モーターサイクル・ダイアリーズ |
Diarios de Motocicleta |
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監督: |
ウォルター・サレス |
原作: |
エルネスト・チェ・ゲバラ
アルベルト・グラナード |
脚本: |
ホセ・リベラ |
音楽: |
グスターボ・サンタオラヤ |
出演: |
ガエル・ガルシア・ベルナル
ロドリゴ・デ・ラ・セルナ
ミア・マエストロ
メルセデス・モラーン
ジャン・ピエール・ノエル |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第77回アカデミー賞主題歌賞受賞 |
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理想的な青春時代。 |
★★★★☆ |
自分の不勉強ぶりが非常に恥ずかしいのですが、
「チェ・ゲバラ」とか「キューバ革命」というキーワードを
聞いても、何のことだかさっぱりわからないまま、
この映画を観に行ってしまいました。
この映画は、
のちにキューバ革命を起こす、医学生エルネストと
彼の親友である生化学者アルベルトが、
祖国アルゼンチンから10000kmにも及ぶ
南米大陸ビンボー旅行を敢行した行程を描いたロードムービー。
チェ・ゲバラという超有名(なんだよね?)な人物が
主人公なわけなんだけど、別に映画の中で
「革命だ!」と雄叫びをあげているわけでもなく、
ただの大学生が、壮大な旅行の中で何かを見つけていく
という青春映画として観れば、彼のことを何も知らなくても
全く問題なし!というか、逆に何も知らないほうが
先入観なしに観られてよかったのかもしれないとさえ
思えてきます。結果オーライ。
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彼らの旅は、ポンコツのバイクを頼りに
後ろに山盛りの荷物をつけて二人乗りをしながら、
いろんな人と出会い、いろんな場所をたずね、
いろんなことを考え、いろんなことを勉強し、
ケンカをし、泣き、笑い、助け合い、ヤンチャなこともしながら
自分や、友人や、恋人や、家族や、
世の中にいるたくさんの弱い人々や、
たくさんの国々のことを知っていく、そんな旅でした。
大きな夢と理想を持った若者がする旅としては
まさに理想的なものに見えましたね。
何もないところにこそ、大切なものが眠っていて、
それを見つけるには、こんなシンプルな旅をするのが
いちばんなのかもしれない。
(ただし、ものすごく過酷だけど…)
青春って、いいなぁ。
オレも、こんな青春を送れればよかったのかなぁ。
友情って、いいよなぁ。
何かを学ぼうとする姿勢って、美しいなぁ。
思いやりって、大切だよなぁ。
「シンプル・イズ・ベスト」とか
「かわいい子には旅をさせろ」とか
「人間、生きてるだけでまるもうけ」って言葉、正しいよなぁ。
この、シンプルでまっすぐで穏やかで
映像も風景も音楽も、そして登場人物(ガエル最高!)も、
すべてが生々しくて美しい物語を観ていたら
そんなことを思ってしまいました。すげぇ傑作。 |
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posted on 2005.02.27 |
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▲TOP |
ベルヴィル・ランデブー |
Les Triplettes de Belleville |
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懐かしいけど、新しい! |
★★★★ |
実は去年のアカデミー賞の
長編アニメ部門と主題歌部門に堂々ノミネートされていた、
フランス製のアニメ映画。
よかった〜、笑った〜、ワクワクした〜!
ようやくアタリ映画にあたりました!
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フランスの国技ともいえる自転車競技に目覚めた孫と
それを熱くサポートするおばあちゃん。
しかし、ツール・ド・フランスに出場した孫が
何者かに誘拐され、ここからおばあちゃんの追跡劇が始まる…
出だしはこんな感じの、
一見サスペンス風な味つけの物語になってます。
しかし!
全編に漂うコミカルさが非常に新鮮でした。
実はこの映画、ほとんどセリフがありません。
にもかかわらず、何も語らなくても
すべてが表現できてるんですよね。
そして、それ以上におもしろい!
アナログ風味の人物画と、
精密に描かれたデジタル風味の背景と
オシャレなスウィングジャズで埋め尽くされてる。
声優のキャラに頼らなくても、絵とBGMだけで
場がもってしまうというのは、すっごいことだと思うわけ。
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たとえば、日本のミヤザキアニメ(『千と千尋』に代表される)
を欧米の人たちが観ると、今まで見たことのない絵とか
世界観に強烈なインパクトを覚えるのかもしれませんが、
(いや、日本人にだって充分なインパクトがありましたけど)
このシルヴァン・ショメさんの作風は
日本人であるオレにはかなり個性的で強烈でしたね。
おばあちゃん、犬のブルーノ、ベルヴィルの三つ子、
孫、悪役、貸しボート屋のあんちゃん、
どのキャラもめっちゃ立ちまくりでした!
フランスアニメも、すっげぇな♪
そうそう、それから書き忘れてましたけど、
アカデミー賞候補にもなった主題歌も、ものすごく楽しいです。
ステップ踏みたくなりました。
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この映画を観ながら、特に終盤の展開は
オレが大好きな『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』
を思い出してました。
手に汗握る、スピーディーでスリリングで息もつかせぬ展開。
もしかして、シルヴァン・ショメさんもグルミットのファン!? |
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posted on 2005.02.20 |
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▲TOP |
サスペクト・ゼロ |
Suspect Zero |
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監督: |
E・エリアス・マーヒッジ |
脚本: |
ザック・ペン
ビリー・レイ |
音楽: |
クリント・マンセル |
出演: |
アーロン・エッカート
ベン・キングズレー
キャリー=アン・モス
ハリー・レニックス
ケヴィン・チャンバリン |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
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またか…。 |
★★ |
ついに『セヴン』を超えた!
戦慄のサスペンス・ミステリー!!
これがこの映画の宣伝文句です。
ま、ま、マジっすか!?
う、う、ウソでしょ!?
鑑賞後、「誇大広告としてJAROに訴えるぞ〜!!」と
大声を張り上げる気力も失せるほどの脱力感でした。
おいおい、おまえら雰囲気だけじゃん!
最後まであんまりドキドキしなかったぞ…。
このつまらなさは、一体なにが原因なんだろう?
ベン・キングズレーは、出だしから
アタマの血管を浮き立たせながら大暴走してたし、
よかったんだけどなぁ。
なんか、途中までの雰囲気は
おどろおどろしくてよかったのに、だんだん
"「細かなところには凝りまくってる」のに
「肝心のストーリーが結末バレバレ」になってる"
ということがわかりだして、
で、ラストに向かって"それでも強行突破するぞ!"的な
モーレツな勢いもなく、すげぇガッカリ…って感じだもんなぁ。
あ、でも、もし
"『セヴン』に匹敵するものを言え!"と言われたら
その細かな小道具の数々を挙げますね。
あの不気味で大量の絵や、
アメリカ地図に貼られた紙とピンの量。
すさまじい仕事量だったと思いますけど
それなりの世界観は表現できていたと思います。
少なくともストーリーよりは…。
あぁ〜、今月は特に
観る映画の選び方、間違ってるような気が。
はずれが多いよなぁ…。
そして結局、いまだにオレは
『セヴン』を超える「戦慄のサスペンス・ミステリー」映画に
出会ってないんだよねぇ〜。
そのことを再確認しました。 |
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posted on 2005.02.19 |
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▲TOP |
家族のかたち |
Once Upon A Time In The Midlands |
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監督: |
シェーン・メドウス |
脚本: |
ポール・フレイザー
シェーン・メドウス |
音楽: |
ジョン・ラン |
出演: |
ロバート・カーライル
リス・エヴァンス
シャーリー・ヘンダーソン
フィン・アトキンス
キャシー・バーク
リッキー・トムリンソン |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
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イギリスって、一体どんな国やねん!? |
★★☆ |
3年前、ダメ夫・ジミーと離婚し、娘とふたりで暮らすシャーリー。
シャーリーには今、どうも頼りにならないけど、
娘とも仲良くやってくれている恋人デックがいる。
デックはシャーリーにプロポーズをしたのに断られ、
すっかり気落ちしているのもつかの間、
そうこうしているうちに、ジミーが舞い戻ってきたものだから
(しかもチンケな強盗事件を起こして逃走中)さぁ大変!
という感じで始まるお話です。
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なんか、これ観てて思ったんっすけど、
イギリス映画って、こういうパターンが多くない?
粗暴で無気力でダメなオトコ。
気が弱くていざというときに役に立たないオトコ。
オトコにほだされがちで優柔不断なオンナ。
そんなダメオトナの間でしっかり生きるコドモ。
けっこうワンパターンですよね。
(『Go Now』を思い出してしまいました。なんとなく)
イギリス人って、ほんとにこんな生活してるんだろうか?
自分のクルマにカギさえかけずに暮らしてるんだろうか?
金がないのに、ステイタス・クォーのライブに27回も
行けるんだろうか?(それはすごくうらやましいけど!)
不思議です。
ま、そんなワンパターンきわまりない設定ですが、
なんだかんだで、最後は思わず感動してしまいました。
「家族のかたち」がどうこうというよりも、
自分のキモチを思いっきりぶつけるダメオトコの姿を見て
(自分とダブらせながら)感動したのかもしれないなぁ〜。
もしくは、効果的に挿入された
サラ・マクラクランの"Adia"のせいかもしれん…。
とにかくだ!
オレもこれ以上ダメオトコにならないよう、
ここで踏みとどまらねばならん!
という思いだけが残る、鑑賞後の感想でした。 |
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posted on 2005.02.13 |
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雨鱒の川 |
River of First Love |
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監督: |
磯村一路 |
原作: |
川上健一 |
脚本: |
小林弘利
ぜんとうひろよ
安堵麗
磯村一路 |
音楽: |
葉加瀬太郎 |
出演: |
玉木宏
綾瀬はるか
松岡俊介
阿部寛
中谷美紀
伊藤歩
須賀健太 |
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公式サイト(日本語) |
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これだけひどいのも珍しい…。 |
★ |
原作は、オレの大好きな作家、川上健一さんの
超甘酸っぱい青春小説の傑作。
青森の田舎を舞台に
心平と小百合の真っ白な純愛を描いた、
今のブームにぴったりな映画化のタイミングだったのかな。
原作が大好きだっただけに、ものすごく前から
この映画を観るのが待ち遠しかったのよ〜!
映画鑑賞後。
通路を歩いてると、となりを歩く彼女が
オレの顔を見てこう言いました。
「まぁまぁ、そう落ち込まないで。」
どうやら、オレの思いは表情にモロ出ていたようです。
と同時に、彼女もオレの気持ちが理解できた模様。
オレは落ち込んでいたと同時に、怒ってました。
ひどい、ひどすぎる…。
こういう映画化はどうかやめてくれぇ!!
ほんと、マジで失礼ですよ、これは。
原作者に何と言ってこの映画を見せるんっすか??
もう、ブチこわし…。
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[ 問題点その1 ]
心平と小百合の"お互いに魅かれているさま"が
まったく伝わってこない。 |
おいおい、この物語はこの二人の
純粋で真っ直ぐな愛情を描いているのではないのかい?
それがまったく伝わってこないというのは、
玉木宏くんや綾瀬はるかちゃんの演技がどうこう言う
以前の問題だと、オレは思うのでありますよ。
(たしかに玉木くんは大根でしたけど)
ここまで話をズタズタにしてしまったんじゃ、
俳優がいくらがんばっても、どうしようもない…。
[ 問題点その2 ]
心平と母親との間にある深い感情や、
母親のはかなげな存在感が完全に消えてしまっている。 |
母ひとり子ひとりで暮らしている、
しかも生活は安定せず、母はどんどん体調を崩し…
そんな中でも心平と母の生活は
精神的にとても豊かで幸せで、
どこか世間から隔離された、汚れを知らないもの。
というそんな雰囲気が希薄でしたね、この映画では。
母親役が中谷美紀さんということで、
"これは理想的なキャスティングだ!"と
すげぇ期待してたんっすけど、健闘むなしく…って感じ。
母が死を迎えるシーンにも、どーしても納得がいかず。
[ 問題点その3 ]
話の腰を折るようなシーンが挿入されていること。
細かな仕掛けが、ことごとく安っぽいこと。 |
こういう映画に、余計な設定やエピソードは
いらないと思うんですよね。
そういうのを入れると、すごくピントがボケちゃうんだよな〜。
それから、製作者は良かれと思ってがんばった
CGシーンや心平が壁面に描く絵の出来がイマイチ。
っていうか、安っぽい…。
ついでに言うと、音楽も安っぽい…。
それから、方言の使い方もひどい。
おばあちゃんぐらいでしょ、マトモに使おうとしてたのって。
子役の子供たちに方言を教えるのが非現実的だという
判断なのかもしれないけど、この物語のテイストを考えると
実にもったいない気がしますね。
最後に、舞台が北海道に変更されていた点も
なんかすっきりしないんだよなぁ。
この恋愛に、あの広大な風景は似合ってない気がするんだけど。
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あぁ〜、書いた書いた。
悪口ばっかり書いた。でも、まだ書き足りないくらいよ。
っていうか、この映画のいいところがひとつも見つからない…。
原作の物語をここまで改悪されてしまわれると、
フォローのしようもございませんでした。
この映画の監督が作った作品を観たのは3本目。
最初は『群青の夜の羽毛布』(これも見事にハズレ!)、
次が去年の『解夏』(これはアタリ!)だったんです。
ハズレとアタリの差がメチャクチャ大きいなぁ、この人…。
あ゛ぁぁ〜、気分直しに、もう一回原作本を読もうっと! |
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posted on 2005.02.12 |
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▲TOP |
きみに読む物語 |
The Notebook |
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監督: |
ニック・カサヴェテス |
原作: |
ニコラス・スパークス |
脚本: |
ジャン・サーディ
ジェレミー・レヴェン |
音楽: |
アーロン・ジグマン |
出演: |
ライアン・ゴズリング
レイチェル・マクアダムス ジェームズ・ガーナー
ジーナ・ローランズ
ジョーン・アレン
サム・シェパード
ジェームズ・マースデン
ケヴィン・コノリー |
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公式サイト(日本語) |
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オレ的に、あとひと押しが足りなかったです。 |
★★★☆ |
日本では、昨年あたりから「純愛映画」がブームなんだそうだ。
そういうオレも、純愛映画大好きです。
それは、オレが混じりっ気なしの純愛主義者だからでしょうか!?
そんな冗談はさておき、
この映画は、最近では珍しい、アメリカ発の純愛映画だそうで、
昨年、アメリカでも予想外のヒットを飛ばした作品になります。
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製材所で働く青年ノアは、ある日、
ある女の子にひと目ボレしてしまいました。
その女の子とは、地元の名家のお嬢様、アリー。
二人はやがて付き合い始め、
すべてが順風満帆に進んでいく
と思っていたのもつかの間、
ふたりを引き裂く運命が待ち受けていたのでした…。
ま、こんな感じで話は始まっていきます。
そして、こんなバカ単純なお話では終わりませんので
どうかご安心を。
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わたくしが映画を観るときに最も重要なポイントがあります。
それは出だしです。オープニングです。
「最初が肝心」とはよく言ったもので、
ツカミがオッケーかどうかで、その映画を気に入るかどうかの
半分が決まってしまう、と言っても過言ではありません。
これは理屈じゃなく、
「画面に吸い込まれていく」ような感覚的なものです。
この『きみに読む物語』では、
映画が始まって一分も経たないうちに
雄大な川をセーリングするボートが夕陽に照らされる
という情景を観た瞬間から、スゥ〜と吸い込まれていきました。
あとはもう、吸い込まれっぱなしの2時間。
たしかに純愛でした。
まっすぐ過ぎるほどの、理想的過ぎるほどの純愛でした。
イヤミになるギリギリ手前で踏みとどまってた純愛でした。
不倫ではない、純愛版『失楽園』かと思ってしまったほどでした。
たしかにいい映画でした。
劇場内では、主に女性たちのすすり泣く声が
たくさん聞こえましたし。たしかに感動しますよね。
でも、こう、なんていうんだろう、
最後のひと押しが足りなかったなぁ〜。
あまりにまっすぐ過ぎて、そのまま突っ走っちゃったのかなぁ。
あとね、『失楽園』もそうなんだけど、
以前観た『アイリス』とも似たようなテーマがあって、
両者の比較なんかし始めてしまったもんだから
最後の最後で冷静になってしまいました…。
うわぁ〜、残念。
泣く気マンマンだったのになぁ〜。
p.s.
でも、この映画はぜひ好きな人と観に行ってくださいね。
鑑賞後、きっと会話が弾むと思いますよ! |
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posted on 2005.02.06 |
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イブラヒムおじさんとコーランの花たち |
Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran |
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監督: |
フランソワ・デュペイロン |
原作: |
エリック=エマニュエル・シュミット |
脚本: |
フランソワ・デュペイロン
エリック=エマニュエル・シュミット |
出演: |
オマー・シャリフ
ピエール・ブーランジェ
ジルベール・メルキ
イザベル・ルノー
イザベル・アジャーニ |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
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風の流れに身を任せすぎなのでは? |
★★ |
パリの裏通りに住む16歳の少年、モモ。
モモの両親は離婚し、
今は(人生に絶望した)父と暮らしている。
モモの家の近くにある、「アラブ人」が経営する雑貨屋。
その「アラブ人」というのが、トルコ生まれのイブラヒムおじさん。
モモとおじさんは、次第に仲良くなり
モモはおじさんからいろんなことを教わるようになる。
そんなとき、ある事件がきっかけで
二人の人生は大きく回りだすのだった…。
と、こんな感じのお話であります。
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おじいさんと少年。
寂しい者同士が肩寄せ合って生きていく、という図は
非常によくありそうな題材で、これに対して新鮮味や
真実味を持たせるには、いろんな条件が必要になってくる
ような気がします。
(1)俳優さんがよいこと
(2)設定に切迫感があること
(3)余分な説明を省くこと
(4)切ない、一撃必殺のBGMを準備すること
これだけそろえば、オレは間違いなく泣きますね。
で。今回の映画で、わたくしは以下のような判定を下しました。
(1)合格!
(2)残念、不合格
(3)残念、不合格
(4)残念、不合格
ま、結論として「ダメでした…」ということですね。
いくら俳優陣(イブラヒムおじさんとモモくん)ががんばろうとも
肝心な悲壮感・切迫感が伝わってこないことには
どうにもこうにも感情移入のしようがない感じ。
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この映画、去年のゴールデングローブ賞の
外国語映画賞にノミネートされてるんですけど、
なんで?なんでなんで??わからんのぉ…。 |
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posted on 2005.02.06 |
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January,2005 | back number | March,2005  |