「架空の庭」の入り口へ 

Library

図書館(図書室)や書店・本棚など本のたくさん出てくる小説・コミックスのご紹介をしています。

■図書館・図書室              図書館・図書室|書店本棚・書斎・本

『エリザベスは本の虫』(文=サラ・スチュワート 絵=デイビッド・スモール アスラン書房)

Amazonへ生まれてすぐに字を覚えたエリザベスはあっという間に本の虫になった。寝る間も惜しみ本を読み、デートをするより本が好きな彼女の家は天井まで本に埋め尽くされてしまう。

これ以上本が入らないことに気づいたエリザベスがどうしたかというと?

 

 

『青い図書カード』(ジェリー・スピネッリ 偕成社)

Amazonへどこからか舞い込んできた、不思議な青い図書カード。
友達と一緒に悪さばかりしているマングース。テレビづけの生活を送っていたブレンダ。母親を亡くし、叔父と生活をしているソンスレイ。移動図書館で、ハイジャックに巻き込まれたエイプリル。

一枚のカードが引き起こす、4つの小さな物語を収録。

 

『未来少女アリス』(ジェフ・ヌーン ハヤカワ文庫)

ある気だるい昼下がり、アリスは謎かけが大好きなオウム(ホイッパーウィル)を追いかけて、時計の中に落ちていった。そして、たどりついた先は、1998年のマンチェスター。自分の存在した過去に戻るため、アリスの最後の冒険がはじまった……!
全編に言葉遊びが散りばめられた素敵な本。
アリスがある探し物をしに行く図書館は、中央図書館という名前がついているが、本の並び方は独特。

 

『愛のゆくえ』(ブローティガン 新潮文庫)

Amazonへ風変わりな図書館に勤めている男が主人公。彼は三十五人か、三十六人目の図書館員である。彼の勤める図書館は、さまざまな人が自由に書き上げた作品を受け取り、登録し、保管するというところだ。作品を持ち込んだ人は、好きな棚に自分が書いた本を置き、それで満足して帰っていく。

図書館から外に出ることなく暮らしていた男のもとに、ある日、ヴァイダという娘が現れた。彼女は自分のあまりにも美しい肉体を憎み、それについて書いた本を持ち込んだのだ。そして、その日から、男と彼女との奇妙な関係が始まった。

 

『リリス』(ジョージ・マクドナルド ちくま文庫)

Amazonへ大学での勉学を終え、家領地の管理をはっきり引き受ける前の休暇の間、「私」は伝来の屋敷の図書室で科学に関する古今の本をよみふけっていた。ある日、書棚の中にぽつんと置かれた絵に目を留めたのが、背の高い老人を最初に見たきっかけだった。そして、その老人のような影(彼は、「私」の家に昔いた司書らしい)を追いかけ屋根裏部屋へと行った「私」は、そこに置いてある姿見を見た瞬間、ヒースの原野にいた……。

原文をお読みになりたい方はこちらへ。

『鋼の錬金術師』(荒川弘 スクウェア・エニックス)

エドワードは「鋼の錬金術師」と呼ばれる国家錬金術師。
かつて、エドワードとアルフォンスの兄弟は、亡くなった母親をよみがえらせるために、錬金術の中でも禁断の「人体錬成」を試みようとした。しかし、「人体錬成」は失敗に終わり、兄弟は大きな犠牲を払わざるを得なかった。
現在も連載中の人気コミック。

作中に出てくる図書館は、「全蔵書を読みきるには人生百回くりかえしてもまだ足りない」といわれている国立中央図書館。本館、分館がある。

『図書館戦争』(有川浩 メディアワークス)

昭和最終年度に成立・施行された「メディア良化法」に対抗するため、通称「図書館の自由法」(実際は図書館法第四章)は成立した。メディア良化法を根拠法とした、各種メディアをほとんど任意で取りしまる権限を持つメディア良化委員会と、その唯一警戒すべき「敵」公共図書館の抗争はしだいに激しくなり、互いに防衛力まで持つようになる。

その両方の施行から三十年が経過した現代。 笠原郁は、新図書隊員として練成教育を受けていた。関東圏で防衛員を第一志望にした初の女性である彼女を取り巻く環境は、なかなかに厳しく、特に堂上教官は彼女を目の敵にしているようだが……。

『オレンジ分館のすてきなクエスチョン』(石和青 文芸社)

Amazonへ図書館補助員の穂高和こと「ぼく」は、今日もオレンジ分館で実習中。本の貸し出しをしたり、リクエストを整理したり、レファレンスをしたりと大忙しだ。ある日、児童用のリクエスト箱に「サンタクロースはいるんですか?」という質問が入っていた。
その質問に「ぼく」が答えることになって……。

図書館員の仕事ぶりを垣間見ることの出来る一冊。

 

「サヨナラの約束」(『まだ八月の美術館』収録 岩館真理子 集英社)

10年ぶりに東京から地元へ帰って来た「妹」のあゆ子。「お姉ちゃん」と彼女は自分を呼ぶが、実際は血のつながりはなく、一緒に暮らした期間も短いため「妹」という実感はうすい。
車でお墓参りへ行く途中に、「妹」は屈託無く話す。通り過ぎるお店の話や、昔通った小学校の話。そして、小学校の図書館の話を。
読みきり短編集の中の一編(コミック)。

『図書館戦隊ビブリオン』(小松由加子 集英社コバルト文庫)

Amazonへ体育委員になりたくないという理由から、図書委員になってしまった仁科昭乃は、初めての委員会活動に参加して、図書委員になったことを早速後悔する。
先輩の図書委員は一人をのぞいて仕事をしておらず、たった一人の先輩は田舎ではあまり見かけないロボット。

しかも、書庫に入った昭乃たちは、中型犬ほどもある巨大な紙魚(しみ)を見てしまう! 次の日のカウンター当番をさぼろうとした昭乃だが……。

『図書館戦隊ビブリオン U』もあり。

『GOSIKCs 春来たる死神』(桜庭一樹 富士見ミステリー文庫)

Amazonへ1924年。フランスとスイスとイタリアに国境を隣接する、長い歴史を誇る国ソヴュール。その山間に位置し貴族の子弟の教育をする名門、マルグリット学園に東洋から一人の少年がやって来た。彼の名は久条一弥。 図書館の上にある植物園で過ごす少女ヴィクトリカ――人形のような容姿、老人のようなしわがれ声、小さな頭の中に優れた頭脳を持つ――と彼との出会いとその後の冒険を描く物語。
短編集。

 

『キノの旅 U』(時雨沢恵一 電撃文庫)

Amazonへありとあらゆる本が存在する「本の国」。キノとエルメス(二輪車)がたどりついたのは、図書館や本屋が数多く存在し、国民が「寝ている時以外は本を読んでいる」とまで言われる国だった。
その国でキノは本が大好きなのに、その国を出て行こうとする人間に出会う……。

人間キノと言葉を話すモトラド(二輪車)エルメスの旅を綴る連作短編集。

 

『架空の王国』(高野史緒 ブッキング)

Amazonへ一九九三年の八月二日。古文書学の権威、ニコラス・トゥーリエに会うために、瑠花はボーヴァル王国のサンルイ大学図書館へとやって来ていた。しかし、未来の指導教官になるかもしれない彼に会うのをためらっているうちに、彼は心臓発作で急死してしまう。
彼の残したラテン語の叫びと、行方不明のある文書を手がかりにし、彼の死の真相を探っていくうちに、瑠花はボーヴァル王国に隠された秘密に巻き込まれていくのだが……。

 

「本を隠す」(「ハヤカワ文庫 秋のHOT HIT 100」収録 田中啓文 早川書房)

ブックリハウス城は中世に建設された城で、千年の歴史を誇っている。持ち主は先年、ブックリ家から今の主人に変わり、現在城にいるのは、主人と執事のみ。
その城に、本能寺と名乗る探偵がやって来た。ブックリハウス城所蔵の機構本を盗むという手紙が今の主人のところに舞い込んだのだ。さて、犯人は?

ブックリハウス城の本は、図書室、雑誌の塔、本の塔に分類され、特に貴重な本、愛着のある本が図書室に置かれている。

『騎士の系譜』(高里椎奈 講談社NOVELS)

Amazonへ王家に生まれながら、投獄、国外追放された王女フェンベルク(フェン)は、旅を続けていくうちに、ソルド王国にたどり着いた。そこで、王立騎士団の騎士見習いの少年・ロカと出会ったフェンだが、ある日、国立蔵書館でソルド王国を揺るがす計画を偶然耳にしてしまう。
慌てて逃げ出した二人は……。

普通の紙以外の蔵書も収蔵された蔵書館が登場する。

 

「文字禍」(『中島敦全集1』収録 ちくま文庫)

Amazonへ「文字の霊などというものが、一体、あるものか、どうか」(p.39)

この一文で始まる短編。アッシリアのアシュル・バニ・アパル大王の治世二十年目の頃、アッシリアの都市ニネヴェの宮廷に妙な噂があった。毎夜、図書館で怪しい話声がするという。
色々な探索の結果、 それが書物あるいは文字の霊だということまでは検討がついたが、その性質についてが判らない。大王に命じられ、未知の精霊について研究をはじめたナブ・アヘ・エリバという老博士の達した結論とは?

「文字禍」をお読みになりたい方は青空文庫へ。

『ふしぎな図書館』(村上春樹 佐々木マキ 講談社)

Amazonへ市立図書館に本を返しに来た「ぼく」は、オスマントルコ帝国の税金集めについて知りたいと言ったばっかりに、奇妙な読書室に通されてしまう。そこには羊男がいて、「ぼく」を迎えてくれた。そこで「ぼく」は図書館のとんでもない秘密を知ってしまう!

「ぼく」が読んでいる『オスマントルコ帝国の税金集め人の日記』もなかなかに興味深い。

 

「ハーフ&ハーフ」(『Dの女 3』収録 杜野亜希 白泉社)

急な雨で知らない道に飛び込んだ柾が見かけたのは、雨に濡れて立ちつくす少女だった。少女は何か言いたげな瞳しており、柾は興味を持つ。しばらくして、きびすを返した少女を追いかけた柾がたどりついたのは図書館だった。

一ヶ月間、図書館に通い続けてもその少女に会えずため息をついていた柾は、偶然、図書館司書たちと知り合う。その中の高宮という無表情な男に、柾は「不純な動機で図書館に来てる」といわれてしまい……。

『吉野北高校図書委員会』(山本渚 メディアファクトリー)

Amazonへ仲のいい大地と大好きな後輩あゆみが付合い始めたことで、かずらは大地への気持ちを自覚してしまう。
異性として好きなわけでは決してないはずなのに、何だか彼らを見ていると寂しい気持ちになってしまうのだ。

そんなかずらへの気持ちをもてあます藤枝は、彼女への気持ちを抑えきれず、同じ部活に所属してもいるワンちゃんに相談を重ねる日々を送っている。

高校の図書委員会に所属する高校生たちの日常を書いた物語。

『氷菓』(米澤穂信 角川スニーカー文庫)

Amazonへ「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に」

こんな言葉をモットーとする折木奉太郎は、省エネ生活を基本とする高校生だ。しかし、姉の手紙によって古典部になりゆきで入部することになってしまう。そこで、彼は同じ部の仲間からささいな日常の謎解きを依頼されることになるのだが……。


■書店                           図書館・図書室|書店|本棚・書斎・本

『小さな本の数奇な運命』(アンドレーア・ケルバーケル/晶文社)

Amazonへ「四月五日、私の蔵書に一万冊目の本が入った。それを機に、ある一冊の本が発言を求めた。」
とあるように、この話は、ある本が自らの人生、特に最後にいた書店での話を語っている。
自分を書いた作家の偉大さ、美しいカヴァーがついていた最初のころ、自分を読んでくれた人の話、周りにいる本たちへの感想、リサイクルされそうになって自分を誰かに買ってほしいと願う気持ち……。
誰かに読まれるために、どこかに存在する本たちの話。

 

『本なんて大っきらい』(スザンナ・タマーロ/愛育社)

8歳の誕生日のプレゼントにレオポルドが欲しかったものは、スニーカーだった。でも、とうさんとかあさんがくれたものは、二冊の本!小さいころからレオポルドがもらうプレゼントはいつも本ばかり。我慢できなくなったレオポルドは家出を決心する。
そして、家出した先で、目の見えないおじいさんに出会うのだが……。

作中に出てくる『星の放浪者』は、おそらくジャック・ロンドンのもの。完全訳はまだ刊行されていない。

「檸檬」(梶井基次郎)

見すぼらしくて美しいものに強くひきつけられていたころ、私は、親しみのある裏通りや花火や南京玉などを好きになっていた。そういったものが私を慰めるのだ。
ある日、私は自分の知る範囲で最も好きな果物屋へと立ち寄り、そこで檸檬を買う。その足はまたあちらこちらを巡り、最後に丸善へとたどりついた。色々な本をめくる間に、疲労のためか憂鬱になっていた私は、あることを試そうと思いついてしまい……。

『姑獲鳥の夏』(京極夏彦/講談社)

Amazonへ梅雨明けを間近に控えたある日、関口は古本屋を営む友人・京極堂を訪ねていた。
「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」

友人の妹から聞いたある家のうわさについて京極堂と語りあいたいと思っていた関口だが、話は思わぬ方向に転がり、 かつての旧制高校時代の先輩の行方を捜すことになってしまう。
別の友人である探偵と、先輩が婿入りした旧家に赴いた関口が見たものとは?

「京極堂」シリーズ第一作。

『先生と僕』(坂木司 双葉社)

Amazonへとある特技のおかけで結構有名な大学に進学した伊藤双葉は、出来たばかりの友人のせいで、推理小説研究会に入ることになってしまう。
そんな四月の夕暮れ、 友人から借りた江戸川乱歩の本を読んでいた双葉に声をかけてきたのは、家庭教師を募集しているという少年で……。

連作短編集。江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』『押絵と旅する男』、ドイル『シャーロック・ホームズの叡智』、アシモフ『黒後家蜘蛛の会』、ブラウン『猫は手がかりを読む』、ウェストレイク『天から降ってきた泥棒』、北村薫『六の宮の姫君』が登場。

『雨ふる本屋』(日向理恵子  童心社)

Amazonへ母親におつかいを頼まれた帰り道、ルウ子は急に降り出した雨のため、図書館に駆け込んだ。おつかいの袋を持ちながら、ルウ子は妹のことを思い出し面白くない。妹がルウ子のものを全部とってしまった気がするのだ。

図書館に入ったルウ子は、ポケットから落ちたカタツムリを追いかけるうちに、不思議な本屋へとたどりついて……。

 

「古書の狩人たち」(『ギャラリーフェイク 23』収録 細野不ニ彦 小学館)

東京神田神保町――古書の街。 三十年間ひとつの本を探して神保町に通い続ける男に、フジタとサラは出会う。
セドリ師や本のコレクター、店主など本に関わる人たちの姿が描かれる。美術全般に関する知識が圧倒的な人気コミック。

『月魚』(三浦しをん/角川書店)

Amazonへ古書店『無窮堂』の主人・真志喜と「せどり屋」をしていた男を親に持つ瀬名垣。

せどり屋を嫌う古書店が多い中、 老舗の古書店を営む真志喜の祖父は瀬名垣に目をかけ、真志喜と瀬名垣も親しく過ごすことになる。
しかし、古書を巡るとある事件が起きたために……。

 

 

「日々是好日」(『黄昏時鼎談』収録 わかつきめぐみ/白泉社)

家のとなりの古本屋のおじいさんがなくなってあとを継いだ鶯児に、みぞれはこっそり憧れていた。しかし、用事を作って会いに行っても、出てくるのは憎まれ口ばかり。

ある日、売りに行った本のせいで、鶯児に文句を言われてしまう。みぞれが持ってきた本が前半分しかなかったせいで、結末を探してくださいと、本の中の登場人物が現れたというのだ。

みぞれはその本を破った理由を思い出して……。

■本棚・書斎・本               図書館・図書室書店|本棚・書斎・本

『ともだちは海のにおい』(工藤直子/長新太・絵 理論社)

Amazonへさびしいくらいしずかだと、だれかとお茶を飲みたなるイルカと、だれかとビールを飲みたくなるクジラが出会った。

ふたりは、お茶を飲んだり、ビールを飲んだり、詩を読んだり、自分の本や体操を披露したりとどんどん親しくなっていく。
素敵な手紙や詩があちこちにちりばめられた、海の物語。

 

「きまずい関係」(『天使の棲む部屋』収録 津田雅美 白泉社)

ちさとは本が大好きな高校二年生。近所に住む幼なじみの磯崎は女の子たちに騒がれるようになっていて、最近はほとんど話すことさえなくなっている。それでも顔を会わせることは多く、昔仲がよかった分、何となく気まずい思いをちさとはしているのだけれど……。

幼なじみの揺れる心を描いたコミック。

「夢の中 悪夢の中」(『夢の中 悪夢の中』収録 三原順 主婦と生活社)

14歳の誕生日の翌日に、「私」は5人目の精神科医のもとへと送り込まれることになった。4人兄弟の末っ子として生まれた「私」はスポーツマンの兄たちと性質が全く違い、母に言わせれば「愛情を受け付けることのできない子」なのだ。「私」が夢見ているのは、たくさんの本に囲まれて静かに暮らすことなのに……。 傑作コミック。

『記憶の国の王女』(ロデリック・タウンリー 徳間書店)

Amazonへ主人公は、本の中の登場人物シルヴィ姫。読まれなくなった本の登場人物である彼女は、 本が開かれるのをずっと待っている。そして、ある日、読者が本を開く日がやってきた。世界が明るくなり、鳥の声が響き、ウシガエルが「ほぉぉぉぉんが開くよ!」と合図をするのだ。
登場人物たちは、それぞれが好き勝手にいたページから、自分の出番のページに戻らなければいけない。特にシルヴィは最初の台詞を言う役目があるので、大急ぎでもどる必要があるのだ。
登場人物たちは、本が開かれるたびに同じ行動、同じ台詞を繰り返している。
しかし、ある日、 シルヴィ姫は行ってはいけない場所、なんと読者の夢の世界へと行ってしまったのだ! さて、どんな冒険が彼女を待っているのだろう?

『まだ名前のない小さな本』(ホセ・アントニオ・ミリャン 晶文社)

Amazonへ「むかしむかし……」と「おしまい」のたった2行しか書かれていない『ちっちゃなお話』が主人公の物語。

彼のお母さんは『科学雑誌』、お父さんは『民法』。『ちっちゃなお話』は自分がいつまでも大きくならないことに、お父さんとお母さんが心配していることを知っていた。『ちっちゃなお話』はその理由を自分で探ろうと色々な本たちに質問をしにいく。