パルパレーパ・プラス

   ソール11遊星主のひとりであるパルパレーパが、彼が独自に操る分子構造モデル状のマシンとケミカルフュージョンする事で完成する戦闘用メカノイド。全高は30m前後で医師をモティーフとしており、医療器具状のツールを駆使して戦う。ガオガイガーと同様に近接格闘戦を主眼に置いた機体で、ラウドGストーンによって稼動し、ガオファイガーと互角のパワーを発揮する。また背面に装備された多目的ツールである六本のシリンダータイプカーベターは背面ブースターとして使用されるのみならず、分子レベルの構造変化によって様々な形態に変形し、遠距離攻撃端末や戦闘用ツールとなることが確認されており、固定装備したツールによって汎用性を獲得するというコンセプトはジェネシックガオガイガーと共通している。加えて機体を構成しているケミカルマシンがナノレベルで連動して、マニュピレイターを剣やドリルなどに変化させたり、機体の破損部分を半自動的瞬間的に修復することができる。
 胸部スリットから吸収した物質から様々な化学物質を合成する独自のシステムを搭載しており、これがパルパレーパ・プラスの最大の特徴となっている。関節などの駆動系や、Gファイバーなどの伝達神経系機能を阻害するポイズンオーラはその機能の一端であり、本来化学物質制御能力に長けたパルパレーパが運用することによって、極めて遠大な応用が可能である。換言すれば、パルパレーパ・プラスはパルパレーパの化学物質制御能力を最大限に増幅するための専用デバイスなのである。
 シリンダータイプカーベターを三本ずつ両腕に装備、変形させて鉗子状のツールを構成、突撃を敢行し目標を粉砕する「ゴッド・アンド・デヴィル」が最大破壊力を発揮する。その威力は強大無比であり複製された地球での戦闘においては、カインの助力を得ながらではあったが、ガオファイガーを完全に破壊せしめた。
 シリンダータイプカーベターのバリエーションであるドーピングシリンダーによって専用ナノマシンを注入することでラウドGストーンをビルトアップ、即ち過剰活性させ、より戦闘に特化した形態であるパルパレーパ・プラジュナーへと変形することが出来る。
 ちなみにフョージョンブロックは右前頭部のアイパッチに設けられている。

   分類 Brave Robot type Mechanized Weapon
   型式 スーパーメカノイド(推定)
   所属 ソール11遊星主
 管轄 パルス・アベル(推定)
 製造 不明
 構成 パルパレーパ/ケミカルマシン
   全高 30m(推定)
 全幅 40m(推定)
 重量 不明
   主動力 ラウドGストーン仕様GSライド(推定)
 動力源 ラウドGストーン
 搭載AI型式 パルパレーパ
   出力 over15000000kw(20000000馬力以上) (推定)
 最大出力 不明
 動重比率 不明
 推力 不明
 最大走行速度 不明
 最大飛行速度 不明
 巡航速度 不明
 稼動範囲 不明
 武装 シリンダータイプカーベター×6
 防御システム Gパワーバリア
 探知装置 不明
 航法システム 不明
 データリンク 不明
 通信装置 不明
 操作方式 フュージョン・システム
 ケミカルフュージョン総所要時間 不明
   備考 胸部にTMシステムと同様のシステムを内蔵しており、多彩な化学物質を高速合成することが出来る。また背面のシリンダータイプカーベターを腕部に装着する事で「ゴッド・アンド・デヴィル」を放つ。更に同ツールから特殊化学物質を注入される事により、パルパレーパ・プラジュナーへとバージョンアップし、機体性能を格段に向上させることが出来る。