イザナギ

   オービットベースディビジョンT「高速転槽射出母艦」のコードネーム。旧GGGにおける三段飛行甲板空母および強襲揚陸補給船の役割を担う。旧GGGにおいて三段飛行甲板空母は陸上および、空中での作戦行動、強襲揚陸補給船は主に海上での作戦においてそれぞれ活躍したが、行動範囲が限定されていることや、機動部隊の格納庫を分担で搭載していることなど非効率とされる面も多々在った。これは諸機能を分散して配置することで万が一、ある機動要塞が使用不能となっても他の機動要塞でそれを補うことを可能とする意味もあったようだが、ディバイディングドライバーをはじめとするツールの開発や戦闘プログラムの充実、機動部隊の作戦遂行能力の熟練などにより、市街地はもとより、機動要塞群への被害も大幅に軽減されていった。ここは思い切って作戦行動と整備、補給作業を効率化効率化すべきであるとの主張が活発となり、そこで新生GGGを編成するにあたり各機動防衛艦(ディビジョンフリート)の役割を旧GGGの機動要塞群のそれよりも専門化し、作戦行動や整備、補給の効率化を図った結果、整備、補給機能はディビジョンW「全域双胴補修艦アマテラスに集中させることとなった。そして作戦行動の支援機能を集中させたのがこのイザナギである。
   大気圏の突入、離脱を自在にこなし、GGG機動部隊、および各ツールの輸送を主任務とする。ミラーカタパルトにて射出物に弾丸ミラーコーティングを施した後、艦首から撃鉄によって射出する。またミラーコーティングの応用技術であるミラー粒子砲を装備。ディビジョンフリートの中ではスサノオに次ぐ火力を誇り、その計測不能なほどの高出力は言うまでもなくディビジョンフリート随一である。
   その性格上最前線に立つことも多く、標的にされる確率もかなり高い。そこで艦の機能殆ど全てを艦体上部の艦橋において管制するシステムを取っており、すべてのクルーが艦橋内に配置されている。万が一艦が撃沈された場合でも艦橋を分離することでクルーを生還させることが出来るのである。
   対機界31原種最終決戦に参加し、ツールの供給等後方支援を担当するが、Zマスターに一撃の下に撃沈される。なお乗員は間一髪脱出して全員無事であった。
   主任オペレーターは野崎通博士。
   由来は日本神話において天つ神の命を受け、妻伊邪那美尊(イザナミノミコト)とともに日本列島とそれを司る神々を創造した伊邪那岐尊(イザナギノミコト)。伊邪那美尊の死後、その左目からアマテラス、右目からツクヨミ、鼻からスサノオを産む。

   分類 Ul−teck Engine Drived Space Carrier Base
   型式 高速転槽射出母艦
   所属 国際連合
   管轄 Gutsy Galaxy Guard機動部隊
   全長 405m
   構造重量 79500t
   稼動時重量 103400t
   主動力 Gストーン制御型ウルテクエンジン、太陽光発電
   最大出力 計測不能
   装備 弾丸ミラーカタパルト、ミラー粒子砲