2002年3月の映画


タイムアクセル12:01 −12:01−

1993年 米 94分 ニューラインシネマ
監督 ジャック・ショルダー(「ヒドゥン」)
原作 リチャード・ルポフ(「12:01 PM」)
脚本 ジョナサン・ヒープ/フィリップ・モートン
撮影 エンジェル・デッカ
音楽 ピーター・ロジャース・メルニック
出演 ジョナサン・シルバーマン(バリー「君がいた夏」)/ヘレン・スレイター(リサ)/マーティン・ランドー(ドクター・タディウス)
メモ 2002.3.31 レンタルビデオ
あらすじ
巨大企業の人事部に勤めるバリーは毎日遅刻。仕事は面白くないし上司はもっと面白くない。面白いのは研究員のリサのお姿を拝見する時だけ。美人だ。きれいだ。雲の上の人だ。うっとり。ところがやる気のない仕事ぶりがたたってとうとうバリーはクビを宣告される。意気消沈して会社を出るバリー。その目に映ったのは花を買っているリサだった。そこへ車が、、、、、リサは射殺されてしまう。何故? 弱り目にたたり目、酔っぱらって帰宅したバリーが12時01分にライトを消そうとしたらバリバリきた。そのまま気を失い次の朝を迎えると、昨日だった。
感想
「ああ、あの時あーしてればなあ」という後悔は誰しもあるかもしれないけれど、「あーしていても」思った通り事は運ばないってのが学べる映画なの。「バリーは地球を救うために奔走する」って内容なんですけれど、主人公を奮闘させるのは「恋しい人を救いたい」っていう思いなの。いいね。
TV映画で映像的にはチープですが、さぼてんは脚本よりの人間なのでオッケ。

ちびさぼが「ファイナル・ファンタジーX」というゲームを友達から借りて、初めて本格的にPS2のゲームに挑んでいる。横目で見ているとこの映画みたい。見ている分にはおもしろい。色々試しても同じ所で倒されてリセットしてしまい、また初めからやり直し。あー、5回目やってるな。

この作品は「世にも悲しい放浪者達−サスペンス編オムニバス」の第3話「時間の牢獄(1990)」のTV映画化らしいです。こちらの方もみてみたい。
おすすめ度★★★★
戻る

ジョー・ブラックをよろしく Meet Joe Black

1999年 米 94分
監督 マーティン・ブレスト
脚本  ロン・オズボーン/ジェフ・レノ/ ケヴィン・ウェイド/ ボー・ゴールドマン
出演  ブラッド・ピット/ アンソニー・ホプキンス/クレア・フォラーニ/ マルシア・ゲイ・ハーデン/ ジェフリー・タンバー
メモ 2002.3.30 レンタルビデオ
あらすじ
功なり名をとげお金もたんまり持っているパリッシュは最近妙な声を聞く。「Yes」と言っているようだ。ある日晩餐の途中に若者が訪ねてくる。「Yesというのはあなたの問いに答えていたんだよ。もうすぐ人生が終わるのか?っていう問いに」。そう、お迎えだったわけ。ところが今まで同じ事の繰り返しでいささか飽きの来ていたその男は、人間にちょっと興味を持っていた。「少し引き延ばしてあげるから、僕に人生ってのを見せてくれない?」という取引に乗ったパリッシュはどこにいくにもその男と一緒という事になる。名前がないと人に紹介できないのでつけた名前が「ジョー・ブラック」。
感想
「人間はいつかは死ななきゃなんない」「だから人生を精一杯いきなきゃいけないんだよ」「それでもって一世一代の恋もしなくちゃ」という話だと思うんだけれども。しかし、長い。ブラッド・ビットとクレア・フォラーニのどアップが長い。題材は面白いんですよ。「ビッグ」のトム・ハンクスがオレオのクリーム舐めているように、死神か創造主かはたまた神様かのブラピもピーナッツ・バターがいたくお気に入りで、大人の体の中に子供が入っている風ってのが面白い。そやけど、さぼてんはブラッド・ピットがロマンス物に向いているとは思えなくイマイチのれない。「せつない恋心のお顔」もお相手に恋しているというより、「恋している自分にうっとりしているナルシスト」に見えるの。

ちびさぼが小学生の頃親の集まりがあって最後になんだか本音の座談会みたいになって、それぞれが「あの子の方が可愛い」とか言いだしたのですよ。子供の内、気に掛かかりお気に入りはどの子かというシビアな内緒の話。その時「そういうもんか、やっぱ親は兄貴の方がかわいいんねんな(私の方がお金は随分かけてもろたけど)」と改めて納得したさぼてんは、姉娘アリスン(マルシア・ゲイ・ハーデン)とパリッシュ(アンソニー・ホプキンス)のシーンが一番名場面と思う。
おすすめ度★★★
戻る

タイム・シーカー THRILL SEEKERS

1999年 米 94分
監督 マリオ・アッゾパーディ
製作 トム・ルーズ
脚本 カート・インダービッツィン/ゲイ・ウォルチ
撮影 デリック・アンダーシュルツ
出演 キャスパー・ヴァン・ディーン(トム・メリック「スターシップ・トゥルーパーズ」)/キャサリン・ベル(エリザベス)/テレサ・サルダナ/ピーター・アウターブリッジ/ジュリアン・リッチング/ローレンス・デイン/ジェイムズ・アロディ/マーティン・シーン
メモ 2002.3.27 レンタルビデオ
あらすじ&感想
B級のTV映画をお気楽に見ようとレンタルした所、これが存外面白かったんです。

主人公トム・メリックは2年前までは水も火も物ともしない突撃レポーターだったんですけど、1998年のエヴァンストン発電所火災で強気の放送を続け過ぎてクルーふたりを死なせてしまう。なにゆえトムが助かったかというと、上の方に人影が見えたと思ったらコインが落ちてきてそれに気をとられていたため階段を上がるのがちょっと遅れたのだ。道義的責任から仕事をクビになったトムは、それから2年あまり自責で廃人の様になっていた。が、説明もなしに立ち直り「スクープ社」で働くことになり、「20世紀の災害の特集」という慣らし仕事をあてがわれ調査室のコンピュータで「災害」を検索する。と「タイタニック、ヒンデンブルグ、ハリケーンヒューゴ」がヒットする。画像を見ているとすべての災害に同じ男が写っているのに偶然気づくの。誰ひとり今まで気がつかなかったんかいっというツッコミが入る帽子をかぶった黒ずくめの男。「100年の時の開きがあるのに何故?」ときなくささを感じたトムが上司のエリノアに話をすると「スミソニアンで画像をもう一度確認して裏をとるのよ」とすぐにワシントン行きの飛行機を予約されてしまう。ここまでが半日の出来事。黒ずくめでガリガリの貧相な男っていうと「あれは死に神やねんな」って思うヤン、普通。それがー。。。
それはちょっとおいといて「ここから色々探っていくんやなあ」と期待して見ていたら、その飛行機222便でいきなり「写真に写っていた謎の男」に遭遇する! ここは何かい八丁堀かい。映画が始まって13分ですよ。「後はどうやってもたすんやろ」ととても心配になる。

こちとらの心配をよそに男の荷物から「222便が空中衝突」とか災害が載っているパンフが見つかったり222便ってこれやんかとあわてたりハイジャックしたりのすったもんだの末、トムはFBIの取り調べを受けている。捜査官のひとりが時計に話しかけているという変わり種で「MITの研究室に残るより、昔からあこがれていたエージェントになって好きな機械いじりを続けたい」という「007を見すぎやであんた」の若造。時計にはデジタルレコーダを埋め込み録音できるようになっているそうな。機械いじりの好きなぼんぼんエージェントは頑固なオヤジ捜査官と組んでいる。

そこでちょっと動きがあって、トムは黒ずくめの謎の男女に拉致されそうになり二人の捜査官が追うと謎の女が銃をふたりに向けて発砲するんですね。車も炎上するような威力にオヤジ捜査官が驚いて「今のはなんだっ」と言えばぼんぼんエージェントは「あの銃は恐らくグロッグセブンティエルを元に改造した物でM136をほにゃらら」と非常時に解説を始め「そこまでは聞いとらんっ」と一括される。という風に主役を喰って脇キャラが面白いんです。「面白いなあ」と思っていたらただ面白いだけでなくラストの「ほぉ」という驚きと思わず笑った伏線になっていたんですよ、これが。
おすすめ度★★★★
戻る

ザ・マシーン −わが体内の殺人者−LA MACHINE

1994年 仏=独 96分
監督・脚本 フランソワ・デュベロン
原作 ルネ・ベレット (「わが体内の殺人者)
撮影 ディートリッヒ・ローマン
出演 ジェラール・ドパルデュー (マルク) / ナタリー・バイ (マリー) /ディディエ・ブルドン (ジト)/ナタリア・ワーナー(マリアンヌ)/ エルヴァン・バイノー (レオナール)
メモ 2002.3.24 レンタルビデオ
あらすじ&感想
脳外科医のマルク(ジェラール・ドパルデュー )は脳の研究にとりつかれ、人間の脳を入れ替える「マシーン」を完成させる。人類に役立つ研究というよりは、殺人者や異常者の心の動き=脳の作用を知りたいというごく個人的な趣味のマッドサイエンティックな研究なもんで、当然臨床第一号は自分。相手に選んだのは女性4人を切り刻み病院に送り込まれてきた殺人者のジト。ここらあたりで観ている方は混乱をきたす。「相手の脳と入れ替えるんやったら、体が変わるだけで脳は同じちゃうん?同居するわけやなし。相手の心理が解明できる?」
まあそこんとこはどこかに置いとくとして、この脳外科医はマシーンを自分の方でだけ操作できるようにしとくの。入れ替わった後は当然操作盤は殺人鬼の手の内にあるわけ。「さあ実験は成功したから元に戻ろう。緑のボタンを押してくれ」って、誰が押すちゅうねん。危機管理能力ゼロ。
脳外科医はジトとして病院に収容されてしまい、マルクになりすましたジトは、マルクの妻を刺したい衝動を抑えつつ逃げもせずマルクの息子と3人でスーパーにショッピングに行ってアットホームしてる。一方脳外科医は病院を脱出したもんの、家には帰らず恋人の所に向かうのよねー。あ、言い忘れていたけれど、妻の友達が不倫相手なわけ。「研究にのめり込んでいる」といいながらもやることはきっちりやっているのがフランス人。この恋人が奥さんの所に行って「だんなが入れ替わっている」って教えてあげるんやけど、誰が信じるかいってなもんで「そんな事言って私から奪うつもり」とか反撃されちゃう。しかもジト入っているだんなの前で「あなたは偽物だそうよ。」なーんて告げられてしまうもんでマルクの恋人は青くなって逃げるんやけど、ここからがまた不思議。アパートの鍵を変えないのよねー。でもって予想通りの展開になるわけ。
おっともひとつ言い忘れてたけど、脳外科医のマルクは耳の近くに腫瘍ができているの。まことか嘘か「命取りの腫瘍だ」って殺人犯に告げるもんやから、元の自分の体には戻りたくないし、この体も持ちそうにないって訳で新しい体を探さなきゃっていう 
「人格転移の殺人(西澤保彦著)」 になっていくーという名優ドパルデューが3人の人格を演じ分けた映画です。原作もこんな感じ(どんな感じ)なのかとさっそくインタネから図書館に予約したのは言うまでもありません。
おすすめ度★★1/2
戻る

暗戦 デッドエンド
  香港電影金像奨主演男優賞受賞(アンディ・ラウ)
1999年 香港 93分
監督 ジョニー・トー
(「ザ・ミッション」)
脚本 ヤウ・ナイホイ/ローレンス・クロチャード/ジュリアン・カーボン
撮影 チャン・シゥーカン
出演 アンディ・ラウ(チャン)/ラウ・チンワン(ホー刑事)/ヨーヨー・モン/レイ・チーホン/ホイ・シューハン(ウォン警部) /ラム・シュー/ルビー・ウォン
メモ 2002.3.21 レンタルビデオ
あらすじ
「72時間のゲームを楽しもう!」と警察を翻弄する犯人の狙いは何? ヒントはって? ねたばれです> 「はーい アッコです」
感想
硬軟涙笑恋友合わせ持った映画。「俺はもうすぐ燃え尽きるんだ」とひとり哀愁を漂わせるチャン(アンディ・ラウ)、「仕事ばかりして、彼女もいなくて、あんたゲイ?」と美女に問われるワーカーホリック凄腕強面ホー刑事、人質事件のたびに「誰が交渉したんです? あなた? はあぁぁ〜」とホー刑事に脱力される”いらん事しぃ”のウォン警部の組み合わせが面白い。

『ダイ・ハード』の「ビルん中のアクションとゲーム」、『ミッション・インポシブル』の「変装と騙し」、『交渉人』の「人質解放交渉」のエキスが詰まっている(パクリとも言うが)。ワタクシ、B・ウィリスよりもT・クルーズよりもK・スペイシーよりもアンディ・ラウ様は二枚目と思うものですからもう気に入っちゃって。でもこの映画ではホー刑事がいい。男の背中がかっこよいのです。淡いせつない恋もコメディも入っとります。ラストもなかなか。
おすすめ度★★★★
戻る

ファイナル・ディスティネーション Final Destination −最終目的地−

2000年 米国 97分 ニュー・ライン・シネマ
監督 ジェームズ・ウォン
製作 グレン・モーガン/クレイグ・ペリー(「Xファイル」)/ウォーレン・ザイド
原案 ジェフリー・レディック
脚本 グレン・モーガン/ジェームズ・ウォン/ジェフリー・レディック
撮影 ロバート・マクラクラン
音楽 シャーリー・ウォーカー
出演 デヴォン・サワ(アレックス・ブラウニング
「アイドル・ハンズ」)/アリ・ラーター(クレア・リヴァース)/カー・スミス(カーター・ホートン)/ショーン・W・スコット(ビリー・ヒッチコック)/クリステン・クローク(ヴァレリー・ロートン)/アマンダ・デトマー(テリー・チャニー)/チャド・E・ドネッラ(トッド)
メモ 2002.3.14 レンタルビデオ
感想
「郵便配達は2度も3度も出てくるまでベルを鳴らす」といった内容。
恐かったんですぅ。
元々飛行機乗るのコワイさぼてんは、やんごとない事情で伊丹空港から飛行機に乗るはめになったら絶対思い出すな、この映画。えらいもん観てしまった。飛行機に乗ったら「トワイライトゾーン」のジョン・リスゴーみたく心臓パクパクしそう。おまけにおっちょこちょいで注意散漫のさぼてんは、家の中のしょーもない事故、例えば電球替えていて足を滑らして頭を打ったとか、お風呂で寝てしまったとかで彼岸に行くんじゃなかろかという予感がするので人ごとではないのだ。事故って偶然じゃないんです。帳尻合わすために仕組まれたもんなんですよ。死に神もノルマが厳しいのかもしれん。

「断頭台」「首吊り」等のオープニングから予兆を感じさせるという凝った作品は、出演者の名前も昔のホラー映画へのオマージュになっているそうです。主人公の名前ブラウニングと親友のトッドから「悪魔の人形」のトッド・ブラウニング監督。ヴァレリー先生は、「キャット・ピープル」のバル・リュートン監督の愛称からとってあるそうです。ロートンとくれば「狩人の夜」のチャールズ・ロートン監督か。チャニーは「オペラ座の怪人」のロン・チャニーの事? ホートンは誰だとそっちもいろいろ楽しい。(楽しいのか恐いのかわからん)
おすすめ度★★★1/2
戻る

RU$H! −LOVE&MONEY!−
2001年 日本 100分
監督 瀬々敬久(ぜぜたかひさ)
ゼネラルプロデューサー 遠藤秀i
企画 あいかわ翔+神野智
プロデューサー 下田淳行/岡田真/ユ・スンヨン
脚本 瀬々敬久/井土紀州
撮影 林淳一郎
美術 丸尾知行
音楽 安川牛朗
主題歌 川村結花「Festa」
出演 哀川翔(昌也)/キム・ユンジン(ソヨン)/柳葉敏郎(コキュ島崎)/大杉漣(成瀬悪徳刑事1)/阿部寛(安藤悪徳刑事2)/千原浩史(ホスト透)/ハニホー・ヘニハー(世界を救うメキシコ人元覆面レスラー・ミル・マスカラス)/麻生久美子(うらぶれたスナックのかわい子ちゃん)/峰岸徹(ソヨンのパパ)/竹内力
メモ 2002.3.10 レンタルビデオ
あらすじ
ディスコにひとりふてくされた女がいる。なかなかいけているが機嫌が悪い。子供の頃ママと私を捨てたパパが突然今になって呼び寄せボディガードまで付けている。なんて身勝手なんだろとふてくされている。パパといえば露出度の高い女の子達とやにさがりながら店のCMに出ている焼肉チェーン店のオーナー。ヤバイ事にも手を染めているみたい。その焼肉店に勤めている昌也の所にヤクザがやってくる。「この店で働いていた韓国人ふたりの居場所を知らないか?」と脅しをかけられた昌也にとって、世の中は金金金であった。今日までは。
感想
言葉が通じない通しの勘違いキスシーンがかわいい。「(そういう場合も)とりあえずキスからするのか」とたのし〜(^^)。この映画好き。
4組が錯綜し、時間軸がいったりきたりする展開に「この間
「メメント」で鍛えられたからこのくらいなら楽勝」と思っていたら、最後にヤラレマシタ。愛(と金)は国境も言葉の壁も時空の壁も超えるといったラブストーリーやったんか・・・・・やるな、おぬしら>「俺達に明日はない」と思っていたら「ゲッタウェイ」に突然変ったの。
おすすめ度★★★★1/3
戻る

モンスターズ・インク 

2001年 米国 ディズニー
監督  ピート・ドクター
脚本 アンドリュー・スタントン
音楽 ランディ・ニューマン
出演 ジェームズ・P.サリバン(サリー:声優ジョン・グッドマン)/マイク・ワゾウスキ(声優:ビリー・クリスタル)/ヘンリー・J.ウォーターヌース(社長 声優:ジェームズ・コバーン)/ランドール・ボッグス(NO2声優:スティーブ・ブシェーミ)/セリア(声優:ジェニファー・ティリー)
メモ 2002.3.9 梅田東映パラス2
あらすじ
夜子供がコワイ夢みたり、暗闇に何かがいるような気がしたりするのは、空想ではなく事実だったのだ。クローゼットの扉が「どこでもドア」になっていて、向こうにはモンスター・シティがあり夜な夜な子供の悲鳴を集めにきている。シティでは子供の悲鳴がエネルギー源。しかし、最近の子供たちはゲームですれていてなかなか怖がらないのがモンスターズ株式会社の社長の頭痛のタネ。このままでは会社はじり貧、エネルギー不足になるのは必須。効率的にエネルギーを集める方法を考えなけりゃならない今日この頃であった。
感想
キャラクターのかわいさの勝利。推定2才のブーがかわいい。わたくしそれ程子供が好きって訳じゃないんですけれど(いや、どっちかというと苦手)思わずかわいいと目尻がさがる。2才くらいのかわいくてしかも手に負えない様子が、もうまさにその通りに描かれている。国籍や人種は関係ないのね。こっちの言っている事はわかっているのやらわかっていないのやら不明。向こうの話は○X△意味不明。そやけど二足歩行可能な上ちょこまか走ったりするし目がはなせない。
 (兄貴は2才の時に行方不明になり母が近所の人達と血相変えて探し回った事があるらしい。兄貴は当時はめずらしかったテレビのある見知らぬ家に上がり込み、ちんと座ってテレビを見ていたとか。そこの家の人達も「どこの子やろ」と思いながらもかわいいもんやから見させていたとかの話が実家に伝わっている。兄貴はとろそうに見えて案外要領がいい。)
ストーリーもはらはらどきどき、意外なオチもあってよくできている。ただラストはちょっとかな。「願いは必ずかなう」と思っている国民性らしい。
おまけ>「サイクロプス風一つ目&メドゥーサ風髪の毛が蛇」でもチャーミングなセリアが羨ましいです、はい。(スレンダーだからか?)
おすすめ度★★★1/2
戻る

ブルー・ストリーク

1999年 米国 94分
監督 レス・メイフィールド(「フラバー」「原始のマン」)
出演 マーティン・ローレンス(「バッド・ボーイズ」 「ナッシング・トゥ・ルーズ」 )/ルーク・ウィルソン(相棒カールソン)/ピーター・グリーン/ウィリアム・フォーサイス
メモ 2002.3.2 レンタルビデオ
あらすじ
宝石泥棒のマイルズは2年間のお勤めを終えてシャバに戻った。俺にはバラ色の未来が待っているんだ! 盗んだダイア「ブルー・ストリーク」は建設中のビルに隠したからそれをゲットするだけ〜と思っていたのに、そのビルはロス警察37分署になっていた。右を向いても左を向いてもポリスだらけ。しかしここで諦めては今までの苦労もパーになるやんと刑事になりすまして乗り込むマイルズを待ちかまえていた運命やいかに。
感想
ただビルに入ってダクトに隠したダイヤを取ってくるだけだったのにぃ・・・。ピンチを泥棒家業の経験と口八丁でしのいでいたらいつのまやらやり手の名刑事になってやんの。「はぁぁ〜」という泥棒マイルズのため息が楽しい。刑事物コメディ大好き。さぼてんの後半生はこのジャンルを追いかけコンプリートする方向にのめり込もうかとそそのかされる作品。その方が「さぼてんノート」も充実すると思うけど、気まぐれで浮気性やからその場限りのたわごとと思って聞いててください。
おすすめ度★★★1/2
戻る

カタクリ家の幸福

2001年 日本 カタクリ家の幸福政策委員会
監督 三池崇史
原案 映画「クワイエットファミリー」
脚本 山岸きくみ
出演 沢田研二(カタクリマサオ)/松坂慶子(カタクリテルエ)/丹波哲郎(カタクリニヘイ)/西田尚美(カタクリシズエ)/武田真治(カタクリマサユキ)/宮崎瑶希(カタクリユリエ)/竹名直人/忌野清志郎(リチャード)
メモ 2002.3.2 シネ・リーブ梅田
あらすじ
デパートの靴売り一筋だったカタクリマサオはあっさりリストラされてしまう。それではと家族6人で始めたのはペンション「白い恋人たち」。知り合いに「もうすぐ道路が開通する」といわれていたのにもかかわらず、工事はいまだ始まらず日々閑古鳥が鳴いている。あーもしかしたらだめかも、だめだったらお父さんどうなっちゃうんだろうという今日、初めての客がペンションを訪れた。
感想
初回に忌野清志郎・三池崇史監督の舞台挨拶があったためか上映時間がずれ込み押していて整理券36番を握りしめ3回目の上映を待って並んでいたら、後ろの年輩のカップルの声が耳に入る。「アメリカのCGばりばりの映画と違って、小劇団の舞台みたいな映画も楽しいかも」というのを聞いて「そうなんか」と思っていたら、しょっぱなから「予想を裏切る」展開。テーマは「食物連鎖」というか「いつかはみんな土にかえる」というか「誰でも誰かの役にたっている」というか「幸せってのは待ってても得られません。額に汗せな。」とかそういう話だと思う。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見て作りたかったんではなかろかというミュージカル映画(もしくはオペレッタ)は、西洋やインドの完成された一糸乱れぬミュージカルに比べアバウト、チープ。盆踊りとかマスゲームに近い。実に楽し〜。役者さん達よー出演OKしはりましたなと感心した。ありがとう(笑)。ブラックコメディ&ホラー&ミュージカルの怪作、快作です。さぼてんは不謹慎ながら好き〜(^o^)♪〜。
おすすめ度★★★★1/2
戻る

DOA2 −DEAD OR ALIVE2 逃亡者−
2000年 日本 97分
監督 三池崇史
脚本 NAKA雅MURA
音楽 石川忠
出演 哀川翔(ミズキ)/竹内力(シュウ)/遠藤憲一/青田典子/塚本晋也(マジシャン東野)/大杉漣
メモ 2002.3.1 レンタルビデオ
あらすじ
東野(塚本晋也)から煙草を使ってのわかりやすーいヤクザの力関係を説明してもらったスナイパーのミズキは、荒川組組長狙撃を引き受ける。ビルの屋上から今まさに引き金を引こうとした瞬間、ターゲットの組長は銃弾に倒れる。「エッ、エッ」と驚くミズキ。
感想
新宿歌舞伎町のヤクザvsスナイパーのバイオレンスかなーと思っていたら「俺達は天使なのだ」だったのだ。観客に四の五の言わさないパワーと影像に「友情」と「子供を大切にする心」と「生と死」と「胸キュンのノスタルジィ」まで同居させてあんの。理屈やないねん。この映画を作っている人達って、なんかすごい力量なん。いや、ほんと。

「RUSH!」の予告編を見た時に哀川翔さんの金髪姿に驚いたんですけれど、この映画を見てさぼてんの勉強不足を痛感いたしました。上のカメさんをしょっているカッパさんは哀川翔さんなんですぅ。よう見たらひまわりなんかもアレンジしてあるぅ。
おすすめ度★★★★1/3
戻る