パジェロ
SUPER EXCEED
GDI V6 3500
|
|
|
フロント・ビュー・カメラの装着 |
|
一部の高級車では、ノーズビューカメラなるものがあるが、パジェロこそ欲しいと思うものだ。パジェロの視界は車高が高くていいが、なんと言っても図体がデカく、特に左フロント・サイドはまったく見えないし、補助ミラーもいまひとつ頼りにならない。そこで、この死角を補うカメラを装備しようと思ったのだった。
特にフロントは、あまり目立ったところにカメラを置きたくないし、車ボディに影響がないところに取り付けたい。そこで、小型カメラをサイドアンダーミラーに埋め込むことを考えた。このミラーは金属じゃないので加工しやすいし、サイドミラーのようにメカニカルな機能もない。万が一失敗しても、そっくり付け替えればいいという手軽さもある。 |
 |
●カメラの入手
まずは、小型のカメラを秋葉で物色することにした。小型というのが優先なので、まあCMOSでもしかたないかと思ったが、特売でちょうどよさげなカメラケーヨーのコポを入手することができた。12Vで動作し、CCDで特価6千円台。ただし、防水ではないので埋め込みの際、防水を考慮する必用がある。電源ケーブルはなく、アダプタートランスがオプションだったが、車に付けるので必要ない。かわりに、片方バラの6φ電源ケーブルを別の部品屋で購入した。あらかじめ接続できるようにプラグとヒューズを取り付け加工しておいた。
|
|
●サイドアンダーミラーの加工と装着
サイドアンダーミラー根本のカバーを外し、ネジ2本を外してミラー本体を取る。カメラをつなぐケーブルは、エンジン・ルームからミラーの胴体を通した。この時、胴体の接合部分の一部の穴を拡張することと、ミラー胴体が乗るボンネットに穴を開ける必用がある。この穴は補助ミラーを取り付ければ隠れてしまうし、エンジンルームからも見えないので、加工されていることに気づかない。ガスケットにある穴のひとつを目安にドリルで穴をあけた。ここは鉄板なので金属用のドリルが必要だ。一応、ボンネットの穴には、錆止めのため、シルバーのペイントを塗った。
|
 |
●ミラーを外し、カメラを装着
サイドアンダーミラーの鏡は、はまっているだけだが、下側にある穴からドライバーでネジをゆるめておく必要がる、そして布をまいたヘラを使って鏡を取り外した。ちょっと力がいる。
次に左サイドを狙えるような位置にドリルで穴をあけ、リーマーでじょじょに穴を大きくしてカメラのレンズがおさまる大きさにした。また、足との接合部分にも穴を開けて、ケーブルが通るように加工した。接合部は、ミラーをねじったりするので、ケーブルに余裕がないとミラーを折り曲げた時、切断するおそれがある。
|
 |
カメラのレンズには穴あきゴムパッキング(ネジ専門店でみつくろった)をはめ、穴とカメラレンズの隙間をなくし、穴のギザギザを隠し、おまけに防水になるようにキツめにはめ込んだ。
カメラは、取り外しできる両面テープ(リモコンなどを付けるやつ)で動かないように固定し、その上からビニールと絶縁テープで水がかからないように覆った。 |
 |
●エンジンルームから室内へ
エンジンルームから室内へのケーブル引き込みは、ちょうどいい穴が助手席側にゴムパッキングされてあった。ゴムパッキングを外し、保護チューブに入れたケーブルをここに通したのだが、後でエンジンルームからの穴はちゃんと密封しておかないと、排ガスや音などがもれるので、パテでしっかり埋めておいた。
カメラからのビデオケーブルにカメラ電源(室内でオンオフできるように)、それにこの時、同時にデイライトのケーブルを引き込んだ。
|
 |
●ミラーモニターのAV1へ入力
バックモニターのために購入したルームミラーモニターのAV1にビデオ信号を入力。ミラーモニターの電源を入れると、左フロント先が映し出された。サイドアンダーミラーでは、まったくカバーされない左サイドがよくわかるようになった。
|
 |
<感想>
これはなかなか便利でいい。おもいっきり左に幅寄せすることができるし、左折する際、カドの状況が目で確認できる。夜でもビルトインフォグランプを点灯すれば、しっかりカドを確認できる。
ただし、雪やヨゴレが付着しやすく、雪はかたまってすぐにカメラが見えなくなるし、雨の日はモロにヨゴレをかぶって、これまた見えなくなってしまう。こまめに掃除が必要だ。
|