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 アヴァロン/Avalon 
[SF&ACTION・RPG]
2001.01:日本映画(日本ヘラルド映画)
監督:押井守
CAST-1:マウゴジャータ・フォレムニャック
CAST-2:ヴァディスワフ・コヴァルスキイエジー・グデイコダリュシュ・ビスクブスキカタジナ・バルギエヲフスカアリシア・サブリックミハウ・ブライテンヴァルドズザンナ・カシュ/他
甲殻機動隊”の押井守氏の実写版・初監督作品、全編ポーランド・ロケ、RPGの中へ… 私としては、ここ最近の日本SF映画の中ではTOPの評価です(世間的にはどうか不明)、DVDも買ってしまいました

【STORY】
セピア色の世界、攻め寄せる戦車と戦闘ヘリ、撃破していく女戦士…〈mission complete〉… 近未来、非合法戦闘ゲーム「Avalon」、仮想世界の中での殺戮…熱中する若者達、エリア最強の”戦士”アッシュ…無敵のパーティー”ウィザード”(解散)の元メンバー、〈クラスA〉、ソロプレイヤー、換金(生活の糧)、ロビーのリプレイ画面、アッシュを挑発する男、彼女の戦法をより高度にした戦い、謎の”ビショップ”、 自宅、犬の餌(色鮮やかな食べ物)、ビショップの情報検索も〈No Data〉… 元ウィザードのメンバー”盗賊”スタンナとの再会、元リーダのマーフィーが未帰還者として病院に収容されている情報、彼が追い求めていた”最終目標”…幻のフィールド〈Special A(S.A)〉、法外な経験値(一攫千金)、リセット不能(Complete以外に戻れない)、彼はアクセスに成功したが…ロスト?廃人に…、本当に〈SA〉は存在するのか?調査、非合法サイト”九姉妹”に辿り着く、応答メール「クラスA:廃虚C66にて待つ」、クラスA無敵の彼女の装備を略奪する罠、戦闘ヘリの出現、逃亡〈reset〉、食事をタカリに現れたスタンナ…目撃情報、少女のゴーストが〈SA〉へのゲート…ゴースト出現の絶対条件〈Level・12以上のビショップ〉…経験値の上がりにくい”ビショップ”、転職には倍の経験値が…あの男を探しパーティーを組むしかない…


“GHOST IN THE SHELL / 甲殻機動隊”の押井守氏の実写版・初監督作品です
アニメ、ゲーム(RPG or ネットワークゲーム)そのものであり(使い古されたようで)、RPGの中に入り込む感覚は面白い。見たことある様で、初めて見る世界…実写だろうが何だろうが、全てをデジタル処理しまくった映像は、昨今のRPGの映像部分のようであり、バーチャル空間らしい。全体のトーンを落とし、セピア・カラーとしている点はまた妙に生々しくリアルである…なるほど、宣伝文句にある「この映像は、ハリウッドでは決して創れない」ものだ…、20世紀末の最も日本的とも言えるアニメ&ゲームの延長上に創られた映画(との融合)なのだから…しかも、この試みは成功していると思う、STAFF以外に日本人はいない、しかもオール・ポーランド・ロケ、どことも知れない異世界なのに、妙に日本的なのだ…この辺の感覚はゲーム好き(特にRPG系)の方にはご理解いただけるかと…内容も一つのRPGの世界を1人のゲーマー&キャラの目を通し、重なり合う階層〈フィールド〉での出来事を擬似体験、STORYを読み、より高次元の世界を目指す、クリアするたびに現れる新しい面、戸惑い…、のめり込んでいる限り「ここが私の現実〈フィールド〉」なのだ、そして悪戦苦闘のすえ、完結…エンディング・スクロールを感動のもとに眺める…ただ、これで本当に終わったのだろうかという疑問も… 一つの物語を完結させた自分の物語を自分で完結させられるのだろうか…もしかして、どこかのゲーマーにより動かされている(プログラミングされている)バーチャル世界の住人でないことを祈るのみ… アッシュが移動する路面電車、2055、車内をパン、乗客…繰返すシーン、逆にリアルさを感じてしまう… そして音楽も良い…サウンド・トラックを買っている人がけっこういました、気になったのはアッシュの下腹…
長々と書きましたが…是非、興行的にも成功(ヒット)して欲しい!私としては気に入ったこともありDVDも買っちゃいました!
ちなみに、公開初日、2倍のキャパの映画館に変更になっておりましたが…チョット(新宿東急:シネマミラノからの劇場変更)
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 ASSAULT GIRLS/アサルトガールズ 
[ACTION]
2009.12:日本映画(東京テアトル)
監督:押井守
出演:黒木メイサ菊地凛子佐伯日菜子藤木義勝イアン・ムーア/他
なんだかんだと言いつつも…やはり見に行ってしまう押井守監督作品
公開初日の第1回を見に行きました、で…これは良い良い!大好きな「アヴァロン」のサイドストーリー…「Avalon(f)」

【STORY】
ステージ22、巨大生物SUNAKUJIRAを狩る女性3人+野郎1人、ボスキャラを前に手詰まりの4人
いかにして…!

てな展開の映画、盛り上がったとたんに…エンディングスクロール、短い・あまりに短い・それが惜しい…
ご覧になられる方は、なるべく安く見られる方法でどうぞ!
ちなみに公開初日の第1回(11:50)、218席の映画館に60人程度の入りでした(テアトル新宿)
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