SUMMER TIMEMACHINE BLUES 
サマータイムマシン・ブルース |
[COMEDY]
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2005.09:日本映画(東芝エンタテインメント) |
監督:本広克行 |
CAST-1:瑛太/上野樹里/与座嘉秋/川岡大次郎/ムロツヨシ/永野宗典/本多力/真木よう子 |
CAST-2:佐々木蔵之介/升毅/三上市朗/楠見薫/川下大洋/他 |
「踊る大捜査線」の本広克行が監督するSFコメディ、タイムマシン映画史上最多タイムトラベル18回のドタバタ・コメディ、よく考えると破綻箇所もあるけど…勢いで笑わせてくれます |
【STORY】 ■2005年8月19日、炎天下、大学のグラウンド、ユニフォーム姿で野球をする5人の男子学生…「SF研究会」メンバー、ピッチャー小泉が大暴投、空振りする甲本、ボテボテのゴロをトンネルする新美、代わったピッチャー石松…力強い投球でバッター曽我にデッドボール、グラウンドの隅にあるカッパ地蔵に打球命中…大謝り、野良犬ケチャとの戯れ、そんなユルい風景を写真に収めるカメラクラブの女性部員の伊藤 ■SF研の部室、石松が拾い集めてくるガラクタで一杯、名ばかり…誰もSFに興味なしのお遊びクラブ、クーラーのある部室で…ダラダラと夏休みを過ごすメンバー ■部室の奥にカメラ・クラブの暗室、元々全体を使用も…部員2名、SF研に乗っ取られた形、部員増で部室奪還を掛けた…9月のグループ展、カメラ・クラブもう一人の女性部員・柴田、SF研顧問・保積(通称ホセ)助手の顔アップを撮影中、実力は怪しい伊藤と柴田 ■SF研5人、各自マイ洗面器を持って部室をあとに…いつもの銭湯「オアシス」へ、バカ騒ぎ、新美が…愛用の「ヴィダルサスーンがない!」と、誰が取ったと大騒ぎ、結局犯人不明のまま、一時散会、石松…狙っていた薬局前のドリンク剤のマスコット「ギンギン」奪取…部室へ、甲本は映画館へ…語りまくる経営者、前売券2枚購入、密かに思いを寄せる柴田を誘うため ■部室に戻る甲本、騒ぐメンバー、「洗面器、持ってるじゃないですか」「お前やっぱ盛リ上げるなあ」「初めて見るよねえ」「本当にやるんだ」…って何?「こうやればいいじゃないですか?」と手を振る曽我、すっぽ抜けるアイス、掴まえようとして、押して&押されて、飛んで、よろけて…連鎖反応の最後…新美のコーラが落下、クーラーのリモコンにこぼれる ■8月20日、猛暑の昼下がり、使えなくなったリモコン、起動しないクーラー、汗だく、ホセにリモコン修理を依頼、もしかして…ゴミ置場に多数の扇風機、回収も…まともに動かず、柴田と2人きりになった甲本、映画への誘い、昨日言っていた彼女に悪いと断わる柴田、何? ■皆で戻る部室、マッシュルームカットの見知らぬ男、首から下げたカメラ、「ここって…SF研ですよね」の問い&慌てて去って行く男、一体何者?時期外れの入部希望者?部屋に見慣れぬ物体[No.1]、まるでタイムマシン…「SF研にタイムマシン!?」「マッシュルームの仕業?」、冗談のつもりで強引に曽我を乗せ…とりあえず8月19日にセット、レバーを倒す…と、閃光とともに消えるマシン[No.2]&曽我、周囲を探すも?不思議がるメンバー、一瞬後…再び閃光と共に戻ってきたマシン&曽我[No.3]「今日は昨日じゃないでよね?」…パニック状態、レバーを引いたら…部屋から皆が消えて、グラウンドで自分も含め野球をしていた…気持ち悪くなり急ぎ戻ってきたと証言、確かに…昨日伊藤が撮った写真の建物内に「今日の曽我」が写っている!「ってことは…」「まじタイムマシンじゃん!」、大興奮、ダイヤルは最大99年まで設定可能、いつに行ってみるか大盛り上がり、とりあえず昨日に戻り「壊れる前のリモコンを取って<る」ことに決定、一人乗りのタイムマシンに…強引に新美・小泉・石松の3人が搭乗、昨日へ[No.4]グラウンドで野球をしている自分達の姿を確認、まだクーラーのリモコンも壊れていない!リモコンを取ろうとしたとき…部室に戻ってくる昨日の自分達、机の下に緊急避難、「昨日の俺達を尾行してみよう!」とのイタズラ心、銭湯へ向かう自分達を尾行 ■帰って来ない3人を心配する一同、再びマッシュルームカットの男…田村、25年後からやって来たと…、彼もSF研に所属、相変わらずお遊びクラブ…らしい、2030年8月20日朝…部室に来たら「タイムマシン」が置いてあった!試しに乗せられ…25年前に着いてしまったという、タイムマシンは何処?帰らないと…と田村、現在使用中のため…強引に25年後の「過去の世界」を案内、町の変わらなさに驚<田村、古い映画館の前…ココは取り壊されてコンビニになっていると言う、田村の母親が同じ大学出身でよくこの名画座に通っていたと、影で…「もし(若き日の母親に)会ったら産む気がなくなるから、やめといた方がいいよね」「未来が変わっちゃうからね」と笑う甲本達、突然の疑問…「過去を変えたら今も変わる」のだろうか???悩む一同、映画館の館長を巻込み…実は相対性理論が専門分野のホセの講義を受ける、タイムマシンによるパラドックス…その存在は絶対にありえないとホセ、「もし万が一あったとして…過去を変えたら、全てが消えてしまう」と言う、事の重大さに気づき部室へ急ぐ甲本達、無人のタイムマシン[No.5]に…「お前らも来るといい!ズッコケ3人組」の書き置き、絶対に何かやっている!マズイ…3人を追って昨日へと向かう甲本と曽我[No.6]、果たして彼らは無事、全てを元に戻して「今日」に戻って来られるのだろうか!?
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「踊る大捜査線」の本広克行が監督するSFコメディ、某大学のお遊びサークルのSF研究会に突然出現したタイムマシン、お気楽な考えで過去をイジリ倒してくるワルノリ3人、必死に修復のため奔走する仲間、「無駄に時間を行き来する」タイムマシン… ケッコウ笑い&楽しめました、ドタバタ映画ですから、くだらないと感じる方もおられるでしょうが…
実は映画の情報誌を見ていたら、「クーラーのリモコン持参すると映画代が1000円」だと知り、とりあえずエアコンのリモコン持参(クーラー専用ではないが、まあ問題ないだろうと…&同じ機種が複数台あるため1個持って行っても問題なし、妻が何で?とビックリ!)、映画館のチケット売場で様子を見るも…他に持参者はいない?まあせっかく持ってきたので、チョット恥ずかしかったが提示…リモコンを確認後、1000円になりました、まあコレも含めて楽しめました |
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公開8日目、第3回(16:30〜)、200席の映画館に3割程度の入りでした(アミューズCQN:渋谷)
そうそう…駅から離れた映画館、ケッコウ年齢層が幅広かったのには驚きました、あの年配の方々は、この映画を見るためにワザワザ足を運んだっていうことでしょうから… |