腸原種

   認定ナンバーZX−11。機界最強7原種の一人。その名の通り、長大な腸状の触手を操り、標的を直接攻撃するほか、重力場を自在に操ることでマイクロブラックホールを形成、あらゆる物体をも吸入する。また細胞破壊プラズマを発生させることができ、赤の星機界昇華した際は多数の対機界昇華用生体兵器アルマに対して絶大な戦果を上げた。腕原種が機界最強7原種のリーダーであり、猛将型の性格をしているのに対し、腸原種はサブリーダー、謀将型の性格である。地球に先行していたパリアッチョの報告により最後の「アルマ」こと戒道少年の存在を知った腸原種は、自らが憑依する素体として戒道夫人を選択。戒道少年との直接対決にあたりその容姿を切り札として使用し、戒道少年を一時捕獲することに成功している。
   機界最強7原種のGGGオービットベース占拠作戦に参加。アメリカ第7艦隊所属の強襲揚陸艦ベロー・ウッドと融合、マモル少年、および戒道少年の友人を人質とすることで、両者の捕獲、抹殺を図ったが、意外にも戒道少年の行動が早く人質を奪還された上、マモル少年、及びギャレオンの逃亡を許してしまう。
   原種巨人に融合してからはマイクロブラックホールを駆使して原種巨人の守りの要となったが、体内に戒道少年を拘束したままであったのが災いし、敗北する。しかし逃亡には成功し、数日後メキシコに出現。マヤ遺跡のピラミッドと融合してゾンダーメタルプラントを生成を開始するが、生成完了まであと僅かというところで、鼻原種もろとも幻竜神キングジェイダーに敗北。鼻原種と共に戒道少年によって浄解される。
   しかしマントの隙間から腸をずるずる伸ばしながら、「幾巳・・・母さんよ・・・」はいかがなものかと思う。