月曜日に乾杯! |
Lundi Matin |
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監督: |
オタール・イオセリアーニ |
脚本: |
オタール・イオセリアーニ |
音楽: |
二コラ・ズラビシュヴィリ |
出演: |
オタール・イオセリアーニ
ジャック・ビドウ
アンヌ・クラヴズ=タルナヴスキ
ナルダ・ブランシェ |
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公式サイト(日本語) |
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ゴールデンウィークに乾杯! |
★★ |
2002年ベルリン国際映画祭で
銀熊賞(監督賞)&国際批評家連盟賞!
という華やかな受賞歴を持つフランス・イタリア合作の映画です。
フランスの田舎で、毎日毎日を単調な仕事に明け暮れ、
"なんかかったりぃ〜"と思い立ったオッサン
(くたびれてるけど、わりといい男)が
フラフラっとイタリアへ旅に出てからの旅行記と
残された家族の営みを描いたお話でした。
この映画、とにかくすごくてさ!
すっごいのんび〜りしてて、
すっごく「説明」が少ないの!
セリフも多くないし、
ナレーションなんてありえない。
事件らしい事件も
ケンカらしいケンカも
恋愛らしい恋愛も
ドラマチックなことはなにひとつ起こらない、そんな映画でした…。
これは、"ヨーロッパに住む一般市民の日常"の核心に
鋭く迫った作品だったのかもしれませんが、
とにかく、この超スローペースにはついていけず、
久々に映画の途中で寝ちゃったよ…。
でもさ、毎週の月曜日って、とにかく憂鬱だよねぇ…。
仕事になんか、これっぽっちも行きたくないもん。
会社に向かう途中、突然思い立って方向転換!
ひとり旅に出るぞ!なんてことができたら
さぞ楽しいだろうなぁ〜。
と、映画自体はピンとこなかったけど、
この邦題を見て考えてしまうところは多々ありました。
っていうか、これって単に
タイトルにだまされたってことかな?ん?? |
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posted on 2004.04.24 |
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▲TOP |
25時 |
25th Hour |
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監督: |
スパイク・リー |
原作: |
デヴィッド・ベニオフ |
脚本: |
デヴィッド・ベニオフ |
音楽: |
テレンス・ブランチャード |
出演: |
エドワード・ノートン
フィリップ・シーモア・ホフマン
バリー・ペッパー
ロザリオ・ドーソン
アンナ・パキン
ブライアン・コックス |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
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彼らの24時間、最後の24時間、そして…。 |
★★★★☆ |
映画化されるだいぶ前。
オレ、この映画の原作を読んでいました。実は。
でも、そんなことは完全に忘れ、
映画化されると知ったときも、そのことは忘れたままでした…。
あっ!もしかして『25時』って、あの本のこと?と
あわてて気づいて、一ヶ月ほど前に改めて読み直しました。
そして今日、この『25時』を観てきました。
ほぼカンペキでした!
さすが、才能ある原作者がそのまま脚本を書いているだけあって
ストーリーの流れによどみがなく、
削られたシーンや追加されたシーンにも、彼自身の想いが
キチンと込められていたんだと思います。
そして、この映画の監督であるスパイク・リーも
ニューヨークをこよなく愛する人間だろうと思いますので
まさにこの映画を監督するのにふさわしい人物!ということに
なりますでしょうか。
っていうか、スパイク・リーって、
こんなにまっとうで、洗練された
かっこいい映像を撮る人だったんだ!
と、今さらかもしれないけど、そう思いました。
目からボロボロとウロコが落ちた気分です。
あとね、
メアリー・ダヌンツィオって、こんなかわいいんだ!?とか
ナチュレルはもっともっと美人だと思ったんだけど…とか
モンティをエドワード・ノートンがやっちゃうと
ここまでハマってしまうのか!とか、
ドイルって、けっこう従順なのね、とか
P・S・ホフマンもバリー・ペッパーも、まさに適役でしたし!
原作を読んだあとに映画を観ると、いろいろと
余計なことを考える余裕があったので、ある意味楽しかったです。
そして、そして。
バックに流れる音楽が、とにかくすっごくかっこ良くて!
いつの間にか音楽の流れに乗せられている自分がいたりして。
最近味わったことのなかった波長を感じました。
この映画の音楽担当は、テレンス・ブランチャード。
覚えときます。
この映画の主題歌は、ブルース・スプリングスティーン。
そしてこの曲のプロデュースはブレンダン・オブライエン。
これもかなりかっこよかった!
今改めて考えると、この映画は
実はすべて夢の中のお話だったのかもしれません。
"こんな(悲惨な)こと、起きなければよかったのに…"
"あのとき、ああしていれば!あのとき、ああしていなければ!"
という後悔や悔恨の気持ちを押し殺したくて
いっそのこと、このことは全部なかったことになればいいのに…
という想いの中で語られている物語なのかもしれません。
それがあんなラストシーンや、
9・11後のニューヨークの登場や、
"デジャヴ(既視感)"を思い起こさせるようなカメラワークへと
投影されていたのかもしれませんね。
その気持ち、なんとなくわかります。
結論:
この映画も、超ド真ん中の速球152km、ストライクを
バリー・ボンズばりに振り抜いて放たれた特大ホームランでした。
p.s.
いやぁ、今月は特にいい映画ばっかだな!
★の数が多くなりすぎて、ほとんど意味がない気がする…。
すいませんです、参考にならない採点で。
だって、ぜんぶ気に入っちゃったんだもん♪
(と、ちょっと甘えてみました。エヘッ。) |
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posted on 2004.04.24 |
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▲TOP |
グッバイ、レーニン! |
Goodbye Lenin ! |
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監督: |
ヴォルフガング・ベッカー |
脚本: |
ヴォルフガング・ベッカー
ベルント・リヒテンベルク |
音楽: |
ヤン・ティルセン |
出演: |
ダニエル・ブリュール
カトリーン・ザース
マリア・シモン
チュルパン・ハマートヴァ |
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公式サイト(ドイツ語)
公式サイト(日本語) |
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優しげな青春の輝きがまぶしい! |
★★★★★ |
映画の予告編で観た感じでは、
もっとコメディ色が濃いのかなぁと思っていたんですが、
いざ本編を観てみると
(オレの感じでは)必ずしもそうではありませんでした。
いえね、スクリーンに向かって指差しながら
大爆笑した場面もあったんですよ!
でも、基本的にはとても真っ直ぐで
とても誠実で、とても切実な映画だったと思います。
音楽担当が『アメリ』と同じ人だったせいかもしれませんが
『アメリ』と『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』を足して2で割って
『ギルバート・グレイプ』をまぶしたような、そんな感じ?
とにかく、今挙げたどの名作にもひけをとらない、
とびっきりの映画だったと思うのであります。
なんと言っても、主人公のストレートさがいいんだ!
彼の行動には、愛があふれてるもんね。
理屈じゃないんだ、思いやりなんだ!みたいな。
そして、脇役のみんなのキャラクターも
キッチリできあがってて、
ストーリーのきめ細かさとの相乗効果がバッチリでした。
すべてがいい方向へと進んだからこそ、
ここまで「笑って泣ける」映画になったんだと思うな。
っていうか、脇役全員をホメてるっていうよりは
実は、恋人役のララちゃんに
一目ぼれしただけ、っていう説も、ありますが…。
とにかく、とにかくよ!
この映画を観る前と観たあとでは
歩くスピードも歩調も
ぜんぜん違ってくること、まちがいなしです! |
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posted on 2004.04.19 |
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ロスト・イン・トランスレーション |
Lost in Translation |
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そうだ、誰も知らない場所へ行こう。 |
★★★★ |
アメリカでは決してしない仕事(CM出演)をしに
東京へやってきた、ちょっと落ち目の俳優役がビル・マーレー。
若手フォトグラファーの妻として、日本での仕事についてきた
20歳そこそこの女性役がスカーレット・ヨハンソン。
このふたりが、この極東の地に身を置くことによって
自分自身を、
そして自分の周囲の状況と打開策を見つけようとする
そんな過程を、ふたりのプラトニック・ラヴ(?)とともに
描いた話題作であります。
監督は、フランシス・フォード・コッポラの娘にして
『ゴッド・ファーザー3』にも出演し、
デザイナーとしても有名で
最近スパイク・ジョーンズ(『マルコヴィッチの穴』)と離婚してしまった
『ヴァージン・スーサイズ』で一躍脚光を浴びた美女、
ソフィア・コッポラです。
この人の視線で見る「東京」ってのは
当たり前だけど「異国人から見た東京」でありながら
ものすごく、ものすごく自然で、すごいなぁ!と思いました。
何の誤解も、何の偏見もなく
見たままをそのまま表現できていたように思います。
オレ自身、東京にいると「異国人」のような気分に
なってしまうので、彼女の見方はわりと理解できるつもり。
たとえば、日本語通訳の問題。
たとえば、「R」と「L」の問題。
たとえば、クラブにいそうな若者連中の見え方。
たとえば、マシュー南のハイテンションさ加減。
たとえば、新宿・歌舞伎町の風景。
オレはこれぞ「東京」だ!と思いましたが
日本人であるみなさんや外国のみなさんには
この映画での「東京」は、どういう風に映ったんでしょうね?
そして、東京の取り扱い方もさることながら、
主人公のふたりのココロの機微とでも申しましょうか、
触れ合いながら、徐々に打ち解けていく流れが
とっても心地良かったなぁ〜。
そうなんです、そうなんです!
こういうのもアリなんです。
ココロの奥底で、何か同じものを共有している人たちの間に
余計な言葉や行動は必要ないんですね。
そうだ、そうだ。それでいいのだ。
悩んでいるとき、
なにか解決したわけでもないけど
環境を変えただけでなんとな〜く納得してしまった、
そんなことって、あるよね? |
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posted on 2004.04.19 |
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▲TOP |
殺人の追憶 |
Memories of Murder |
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監督: |
ポン・ジュノ |
脚本: |
シム・ソンボ
ポン・ジュノ |
音楽: |
岩代太郎 |
出演: |
ソン・ガンホ
キム・サンギョン
パク・ヘイル
キム・レハ
ソン・ジェホ
ヒョン・ソボン |
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公式サイト(日本語) |
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韓国も、ちょっと前まではこんなだったのね。 |
★★★★ |
最近すごく注目されている韓国映画。
わたくしは、テレビで『シュリ』を観たぐらいで、
映画じゃないけど「冬のソナタ」だって見たことがございません。
(ちなみに『シュリ』は、ラストの場面で泣いた覚えがあります。)
さて、そんなわたくしが今日観たのは
「必見の韓国映画!」が謳い文句の、実話に基づくサスペンスでした。
えぇ〜、結論から申しまして。
仕事をサボって観てるってことを忘れてしまうくらいに
引き込まれてしまいました!
絵が良かったね、絵が。
と、批評家ならこう言うんじゃないかな。
画面の中の押したり引いたりが、実に効果的で、
そしてまた主人公のひとり、ソン・ガンホさんの顔が
アップに耐えうるだけのいい表情してるんだ!
ハンサムとかではなくて、
おいしい煮物から出る煮汁のようないい味が
出てたんですよねぇ、顔から。
それに、この映画の舞台が約15〜20年前ぐらいの韓国で、
登場するみんなが、いろんな意味でのんびりしててね。
ツッコミどころ満載なわけよ!
「アンタさぁ、そこはそうじゃないでしょ、フツー…。」とか
「おいおい、なぜそんなカンタンなことがわからない!?」とか
画面に向かって叫びたくなるほどでした。
でもね、そののんびりさと、事件の狂気性とが
いい対比を成していて、よかったのかもしれないなぁ。
主人公の刑事のふたりも同じように正反対だったし。
たぶん、カンのいい人や映画通なら
「これって、ありきたりのストーリーじゃん」
って言うのかもしれません。
でも、わたくしは最後の最後、最後のワンカットまで
ドキドキハラハラ楽しめましたわ! |
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posted on 2004.04.15 |
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▲TOP |
アイデン&ティティ |
Iden & Tity |
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監督: |
田口トモロヲ |
原作: |
みうらじゅん |
脚本: |
宮藤官九郎 |
音楽: |
白井良明
大友良英
遠藤賢司 |
出演: |
峯田和伸
麻生久美子
中村獅童
大森南朋
マギー |
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公式サイト(日本語) |
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想像をはるかに超えたすばらしい映画でした。 |
★★★★★ |
オレは、誰かが言うことを
疑いもしないで聞き入れてしまう、いわゆる「お人よし」です。
なので、「ロックとは反抗の音楽である」と聞けば
"あぁ〜、そうかぁ"と思ったし、
「ロックとは反体制のシンボルである」と聞けば
"あぁ〜、そうかもねぇ"と思いました。
バカですよねぇ。鵜呑みにしすぎだっつうの!
で、今日、この映画を観て、
「ロックとは、自分の理想を信じ、それをやり抜くこと。
自分として、やらねばならないことをやるだけ。それだけのことだ。
(でもそれがいちばん難しい)」
というメッセージをもらったような気がして、
"あぁ〜、そうかかぁ"と、激しく思っています。
この「みうらじゅん的解釈」、シックリくるわ。
ロックというのは、
音楽の形態のひとつであると同時に、
心意気であり、生き方そのものを表す言葉でもあるんですね。
まぁ、この定義はロックだけに限ったことじゃないよね。
芸術とかアートと呼ばれるものだけに限ったものでもない。
数日前の日記で、松井稼頭央メジャーデビュー戦について
書きましたけど、あれもまったく同じことなんですね。
自分を、自分の可能性を、自分の存在意義を
どれだけ信じられるか、そしてそのために行動できるか。
「自分を表現する」って、そういうことなのかしら。
そして、その姿が真摯であればあるほど
人のココロに響いてくるんですね。
で、その姿をちゃんと見てて、感動した神様は
ちゃんとその人のところに降りてくるんです。
この映画の場合は「ボブ・ディラン」でしたけど!
オレは、"学生のときは学生らしく、社会人になると社会人らしく"
器用に変わってしまった、何のとりえもない人間なので、
不器用でもなんでも、「自分を表現できてる」人を見ると
うらやましくてしかたがありません。
でも、うらやましがってても仕方ないので
とりあえず、まずはボブ・ディランを聴くとしますか!
うん!いい映画だった。すごくいい映画だった♪
p.s.
この映画を観ながら思い出した、オレにとっての「ロック」な曲。
▲Nirvana
"Smells Like Teen Spirit"
▲Radiohead "Fitter, Happier"
▲Cocco
"Raining"
▲The Boom "手紙"
▲エレファント・カシマシ
"ガストロンジャー"
p.s.
麻生久美子さん演じる「彼女」が
自分の部屋にいるとき、常にアディダスを着用している姿を見て
オレは感動してしまいました。ぜんぜん関係ねぇーー! |
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posted on 2004.04.10 |
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▲TOP |
イン・ザ・カット |
In the Cut |
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監督: |
ジェーン・カンピオン |
原作: |
スザンヌ・ムーア |
脚本: |
スザンヌ・ムーア
ジェーン・カンピオン |
音楽: |
ヒルマル・オルン・ヒルマルソン |
出演: |
メグ・ライアン
マーク・ルファロ
ジェニファー・ジェイソン・リー
ニック・ダミチ |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
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アナタの魅力はこんなもんじゃないでしょ!? |
★★☆ |
日本では新聞なんかでよく見かけるんですが、
俗に言う「清純派女優」さん(「アイドル」でも可)が
激しい「濡れ場」のある映画に出演すると
一転して、呼び方が「演技派女優」に変わっちゃうんですよね。
ヌードになると演技がうまくなるらしいです。
ウソだぁぁ!ぜったいウソだ。
オレはそういう決め付け方がキライです。
まぁ、人前で裸になって
あんなことやこんなことをやらされるんだから
"恥ずかしい!"なんていう気持ちは捨て去るしかないだろうし、
(オレにはゼッタイできない芸当だし)
演技上の経験を積めるという意味では
大きな出来事かもしれないけど、
だからって、それだけで「演技派」と言ってしまうのには
納得できません。
「オレは100人のオンナとヤった!」と豪語することと
その彼のセックスがすばらしいかどうかとは
何の関係もないのと同じで、
何度裸になろうと、どれだけハードなシーンをこなそうと、
それと演技の質とは何の関係もないのです。
え?たとえ方が違う??
そうかもね。すいません。
とにかくですね、最初から最後までほとんど笑うことがなく、
抑揚のないセリフしか言わないメグ・ライアンに
オレはどれほどの魅力を感じればいいんでしょう?
まぁ、こういう映画に出てみたくなった気持ちも
わからんでもありませんが、やっぱり何かが違うと思うんだよなぁ。
オレは、メグ・ライアンのオッパイやセックス・シーンよりも
彼女のとびっきりの笑顔が見たいです。
彼女のキャンキャン吠えるような会話が聞きたいです。
いや、ほんとにほんと。そう思うのよ。
このオッパイ星人が言うんだから、まちがいない! |
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posted on 2004.04.08 |
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フリーダ |
Frida |
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監督: |
ジュリー・テイモア |
原作: |
ヘイデン・エレーラ |
脚本: |
クランシー・シーガル
ダイアン・レイク
グレゴリー・ナヴァ
アンナ・トーマス |
音楽: |
エリオット・ゴールデンサル |
出演: |
サルマ・ハエック
アルフレッド・モリーナ
ジェフリー・ラッシュ
ヴァレリナ・ゴリノ
アシュレイ・ジャッド |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞音楽スコア/メイクアップ賞受賞 |
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こんな感想って、ありなんだろうか…? |
★★★★ |
メキシコの女流画家、フリーダ・カーロの一生を描いた
映画でございます。
まぁ、なんともすごい人生を送った方でしたね。
で、また、そのすごさに匹敵するほど、
フリーダさん自身も"凄味"を感じさせる人だったようです。
非常に印象深いセリフがあったので、
忘れないうちに書いときます。
(パソコンに向かう前に忘れてしまわないように、
呪文のように口ずさんできたので…。)
フリーダという女性は
鉄のように硬く、そして、蝶の羽根のように繊細なんです
言い得て妙!と思うと同時に、
女性というのは、えてしてそういう両面を持ち合わせている
動物なんじゃないか、と思ったりもしました。
女は強し、ですよね!?
この映画の監督、ジュリー・テイモア(女性です)は
もともとミュージカルの舞台監督(たとえば『ライオン・キング』!)なので
映像もそういうテイストが存分に散りばめられていました。
なので、オレみたいに「オンナとは何ぞや?」的な
浅〜く薄〜い観方のほかにも、たくさんの面白さが隠れてる
映画なんだと思いますよ。
そして、この映画、舞台はもちろんメキシコなので
(たぶん)メキシコ音楽がふんだんに盛り込まれています。
スパニッシュ・ギターの音色と、それにかぶさる切ない歌声が
"よっ!メキシコ!!"って感じでした。(なんじゃ、そりゃ?)
で、結局、オレがこの映画を観て思うこと。
それは、
「オレは、もっとフラットで、もっとのんびりした女性が好きだな。」
っていうことになりました。はい。
映画の本質にカスリもしてねぇの!
でも、いい映画よ。いい映画でした。そう思うんだけど…。 |
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posted on 2004.04.03 |
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March,2004 | back number | May,2004 |