の選挙戦に大金が動いているが…
それに対して、巨額の裏金が動くとの情報を掴んでいる!
それを奪取する仕事!浜田の子分の若者の陣頭指揮を取って欲しいとの依頼!
居場所を失った安西は、最後にして最大のヤマに賭けるのだが…


他の映画サイトは一律「チンピラ」と書いているが当サイトでは「クズ」で一括りにする!
(本当のチンピラ役の人は、いくら調べても名前が分からない、残念)
クズと自分はクズだと思っていないクズとクズにクズと言われるクズとクズ以前のクズのバトル!
更には、権力にすがるクズ、クズに責任を擦り付けるクズ、クズにハメられるクズ、クズを信じるクズ
クズのオンパレードだが…これがこの映画のデフォルト!あとはどれだけ派手にやっつけるか!
最大の事件が最初にあって…その後の彼等を描く映画
作り方は間違えていないし、設定も良いと思うし、役者は揃っている
なんか面白いはずなのにが…いまいち乗れないのは
重軽のバランス(尺の割合)などのカット割りと音楽だと思う!
そこはもっと短めで良くない?いやそっちはもっと長くして…音楽乗せよう!?ってな感じ
そうか…任侠世界と令和の若者のどっちに重きを置くかか!
この映画、「現代風任侠映画(+足洗っても受け入れる社会じゃない)や
暴力主導の世界でしか生きられない人達」に重心が載っていて
そちらむけに発信していたのかな?→映画を観に行く「団塊の世代向け」コンテンツ?
ならば仕方がない!
が、話題になるため?若者層に観てもらいたいなら、考え方を変えるべきだろう!
スローで重いシーンが有っても良いが、全体のスピード感はUPすべきだったと思う!
または「前半のしがらみの重い編」と「後半のPOP編」にするとか!
玉城ティナと宮沢氷魚の主演にすへきだったんじゃない?
と思う次第でした!
で、なんか音楽や爆発炎上シーンがあのボリューム?
TOHOシネマズ日比谷も「パッケージ・ボリュームをいじっている疑惑」?
いや待て?そもそもそういうパッケージ?
公開初日の第1回(9:40)、100席の映画館で30人程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN3)
2011.09format



 グッモーエビアン!/GOOD MORNING EVERYONE! 
[COMEDY & YOUTH]
2012.12:日本映画(ショウゲート)
監督:山本透
出演:麻生久美子大泉洋三吉彩花能年玲奈
塚地武雅小池栄子土屋アンナ/他
よくありそうな家庭のツナガリ、自分探しだろうなどと思い、それでも出演者が麻生久美子に大泉洋ときちゃ
まあ普通の映画ではないだろう!しかも麻生久美子がバンドのギターリスト役ですからね!?
大泉洋も笑わせてくれるんだろうな…映画規模を差し引いても期待度UPの映画です

STORYは…
名古屋市内のアパート、母親アキと2人暮らしの中学校3年生のハツキ(アキ17歳の時の子供)
かつてパンクバンドでギタリストだったアキとは友達同士のように仲が良い
桜が満開の頃、一枚のハガキが海外から届く…送り主は、1年半前から世界ツアーに出ると言って音信不通のヤグ
そこには、カンガルーの写真と共に「グッモーエビアン!」の文字が…
それから半年後、秋の深まりと共に…ハツキは自身の進路を決めないといけない時期が迫ってきていた
でもハツキにとってリアルな問題は、進学先より、スーパーのタイムセールで如何に食費を安く抑えるかだ
いつものように商店街を歩いていると…人だかり、薄汚い格好をした行き倒れの男…ヤグだった
その日から、アキとハツキ、そしてヤグの騒がしい3人暮らしが復活した!
[15年前]ヤグは、自分が父親でもないにも関わらず、ハツキを身ごもったアキにプロポーズをした
当時アキは17歳、ヤグは中学3年、当然結婚はできなかったが…ハツキが無事に生まれ、3人の生活が始まった
籍は入れてないけど、3人は家族同然だった…だけど2年ぶりの3人暮らしに、ハツキは何故かイライラ
アキとヤグが発泡酒を飲んで昔のようにバカ騒ぎしている声も、ヤグが自分を“はっぴーちゃん”と呼ぶことも嫌
帰国して暫くしても仕事せず、お気楽にその日暮らしのヤグと、それに対して文句も言わないアキも理解できない
ハツキの進路を決める三者面談に…アキは「自分の将来は、自分で決めたらええよ!」と興味すら持ってくれない
なんだか胸がイガイガするハツキに「あんな人がお父さんだったら毎日楽しそう」という親友トモちゃん
何か悩みを抱えていそうな彼女に…「いいわけないじゃん!他人事だと思って!」、思わずキレてしまったハツキ
悲しい表情を浮かべていたトモちゃんは、翌日、学校に現れなかった
両親が離婚…母親の実家がある鹿児島へトモちゃんが引っ越してしまったことを先生から知らされたハツキ、呆然
突然学校に侵入者の騒ぎ…ヤグ!先生に取り押さえられながら…
「さよなら」と「ありがとう」は言えるときに言わなダメ!と叫ぶヤグ(街で偶然トモちゃんと遭遇していた)
「早退します!」、ハツキは教室を駆け出す、ヤグのママチャリの荷台に乗るハツキ、セントレア空港を目指す
トラックと接触事故を起こしてしまい、結局トモちゃんの見送りはできなかった…
幸い軽い怪我で済んだヤグ、病室に迎えに来たアキに瀕死の重傷のフリをして…再びバンドがやりたいと切り出す
涙目で了承するアキ、ヤグの仮病を知って怒り&泥酔、その勢いで…
「自分達のせいで、ヤグにやりたいことを我慢してほしくない!そんなことぐらい判ってると思ってた!」
泣きながらぶちまけるアキ、寝入ってしまうアキ、愛おしそうに見つめるヤグ、2人を見てある決意をするハツキ
ある晩、アキが仕事から帰宅すると…待ち受けていたのはハツキの担任教師・小川
成績トップクラスのハツキの進路志望が「就職」であることを知らされる
アキとヤグの関係に問題があるような言い方で一般論をかざす女教師を追い返すアキ
と…ハツキの真意を問いただすアキ
「就職して一人暮らしする」というハツキは、どうやら自分がアキとヤグの邪魔だと思っている様子
結婚して、2人で面白可笑しく生きていけばいいじゃない!お母さんだってその方が本当は幸せだと思ってる!
叫ぶハツキの頬を思わず叩いてしまうヤグ、家を飛び出すハツキを追う2人


強力な出演者なのに抑え気味?もっと破壊的に進むものと思っておりました
ラストのラストに要望していた展開に突入、少し遅すぎたかな?なんか勿体なくて仕方がない気がする
やはり家族物語なんだろうかな?まあそういうわけだな…
で、麻生久美子大好きなんですけど…最後のライブ・シーン、妊婦さんですよね
凄くカッコよいとこ期待してたのに、うーん、お腹ポッコリはちょっとな…
大泉の弾けようは期待通りかな…

まあまあ宣伝しているので、もうちょっとの入場があるものと思い、早めに座席を抑えに行ったのですが
雨が影響したのかな?小劇場だから?ああ…14日目か、随分と少数の入りでした
ちなみに公開14日目の第2回(14:00)、218席の映画館で1割程度の入りでした(新宿テアトル)
2011.09format



 クライシス2050 
[SF]
1990.08:日本映画(松竹/松竹富士共同配給)
監督:リチャード・C・サラフィアン
CAST-1:ティム・マティスンチャールトン・ヘストンピーター・ボイルアナベル・スコフィールド
     別所哲也コーキー・ネメックジャック・パランスブレンダ・バーキ
CAST-2:ドリアン・ヘアウッドダン・ショア/他
日本製SF映画、エンターテインメントにも徹っしきれず、科学的にも破綻しまくり…多くを語りたくない…

STORYは…
2050年、科学文明の絶頂期、太陽内磁力線のねじれ、磁気の束が中心核を覆う…水素供給に支障、核融合反応異常、膨張を始める太陽、予測される異常爆発による太陽フレアが地球軌道に…、国際宇宙機構のミッション…小惑星群工場、”フレディ”と名付けられた反物質爆弾の製造、地球に影響がない方向へ巨大フレアを誘発、エネルギー放出、太陽を正常に戻す…。総責任者ケルソ海軍提督、宇宙船ヘリオス艦長に志願した息子スティーブ・ケルソ海軍大佐、一目、子供マイクに合わせようと考える提督、士官学校を脱走させるが…航空機の故障、行方不明のマイク… ヘリオス・クルー…艦長スティーブ、日本人パイロットのケン・ミナミ、女性科学者アレックス(バイオで生まれた天才生物、感情なし)…ほか精鋭32名、加速する膨張、未完のまま出航、マイクを探しに地球へ向った提督…、宇宙空港へ向うマイク、砂漠の哲学者トラビスと同行、オアシスのバーで、ミッション妨害を企てるIXL社(会長ティーグ)の存在を知る、地球の危機こそビジネス・チャンス…出航直前のアレックスに遺伝子工作… 不審な事故が続くヘリオス号、太陽の周回軌道上、突然”フレディ”の自爆装置のカウントダウンが始まる…


内容を書くだけで恥ずかしい…ここまで破綻されると救いようが無い!
そこまで膨張したら… 反物質爆弾… ビジネス・チャンス? IQ1000?…天才バカボンのハジメちゃんか?計算方法を知っているか? 科学文明絶頂期で無線コントロールすらできない… 孫が行方不明で職場放棄する総責任者… 洗脳ならともかく遺伝子工作? 元々ミナミには死んでもらうつもり…何でパイロットが1人…その他、諸々… &チャチな特撮… 先日(2000年)、TV番組で別所哲也が外国映画(邦画です)に出たことがあるとふられ、下を向いて何も語らなかった… 無かったことにして欲しいのだろう…
-1999format



 グラスホッパー 
[SUSPENSE]
2015.11:日本映画(東宝)
監督:瀧本智行
出演:生田斗真浅野忠信山田涼介
石橋蓮司金児憲史菜々緒村上淳佐津川愛美吉岡秀隆麻生久美子
波瑠宇崎竜童山崎ハコ
前野朋哉黒石高大/他
原作読んでます…面白かったです、そのままいってくれれば面白いこと間違いない!?
となってくれれば良いんだが、如何か?

STORYは…
世界有数の人口過密都市・渋谷、昼夜関係なく行き交う雑踏、真っ黒に染まった凶悪な住人達が紛れ込んでいる
ハロウィンの夜、渋谷スクランブル交差点で発生した事件をきっかけに…気弱で心優しい草食男が彼等の標的に…
巻き込まれたのは元中学校教師の鈴木、彼が場違いな黒社会に身を置くきっかけになったのは
無差別で凄惨なあの事件によって殺された婚約者・百合子の復讐のため
百合子が息絶えた事件現場、本当の犯人は別にいるというメッセージを拾った鈴木
そこに書かれた「フロイライン」という会社に潜入する鈴木
事件の背景に裏社会のドン、寺原会長とイカれた2代目の寺原Jr.の存在
そんな矢先、渋谷で再び事件が発生する…犠牲者は寺原Jr.
鈴木は、寺原会長の腹心でフロイラインの女性幹部比与子の命令で…
寺原Jr.を襲った殺し屋・押し屋の槿を追いかけるハメになる
しかし状況は二転三転、いつの間にか組織から追われる身となる鈴木
また一方で…組織と繋がる殺し屋達が蠢いている
人を絶望させる不思議な力を持つ“自殺屋”と呼ばれる殺し屋・鯨
彼を消すことを依頼された裏社会の交渉人の岩西、相棒の驚異的な身体能力を持つナイフ使い若き殺し屋・蝉
圧倒的な力を持ちながら闇の中でもがく生き様、非情ながらもどこか悲哀に満ち、黒社会での生き方を模索
そして出会う筈の無かった殺し屋達と鈴木が交わるとき、意外な真実が明らかに!
果たして鈴木は目的を果たして
、この世界から抜け出すことはできるのだろうか?

んんん、こんなにアッサリした話だったっけ?
見事に縮めてみせたってことか!
なんか騙されたような感じ
やはり無理が掛った分…面白みに欠けるな
全部映像化はやはり無理があるってね
しかしフロイラインの比与子役の菜々緒は相変わらず見事だな、ドSハマりまくってます
その他のキャスティングもなかなか嵌っていて良かったですね
波瑠に宇崎竜童、そして山崎ハコには驚きました
でもストーリーはかなりライトに仕上がってましたね…
ハッキリ言って原作の方が面白いのは仕方がない?
続編「マリアビートル」が映画化されても観に行かないと思うしだい…
ちなみに公開初日の第1回(10:20)、140席の映画館で3割程度の入り(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN3)
2011.09format



 蔵の中 
[MYSTERY]
1981.10:日本映画(東映)
監督:高林陽一     原作:横溝正史 「蔵の中」
CAST-1:松原留美子山中康仁
CAST-2:中尾彬吉行和子亜湖小林加奈枝きたむらあきこ/他
二本立て映画のため、選んで観たわけではありません

STORYは…
■これは、世にも美しく、そして世にも恐ろしい物語である… ■雑誌<象徴>の編集者・磯貝三四郎、暇?編集助手・真野玉枝をからかい&誘惑する日々、ある日…磯貝のところへ、蕗谷笛二と名乗る少年が強引に原稿を持ち込んで来た、その少年…透き通ったように純白で滑らかな皮膚、長い睫に縁取られた大きな瞳、鮮やかな薔薇色の頬、形の良い濡れた唇、原稿を預けると…少年は青白い顔に邪悪な笑みを浮かべて辞した ■そんな「蔵の中」と題された小説の世界に浸り込んでいく三四郎 ■「蔵の中」、そこには笛二の姉・小雪が、息を潜めるようにして暮らしていた、小雪は5歳の年に中耳炎で耳が不自由になってからは、聾唖者となり、今は胸を病み、他人に病を伝染さないようにとの配慮もあって、蔵の中から一歩も外に出ない生活を送っていた、屈託もなく世話する笛二、友禅の振袖姿、花かんざしを艶やかな黒髪にさしたりする美しい姉・小雪が好きだった、蔵の中は…絵草紙、草双紙、錦絵、反物、能面、果ては置時計までもが、足の踏み場もないほど散乱する頽廃美の空間だった、ある日、猛烈に咳き込み、ついには喀血するに至った小雪の唇を笛二は吸い&その血痰を吐き捨てた ■<みんなに知られたら、転地療養に行かされてしまう、京都からは一歩も出たことがない、だから他の土地で死にたくない> ■姉に勧められるまま…笛二は唇に朱をさし、頬に白粉、弁天小僧の錦絵になぞらえて、美しく化粧をしたりした、その直後…病の進んだ小雪は、激しい寝汗をかき、発作を起こしては喀血を繰り返した ■<苦しかった、今度こそ死ぬかと思った> 折りからの稲光、雷鳴、豪雨のその夜、二人は寝床に倒れ込み…お互いを貪りあった、地獄に落ちると怯える笛二、対象的に…<どうせ、長い命じゃない、したいことをするのよ>と呟く小雪 ■床に落ちていた遠眼鏡を拾い…窓の外を眺めた笛二、遠眼鏡の視野に雨戸を開け放れた明るい奥座敷が見える、そこには、小粋な年増美人お静の暮しがあった。お静は三四郎の愛人であり、二人はそこで愛しあい&言い争っていた、口のきけない小雪の唇を読むのに馴れている笛二に、二人の会話を読みとるのは造作も無かった、笛二は雑誌<象徴>を取り寄せ…編集兼発行人の三四郎の名を確認、二人の会話から、笛二は、三四郎の死んだ妻が莫大な財産を残して死んだこと、まだ四十九日も経っていないこと、死ぬ直前に、三四郎が妻の死を願っていたこと、妻の体中に紫の斑点ができていたこと、血を吐いて急死したことなどを知った、三四郎は自らの野心&欲望のために妻に手をかけたのか? ■小雪の病状は重くなるばかり、重くなるにつれて、ふたりは、ますます妖美な世界にのめりこんでいき、お互いに貧りあう、笛二の二の腕に木綿針で刺青しようとした刹那…鮮血を吐く小雪 ■<儚い一生、人間は遅かれ早かれ塵になってしまう、早く死ぬか遅いかの違いなら、この世にしがみついていることはない>と…


確か「悪霊島」との2本立てで、これをメインに見に行ったわけではありません、ニューハーフの松原留美子見たさというわけでもありませんし、だいぶ読んだ横溝正史の本の中でも特に読んだ覚えはありません…、やはり2本立てのついでです…
-1999format



 ぐらんぶる 
[COMEDY]
2020.08:日本映画(ワーナー・ブラザース映画)
監督:英勉
出演:竜星涼犬飼貴丈
朝比奈彩与田祐希小倉優香石川恋
高嶋政宏岩永洋昭鈴之助
平田雄也矢本悠馬森永悠希/他
コロナ・シフトで、次々と映画の公開が先延ばしになっている今日この頃…
いまだにジブリ作品が、スクリーンの大半を占めている
夏休み取ってるので映画を観に行きたいのだが…
しかも今日は「14日」は「TOHOシネマズの日」
1200円で観られるので
まあ外してもしょうがないが、日本製のコメディ映画を見ることとした

STORYは…
青い海、聞こえてくる潮騒、照り付ける陽射し
国内でも珍しい離島にある伊豆大学に入った北原伊織の目標はただ一つ
それは灰色の男子高時代とオサラバ!
気の合う友人や可愛い女子とキラキラな大学生活を送ること!
なのに何かがおかしい、最初に異変を感じたのはオリエンテーションの朝
伊織はなぜか服も記憶のないまま構内のメイン通路で目が覚める
やがて伊織は、同じ境遇に陥った無駄にイケメンな今村耕平と共にある場所に辿り着く
そこは常識が通用しない無法地帯…超ぶっ飛んだダイビング・サークル“ピーカブー”だった!?
最高の大学生活なんて高望み、もうしません!
神様、お願いします!僕らはただただ“普通の生活”を送りたいんです!
伊織と耕平のキラキラキャンパスライフはどうなるの?


やっぱり私には無理な内容だったな…昔なら笑えたのだろうか?
ドタバタ青春コメディなんだけど…最初の数回までは面白かったが
もっとぶっ飛んでいて欲しかった
なぜ彼がキャンパスのメイン通路で、彼が大教室なんだ?
少しは学習しだすが…
お酒は怖い?前後不覚になって記憶を失うなよ…そんなに
パンフにもあったが…「本作の登場人物は全て20歳以上の成人です」だと
ひとまず安心したんだが
島にある大学って何か無理があるな
公開8日目の第1回(11:55)、117席の映画館で3割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN4)
2011.09format



 来る 
[HORROR]
2018.12:日本映画(東宝)
監督:中島哲也
出演:岡田准一小松菜奈妻夫木聡黒木華松たか子志田愛珠
青木崇高太賀柴田理恵石田えり蜷川みほ伊集院光高橋ユウ/他
原作を読んでまして…これが面白かったんです
ホラー大好きです、よくできた構成、予想を裏切られる展開、アッというに読み終わってしまいました
まさか映画化されるとは思っていませんでしたので、ちょっと嬉しい限りです!
出演陣も豪華ですしね、楽しみです!

STORYは…
【田原秀樹】
月島製菓英企業部勤務の田原秀樹
婚約者の香奈を連れて、祖父の13回忌へ、盛り上がる宴会
悪さをした子供を山に連れ去る“ぼぎわん”なる化け物の話
その化け物にさらわれたたと噂される同級生の名前…思い出せず
幼い頃の秀樹…寝たきりの祖父と2人、玄関を訪れた影、「ヒデキさん」という不気味な声!
結婚後、妊娠した妻、歓喜する秀樹、子育てブログを立ち上げ、そして新築マンション購入
ある日、会社の後輩・高梨が…「チサさんのことで用がある」という来客の伝言
誰もいな?駆け付けた高梨、突然肩から出血、倒れる…
チサ=知紗、まだ香奈以外誰にも話していない、我が子の名前
その後、原因不明の(噛み)傷で死亡する高梨
知紗が誕生して2年…
パパとして完璧な対応をブログで公開、パパ友から尊敬される秀樹
しかしある夜、秀樹が帰宅、玄関、千切られたお守り&お札が散乱
香奈と知紗は震えながら泣きじゃくっていた、頭をよぎる“ぼぎわん”
不安に駆られた秀樹、高校時代の友人、民族学者の津田に相談
津田の紹介、フリーライターの野崎、霊媒師の真琴
さらにTVで有名な霊媒師の逢坂セツ子
秀樹の携帯、死んだ筈の祖母や高梨の声
秀樹自身の声「おまえなんかに家族の何がわかるんだよ!あんたクソみたいな母親に育てられたくせに」
それは香奈に向かって吐いた言葉
【田原香奈】
田原秀樹の妻、結婚式の2次会、「俺、絶対欲しいよ、2人の子供」と秀樹!まもなく女の子を妊娠する香奈
秀樹は…子供が生まれる前から子育てブログを開設!パパ友の会
2年後、散らかった田原家
田原家に恐ろしい出来事、荒らされた部屋、パニくる2人、切り裂かれたお守り&お札
秀樹が連れてきた霊媒師の真琴とその恋人・野崎の助力も虚しく…死亡する秀樹
一人で知紗を育てていく香奈
香奈の母、いつも酒に酔い…上手くいかない人生を香奈のせいに!
そんな母親に頼れず、秀樹の友人・津田(民俗学者)だけが心の支え
知紗を心配してきた真琴に…「知紗をあげる」という香奈
その時、うろんな目をして秀樹の声で知紗が言う「2人で育てるって言っただろ?」
また、“あれ”が!必死に食い止める真琴の指示
知紗を連れて逃げる香奈、ターミナルビルのトイレで襲い来る“あれ”
【比嘉真琴】
キャパ嬢で霊媒師の真琴、フリーライターの野崎と同棲
ある日、野崎が化け物に悩まされている田原秀樹を連れてくる
秀樹への助言、「奥さんと子供に優しくするように」!、激怒する秀樹
しかし真琴は、秀樹と一緒に来た津田に何かを感じる
その後、“あれ”によって絶命した秀樹
知紗が心配で田原家を訪れる真琴、見違えるように綺麗になっている香奈
知紗の子守を引き受ける真琴、家の中で死んだ筈の秀樹の姿を見る
お風呂、知紗の背中に痣を見つける真琴
そして帰宅した香奈と共に“あれ”に襲われる!
香奈と知紗を逃がした真琴、大怪我する真琴
【比嘉琴子】
沖縄のシャーマン・ユタの地を継ぐ琴子、ユタに筧も血統もなし
妹の真琴は自らの努力で霊能力を培ってきたが…琴子は生まれながらにして強大な力
警察や政府の上の人間と通じ、秘密裏に化け物退治
妹の真琴が“あれ”に襲われて大怪我したことを知り…野崎と会うことに
仲間を呼んで“あれ”と対峙…
【野崎和浩】
オカルト、政治、風俗、金になれば何でもOKのフリーライター
知人の民族学者・津田の依頼、彼の友人・田原秀樹に恋人で霊媒師の・真琴を引き合わせる
秀樹は“あれ”による怪異から妻子を守る方法を求めていた
真琴の姉・琴子からの紹介…TVタレント霊媒師・逢坂セツ子、中華料理屋、来る!
秀樹の妻・香奈、野崎の訪問、疑問、1度目の千切られたお守りは…香奈の仕業
秀樹は…娘の誕生以来、子育てには表面的にしか参加せず
ノイローゼ気味だった香奈
その後、香奈が津田からもらったという魔導符の影響
香奈、知紗そして真琴に再び“あれ”が襲い来る
知紗ちゃんを取り戻せますか?と琴子に聞く野崎
彼には…以前付き合っていた女性・綾に子供を堕ろさせた過去
そして真琴は子供が産めないからだ
子供好きな真琴、知紗と遊ぶ姿を見て…自分を傷つけるようなことをするな!と
真琴は傷ついているのは野崎自身だと言う
“あれ”に取り囲まれた知紗に導かれ、病院を抜け出す真琴
真琴を呼び戻すために、琴子に協力する野崎、そして知紗と共に“あれ”がやってくる!


TOHOシネマズの「1ヶ月フリーパス」を使って観に行きましたが…
まさかの…午前9時に映画館に着いたのに「無料鑑賞枠が一杯です」の一言
本日観る予定だった「ヘレディタリー/継承」と順番を逆にすればOK!?
えっ、「ヘレディタリー/継承」の終わりが12:35、「来る」の始まりが12:25!
始まりの予告が15分あるから、潜り込めることを確認
実際に暗闇の中、「映画泥棒」が流れているところで席に着く、ギリギリセーフ
さて「ヘレディタリー/継承」を引きずらず、楽しみましょうと…
おやっ?
けっこう原作に忠実なのに?
(原作、面白かったです)
怖くない、笑いに走ってると思わせておいて…かと言って楽しくもない
なんだろう?違和感は岡田准一かな?
私のイメージする野崎は…長身痩躯、もっとやつれた感じ、武骨なイメージではない
琴子の松たか子も…もっと華奢なイメージなんだけど…
怖い=病的に細い感じ、何だけどね、ガタイが良すぎる
(まさかの小松菜奈は良い!これでだいぶ点数稼いでる!)
まあ観た感じ…パロディに走っていると思えるんだけど、それほど笑えないんだよね
まあ怖がりに行っているのにね…
続編の「ずうのめ人形」は映画化されるのかな?
公開初日の第2回(12:25)、202席の映画館、多分半分以上は入っていたかと(TOHOシネマズ新宿 SCREEN4)
2011.09format



 くれなずめ 
[COMEDY & YOUTH]
2021.05:日本映画(東京テアトル)
監督:松居大悟
出演:成田凌高良健吾若葉竜也浜野謙太藤原季節目次立樹
前田敦子城田優小林喜日都築拓紀
飯豊まりえ内田理央滝藤賢一パパイヤ鈴木近藤芳正岩松了/他
新型コロナによる3回目の緊急事態宣言で大きなスクリーンはみんな休業
ゆえに話題作は観られない
ミニシアター、単館系も大分お休みのままでしたが
ようやく観たいと思える作品を見つけたので
これは観に行こうということになった…

STORYは…
優柔不断だが心優しい吉尾、劇団を主催する欽一と役者の明石、既婚者となったソース
東京の会社に勤める大成、地元の工場で働くネジ
高校時代、文化祭でコントをした結果仲良くなった6人は、卒業後も毎年集まってはバカ話に興じていた
だが、ある出来事を境に疎遠になっていたのだ
欽一の呼びかけで久々に再会した仲間達は、友人の結婚式で披露する余興の打合せに行ったり
カラオケでだべったり…これまでも変わらない時間を過ごす
そして結婚式当日、渾身の赤フンダンスを披露するはずが
昔のようにバカになり切れず、盛大に滑ってしまった…意気消沈の6人
さらに2次会までの3時間余りをどう過ごそうかで悩んでいた
会場近くの店は何処も混んでいて、6人は仕方なく道をほっつき歩きながら、他愛ないやり取りで場をつなぐ
ふとした会話で脳裏にフラッシュバックするのは、過去の思い出
明石は、吉尾と出会った12年前の高校時代を回想し、ネジは大成と吉尾とお泊り会をした9年前を懐かしむ
欽一は仙台で働く吉尾を訪ね、おでん屋で飲んだ6年前に立ち返る
やがて明かされていく、それぞれの胸にしこりを残した5年前の“あの日”
最後に集まった夜の一部始終が各々の目線でつづられていく
変わらないでいて、確かに変わってしまった友情
変わって欲しくないと思う心と、そうはいかなかった現実と…
後悔し続けた明石と「ハッキリさせようとすんなよ!」という欽一の取っ組み合いを発端に
それぞれは胸にくすぶる想いをぶつけ合い、わだかまりを解消させていく
5年分の全てをさらけ出し、再び団結した仲間達は…
「過去を書き換える」一世一代の大芝居に挑むのだった


あれれ~!?思っていたより薄い内容だな~!ただの悪ふざけの連続で…
見飽きてきた頃にやっと物語が動く!ああ~そういうこと!?気付くのが遅いってか?
いやそれが分かる伏線は張られていなかったよな…
まあそういうオチを見せたかったがために、周囲を固めていったという感じ
切って貼ったような感じ
なんか役者さん達も納得いっているんだろうか?
なんか、もごもご喋るし、演技も嚙み合っていないし…
まあ素人感を全面に押し出しかったのかな?そういう演出かな?
「くれなずめ」とは何か?
日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態
転じて…前へ進もうとしても障害があって上手く進めないでいる状態を指す「くれなずむ」の命令形!
なのでグズグズしていて、進みそうで進まないのね…
ちなみに映画館の水曜サービスデーで1200円だったので
タメージはすくなかったかな…
公開15日目の第1回(10:40)、218席の映画館で40人弱の入り(テアトル新宿)
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