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 5月末日の日記   6月1日の日記   7月1日の日記 

03年6月30日(月) ヤマト運輸支店で,宅配仕分け中に銃弾爆発。1人がけが。

『ラ・シルフィード』の全幕を初めて見たのは,93年のデンマーク・ロイヤル・バレエ日本公演でした。

で,主演のハイディ・リオムもロイド・リギンス(たしか現在はハンブルク・バレエ)もよかったけれど,お話の後味の悪さに唖然としてしまいました。

だって,ジェームスがおよそ感情移入しにくいキャラクターなんだもん。
婚約者がいるのに別の女(?)に走るのは,バレエの男の通例だから驚かないけれど,みすぼらしいお年寄りに薄情だし,なにより,家から冷たく追い出したマッジが差し出したスカーフを疑いもせず受け取るというのは,『海賊』で奴隷商人から睡眠薬入りの花束を受け取るメドーラと双璧をなすバカさ加減。
で,『海賊』は荒唐無稽な冒険活劇だからまあ細部はどうでもいいけれど,『ラ・シルフィード』は,感動悲恋物語のはず。でも,これじゃ感動しにくいよねえ。

おまけに,ジェームスがアルブレヒトみたいにシルフの死をひたすら悲しんでいるのならまだしも,捨てた婚約者が他の男と結婚するのを遠目に見て衝撃を受けるなんて・・・。あんたは,シルフを死なせたことより,エフィーに逃げられたほうがショックだったわけ? とか詰問したくなったのよ。

シルフがなぜこういう男に魅力を感じたのか不審だし,途中まで「いいヒトだなー」と思っていたガーンもマッジにそそのかされてエフィーの傷心につけこむようなプロポーズをするし,それを受けるエフィーもどうかと思うし。
・・・というわけで,誰にも感情移入できない話で,途方に暮れてしまったのでした。

なので,3年前のデンマーク・ロイヤルの公演のときは,食指が動かなくて見にいきませんでした。でも,同じ年に新国立劇場の初演もあって・・・新国立の公演を見ないわけにはいきませんわね。
そして結局,諸般の事情で,あはは,3回も見たのでした。

えーと,詳しくはこちらですが,そのときのジェームス3人については,単純に言うと,踊りはコボー>小嶋>森田,好感度はコボー<<小嶋<<<<<<<<<<森田,という感じでしたねー。

いやー,森田さんはよかったですよ〜♪ 純朴そうな田舎の青年で,今まで知っていた世界と違う美しいモノを見て素直に夢中になっちゃうの。
そうかー,ジェームスって,こういうふうに「いい人」だったのかー。リギンス@苦労知らずのお坊ちゃま,コボー@なんかわかんないけどむやみやたらにエラソーな人,小嶋@恋愛沙汰に不向きな青年(ごめん。当時の話よ,あくまでも),3人束になってもかなわない説得力がありました。

さて,明日の山本さん,あさっての逸見さんはどうでしょうか?(って,見られないけどー)

そして,今回の小嶋さんのジェームスを私がどう思ったかは,明日(?)に続く・・・。(←思わせぶり〜)

 

03年6月29日(日) 出直し青森県知事選,与党系三村氏が初当選。

お休みしますね〜。

★本日の新国立 『ラ・シルフィード』チェルネンコ/マトヴィエンコ 『パキータ』酒井/山本

 

03年6月28日(土) 破産法改正案,未払い賃金3か月分確保へ(法制審議会倒産法部会要綱案)

新国立劇場
『ラ・シルフィード』 志賀三佐枝/小嶋直也
『パキータより』 ディアナ・ヴィシニョーワ/イーゴリ・コルプ

とーっても楽しかったです〜♪
『ラ・シルフィード』がこんなに楽しめる作品だとは知らなかったわ。

だってねー,すっかり忘れてたんだけど,ジェームスがほとんどずっと舞台の上にいるのよ。しかも『白鳥』みたいにおとなしく隅の椅子にすわってるんじゃなくて,たくさんマイムとお芝居があるの。
小嶋さんは,マイムは品がよくてきれいだし,芝居はマッジが出てくると瞬間湯沸し器みたいになるところとか笑っちゃいそうなくらい上手だし,キルトは似合うし,うふふ,堪能いたしました〜♪♪

踊りは普通によかったというか・・・なんとなく,正しいブルノンヴィルスタイルとはちょっと違うんじゃないかなー,という気がしました。(単なる印象。この辺は,よくわかんないの)
あ,もちろん,上手できれいではありました。

困るのは,彼が終始舞台の上にいるので,他のダンサーを見る余裕がないことですわ。

目に入った範囲では(すみません),志賀さんはとてもよかったです。軽やかでたおやかで,ジェームスに恋しているシルフィード。
エフィーの中村さんも可憐な感じでよかったし,シルフのソロを踊った湯川さんには,あら〜,こんなに愛らしい雰囲気も作れるんだ,と感心しました。(大人の役が多いから,そういうタイプだとばかり思い込んでいたのよ)
マッジの西川さんもよかった♪ 初演のときより迫力が出ましたわ〜。

さて,『パキータ』ですが,パ・ド・トロワを踊ったバリノフがよかったですー。きれいだし,見る度に上手になっているような気がするわ。この脚さばきなら,グァーンはもちろん,ジェームスだっていけるんではないか? と思ったくらいよかったです。
(彼のジェームスなら,愛嬌があるから同情できそうな気がするのよ。ほら,ジェームスって,共感しにくい人柄ですよね。性格も頭も悪いからさー。今回の小嶋さんはその典型で,相当問題がありそうな人に見えました。あ,この辺は,後日改めて書きたいと思いますー)

同じパ・ド・トロワに出ていた遠藤さんは,きれいになったなー,と思いました。もともと上手だから,うまくなったという感じとはちょっと違うの。
あと,第4ヴァリエーションの西川さんが,歯切れがいいテクニックで魅力的でした。

ヴィシニョーワは,身体の使い方というか動きの質がやはり違うのだなー,と感心しました。プリマの華は圧倒的ですし,もちろん上手。ただ,好調ではなかったように思います。もっとすごいの何回も見てるもん。

コルプはよくなかったと思います。
跳躍は高いし,回転は速く,この作品に必要な芝居っ気もありましたが,踊りがきれいでない・・・。サポートのときに自分の身体のラインが崩れるのはミスするよりはいいですから不問に付すにしても,ソロのときに,跳躍の後ろ脚とか回転の腕の使い方が美しくないのは困ります。
「バレエの美神」のときはそういう印象はなかったのですが・・・。
『眠り』ならできても『パキータ』ではできない実力だというなら,キーロフのファンとして悲しいですし,もし万が一手抜きなのであれば,新国立のファンとして腹立たしいです。(ミスとか身体の動きではなく踊り方の話だから,調子の問題ではないような気がするの)

ああ,それにしても,火曜日は小嶋さんが『パキータ』踊るのよねえ。
諦めていたんだけれど,今日,下手奥からコルプが出てくるのを見たとたん,「なんとかして見たいっ」という煩悩がむらむらと・・・。(って,コルプに失礼?)

★本日の新国立 『ラ・シルフィード』志賀/小嶋 『パキータ』ヴィシニョーワ/コルプ

 

03年6月27日(金) 社会保険庁で99年から事務処理ミス。厚生年金未払い300億円,過払い24億円。

明日の『ラ・シルフィード』の準備(?)で忙しいので休みます。

☆本日のキーロフ 『オイディプス王/結婚/春の祭典』 ←またもや,歌手しか名前が載っていない。(怒)

★本日の新国立 『ラ・シルフィード』志賀/マトヴィエンコ 『パキータ』ヴィシニョーワ/コルプ

 

03年6月26日(木) ローソン顧客情報56万件が外部流出

今日は,ルジマトフのお誕生日。
昨日の12時を回ったあたりから,ルジ友だちのサイトは皆祝賀モードなのですわ。うふふ,私も参加しとこうっと♪

20代のころのインタビューでそんなに長く踊らないようなコトを語っていた彼が(←具体的には思い出せないの。うーむ,やはり過去の雑誌掲載記録は必要かも〜),40歳を迎える今でもすてきな舞台を見せてくれるのは,私にとって幸せなことだなー,と思います。

♪♪ ありがとう,ファルフ ♪♪

 

03年6月25日(水) 岩手県議会,ザ・グレート・サスケ議員の覆面禁止案を否決。

仙台バレエ公演情報とその英語版に11月19日〜23日「リバーダンス2003」を載せておきました。

東京までわざわざ見にいくほどではないけれど,地元なら行こう。嬉しいな♪ と思ったのもつかのま・・・19日はノボシビルスク『コッペリア』で20日は『兵士の物語』じゃないのよぉ。おまけに,23日は,横浜でキーロフ日本公演の初日があるではないか。

なんだって,こういう日程にするのだ?? 
もちろん,それぞれの主催者さんがそれぞれスケジュールを組むからこうなるんでしょうけれど,なんかさー。3つとも違う種類の公演だからしかたないのかもしれないけれど,私としてはたいへん困る。

ううむ・・・なまじホールがいくつもある都会だからいかんのよね。1000人以上のホールは市民会館一つしかない,というような状況であれば,こういうコトにはならないで,ちゃんと日程が散らばるであろう。
・・・ん? そんな都市では,どの公演も来てくれないか?? 

あ,私のオススメは,もちろんノボシビルスクです。

なにしろこのバレエ団は,『スパルタクス』を上演できるだけの実力のカンパニーなのですわ。
しかも,今回上演の『コッペリア』は,キーロフの『眠り』,『バヤデルカ』を復元したヴィハレフが,1874年プティパ版を復元したものだそうで,そういう意味でも興味深いですー。(『コッペリア』自体の初演は,1870年パリでのサン=レオン振付ですから,ロシアでの初演版なんじゃないかしらん)

というようなコトは,「バレリーナへの道」48号で勉強しました。小嶋さんにつられて買ったのですが,モナコでのヌレエフ・ガラの記事などもあり,なかなか有意義な号でありました。
どこの書店にもあるという雑誌ではないですが,私はイービーンズのジュンク堂かアエルの丸善で買っています。長町のモールの紀伊国屋にもあるという噂です。
ううむ・・・外来資本(?)の書店ばかりではないか・・・。関係ないけど,なんか地域経済の先行きは暗いという気がする話だなぁ・・・。

☆本日のキーロフ
18:00 『ピルリパット姫,あるいは高潔への報い』 コンダウロワ,セメノフ,アダシンスキー
22:00 『くるみ割り人形』 ソログプ,バジェノワ,セメノフ,アダシンスキー

 

03年6月24日(火) 共産党ナンバー4,筆坂政策委員長がセクシャルハラスメントで議員辞職。

Kバレエカンパニー『白鳥の湖』の感想を載せました。

やたらに長いので,読みにくいかもしれません。初めて見る版だったから,その辺りの説明がくどくなってしまったのよね。

あと,デュランテのファンの方と(ダンサーとしての)熊川さんのファンの方は,お読みにならないほうがいいかも〜。

デュランテに関しては全然気に入らなかったのですが,これは,好みの問題が大きいと思います。
熊川さんについては,あれはあれでよかった,と思っているから,悪口を言っているつもりはないです。でも,王子には見えんなー,と終始感じたのも事実で・・・。これは,(たぶん)ご本人が「等身大の王子」を意図していたせいもあるのかもしれません。それと,逸見さんと小嶋さんで見たばかりだったということもあるかもしれませんねー。

 

03年6月23日(月) 日本小児科学会が15歳未満の脳死移植容認を提言。

仙台バレエ公演情報を更新。英語のほうも。

10月30日(木)のスペイン国立バレエ団公演について載せておきました。チケットは21日から発売されているようです。

うーむ・・・見たくもあるが・・・私,音楽がフラメンコだとダメなのよねえ。
あ,これじゃわかりにくいかしらん。ごめんなさい。
なんと呼ぶのかわからないのですが,本来のフラメンコについてくる歌があるじゃないですか。地声を使った歌い方の。アレが苦手なのよ。『ボレロ』とかそうでない作品も入っているのは確かだから,見にいこうかな,どうしようかな。

 

03年6月22日(日) イラクが原油輸出を再開 

まもなく小嶋さんの『ラ・シルフィード』,そして『パキータ』♪

だから現在の表紙は『ラ・シルフィード』になっているわけですが・・・次をどうしたものか。当然,ルジさんの『ドンキ』にふさわしいモノをどこかから探してこようと思っているわけですが・・・『ドンキ』らしいモノってなにがあるでしょ? そのあとは『ノートルダム・ド・パリ』だけれど,これも難しい・・・。
今日,いくつかの素材提供サイトさんを回ってみたのですが・・・途方に暮れるのでした。

ところで,その『ラ・シルフィード』のイラストを使わせていただいている「華麗なバレエの王子様」の姉妹サイトの「バはバレエのバ」を,リンクのページに追加しました。

お上手なイラストがたくさんあって感心するばかり。(あ,こちらは素材ではないそうですからご注意くださいね。念のため)
舞台の感想のページもイラスト入りで,宮内/小嶋の『白鳥』もあるのよん。

☆本日のキーロフ 『眠れる森の美女』 アユポワ,コルサコフ,バジェノワ,ポノマリョフ

 

03年6月21日(土) 共産党,綱領改定案で天皇制を事実上容認。自衛隊も当面存続。

ギエム・プロデュース「三つの愛の物語」の感想を書きました。一覧表にも追加

この間日記に書いたように,決して絶賛モードではありません。ムッルと斎藤さんと高岸さん,それからアシュトン(笑)のファンの方はご注意くださいね〜。

☆本日のキーロフ 『白鳥の湖』 ザハロワ/ゼレンスキー(←ロシア語サイトによる)

 

03年6月20日(金) 公益法人改革,非営利法人課税は先送りへ

休みます,というか・・・

ダンスマガジン7月号についてのメモ(今さらっ)

英ロイヤル・バレエ/ヌレエフを賛えて/イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド,海賊,ライモンダ,アポロ,愛のイメージ,サージ,ラ・シルフィード/マカロワ版『眠れる森の美女』/インタビュー 熊川哲也,イレク・ムハメドフ,タマラ・ロホ,ヨハン・コボー,イナキ・ウルレザーガ

モーリス・ベジャール・バレエ/魔笛

New File on Dancers/橘るみ

男性ダンサーへの10の質問/首藤康之

特別企画 ローラン・プティ/ローラン・プティ・グラン・ガラ スペードの女王,ノートルダム・ド・パリ,失われた時を求めて,カルメン,アルルの女,タイス,ダンシング・チャップリン,チーク・トゥ・チーク/インタビュー ローラン・プティ,コッペリア,若者と死/リーラン・プティ年譜/プティと歩くパリ/プティ・マジックと音楽 旅芸人,ランデヴー,狼,ノートルダム・ド・パリ,カルメン,クラヴィーゴ,若者と死,囚われの女/若者と死/『白鳥の湖』と呪い/カルメン/長靴をはいた猫,プルースト/インタビュー ルシア・ラカッラ,上野水香,イルゼ・リエパ,ニコライ・ツィスカリーゼ,マッシモ・ムッル,ジェレミー・ベランガール

ダンスマガジン・インタビュー ギレーヌ・テスマー/ピエール・ラコット,ルドルフ・ヌレエフ,バランシン,プティ,ベジャール,フォーサイス,ミカエル・ドナール/ラ・シルフィード,ツィガーヌ,オルフェオとエウリディーチェ,牧神の午後,ジュエルズ,浄められた夜,水晶宮,チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ,セレナーデ

パリ・オペラ座バレエ/パトリス・バール ドガの小さな踊り子

ピナ・バウシュ/青い鳥を見た夜/イスタンブール

バレエの見方23 長野由紀 白鳥の湖3

東京シティ・バレエ/石田種生の世界2/舞踊詩 まほろば断章/伝説/妖/ヒロシマの残照/女面−光と影−

H・アール・カオス/忘却という神話

日本とウクライナの若きアーティスト達/バレエ・レッスン『海賊』ハイライト,瀕死の白鳥,ゴパック

安田美香子バレエ団/ジゼル

第14回ヤング・バレエ・フェスティバル/パキータ,ストラグル,卒業舞踏会

馬場美智子アカデミ・ド・バレエ/ラ・バヤデール/アレン・ボッタイーニ,ミュンヘン・バレエ

舘形比呂一×佐々木大/レディ・マクベス/上田遥

S・I ART WAVE PLANET/Sinn

ウィーン・バレエ・アカデミー 初来日

新国立劇場バレエ ダンサー・オーディション/厚木三杏

第29回橘秋子賞/吉田都,志賀三佐枝,永江巌,足立恒

高橋竜太

インタビュー 福島昌美,邵治軍,吉本泰久

パリ・オペラ座バレエ 03−04シーズン

ブノワ賞/ラカッラ,スタヴィツキー

英ロイヤル/フェリ,ロミオとジュリエット

ジェニファー・ゲルファンド 引退

ガリーナ・ウラーノワ基金

ABTオープニング・ナイト・ガラ

英ロイヤル/チャールズ皇太子 総裁就任

ローザンヌ・コンクール 留学・研修先

Q&A/アダム・クーパー

ビデオ/熊川哲也 Kバレエカンパニー 眠れる森の美女

写真集 熊川哲也 バレエが選んだ男

 

03年6月19日(木) WHO,SARSについて事実上の制圧宣言。

DMは到着しました。よかった,よかった。

 

03年6月18日(水) 地方税財政「三位一体」改革。税源移譲8割目標,補助金3年で4兆円減で決着。

光藍社からのDMが来ないっっ!!

 

03年6月17日(火) 政府税調中間答申,高齢者の所得課税強化の方向へ。

英語版のほうでちまちまと更新作業。

あと,小嶋さんの雑誌掲載のページというのも作っておきました。

彼のにしてもルジさんのにしても,最近記憶力が落ちてきていることでもあり(とほほ),過去のも作ると便利だなー,と思うんだけど,そこまで手が回らないのよねえ。

 

03年6月16日(月) 与党,40日間会期延長で合意。イラク特措法に全力へ。

仙台バレエ公演情報を更新

11月20日(木)宮城県民会館でのストラヴィンスキーの音楽劇『兵士の物語』に,新国立の酒井さんとスタダンの西島さんが出演するそうです。

『パルコ劇場』のサイトに,東京をはじめ全国公演の日程が載っています。ここのサイトもリンクの条件が面倒なのでリンクしませんが,興味のある方は検索してみてくださいませ。盛岡や郡山にも行くみたいです。
内容については,仙台の制作会社のサイトでわかるんじゃないかな。(こちらはリンクを張っています)

ううむ・・・それにしても,ノヴォシビルスク『コッペリア』の翌日なのよねえ。いくら地元とはいえ,平日2日連続観劇はきつい・・・。

 

03年6月15日(日)

昨日は,シルヴィ・ギエム・プロデュース「3つの愛の物語」を,今日は,Kバレエ・カンパニー『白鳥の湖』を見てきました。

以下,両方とも悪口を含みますので,これから御覧になる方,既に見て感動している方は,ご注意くださいませ。

 

6月14日 「3つの愛の物語」 グリーンホール相模大野

期待ほどではなかったけれど,よかったです。

『3人姉妹』 ギエム/ムッル

よい作品のよい上演だったと思います。
ギエム@マーシャの抑えた中に情感のある表現がすばらしかったですし,ダウエル@クルイギン(その夫)の哀愁あふれる野暮ったいおじさんぶりも見事。トラナ@オリガ(長姉)とかヘイドン@トゥーゼンバッハ(決闘で殺される妹の婚約者)など,周りもよかった〜♪
これで,ヴェルシーニン(マーシャの不倫相手というか・・・)がもう少し踊れるダンサーだったらなー,と残念に思いましたが,まあ,ムハメドフと比べてはいかんというコトでしょうかね。ムッルはかっこよくはありました。

『カルメン』 斎藤/首藤

斎藤さんのカルメンはミスキャストだろうなあ,と予想していました。果たしてそうだと思いましたが,わかっていたことなので,それなりに楽しみました。ショックだったのは,高岸さんのエスカミリオもミスキャストだったこと。容姿と雰囲気はいいのですが,踊りにキレのない闘牛士は困る・・・。
首藤さんのホセはまずまずよかったと思います。

『マルグリットとアルマン』 ギエム/コープ゚

話の展開が速すぎて,物語に全然入り込めませんでした。(つまり,感動できなかった)
ギエムもコープもダウエルもよかったのですが・・・。なので,この3人でノイマイヤー版『椿姫』を見せてもらいたいなー,と思いました。
ギエムとコープのパートナーシップがすばらしく,世界バレエフェスでの彼女のパートナーが彼でないのが残念ですー。(あ,もちろん,ル=リッシュが見たくないというわけではないですよ。彼は彼で,別のバレリーナと参加すればいいじゃないの。ねえ)

 

6月15日(日) 『白鳥の湖』 デュランテ/ホジキンソン/熊川

全然感動しませんでしたが,たいへん楽しかったです。

あ,これはブルメイステル版だわ,ん? ロイヤル風? おお,これはきっと独自の演出だわっ♪ 等々,考えるのがすごく楽しかったの。
『白鳥』って,こういう楽しみ方もできるから好きだわ〜。

で,全体としては,わかりやすくて,とてもよい演出だと思いました。

特に感心したのは,舞踏会のキャラクターダンスの扱い。
ナポリとスペインしかないのですが,ナポリは,結婚したくないという王子に憤っている王妃をとりあえずごまかすための家庭教師の計らいなの。だから,この踊りの間,花嫁候補は要領を得ない顔つきで立ったまま待たされている(笑)。
そして,スペインは,ブルメイステル版を踏襲して,ロットバルトの手下。踊っている間から,オディールをちらちら見せる,というアレです。
ただの舞踏会の余興ではなくて意味があるのが親切ですし,ダンサーのレベルから考えて,踊りを減らしたのは賢明だと思うわ。

オデットとオディールは別のダンサーでしたが,これには演出上の意味はないみたい。デュランテの体力の問題と,自前のダンサー長田佳世さんに,オデットはまだ早いにしても地方公演のオディールは踊らせよう,そうやってダンサーを育てよう,という配慮だろうと思います。

意味もなく自分の踊りを増やすようなファンサービスはしないで『白鳥』の大枠はきちんと保っているし,うん,熊川さんは,優秀なディレクターだと思うわ〜♪

チケット代とプログラム料金は,舞台の質に比べて高いとは思いますが,補助なしであれだけの装置・衣裳を作って,(地方公演への輸送代もかかるだろうし,大きな倉庫もいるだろうし),演奏もオーケストラで,ダンサーにも給料を払っていると聞けば,文句を言う気は起きません。
もっとも,同じ価格でまたこの『白鳥』を見にいくか? と聞かれれば,返事に窮するわけですが・・・。

そうそう,衣裳ですが・・・白鳥たちは膝下丈のチュチュでした。張りのない細い布を重ねたモノなので・・・えーと,張りがないから,あまり広がらないで脚の周りで垂れているの。で,それが,その・・・AMPの『白鳥』の衣裳に似て見えて・・・つまり,笑ってしまいました。すみません。
真面目な話をすれば,オデットだけは普通のチュチュに光モノが付いている感じだったので,非常に違和感がありました。

デュランテは,上手ですが,私の苦手なタイプのオデットでした。演技しすぎで情感が損なわれるのよ。
ホジキンソンはよかったです。(デュランテや日本人ダンサーと比べてしまうせいもあるでしょうが)頭が小さくてプロポーションがいいの♪ 踊りももちろん上手だし,小悪魔的な雰囲気もある。美しく輝いていました。

熊川さんの王子役は6年ぶり(!)に見ましたが,まぁぁ,しばらく見ない間にこんなに立派になって・・・という感じ。
気品ある,という感じはしないですが,マイムがうまく,なにより堂々たる貫禄。舞台の上で飛び抜けてエライ人だというのが一目瞭然でした。(いや,芸術監督だから,実際エライわけだが)
踊りは,王子なんだから腕(というより手かな?)の使い方にもう少し優雅さがほしいなー,ソロはさすがのテクニックだけれど,難しすぎるコトをして乱れるのは困るなー,と思いましたが。

余談
たしか会場でいろいろなグッズを売っていたはず・・・と思って,見物するのを楽しみに早めに会場に着いたのですが,携帯ストラップくらいしかなく,とてもがっかり。なぜなのだろーか?
それにしても,公演の度にビデオが発売されているのねえ。1万円弱というのは高いとは思いますが,熊川さんのファンの方はいーなー。うらやましーなー。

 

03年6月14日(土) 公的年金(厚生・国民)01-03年度で赤字転落の見通し。積立金取り崩しも?

《お休み》

 

03年6月13日(金) 宮城県浅野知事,田島副知事案を6月議会に再提案へ

えー,昨日はかなり飲んだため,ごあいさつが遅れました。
おかげさまで,表紙のカウンターが9万を超えまして,これも皆さまのおかげ。感謝申し上げます。

さて,「バレリーナへの道」48号に,全国舞踊コンクール60周年記念特集があって,小嶋さんのインタビューが載っているということだったので,今日大きな書店に行って,買ってきました。

インタビューの内容は,なんというか・・・説教くさいですなー。(笑)
この雑誌の読者の方には有意義でしょうが,私にはさして面白くないものでした。うん,雑誌の性質と取材の趣旨を踏まえて対応しておってさすが立派だ,と考えておくことにしよう。
ジュニア当時の写真が載っているのですが,ほっぺがぷっくらしていてかわいい♪ (あ,客観的にはかわいくないかも・・・。堀内兄弟や熊川さんは,客観的にもかわいいですー)

別の特集に菊地研さんのインタビューがあって,『デューク・エリントン』のときは小嶋さんの家に泊めてもらっていたと書いてありました。ふーむ,もしかして,面倒見のいい人なのだろうか?

そうそう,出演予定のページに,新国立の新潟公演を追加。

あと,明日はギエムを見にいくので休みますー。

 

03年6月12日(木)

《お酒を飲んだためお休みしました》

 

03年6月11日(水)

で,すぐまた新国立の話題に戻る。(笑)

ファンサイトさんに,『ラ・シルフィード/パキータ』のソリスト・キャストが載っております。

ふーむ,グァーンとエフィは土日同じキャストか・・・。なら,やっぱり日曜日は見なくていいわね。こういう精神状態では,チェルネンコがどんなにいい舞台を見せてくれても,全然楽しめそうにないもの。あ,でも酒井さんの『パキータ』はよさそうだし,どうしたものか・・・。

と思っていたら,今度は新国立劇場こちらのページに,新潟公演のお知らせが載りました。

小嶋さんは『ジゼル』パ・ド・ドゥに,きゃああ,志賀さんと『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』ですって〜♪ これ,見たことないのよぉ。
他にもいつもは主役を踊らない方のパ・ド・ドゥがあるし,わ〜い,見にいっちゃおうかな。行けるかな?
あら,酒井/山本の『パキータ』まであるわ。じゃあ,こっちで見ればいいわね。

・・・という思考過程を経て,日曜日のチケットを払い戻す決心がつきました。よかった,よかった。(←よくないような気もするけどー)

あ,新潟県民会館に問い合わせたところ,オーケストラはつかないとのことでした。

それから,3年前の『テーマとヴァリエーション/ラ・シルフィード』の感想を載せておきました。
『ラ・シルフィード』については,小嶋さんを誉めていないし,コール・ドについては貶していますが,3年前だから割り引いて読んでくださいね〜。(←なら書くな?)

☆本日のキーロフ 『ジュエルズ』 ザハロワ,パヴレンコ,ゴルプ,オストレイコフスカヤ(でも,ロシア語サイトには,ザハロワ,ニオラーゼ,グメロワ,パヴレンコ,オストレイコフスカヤ と書いてあるの・・・)

 

03年6月10日(火) 02年度過労死,過去最多の160人(厚労省まとめ)

今日は珍しくもルジマトフの話題を。(笑)

criticaldance com.というサイトさんの掲示板で,先月ロンドンで行われた「ペテルブルクのバレエ・スターたち」のスレッドを発見しました。

英語なのですが,劇場(ロイヤル・アルバート・ホール)のプレスリリースが載せられたり,参加者の方のレビューもあれば英国の新聞のレビューへのリンクもあり,ニオラーゼ,マハリナ,ツィスカリーゼなどへのインタビューもあるという充実ぶり。(あまりに充実していて,よく読んでないんだけどー)

そして,写真もけっこうあるの。ルジさんの金の奴隷もありますよ〜♪ 

☆本日のキーロフ 『海賊』 トゥカチェンコ,コルサコフ,シショフ,コンダウロワ(ロシア語サイトによる)

 

03年6月9日(月) 英政権,ユーロ導入を当面見送り。

仙台バレエ公演情報を更新

10月のサンクトペテルブルク・アカデミー・バレエと11月のノボシビルスク・バレエの情報を追加しました。チケットは,6月1日から既に発売されています。

サンクトペテルブルク・アカデミーのほうはですね,嬉しいことに『ジゼル』だそうです。仙台で『ジゼル』というのはすごく久しぶりの気がするわ〜。たぶん,前に見たのはボリショイで,ベスメルトノワ/ヴァシュチェンコだから・・・う〜む,何年前かしらん?

で,ノボシビルスクのほうは『コッペリア』だそうです。これは,ヴィハレフ演出だから・・・たぶん復元版ですね。非常に貴重なモノが見られそうで,たいへん嬉しいです〜。
是非見にいこうっと♪

プレイガイドに行ってちらしを入手してきたのですが,サンクトペテルブルク・アカデミーのほうは,ちと「ううむ?」でした。芸術監督のペトゥホフの写真が,なんだか・・・。実際はもっとすてきなのになー。
ノボシビルスクのほうは,準備が間に合わなかったみたいで,白い紙にワープロ打ちのコピーなんだわ。とほほ。で,「ロシア三大バレエ劇場の一つ」と書いてあるの。そうなのだろうか? 去年キエフ・バレエが来たときも「ロシア三大バレエの一つ」とかなんとか言って宣伝していたのよねえ。ま,主催者が違うから気にしないことにしておくか・・・。(だいたい,キエフはロシアじゃないしさー)

☆本日のキーロフ 
マチネ ワガノワバレエ学校卒業公演
ソワレ オイディプス王(←オラトリオか何か)/結婚/春の祭典

ニジンスカ振付『結婚』とニジンスキー振付『春の祭典』のキーロフ初演のはず・・・。なのに,キャストが書いてないのはなぜなのっっ?(怒)

 

03年6月8日(日) 北朝鮮貨客船「万景峰号」新潟入港取りやめ。日本の厳戒態勢を非難。

新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』宮内/小嶋の日 の感想を書きました。英語版も西川/逸見の日といっしょに追加。

ココに散々書いたから,二番煎じというか,出がらしというか・・・いつもよりは簡潔になっております。(・・・え? そうでもない?)

そうそう,もう一つマニアックな話。
小嶋さんはテクニシャンでもあるから,グラン・ジュテも,ふわっと大きく跳ぶのとか直線的に進むのとか空中で止まるのとかいろいろできるのよん。
『白鳥』1幕1場の最後に湖に向かって舞台を去るときは,直線的なジュテで,キレがあって,とてもかっこいいの〜♪

 

03年6月7日(土) 陸上200メートル走,末続選手20.03秒の日本新記録(今季世界最高)

新国立劇場への苦情の手紙を書き終わりました。明日もう一度推敲するけれど,一応自分でも納得できる感じにはなりました。
舞台の感想を書く20倍くらい,仕事の書類の10倍くらい疲れたわよ。

書いている途中で,なんだってこんなコトをしているのかなー,と自分の所為を不審に思いましたが・・・うーむ,新国立というのは,私にとってはそれだけ大切なバレエ団なのよねえ。

で,それは結局,小嶋さんのバレエ団だかららしい。もし彼が今でも牧の専属だったら,新国立の舞台は年に数回しか見にいかないような気がするもの。
キーロフも同じコトで,もしルジマトフがボリショイのダンサーだったら,私はボリショイのファンになっていたことでしょう。

あのー,書いているうちに不安になったのですが・・・これってもしや,バレエ団のファンとして邪道??

 

03年6月6日(金)  盧武鉉韓国大統領初来日

えーと・・・今日も新国立『白鳥』の話。

黒鳥のパ・ド・ドゥの最後のところですが,西川さんも宮内さんも両腕を交互に上げるシェネ(いや,それともピケか?)でした。私,ここは,アラベスクで王子を誘惑するように(じらすように)後退していくのが好きなので,かなり残念だなー,と・・・。
そういえば,酒井さんもシェネ(またはピケ)だったかもしれないなー,いや,高橋さんはアラベスクだったような気がする,キーロフもそのはず・・・と,思い起こしているうちに混乱してきて,マハリナ/ゼレンスキーとグメロワ/コルプのビデオを出してきて確認。

で,小嶋直也という方はおそろしく上手なダンサーなんだなー,と思いましたが,まあ,好みというコトもあるだろうし,この際関係ないから,それはおいといて・・・マハリナもグメロワもシェネ(またはピケ)でした。

ありゃりゃ,そうすると,アラベスクで下がっていくというのは,私の記憶違いなのかしら? それとも,セルゲーエフ版ではなく,他の演出で見たのかしらん??

ついでに,グメロワのほうの終幕も見たのですが,クズネツォフ@ロットバルトが,踊りがキレていてよかったですー。しかし,あの白塗りのメイクはなんとかしてほしいと切に願います。キーロフのロットバルトは,以前はあんなに妙なメイクではなかったと思うんだけどー?

 

03年6月5日(木) 地方分権改革推進会議の意見書決定。税源移譲は実質先送り。

怒ってばかりいると美容によろしくないですし,第一せっかくの『白鳥』の記憶が薄れるのはもったいないですわね。

なので,小嶋モードに戻ります〜。

私ね,乾杯の踊りでの彼のステップが好きなの。
スキップ・・・ではないよね? シンコペーションと言えばいいのか? いや,たぶん違う・・・。 とにかく,3拍子の1拍目で右足で軽く床にふれるところが音楽的でとてもきれいなのよん。

それから,男女縦2列ずつになって,男性は杯を掲げてポーズを決めて立っているところ。
後ろのコール・ドがみんな足を5番にしているから,たぶんそういう振付なのだと思うのですが,肝心の先頭の2人(王子とパ・ド・トロワの男性)はけっこういいかげんなときがあります。(よく言えば,違うポーズをとっている) でも,小嶋さんは,そういうところも絶対に疎かにしないの。当たり前のコトなのかもしれないけれど,そういうところも好きですー。
今回は,バリノフもきちんと5番で決めていて,そうそう,こうでなくちゃ♪ と思いましたわ〜。

☆本日のキーロフ 『ジュエルズ』 アユポワ,ニオラーゼ,グメロワ,パヴレンコ,コルスンツェフ

 

03年6月4日(水) 中東新和平案,米を含む3首脳が履行合意。2つの国家共存を宣言したが・・・。

苦情の手紙を書くのは難しいですねえ。

夜書いたラブレターは翌日読むと恥ずかしいというけれど,この種の手紙にも似たところがあるらしい。
なので,新国立に出す手紙は,この週末に頭が冷えてから書くことにします。

ということは,つまり,私は今も頭に血が上っているわけです。

ゲストを呼ぶのが悪いとは言わない。
例えばテンマーク・ロイヤルのダンサーとか『ラ・シルフィード』に定評のある方なら,いい舞台になる保証があるし,劇場のダンサーのお手本あるいは参考にもなるから,それも結構でしょう。あるいは,キエフから呼ぶにしても,例えばフィリピエワのようなビッグネームなら(役に向いているかどうかはわかりませんが),集客の役に立ちそうだから,それなりに納得はできる。

しかし,ハタチの無名の新人,レパートリーに『ラ・シルフィード』があるのかどうかさえプロフィールに書けないようなダンサーを代役に呼んで,なにかいいコトがあるんですかね?

私が思うに,既にこの日のチケットを買った方は,乱暴に分ければ,
1 真忠さんが見たかった
2 マトヴィエンコが見たい
3 酒井/山本の『パキータ』が見たい
4 日曜日が都合がよい
のいずれかだと思われます。(どのカテゴリーが多いかはわかりませんが)

で,2〜4の方は,誰がシルフを踊っても見にくることに変わりはないから,それなら,劇場のダンサーが踊ったほうが,代役の方の経験になるし,経費も安くてすむでしょう。

1の方については,さらに,おおまかに言って
1-1 真忠さんのファンだから
1-2 新国立のファンだから
1-3 期待の新人を見たかったから
に分けられるでしょう。

1-1の方にとっては,誰が代役でも,残念なのは同じですね。1-2は,例えば私で,たぶん皆さん怒りまくったり呆れかえったりしています。(ウチにも何通か私の心境に同感を表すメールが来ました) ですから,このような観客に対しては,今回の人選は大きなマイナス。1-3は・・・人によるでしょうが,新国立の別の新人が踊っても,見てくれそうな気がします。

ですから,既にチケットを持っている観客に対しては,この人選によるプラス要因はほとんどないと思うわけです。

とすれば,まだ買っていない方に対してアピールできるかが問題ですが・・・

最初に書いたように,今回の方では,たいして期待は持てないでしょう。
日本のバレエの観客は,一般に外国人好きですが,外国人なら誰でもいいというわけではないですよねえ。真忠/マトヴィエンコでは二の足を踏むが,チェルネンコ/マトヴィエンコなら喜んでチケットを買うという方ってそんなにいるのでしょうか? キエフ・バレエには失礼ですが,パリオペやボリショイやキーロフや英ロイヤルについているような,コアなバレエ団ファンがそんなにいるとも思えないし・・・。

ルンキナやセミオノワの日本デビューのような一大キャンペーンでもすれば別ですが,新国立劇場にはそういう山っ気はないように思うし,第一,公演までの時間がない・・・。

・・・と考えれば考えるほど,いったいウチのバレエ団(←主観的にはそういう感じなの,私にとって)は何を考えているのか??? と腹が立ってくるわけです。

それにしても一番悲しいのは,そうか,新国立が呼ぶなら,チェルネンコという方はきっといいバレリーナに違いない,と自分自身が確信を持てないコトです。
マトヴィエンコが推薦したか,少なくともいっしょに踊ることを承知したのでしょうから,大丈夫だと思いたいですが・・・ううむ・・・ほんとうに大丈夫なのかなぁ???

ああ,もう・・・私に営業妨害みたいなコトを書かせないでほしいわ,全く・・・。(泣)

☆本日のキーロフ 
マチネ ワガノワバレエ学校卒業公演
ソワレ 『ジゼル』 ソログプ/ルジマトフ

 

03年6月3日(火) エビアンサミット閉幕。議長総括で拉致解決に言及。

《深酒したので休みました》

 

03年6月2日(月) 02年度決算で税収不足1兆円超え濃厚。歳入欠陥の恐れも。

新国立劇場『ラ・シルフィード』のキャスト変更(29日)

真忠久美子さんがけがで降板。代わりに,キエフ・バレエのアナスタシア・チェルネンコという方が出演するそうです。(ジェームズは,マトヴィエンコ)
詳しくは,新国立劇場こちらへ。

真忠さんは2度目の主役というかクラシック作品の初主役なので楽しみにしていました。残念ですが,次の機会に向けて,大切にしていただきたいと願っています。

で,代役の人選ですが・・・唖然とし,憮然としております。

あら,マトヴィエンコがマラーホフの真似してるわ〜,とか面白がる手もあるかとは思うのですが,ことが新国立では,そういう心境にはなれませんわ。

劇場に文句を言う手紙を執筆中で忙しいため,本日は以上といたします。

☆本日のキーロフ 『ドン・キホーテ』 ザハロワ/ゼレンスキー

 

03年6月1日(日) 日,中,タイなど11か国でアジア債券基金設立へ。総額10億ドルの資金を地域内還流。

壁にかけてある新国立劇場のカレンダーをめくったら,今月は酒井/小嶋の『ラ・シルフィード』の写真でした。

冒頭の眠るジェームズをシルフが見ている場面で,率直に言って,うーむ,眠っているようには見えませんなー,と評さざるを得ないのですが,ま,いいや。最近とみに演技が上達しているから,今度はちゃんとうたたねしているように見えるであろう。

今月末は,久々のキルト姿が見られるのよね。うふふふ。

・・・えーと,それはそれとして・・・西川/逸見の『白鳥の湖』の感想を書きました。一覧表も追加しておきましたので。

☆本日のキーロフ マチネ『ロミオとジュリエット』 オブラスツォヴァ/ファジェーエフ

 

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