シルバー假面/Die Silbermashe  |
[HERO?HEROINE?]
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2006.12:日本映画(ユーロスペース) |
[総監修]:実相寺昭雄 |
CAST-1:ニーナ(内田仁菜)/渡辺大/水橋研二/伊藤昌一/アデイト/渡邊エリー/MiWa |
CAST-2:石橋蓮司/山本昌之 |
CAST-3:嶋田久作/二階堂智/ひし美ゆり子 |
CAST-4:赤星満/ジョージ・エスチャート/寺田農 |
CAST-5:大家由祐子/吉行由美/北川さおり/原知佐子/淺山花衣/堀内正美/高橋ひとみ/他 |
1971-1972にかけてTV放映された「シルバー仮面」、2006年…新たな設定のもとDVD作品として作製され…販売に先立ち期間限定で映画館での上映となった「シルバー假面」です! |
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第壱話:はなやしき |
監督:実相寺昭雄 |
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■1920年(大正9年)、スペイン風邪、シベリア出兵、過熱する労働争議、米騒動、騒然とする帝都・東京、そこに…不可思議な美女連続殺人事件が発生、特務機関のボス・明瀬元次郎と憲兵隊長・天数照彦から事件の調査を命じられる若きエリート軍人・本郷大尉、被害者の血液には赤血球が存在せず、高濃度ガンマ電磁波を浴びた状態、地球上の物理化学でそんなことは不可能だと明瀬 ■事件現場…探偵小説家志望の友人・平井太郎と共に浅草「ダンテ劇場」へ、まばゆいプラズマ光、怪人アルベリッヒ・カリガリ博士&眠り男チェザーレ…奇怪なアトラクション、本郷の潜入調査…劇場の楽屋裏で見た謎の人影、追跡の途中…日独ハーフの美しい娘ザビーネとの出会い、そこに…カリガリ操る宇宙人・蜘蛛男が出現、恐怖に陥る劇場、その時!ザビーネの呪文めいた言葉…「Oh Erdreich.Sturm und Feuergeister.Weltesche Yggdrasil.Allma(ウムラウト)chtiger Vater Wotan.Verleiht der Walku(ウムラウト)re Kraft!(大地と風と火の精霊に命ず。大樹ユグドラシルと全知なる父ヴォータンよ、ワルキューレに力を与えたまえ!)」、銀色の超人・シルバー假面に変身、蜘蛛男を撃退、一連の事件がカリガリ博士によるものと判明 ■ザビーネ、母エリスが死に…まだ見ぬ父を求めてドイツより来日、父の名は…
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第弐話:於母影 |
監督:北浦嗣巳 |
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■カリガリ博士との戦いで消耗したザビーネ、平井のアパートで介抱される、彼女の荷物の中には…森鴎外の訳詩集「於母影」、病床のザビーネ…母エリスと夜行列車で旅する幻想、母と2人…旅芸人としてドイツの町から町へ、過酷な少女時代 ■一方の本郷、帝室博物館へ、図書頭代理の小金井…「カリガリ」は一種の“屋号”では!?地球上の様々な時代・様々な国に現れては災厄をもたらす…時空を超えた神出鬼没な存在らしい ■1911年、ドイツ辺境の山村・ホルステンヴァル、旅の途中で身体を壊したエリスと12歳のザビーネ、親切な村人に救われる、病床のエリス…森鴎外がドイツに来たころの思い出を語る、霧深い谷で怪物と謎かけ問答をした鴎外、金と銀の2つの指輪を入手、怪物の正体…ルンペルシティルツヒェンという小人、指輪の新しい持ち主…鴎外の僕となる、指輪の力はとても強く&恐ろしいとエリス ■ある日、森で行方不明となった子供、指輪の力で救ったザビーネ、魔女の疑い…村を追われる母娘、そこに突如現れた飛行船、村を焼き払おうとするカリガリだった…
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第参話:鋼鉄のマリア |
監督:服部光則 |
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■カリガリ博士、チェザーレを奇怪な電気装置へ…鋼鉄の女性型ロボット・マリアに改造 ■そのころ東京では…カラスの死骸が空からふってくる怪現象が続発、ザビーネと平丼が入った映画館では…観客が狂ったように暴れ出すという事件が発生、いずれも超心理学に長けたカリガリ博士による幻惑術によるもの!? ■ザビーネに連れられ…引き合わされた秘密結社トゥーレ協会のロケット工学者カール・ゲルマー、対宇宙人防衛組織に加わって欲しいとの頼み、その差別主義的な姿勢に反発&断る本郷、ザビーネの本心が何処にあるか判らず…悩む本郷、ザビーネ自身の心も…不安と孤独で乱れていた ■明瀬と天数&本郷、帝大の敷島教授の教えから…人間は無意識下に受ける信号に大きな影響を受けやすいと知る、見えない&聞こえない世界!?カラスは見えないものに当たり死、人間は聞こえないものに?催眠音波を流していた街頭ラジオを憲兵隊が撃つ、空が俄かにかき曇り…今まで見えなかったカリガリの巨大な飛行船が上空に出現、金の指輪を持つカリガリ、もしもザビーネの持つ銀の指輪を入手したとき…地球を取巻く磁性体ミッドガルドの波動が変調、地球は滅びるのだという ■最後の決戦、シルバー假面とロボット・マリア、鋼鉄同士の火花散る戦い…
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1971-72にかけ、TV放映された「シルバー仮面」、2006年…新たな設定のもとDVD作品として作製され…販売に先立ち期間限定で映画館での上映となった「シルバー假面」です!雑誌をパラパラと捲っていて…目に付いた広告、シルバー仮面をオンタイムで見ていた私としては…見に行くしかないでしょう!の状態
日曜・夜7時の激戦枠、裏では「ミラーマン」&当然ニュースもあり、なかなかに「小難しい内容」と「等身大ヒーロー」が災い?友人のほとんどは「ミラーマン」派、突然のテコ入れで、突然シルバー仮面も巨大化して宇宙人・怪獣と戦うことに…、いつものワンパターン化に、私の興味は冷めていった次第です、今回の内容は「時代設定が大正時代」「変身するのは女性」「小難しげ」ときたもので…&実相寺監督・監修、ということで…見たい!ところが…上映は21:00からのレイトショー、仕事のことを考えると無理かもしれない?DVD待ちを検討
そして12/29、007を見た後に行きつけのお店に寄って、酒を飲みながら映画の話、その際に「シルバー假面」の話、あの映画館は、長くて2週間位しか上映していないヨ!の情報、既に1週間経過!いつ終わってもおかしくない、時刻は21:00チョット前、上映館は店から徒歩2〜3分、見に行ってくる!会計を済ましてダッシュ
映画館到着、立見だと…!アルコールも入っているので若干ツライが…まあ仕方ないかで入場、直ぐに上映開始、見終わっての感想…シルバー假面自体を見られたのは良いのだが、映画として見るとツライ内容!寒い!期待しすぎた私が悪いのか?やめとけばよかったというのが本音、今後「シルバー仮面」のことを思い出す度に「シルバー假面」を思い出してしまうのでしょうネ |
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ちなみに公開8日目の21:00〜、92席の映画館で10人ほどの立見客ありでした(ユーロスペース:渋谷) |