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Poinsettia

ポインセチア

ポインセチアの出てくる物語や漫画などをご紹介しています。

ポインセチア

トウダイグサ科の低木

〔別名〕猩々木

〔花言葉〕私の心は燃えている・祝福する

メキシコ原産。赤い葉がクリスマスの花として用いられる。発見者のメキシコ駐在大使ポインセットの名にちなんで、ポインセチアと名づけられた。白、ピンク、マーブルなどの色もある。

 

<小説>


クリスティー 「舗道の血痕」(『火曜クラブ』収録) ハヤカワ文庫

ラトールという村で画家のジョイスがスケッチをはじめようとしたとき、彼女にとって不都合な場所で車が止まった。乗っていたのは男が一人、女が一人。
しばらくするとその車は立ち去り、また一台自動車がやって来る。その車に乗っていたのは、「見たこともないくらい、けばけばしい紅いポインセチアの花柄の、更紗の服を着こんだ一人の女」(p.99)だった。
その女は最初に車を止めた男の知り合いのようで、声をかけられていたのだが……。
 
+ + +

ミス・マープルが活躍する短編集です。 日本でのポインセチア(特に赤系)はクリスマス前限定のような気がします。

<漫画>


杜野亜希 「赤と緑のロンド」(『赤と緑のロンド』収録) 白泉社

ある事件に巻き込まれた神林俊彦とキリカをかばって怪我をした望月祐貴の復帰祝いパーティーが行われ、久しぶりにキリカは神林と再会することになった。
どこかよそよそしい神林の態度をいぶかしむキリカだが、うまく話をすることができない。

パーティーの途中でキリカは酔いつぶれてしまい、昔の知り合いだった脚本家の家に連れて行ってもらうことになった。しかし、次の日の朝、昨日のパーティーに出席していた女優が怪我をしているところを発見されたという連絡があり……。

赤は犠牲を 緑は永遠を 意味する色 なんだって… (p.63)

+ + +

ポインセチアの赤と緑が話の中でうまく用いられています。