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 2LDK 
[BATTLE]
2003.10:日本映画(ザナドゥー)
監督:堤幸彦
CAST-1:野波麻帆小池栄子
DUEL=対決、決闘の意、“限られた空間で2人の対決”という同じテーマ、同じ製作条件のもと「堤幸彦 監督」vs「北村龍平 監督」が中篇映画でバトル、ネット上での事前対決、そして上映へ

STORYは…
■マンションの一室に帰ってきた女、施錠、うたた寝、遅れて戻ってきたもう1人の女、買い物袋、2LDKのマンション、芸能プロダクションの所有、社長が愛人を囲っていた部屋、悪趣味、ルームシェア中の2人の女…ライパル同士、同じ映画(極道の女房たち:極女〈ゴクニョウ〉)のオーディション、最終選考に残った2人、どちらかが主役!結果発表を翌日に控えた夜、表面上は友好関係…ウラハラの気持ち ■共同生活のルール…生活費折半、許可なしに互いの物を使用しない、買い物等の分担等々、名前を書きながら冷蔵庫を整理する後輩 ■リビングを挟む洋室…いぐさアレルギー、なかなか芽が出ない自称映画女優の先輩・ラナ、和室…デピューしたてのB級アイドル(舞台女優に志望)の後輩・希美、佐渡島出身、早稲田大学在学、マネージャーの拓也と付合いを始めたばかり、帰って来い&結婚しろとウルサイ母 ■浴室の希美、異変察知、ラナに向い…私のシャンプーを使った?髪の毛は自分で処理しろ!(潔癖症?)と言い放つ、希美の携帯に着信…拓也との関係を察知したラナ…イタズラ、拓也との関係をひけらかす ■ラナ、昔の男…妻子があるとは知らなかった、関係発覚後…妻子が手首を切って浴室で無理心中、目に浮かぶ死体、どうにか入浴するラナ ■冷蔵庫を覗く希美、倒れる化粧品、開いている蓋…こぼれる中身、自分の美容食品がない、浴室に怒鳴り込む希美…知らないとラナ ■眠っている希美、怒鳴り込むラナ…化粧品を使った?適当にあしらう希美…乾燥対策(最後の使用者が風呂にお湯張りのルール)を!浴室…なぜ私はお湯を張っている?死体が見えるラナ、希美のドライヤーを破壊、収まらない気持ち、薬物(合法ドラッグ?)を大量摂取、大音響、踊り狂うラナ、睡眠の邪魔、植木鉢を投げ絶叫する希美…キレル、ラナの部屋にぶちまけるケチャップ、破壊されるトロフィー、破られるコンテストの表彰状と写真、ラナも絶叫…キレル、うわぺだけの関係崩壊、普段からの嫉妬とライパル心&フラストレーションが一気に爆発、バトルが始まる


「DUEL(=対決、決闘の意)」と題された企画、同じテーマ・同じ製作条件のもと…、堤幸彦監督の「2LDK」vs北村龍平監督の「荒神」、試写会、ネット上、興行収入…TV視聴率(多分スカパー)まで多面的に対決する(らしい)、ネット上のページに「DUEL 10カ条」なるものが掲載されているが、よく分からない部分を除くと以下のようになる(順不同&一部略)、B主演2人の対決、E予算は同額、Aワンセットのみ、@60分(±10分:荒神はOVER)、R-18は避ける、C片方が男優対決、片方は女優対決(ネタふりの“巨乳対決”?言ったもの勝ち?堤氏が女優対決)、D必ず共通の小道具を画面に登場させるなどの「謎」を持つ(何?酒と刀以外に何があったのだろうか?)、Fビジネス面で負けた方には罰(何らかの受賞は評価対象外)、GTV放送で視聴率が高いほうに褒美、H黒字になるとボーナスを支給する場合がある、I2本立てが1本立てとなっても苦情を言わない… まあこんなとこ
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内容・映像はケッコウ怖いものがある、笑わせる場所もシッカリ用意されていて楽しめるものの…ラストがあれでは…女優だろ!?ラナに言わせたセリフを生かすべきだと思うが、いかがだろうか?少々甘い気がする、ラストの
電話が鳴るシーン…報告後に大量の血の海に倒れる2人の死体が消える(消えないまでも…カメラをパンアウト)、化粧やら着替えをしている気配だけがある、各々の部屋には誰もいない…とか、ダメかな?それから堤監督は演出上イロイロと言葉&音をイジリまくる…呟く、音を被せる…他、毎度のことで分かってはいるが…私のような人間には辛い(個人的理由)
で、DUELとしてですが、私は「荒神」に1票!です、もう一方の映画→
「荒神」
公開8日目の1&2回目、162名収容の映画館で20%位の入り、東京&東京近郊では「テアトル池袋」の単館、「2LDK」と「荒神」を交互に上映、どちらか1本なら1,000円、2本とも見るなら1,800円です(テアトル池袋)
2000-2009format



 226 
[HISTORY]
1989.06:日本映画(松竹富士)
監督:五社英雄
CAST-1:萩原健一三浦友和本木雅弘竹中直人隆大介加藤昌也佐野史郎勝野洋石橋保
     鶴見辰吾うじきつよし宅麻伸関口誠人沖田さとし川谷拓三三上寛三遊亭小遊三
CAST-2:芦田伸介丹波哲郎金子信雄高松英郎仲代達矢渡瀬恒彦新克利松方弘樹日下武史
     鈴木瑞穂藤岡重慶加藤武長門裕之小野寺昭田村高廣坂田明ガッツ石松大和田伸也
     もたいまさこ高部知子
CAST-3:名取裕子南果歩賀来千香子有森也実安田成美藤谷美和子八千草薫久我美子
     高峰三枝子根津甚八梅宮辰夫
CAST-4:今井雅之/他
日本史の授業では、3学期…時間切れで読み飛ばされる「2・26事件」、実話ベースの映画化です

STORYは…
[昭和初頭]満州への武力進出から国際連盟脱退、血盟団、5・15事件、不作と不況…国民の不安、東京近郊の旅館、陸軍若手将校の秘密会合(野中四郎大尉、安藤輝三大尉、河野寿大尉、香田清貞大尉、栗原安秀中尉、中橋基明中尉、磯部浅一・元一等主計、村中孝次・元大尉)、窮状打開…天皇陛下を取巻く元老・重臣を排除し、陛下の大御心を直接国政に反映させるより他ない…(時期尚早と考えていた安藤)、野中の発声、ハンカチに書かれた文字…[昭和11年2月26日・午前0時]雪の東京、22名の陸軍青年将校に率いられた1500人の決起部隊、各連隊を出発、[栗原中尉]と280名の部隊…永田町・首相官邸、岡田啓介首相と思われる人物を発見、本人確認のうえ射殺(実は秘書、最大のミス)、[坂井中尉]と210名の部隊…斉藤実内大臣宅を襲撃…射殺、別動部隊(高橋少尉、安田少尉、田中中尉)は渡辺錠太郎教育監督宅を襲撃…射殺、[中橋中尉]と130名の部隊…高橋是清大蔵大臣宅を襲撃…射殺、[安藤大尉]と204名の部隊…鈴木貫太郎侍従長宅を襲撃、堂込曹長の発砲、トドメを刺そうとする安藤にすがる夫人、もう長くないと…去って行く安藤隊(命をとり止めた鈴木)、[丹生中尉]と170名の部隊…三宅坂・陸軍大臣官邸を占拠、[野中大尉]と500名の部隊…警視庁を占拠、[河野大尉]と8名の部隊…湯河原で静養中の元老・牧野伯爵を襲撃も反撃に被弾した河野大尉…熱海の陸軍病院へ搬送 [陸軍大臣官邸]川島陸軍大臣、真崎大将達を前に決起の主旨文を読み上げる香田大尉、続く磯田…事態収拾のための組閣と決起部隊についての陛下の御聖断を要求、応じる真崎大将… [皇居・東溜]緊急軍事参議会議、決起部隊に同調する荒木・真崎の両大将の発案、「陸軍大臣告示」の発表…決起部隊の行動が認められた?喜ぶ坂井中尉、楽観は禁物と安藤大尉… [宮中の一室]会合(湯浅倉平・宮内大臣、木戸幸一・内大臣秘書官長、広幡忠隆・侍従次長)、決起部隊の要求を飲めば次の標的は自分達…?鎮圧の必要… その夜、戒厳令の御裁可が杉山元・参謀本部次長に下される、そして決起部隊は戒厳軍に編入となる… [2月27日]戒厳指令部、司令官・香椎浩平中将に「奉勅命令」を読み上げる杉山…決起部隊に原隊への復帰勧告、戒厳軍に編入した決起部隊にとって奉勅に叛くことは陛下への叛乱を意味する… 命令実行を引き延ばそうとする真崎大将達、討伐を主張する石原莞爾大佐の衝突、舞込んだ”岡田首相生存”の報、事態は決起部隊に不利な方向へ… 真崎に詰め寄る野中、そっけない反応の真崎… [2月28日]決起部隊には伝えられていない奉勅、占拠中の建物の周りに築かれるバリケード、食料を断たれる、決起部隊に「兵を引くよう」告げる山下軍調査委員長、皇軍同士の相撃ちを避けたい野中大尉、決戦を主張する磯部と栗原中尉、食料を断たれ部隊の士気が下がっていることを告げる坂井中尉…、結論の出ない合議、それを知らず、計画上最大のヤマ場となる「赤坂・山王ホテル」に入った安藤大尉と158名の部隊、[2月29日]鎮圧軍が山王ホテルにも向かう、勧告ビラ、ラジオからも兵を説得する放送、家に残してきた家族、恋人の姿が脳裏をよぎる… [熱海・陸軍病院]河野大尉に兄の見舞い、武士らしくハラを切りたいと…ナイフを所望、[陸軍大臣官邸]第一中隊を解散させる坂井中尉(居残り)、[山王ホテル]集結する野中大尉達、兵を帰し軍法会議の場で戦うことを主張する村中、激しく抵抗する安藤大尉を説得し始めた野中大尉、ハンカチを取出した安藤大尉、「あんたが書いた字だ、俺はこの言葉で起ったんだ」と… 山王ホテルに接近する戦車隊、玄関から鎮圧隊を煽る安藤大尉、歩み出てきた伊集院少佐、対峙、暫しの沈黙、「引き際だけはわきまえてくれ」と伝え去って行く伊集院少佐、[応接室]うなだれる安藤大尉、そして野中達将校、突然立上る栗原中尉…敬礼と共に去って行く、丹生中尉、香田大尉、村中、そして坂井中尉も安藤に送り出される、「大陸に渡ってひと暴れしてきます」と磯辺も去る、残った野中と安藤の2人…ハンカチを返し、部屋を出て行く…中隊を永田曹長に預け見送る安藤大尉、拳銃で自決を、急所を外れ未遂に… 捕らえられた青年将校達[陸軍大臣官邸の一室]ハンカチを燃やす野中大尉、妻への遺書… [広間]石原大佐立会いの元、階級章を剥奪される青年将校達、何処かで響く銃声… [熱海]海岸、軍服姿の河野大尉がナイフで自決、[2月29日・午後2時半]事変鎮圧の上奏、青年将校達19人は陸軍特別軍法会議へ、[7月19日]全員銃殺刑に処される…

史実に基づくものなのでストーリーについてとやかく言ってもしょうがありません、それなりに知っていたつもりでしたが、改めてお勉強させていただきました、一部、今でも分からない部分があるのですが… 機会があれば調べてみようと思っています
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20世紀少年     は、別ページとなります



 22年目の告白/私が殺人犯です 
[SUSPENSE]
2017.06:日本映画(ワーナー・ブラザース映画)
監督:入江悠
出演:藤原竜也伊藤英明仲村トオル
夏帆野村周平石橋杏奈岩城滉一早乙女太一岩松了
竜星涼平田満升毅
松本まりか矢島健一川瀬陽太宇野祥平MEGUMI黒田大輔/他
タイトルにインパクト、「私が殺人犯です!」
時効後に何故に名乗り出る?興味をひかれました(ムビチケ購入)
原作読んでません…、観に行ってきます

STORYは…
1995年に発生した東京連続絞殺事件、残忍な手口、5人の命を奪う
世の中を震撼させた事件は未解決のまま時効
1995年4月27日、15年の時効が成立した最後の日、5つ目の事件
翌日からは「死刑に相当する罪の時効が撤廃される」、その間隙を突いた事件だった
そして2017年、逃げ切ったはずの犯人が思わぬ形で姿を現した
日本中が固唾をのんで見つめる中、TVに映し出される記者会見
自らの告白本を手にカメラのフラッシュを浴びて不敵な笑みを浮かべる曾根崎という男だった
「はじめまして、私が殺人犯です」
顔を晒し、肉声で殺人を告白する曾根崎の登場にネットをはじめ日本中のメディアは熱狂
その端正な容姿に、次々とファンを公言する者も現れた
刑事の牧村航は部下の春日部信司らとともに警察署内でその映像に目を凝らしていた
牧村は22年前、上司の滝幸宏とともにこの事件を担当
覆面を被った犯人を取り押さえながら、あと僅かなところで取り逃がしてしまった…
犯人はその後、見せしめのように牧村を狙い、その結果、滝が牧村の目の前で命を落すこととになった
あの時、犯人を捕まえていれば…牧村にとって悔やんでも悔やみきれない事件だった
会見後、日本中が曾根崎の話題で持ち切り、告白本は大ベストセラー
拍車を掛けるように曾根崎のパフォーマンスは続く
この事件で妻を殺された病院長の山縣明寛に謝罪するため、マスコミを連れて病院を訪れる
土下座をして見せるかと思えば、たまたま居合わせた牧村を挑発、一触即発の事態を招く
その全てがあらゆるメディアを通じて拡散されていく
曾根崎がもてはやされる一方で、時効の名のもとに裁かれることのない殺人犯に割り切れない被害者遺族達
曾根崎のサイン会が行われる日、愛人を殺された組長の橘大祐、組員である戸田丈に銃で曾根崎を狙わせる
父親を殺された書店員の岸美晴も包丁を隠し持って、曾根崎を狙っていた
相次いで襲ってくる復讐者から、牧村は警察官として身を挺して曾根崎を守る
「復讐したい気持ちは分かる、だが殺しはダメだ」
そんなおり、事件発生当初からこの事件を追いかけていたジャーナリストの仙堂俊雄…
自分がキャスターを務める報道番組への出演を曾根崎にに呼びかける
「法律が裁けないなら、私達が裁きましょう」
世間を賑わせている殺人犯のTV出演、日本中が見守る中、その生放送中に意外な事実が明らかになる
22年前、瀧刑事の殺害現場となった牧村の家には、妹の牧村里香が婚約者の小野寺拓巳と同居していたのだった
そして事件直後、里香は行方不明になっていた
それは果たして何を意味するのか?真相は一体何なのか?
日本中が混乱の中に叩き落されたその時、自分こそが事件の真犯人と名乗る人物が現れた…


なかなか面白かったな、但しパンフのストーリーがそこまでしか書けないよなの展開
後半部分のメモ作成に時間を要してしまった(公開は半年位後でね!)
ところで、何故に犯人は名乗らなければならなかったのか?
唐突に理由が語られてチョット拍子抜け、もうちょっと持って回してほしかったな…時間の問題?
結構意外な展開だったが、
真犯人は簡単に分かっちゃったな、惜しい!
あと予告であるシーンが本編で無かったこととか…結構ひっかけ
結構あのセリフは違和感というかポイントだったもんね、引っ掛かったんだ
あと10分あげるから、その辺を消してくれるとなお良い
しかし、タンタンとして叫ばない藤原竜也!意表を突かれる
でもエネルギーは感じるな、やはり凄い役者なんだなと思う次第
公開8日目の第1回(9:50)、409席の映画館で4割程度の入り(TOHOシネマズ新宿 SCREEN7)
2011.09format
[


 ニセコイ 
[LOVE COMEDY]
2018.12:日本映画(東宝)
監督:河合勇人
出演:中島健人中条あやみ
池間夏海島ア遥香岸優太
河村花松本まりか加藤諒
DAIGO青野楓丸山智己GENKING宅麻伸団時朗/他
TOHOシネマズの「1ケ月フリーパスポート」が使えるので、何かないかなと?
でも無料枠の制限で行ってみないと観られるか分からないが、まあ取り合えず行ってみよう!
というわけで「中条あやみ」観たさで、「ニセコイ」を観ることとした
特に原作読んでたわけじゃないが
まあ笑えることを願うばかりである

STORYは…
勉強一筋の真面目な高校生にして、実は極道「集英組」の一人息子の一条楽
ある日突然、金髪&ハーフのキョーレツ女子・桐崎千棘と宿命の出会いをとげる
実は千棘はアメリカン・ギャング「ビーハイブ」の一人娘
性格真逆で相性最悪の2人
抗争寸前の組織を取り持つため…強制的に恋人のフリをさせられる2人
幼い頃に結婚の約束をしたハズの運命の人を探している楽にとっては…
好きでもない奴と恋人のフリなんて地獄
でもバレたら抗争勃発で即・地獄
絶対無理な恋愛抗争コメディ勃発!


まあ中条あやみがかなり無理してコメディやってるのを見たってとこかな?
(やっぱり高校生キャラじゃないよな…)
まあ人気の原作と言うことで、そこそこ楽しめたかな
ただ劇場内で笑い声が上っていたが、そんなに面白かったか?
不勉強ですスイマセン
あと結構、中島健人が体張って頑張ってたのは好感が持てた
まあ皆さんお仕事なので頑張ってましたね
公開9日目の第1回(9:50)、217席の映画館で40人程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN6)
2011.09format