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トップページ> 映画> 特集> 2004年の10本
posted on 2004.12.25
いよいよ今年2004年も終わりに近づいてまいりました。
今年もいろいろありましたねぇ。
台風に地震に、さまざまな凶悪事件に、
アテネオリンピックってのもありましたね。寝不足の毎日でした。
いいニュースよりも、悪いニュースのほうが多かった気がしますね…。

おいおい、映画の話はどこへいったんだ!?

と、ひとり寂しくノリツッコミをかましつつ、
ケツが選んだ今年の10本を紹介していきたいと思います。

昨年末の『セクレタリー』から
今年の正月映画大本命である『ハウルの動く城』まで
映画館で観た映画の数、合わせて59本!
去年よりも5本増でございました。
仕事サボって観た映画の本数分ぐらいでしょうか…。

その中で選んだ第一位は、もうこれしかないでしょう!
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』です。
アカデミー賞も総ナメしちゃいましたけど、それも納得の
堂々たる完結編でした!あのスケールの物語で、
あんな長編の映画を、しかも三部作なのにも関わらず、
あそこまでの威厳と緊迫感を維持し続けたこのシリーズは
どう考えても偉大です。

今年は『冬のソナタ』に代表される韓国ドラマが
すごいことになってた一年でした。
それに伴ってか、韓国映画もだんだん多く上映されるように
なりましたよね。今年ケツが観た2本の韓国映画
『オールド・ボーイ』と『殺人の追憶』、
2作品ともランクインさせていただいております。
どっちも、ものすごく面白かったもん!
こんなにパワフルで良質な娯楽作品が
もっと日本映画にも増えて欲しいですねぇ〜。

日本映画では、娯楽作品にはあまりそそられるものが
ありませんでしたが、その代わり「純愛もの」は
何本も観たような気がします。
どれもこれも号泣の嵐だったような記憶があります。
こういうのが、大好きなんです、オレって…。
その中でいちばん良かったのは、やはり『セカチュー』!
本編を観たときにも感想を書きましたが、
アキ役の長澤まさみさん!彼女に尽きます!!
まだ17歳ということで、これからどうなるかわかりませんが、
ぜひ真っ直ぐに育っていただきたいと思います。
いずれは、日本を背負って立つ女優になるでしょう。

その他、フランス映画あり、ドイツ映画あり、
殺し屋トム・クルーズあり、クモ男あり、
大好きな原作をパーフェクトに映画化した『25時』あり、
我ながらなかなかバラエティに富んだ10本になったのではないかと
自画自賛でございま〜す。

では、来年も映画館でお会いしましょー♪


2000年の10本 | 2001年の10本 | 2002年の10本 | 2003年の10本 | 2004年の10本
2000年の10枚 | 2001年の10枚 | 2002年の10枚 | 2003年の10枚 | 2004年の10枚
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
The Lord of the Rings: The Return of the King
このシリーズの完結編。
いちおう、この物語を通しての主人公ってのは
フロドなんだと思うんだけど、でも、どー見ても
っていうか、このタイトルを見ても、
実質的な主人公はアラゴルンなんじゃないっすかね?

だって、かっこいいし!

フロドが人間的な弱さをさらけだしながら
旅を続けるのに対して、
アラゴルンは一貫してブレないもんね。
「こいつについていけば大丈夫!」みたいな
ドッシリとした安心感があふれ出してるもんね。

そういう空気を生み出している
ヴィゴ・モーテンセンという俳優さんは、すげぇよな。
オールド・ボーイ
Old Boy
日本も韓国も、同じ「アジア」圏内にある国ですので、
根っこのほうにあるニオイみたいなものは
なんとなく理解できるし、それが欧米のものとは
一味違った独特のものであることもわかりますよね。

で、韓国のドラマや映画を見てると
その「アジア臭さ」がプンプンしてる気がして
欧米の作品に慣れきった感覚で見ると
ちょっと野暮ったく見えたりするんです。
(こういう偏見はよくありませんよね)

でも、この『オールド・ボーイ』を見ると
そんな偏見は見事に吹っ飛ばされます!
アジア人にだって、世界中どこにでも通用する
素晴らしい世界標準な作品が作れるということが
証明されているからです。
冷静で、スキがなく、練りに練られているのに
こねくり回し過ぎていない、研ぎ澄まされた傑作。
世界の中心で、愛をさけぶ
ベストセラーと呼ばれるものは、
あまりに売れすぎたり、あまりに人気が出すぎると
逆に飽きられるのも早かったりするものです。
(「ペ・ヨンジュン旋風」もいつまで続きますかね?)
そんな壁を乗り越えてなお生き残るものが、
本物の「名作」と呼ばれるに値する作品なんだと
思います。

『世界の中心で、愛をさけぶ』は
原作本も映画も、相乗効果によって
どちらもヒットを飛ばしましたが、
どちらも後世に残る「名作」になるんじゃないかな。
少なくともオレの中では、そんな位置づけです。

こんなにまっすぐに、
こんなに恥ずかしげもなく、
こんなに純粋に
「キミが好き」ということだけに焦点を当てて
作られた物語なんだから。
25時
25th Hour
オレの人生、どこでボタンを掛け間違ったんだろう?

そう考えてしまうときが、たくさんあります。
もしあのときああしていたら?
もし今こうしたら、このあとどうなるかな?
考え出すとキリがない。
でも、考えずにはいられない。
後悔は先に立たないけど、
その時点まで来ないと
ほんとに後悔するかどうかは、わからない。

人には平等に
1日24時間という時間が与えられているけど、
あと1時間だけ、人よりも余分にあれば
その時間を使って人よりも多くのことを考え
自らを振り返ることができるのかな?

でも、たぶん、やっぱり
オレは、そのときそのときのことで精いっぱいだから、
先のことなんて考えられないんだろうなぁ…。

って感じです。
殺人の追憶
Memories of Murder
"芸能人"とか"俳優"とかいうと
どうしても美男美女ばかりを想像してしまいますが、
この映画に出ている刑事役のソン・ガンホさん
(写真左側のおじさん)の顔を見てると
思わず目が離せなくなってしまいました。

男前とは対極にいるようなバタくさい顔なんだけど、
どこからどう見ても魅力的なんですよね。
魅力的というか、
街中にカンペキに溶け込む顔なんですよ。
そう、だから、彼はオレと同じ一般市民なんです。
そんな大した取り柄もない、
街の居酒屋で上司のグチを延々言ってる
サラリーマンと、何も変わらなく見えるんですよね。

こんな緊迫感あふれる事件を、
こんなフツーのガサツな刑事が担当する。
そのフツーさ、というか(ドラマ的に言うと)
アンバランスな感じがよかったんだと思います。

この顔はいいわ〜。
グッバイ・レーニン!
Goodbye Lenin !
母と息子の、心温まる思いやりに感動し、
息子の彼女役を演じた女の子の顔立ちが
超好みだったことで
たいへん印象深い一作でございます。

ファンタジーでありながらも現実を直視していて、
現実を直視してるんだけど、表現はオブラートに包んでる
あくまでも「母と息子」を描いた一作でございます。

印象的には、オレがこよなく愛するフランス映画
『アメリ』とカブりまくるんですが、それがどーした!
好きなもんは好きなんじゃい、文句あっか!!
コンニャロー!と、たとえ逆ギレしてでも
正当化してしまう一作でございます。
コラテラル
Collateral
トム・クルーズという人は、ほんとに役選びが上手よね。
今回は初の悪役ということが話題になってましたけど、
そう、たしかに悪役ではありましたけどもね、
人間的に"血も涙もない悪"という役どころではなく、
人としてちゃんと感情移入できる&
話の通じそうなレベルの悪役なので、
より魅力的に映ったんだと思います。

人間くさい悪役と、
その悪事に巻き込まれる、良心的な一般市民。
お互いの思惑がぶつかり合い、ひかれあいながら
ひたすらラストへと駆け抜ける
ハードボイルド調の短編小説。
そんな感触のする映画でした。大好き。
解夏
『セカチュー』よりも前に観た、
『セカチュー』よりもオトナの純愛映画。
よか作品でしたなぁ。
長崎という土地柄もよかったばってん、
田舎の風景が胸に染みたとです。
で、また、その風景にピッタリとマッチしてたのが
大沢たかお&石田ゆり子のコンビですたい。
ご両人とも、白いシャツと白いワンピースが
よくお似合いなこつ、すばらしかったとです。

ほんのこつ、純愛映画には白ですなぁ〜。

うわっ、ヤベぇ!!すいませ〜ん…。
こんなメチャクチャな長崎弁(のつもり)でいいのか!?
長崎及び九州地方のみなさま、怒らないでね♪
スパイダーマン2
Spider-Man 2
小さい頃よく言われていたこと。

「アイドルはウンコをしない。」

んなわけねぇじゃん!と、今なら言えますけど、
アイドル=お人形さん的な捉え方をしていた時代には
その説もあながちウソではないような気がしてました。

実際、んなわけないんですけどね。
だって人間なんだもん。ウンコぐらいしますよね。
だから要するに、当時はアイドルがテレビの画面上で
アイドル然として映っているとき以外の状況が
まったく想像できなかったわけ。
ぼくたち一般人と混じって、フツーに飯を食ったり
フツーに洗濯したり、フツーに買い物に行ったり
フツーに便秘に悩んだり、そんなはずはないと、ね。
もっと次元の違う生活をしてると思ってたの。

この映画の主人公、スパイダーマンこと
ピーター・パーカーだって、『1』で描かれたとおり
もともとはフツーの学生だったわけで、
しかも気の弱い、存在感がちょっと薄めのオトコの子
だったんだから、思いっきり「フツー」なんですよ。
でも、そんな彼が一旦「ヒーロー」であるとなると
途端に「ヒーロー」としての先入観が
ふつふつと湧いてきてしまうわけで
ウンコもしない"神のような存在"として見てしまう
傾向が生まれてくるわけです。オレの場合。

でも、この続編を観て、オレは感動しました。
だって、
スパイダーマンのスーツ(衣装)は一着しかなく
おそらく毎日着てたら汗臭いであろうこと、
そしてそれを洗濯すると、おそろしいほどの色落ちを
起こすだろうことがわかったから。

な〜んだ、アンタもやっぱフツーのにいちゃんじゃん!
すごい力は持ってるけど、
それ以外はオレの日常とあんまり変わんないんじゃん!
っつうか、替えの衣装ぐらい作ろうぜ。
それもできないほどビンボーなんだ!はっは〜ん。

ヒーロー映画で、こんな事実が積極的に語られている。
これだけを確認するためだけでも
観る価値ありかと思います。はい。
ぼくセザール 10歳半 1m39cm
Moi Cesar 10Ans1/2 1m39
この映画はフランス製です。
フランスという国はイギリスと近いんですね。
最近知りました。
海を渡ればすぐに行けるみたいですけど、
電車でも行けるんですよね?
青函トンネルみたいなヤツがあるんでしょうか。
すげぇ。乗ってみてぇ。と思います。

-----
オレが10歳半のころ、
おそらく人生の中で最もモテた時期でした。
今から思うと、なぜそのチャンスを生かさない!?と
イライラしてしまいそうなほどでしたから、
オレがもしセザールの立場なら…などと
ぼんやり考えてしまいますね。

っつうか、このセザールくん、かわいいもんなぁ〜!
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