天国の口、終りの天国。 |
Y tu mama tambien |
|
 |
 |
監督: |
アルフォンソ・キュアロン |
脚本: |
アルフォンソ・キュアロン
カルロス・キュアソン |
出演: |
ガエル・ガルシア・ベルナル
マリベル・ベルドゥー
ディエゴ・ルナ |
|
 |
 |
公式サイト(日本語) |
|
 |
メキシコ男性のオ○ンチンはデカい? |
★★★ |
情熱の国、音楽の国、メキシコ
というセリフがありました。
2番目はよくわかりませんが、
少なくとも1番目はわかる気がした
そんな映画でした。
"天国の口"という海辺の楽園を目指して旅する 闇雲に若いガキ(♂)2人と、どこか陰のある人妻。
ガキどもの無軌道でバカバカしい行動は、
日本の田舎者であるオレには
さっぱり理解不能だったけど、
ラストまで観ると妙に納得してしまいました。
でも、どうせこれを観るなら、
数年前に公開されたドイツ映画
『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』を観ることを
おすすめしたいですね。 |
|
|
▲TOP |
群青の夜の羽毛布 |
|
 |
 |
監督: |
磯村一路 |
原作: |
山本文緒 |
脚本: |
磯村一路 |
音楽: |
羽毛田丈史 |
出演: |
本上まなみ
玉木宏
野波麻帆
藤真利子
小日向文世 |
|
 |
 |
公式サイト(日本語) |
|
 |
観ながら、首をひねりっぱなし… |
★☆ |
今月観た『ロード・トゥ・パーディション』を オレはものすごい大傑作だと感じたのですが、
それは2つの"父と子"の間に生まれる、
まっすぐな「オトコくささ」に 感銘を受けたからかもしれません。
そして、山本文緒原作のこの映画。 監督はオトコで、オトコ前の俳優さんも出ていますが 全編を通して「オンナくささ」がプンプンしてるように感じました。 しかも、そのニオイはかなりけだるく、 ぶっちゃけたところ、胡散臭く感じたというのが本音。 「オンナって、こういうものなの。知ってた?」 「オンナって、ああいうものなの。わかる?」 どうも、そういう決めつけをわざとらしく押し付けられたような、 そんな居心地の悪さを感じてしまいましたねぇ…。
女性の方々は、この映画を観てどんな感想を持つんでしょう? |
|
|
▲TOP |
容疑者 |
City by the Sea |
|
 |
 |
監督: |
マイケル・ケイトン・ジョーンズ |
脚本: |
ケン・ヒクソン |
音楽: |
ジョン・マーフィー |
出演: |
ロバート・デ・ニーロ
フランシス・マクドーマンド
ジェームズ・フランコ
ウィリアム・フォーサイス エリザ・ドゥシュク
ジョージ・ズンザ |
|
 |
 |
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
|
 |
あのアル・カポネはどこへいった? |
★★☆ |
デ・ニーロ危うし!な映画でした。
やっぱね、最近の出演ラッシュは確実に裏目に出てるよ。
観てるこっちの新鮮味も欠けるし、
デ・ニーロ自身の切れも落ちてるような…。
「むかしのデ・ニーロは…」みたいな、
オッサンくさいことまで考えてしまう、そんな今日このごろです。
ストーリー自体は、
まあまあよくできたサスペンス映画ですが まぁ、可もなく不可もなく。
最後の10分はとても楽しめたけど、
そこまでたどりつくのに苦労した感じ。 |
|
|
▲TOP |
ロード・トゥ・パーディション |
Road to Perdition |
|
 |
 |
監督: |
サム・メンデス |
原作: |
マックス・アラン・コリンズ
リチャード・ピアース・レイナー |
脚本: |
デヴィッド・セルフ |
音楽: |
トーマス・ニューマン |
出演: |
トム・ハンクス
ポール・ニューマン
ジュード・ロウ
タイラー・ホークリン
ジェニファー・ジェイソン・リー
ダニエル・クレイグ |
|
 |
 |
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞撮影賞受賞/助演男優賞などノミネート |
|
 |
地獄への道は、美しくて険しくて切ない。 |
★★★★★ |
これまた、とんでもない映画です。 最近、いい映画が多いねぇ、マジで。
『キャスト・アウェイ』で、
トム・ハンクスのもの凄さをわかったつもりでいたのに、 まだまだ奥が深かったらしいことがわかりました。 この映画、トム・ハンクスの最高傑作になるでしょう。 セリフは少ないのに、とんでもない存在感でした! (アル・パチーノのアカデミー賞、危うし…。)
監督は『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス。
前作と同じく、「家族」を描くという要素も
重大な主題となっていました。 (前作と同じような、食卓のカットもあったりして。) すっばらしいですね、もう。文句なし!
この映画は、原作を超えてるんじゃないかと
思いましたね。 (もちろん原作本は読んでないけど…。)
そのくらい、小説の持つ「行間」を
「映像」で描き表せていたと思います。
撮影監督であるコンラッド・L・ホールの映し出す
きめ細やかな映像は ロジャー・ディーキンスと同じくらいにとんでもなく美しかった♪
泣いて、泣いて、アカデミー賞最有力の宣伝文句も納得! |
|
|
▲TOP |
インソムニア |
Insomnia |
|
 |
 |
監督: |
クリストファー・ノーラン |
脚本: |
ヒラリー・サイツ |
音楽: |
デヴィッド・ジュリアン |
出演: |
アル・パチーノ
ロビン・ウィリアムズ
ヒラリー・スワンク モーラ・ティアニー
マーティン・ドノヴァン |
|
 |
 |
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
|
 |
『メメント』の雪辱は果たした! |
★★★★ |
とんでもない映画を観てしまったのではないか……。 ラストシーンが終わって、そんな気分になっちゃった。
舞台がアラスカ、寒くて、氷まみれなイメージもあり
(イメージだけね)、 泥臭くない『羊たちの沈黙』のような感じもしますが、
そんなこたぁ、この映画のセールスポイントではない!
断じてない!(と思う…。)
アル・パチーノです!
以前、どこかで
「最近のアル・パチーノは同じような役ばかりやってて
つまんない」
といった趣旨の発言をしたバカがいますが、
それはオレ様です。
平謝り。
土下座して謝ります。ごめんなさい。
わたくしが間違っておりました。
ここで見せるアル・パチーノの刑事役は、とんでもないです。
ハマりすぎ。とんでもねぇ。
もう、とんでもねぇですぜ、ダンナ。
去年のアカデミー賞が
汚れ刑事のデンゼル・ワシントンならば、
今年のアカデミー賞も
汚れ刑事のアル・パチーノでいいじゃん! 文句は言わせねぇ、ってな具合です。ブラボー♪ |
|
|
▲TOP |
September,2002 | back number | November,2002  |