パルパレーパ・プラジュナー

   パルパレーパ・プラスの背面に装備された、6基の注射器状モジュール・シリンダータイプカーベタージェネシックガオガイガーガジェットツールと同様に、その用途に応じて形状を変化させ様々な局面において活用できる多目的ツールである。そのひとつであるドーピングシリンダーは注射器モジュールを自身に突き刺し、ビルトアップ、即ちラウドGストーンのパワーを爆発的に引き上げることが可能である。これにより戦闘用メカノイド、パルパレーパ・プラスは更なるパワーアップを遂げ、パルパレーパ・プラジュナーへと進化するのだ。機能的向上はもとより、ケミカルナノマシン、ポイズンソリッドなどより攻撃的な装備も使用可能となる。おそらく、GGGがかつて用いた弾丸Xや、ガオファイガーエヴォリュアルプロテクパワーと同様に、Gストーン内部に秘匿されている高エネルギィ集積体から直接エネルギィを抽出しているものと思われ、大幅な戦闘性能向上と引き換えに、フュージョンしてるパルパレーパの身体に多大な負荷を生じさせ、また精神的にも半ば暴走状態に陥らせる。しかしこうした負担はピサソールによる物質再生復元機能の存在ゆえに、全く考慮されていない。
 プラジュナーはプラスの曲線的なフォルムに対して、直線的で鋭角的な外観を得、機体も一回り巨大化する。その指先からは蛇を模した触手のようなチューブアームを射出、展開する事ができ、様々な化学物質を変幻自在に戦闘へと投入する、おそるべき存在である。失念されがちな事実であるが、医療という分野に限らず、「毒」と「薬」は表裏一体の関係にある。それらはあまねく化学物質に過ぎず、それが害となる時、人はそれを「毒」と呼び、益となれば「薬」と呼ぶ。だが、その境界は決して判然とはしていない。即ち、様々な毒も用い方を変えれば薬として作用し、薬も時として毒となる。言い換えれば用いるものの意志次第で害をも益をも及ぼすことができるのである。その応用範囲は限りなく広く、また深遠である。
 パルパレーパ・プラジュナーは「天敵」であるジェネシックガオガイガーに対しても、戦闘能力に限定するならば一歩譲らざるを得ないが、こうした薬物応用能力を考慮するならば、総合的な能力はほぼ互角といってもいいだろう。複製された地球・東京において、天敵ジェネシックガオガイガーを相手に凄まじい再生能力を発揮して熾烈な死闘を繰り広げる。
 なお、この形態でも「ゴッド・アンド・デヴィル」を使用することができる。

   分類 Brave Robot type Mechanized Weapon Special
   型式 スーパーメカノイド(推定)
   所属 ソール11遊星主
 管轄 パルス・アベル(推定)
 製造 不明
 構成 パルパレーパ/ケミカルマシン
   頭頂高 38m(推定)
 全幅 50m(推定)
 重量 不明
   主動力 ラウドGストーン仕様GSライド(推定)
 動力源 ラウドGストーン(過剰放出状態)
 搭載AI型式 パルパレーパ
 最大出力 不明
 動重比率 不明
 推力 不明
 最大走行速度 不明
 最大飛行速度 不明
 巡航速度 不明
 稼動範囲 不明
 武装 多目的シリンダーツール×6
 防御システム Gパワーバリア
 探知装置 不明
 航法システム 不明
 データリンク 不明
 通信装置 不明
 操作方式 フュージョン・システム
 総所要時間 不明
   備考 ドーピングシリンダーにより、パルパレーパ・プラスからバージョンアップされる。胸部にTMシステムと同様のシステムを内蔵しており、多彩な化学物質を高速合成することが出来る。また背面の多目的シリンダーツールを腕部に装着する事で「ゴッド・アンド・デヴィル」を放つ。