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カナヤマ 日本歴史 辞典
日本語版
見出し語 『 ほ 』
Ｎｏ．０３３５。
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□ 日本史 辞典 （総合）。
□ ほ ≪ 北条氏（前北条氏） ≫
● 事柄順、時期順。
〇 ほう 北条政権 （ほうじょうせいけん）。
（= 北条氏政権、鎌倉幕府・北条
執権政権）。
（１２１９年頃〜１３３３年頃）。
（⇒ 日本の政権・政府）。
（⇒ 北条政権）。
〇 ほう 北条 時政 （ほうじょう ときまさ）。
（１１３８〜１２１５年）。
○ 鎌倉幕府の初代執権（しっけん）。
○ 源頼朝正室夫人・北条政子
の父。
（⇒ 北条 時政）。
〇 ほう 北条 政子 （ほうじょう まさこ）。
（= 尼将軍）。
（１１５７年〜１２２５年）。
○ 源頼朝の正室夫人。
○ 日本の歴史を変えた才女。
○ 源 頼朝と共に、武士政権をつ
くり、支えた。
（⇒ 北条 政子）。
〇 ほう 北条 時宗 （ほうじょう ときむね）。
（１２５１年〜１２８４年）。
○ 鎌倉幕府・第８代執権（しっけん）。
○ 蒙古来襲（元寇）を阻止した政
治家。
（⇒ 北条 時宗）。
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■ 『 現在は、過去の成果であり、
未来は、現在の成果である。 』
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◆ 日本史辞典
● 見出し語は、グリーンでマークされています。
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■ 北条 時政
（ほうじょう ときまさ）。
■ 北条 時政。
■ 生没年 ： １１３８〜１２１５年。
■ 名称 ： 北条 時政 （ほうじょう ときまさ）。
５年）。
■ 北条 時政は、 伊豆国（いずのくに、現在の静岡県
東部）の、坂東平氏（ばんどうへいし）の豪族（ごうぞく、
有力者）で、 伊豆国の在庁官人（ざいちょうかんじん）
であった。
監視役であったが、 娘の北条政子（１１５７年〜１２２
５年）が源頼朝と恋仲 となり、１１７７年に駆（か）け落ち
してしまったため、２人の婚儀を認め、伊勢平氏を裏切
り、源頼朝の重要な後援者となった。
北条 時政は、１１８０年（治承４年）の源頼朝の挙
兵の最初から、源頼朝を助け、鎌倉幕府の創設に尽力
（じんりょく）した。
北条 時政は、源頼朝の死後、鎌倉幕府の実権を
握（にぎ）り、 執権（しっけん）と称した。
１２０５年（元久２年）に、北条 時政は、 後妻の牧
の方（まきのかた）と共謀（きょうぼう）して、平賀朝雅を
将軍に擁立（ようりつ）しようとして露見（ろけん）し、 隠
退出家（いんたいしゅっけ）した。 代わって、時政の子
・北条義時（ほうじょうよしとき）が、 鎌倉幕府の第２代
執権となった。
■ 北条 時政 （ほうじょう ときまさ）は、 生没年は、１１
ある。
就任１２０３〜０５年） である。
□ 日本史 辞典 の先頭ページへ 。
■ 北条政権
（ほうじょうせいけん） （北条氏政権）。
■ 北条政権。
■ 時期 ： １２１９年〜１３３３年。
■ 名称 ： 北条政権 （ほうじょうせいけん）。
● 別名 ： 北条氏政権 （ほうじょうしせいけん）。
■ 北条氏による執権政治がおこなわれた。
一覧表。
一覧表。
■ 北条（氏）政権 （ほうじょう（し）せいけん）は、 １２
１９年から１３３３年まで である。
■ １２１９年（承久（じょうきゅう）元年）に 、 鎌倉幕府３
代将軍で源氏将軍の源実朝（みなもとのさねとも）が暗
殺され源頼朝の源氏嫡流が断絶し、源氏政権は消滅し、
名実ともに、北条氏が鎌倉幕府の執権（しっけん）となっ
て政治を行い、 ２代執権の北条義時（よしとき） が、北
条氏政権を樹立し、１３３３年に、１６代執権の 北条 守
時（もりとき）の時、鎌倉幕府が滅亡し、 北条氏政権は、
消滅した。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 源氏の将軍は、三代で滅び、その後、 北条氏の執権
が鎌倉幕府の実権を握った。 源氏の将軍滅亡後、北
条氏が、 名目的な将軍の摂家（せっけ）将軍２代、宮（み
や）将軍４代の下で、 執権（将軍補佐）として、北条氏が
政権を握った。
■ １３３３年に、 新田義貞 （にったよしさだ） が、鎌倉
を攻め、幕府の執権（しっけん）の北条氏を滅ぼして、鎌
倉幕府は、消滅した。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
#hojogovernment-shogungenerals
◆ 鎌倉幕府の将軍名（初代〜９代）一覧表。
■ 源氏将軍。
■ 初代将軍 源頼朝 （みなもとのよりとも、
将軍在任１１９２〜１１９９年）。
■ ２代将軍 源頼家 （みなもとのよりいえ、
将軍在任１２０２〜１２０３年）。
■ ３代将軍 源実朝 （みなもとのさねとも、
将軍在任１２０３〜１２１９年）。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 摂家将軍、宮将軍
（執権（しっけん）政治における形式的な将軍）。
◆ 摂家将軍 （せっけしょうぐん、藤原将軍、藤原氏出身
の将軍、１２２６年〜１２５２年）。
■ ４代将軍 藤原頼経 （ふじわらのよりつね、
将軍在任１２２６〜１２４４年）
（=九条頼経）。
■ ５代将軍 藤原頼嗣 （ふじわらのよりつぐ、
将軍在任１２４４〜１２５２年）
（=九条頼嗣）。
◆ 宮将軍 （みやしょうぐん、親王出身の将軍、
１２５２年〜１３３３年）。
■ ６代将軍 宗尊親王 （むねたか しんのう、
将軍在任１２５２〜１２６６年、
後嵯峨天皇の皇子）。
■ ７代将軍 惟康親王 （これやす しんのう、
将軍在任１２６６〜１２８９年、
宗尊親王の子）。
■ ８代将軍 久明親王 （ひさあき しんのう、
将軍在任１２８９〜１３０８年、
後深草天皇の皇子）。
■ ９代将軍 守邦親王 （もりくに しんのう、
将軍在任１３０８〜１３３３年、
久明親王の子）。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
#hojogovernment-shikkenregents
◆ 鎌倉幕府の執権名（初代〜１６代）一覧表。
■ 鎌倉幕府の執権（しっけん）。
■ 初代執権 北条 時政 （ほうじょう ときまさ）。
■ ２代執権 北条 義時 （ほうじょう よしとき）。
北条得宗（とくそう、本家）。
法名 徳宗。
■ ３代執権 北条 泰時 （ほうじょう やすとき）。
北条得宗（本家）。
■ ４代執権 北条 経時 （ほうじょう つねとき）。
北条得宗（本家）。
■ ５代執権 北条 時頼 （ほうじょう ときより）。
北条得宗（本家）。
■ ６代執権 北条 長時 （ほうじょう ながとき）。
■ ７代執権 北条 政村 （ほうじょう まさむら）。
■ ８代執権 北条 時宗 （ほうじょう ときむね）。
北条得宗（本家）。
■ ９代執権 北条 貞時 （ほうじょう さだとき）。
北条得宗（本家）。
■ １０代執権 北条 師時 （ほうじょう もろとき）。
■ １１代執権 北条 宗宣 （ほうじょう むねのり）
（= 大仏（おさらぎ）宗宣）。
■ １２代執権 北条 熙時 （ほうじょう ひろとき）。
■ １３代執権 北条 基時 （ほうじょう もととき）。
■ １４代執権 北条 高時 （ほうじょう たかとき）。
北条得宗（本家）。
■ １５代執権 北条 貞顕 （ほうじょう さだあき）
（= 金沢貞顕）。
■ １６代執権 北条 守時 （ほうじょう もりとき）。
足利尊氏（たかうじ）の
正室夫人の兄。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
□ 日本史 辞典 の先頭ページへ 。
■ 北条 時宗
（ほうじょう ときむね）。
■ 北条 時宗。
■ 生没年 ： １２５１年〜１２８４年。
■ 名前 ： 北条 時宗 （ほうじょう ときむね）。
● 幼名 ： 北条 正寿丸 （しょうじゅまる）。
● 元服（成人）後、 北条 時宗。
■ 時宗 は、 鎌倉時代中期の武将、政治家で、 （前）北条氏の北
条得宗家 （とくそうけ、本家） 出身。
■ 時宗 は、 北条得宗家出身で、鎌倉幕府・第８代執権（しっけん）
（在任１２６８〜８４年）。
● 時宗 は、１８歳で、執権となり、 享年３４歳で、死去。
■ 時宗 は、モンゴル軍の日本侵略を防いだ、日本の指導者、英雄。
■ 時宗 は、 元寇（げんこう、蒙古襲来）時の執権で、 鎌倉幕府の
実権者。
■ 時宗 は、 鎌倉の円覚寺を建立。
■ 鎌倉幕府・第５代執権・北条時頼（ときより）の子。
■ 時宗の生母 は、 葛西殿 （かさいどの） で、 北条 重時 （しげ
とき） の娘。
■ 時宗の正室 は、 堀内殿 （ほりうちどの、落飾後、覚山尼） で、
安達 義景 （あだち よしかげ） の娘。
■ 時宗の孫 は、北条高時（たかとき）。
● 時宗 は、 北条得宗家出身の鎌倉幕府・第１４代執権の、北条
高時（たかとき） の祖父。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 北条 時宗 （ほうじょう ときむね） は、 生没年は １２５１〜８４年
で、 幼名は、北条 正寿丸 （しょうじゅまる） で、 元服（成人）後、
北条 時宗 と称した。
■ 北条 時宗 は、 鎌倉時代中期の武将、政治家で、 前北条氏の北
条 得宗家 （とくそうけ、本家） 出身 である。
■ 北条 時宗 は、 北条得宗家（北条本家）出身の鎌倉幕府・第８代執
権（しっけん）（在任１２６８〜８４年） である。
● 時宗 は、１８歳で、執権となり、 ３４歳で、死去。
■ 北条 時宗 は、 元寇（げんこう、蒙古襲来）時の執権で、 鎌倉幕府
の実権者で、 モンゴル軍の日本侵略を防いだ、日本の指導者、英雄で
ある。
■ 北条 時宗 は、 鎌倉の円覚寺を建立した。
■ 北条 時宗 は、鎌倉幕府・第５代執権・北条時頼（ときより）の子 で
ある。
■ 時宗の生母 は、 葛西殿 （かさいどの） で、 北条 重時 （しげと
き） の娘 である。
■ 時宗の正室 は、 堀内殿 （ほりうちどの、落飾後、覚山尼） で、安
達 義景 （あだち よしかげ） の娘 である。
■ 時宗の孫（まご） は、北条高時（たかとき） である。
● 北条 時宗 は、 北条得宗家出身の鎌倉幕府・第１４代執権の、北条
高時（たかとき） の祖父 である。
■ 北条 時宗 （生没年 １２５１〜８４年） は、北条時頼（ときより）の子
で、 鎌倉時代中期の武将、政治家であり、 北条得宗家出身の鎌倉幕
府・第８代執権（しっけん）（在任１２６８〜８４年） で、 元寇（げんこう、
蒙古襲来）時の、 幕府・執権で鎌倉幕府の実権者 であった。
■ 北条 時宗 は、 モンゴル軍の日本侵略を防いだ、 日本の指導者、
英雄 である。
■ 北条 時宗 は、 １２６４年、連署（れんしょ）、翌年、相模守（さがみの
かみ）に任じられる。 その後、 １２６８年、１８歳で、執権となる。
● 元寇に際し、、元使を切り、西国の防備を固め、積極的に対外強硬策
をとり、国難に対処した。
● 国内政治では、武家社会の動揺の中で、得宗専制への動きをみせた。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 時宗の正室・夫人 は、 堀内殿 （ほりうちどの、落飾後、覚山尼）
で、安達 義景 （あだち よしかげ） の娘 である。
● 堀内殿 （ほりうちどの、生没年１２５２〜１３０６年）、 松岡殿、と呼
ばれ、 落飾後、 覚山尼 （かくさんに） と称す。
● 堀内殿 は、 鎌倉幕府・有力御家人の安達 義景（あだち よしか
げ）の娘 です。 安達 泰盛 （あだち やすもり） は、 異母兄である。
● 堀内殿 は、 北条貞時の生母。 堀内殿は、時宗との間に、北条
貞時を生み、 後に、 堀内殿の子、北条 貞時は、 北条得宗家出身
の鎌倉幕府・第９代執権 となる。
● 堀内殿 は、 鎌倉の東慶寺（とうけいじ） を建立する。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
◆ 北条 時宗 が登場する、面白く、興味深い、ドキ
ュメンタリー、ドラマ、映画。
♪♪ 北条 時宗 が登場する、面白く、興味深いド
ラマ，映画。
● （注意） ドラマ、映画は、フィクション です。 歴史のドラマ、映
画 は、史実（歴史上の事実） と 架空の出来事 が 混じって描
かれています。 また、 現代風にアレンジしてあります。
■ 『 北条時宗 （ほうじょうときむね） 』
（ＮＨＫ２００１年大河ドラマ）
■ 北条 時宗の、 生涯 や 時宗の元寇（げん
こう、蒙古襲来）時の活躍を描いたテレビドラマ。
〇 ドラマ「北条時宗」の北条時宗。
（ドラマ「北条時宗」の書籍販促ＰＲフォト）
■ ＮＨＫ大河ドラマ 『 北条時宗 』 の 主な登場人物 と 出演者名。
● 北条 時宗 （ほうじょう ときむね、鎌倉幕府執権） （和泉 元彌、い
ずみ もとや）、
● 祝子 （のりこ、堀内殿、時宗の妻） （西田 ひかる、にしだ ひかる）、
● 平 頼綱 （たいらの よりつな、時宗側近、北条得宗家内管領） （北
村 一輝、きたむら かずき）。
● 北条 時頼 （ほうじょう ときより、時宗の父） （渡辺 謙、わたなべ
けん）、
● 涼子 （あきらこ、葛西殿、時宗の生母、北条 時頼の正室） （浅野
温子、あさの あつこ）、
● 北条 宗政 （ほうじょう むねまさ、時宗の同母弟） （比留間 由哲、
ひるま よしのり）、
● 讃岐局 （さぬきのつぼね、時輔の生母、北条 時頼の側室） （篠原
涼子、しのはら りょうこ）、
● 北条 時輔 （ほうじょう ときすけ、時宗の異母兄） （渡部 篤郎、わた
べ あつろう）、
● 祥子 （しょうこ、 時輔の妻） （ともさか りえ）、
● 安達 泰盛 （あだち やすもり、祝子の兄） （柳葉 敏郎、やなぎば
としろう）、
● 梨子 （りんこ、安達泰盛の妻） （牧瀬 里穂、まきせ りほ）
● 謝国明 （しゃこくめい、博多の商人） （北大路 欣也、きたおうじ き
んや）。
● 佐志 房 （さし ふさし、水軍松浦党の頭領） （藤 竜也、ふじ たつ
や）。
● 桐子 （とうこ、 佐志 房の養女、足利泰氏の隠し子） （木村 佳乃、
きむら よしの）
● フビライ （モンゴル帝国第５代皇帝、中国元朝初代皇帝） （バーサ
ンジャブ）
● マルコ・ポーロ （ベネチア商人、フビライ家臣） （ダリオ・ボニッスｲ）
● 宗尊 親王 （むねたか しんのう、鎌倉幕府第６代将軍） （吹越 満、
ふきこし みつる）
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
□ 日本史 辞典 の先頭ページへ 。
■ 北条 政子
（ほうじょうまさこ）。
■ 北条 政子。
■ 生没年 ： １１５７年〜１２２５年。
■ 名称 ： 北条 政子 （ほうじょう まさこ）。
● 実名不詳。
● １１８５年頃〜１１９９年は「御台所」（みだいどころ）と
呼ばれ、 夫・源頼朝の死後、落飾（らくしょく）して、１１
９９年〜１２２５年は「尼御台」（あまみだい）と呼ばれた。
● １２１８年に朝廷より従三位に叙（じょ）された際命名
された諱（いみな）は、 政子 （まさこ、１２１８年〜）。
● 正式名は、 北条 政子 （ほうじょう まさこ）、 平 政
子 （たいらのまさこ）。
■ 源 頼朝と共に、武士政権をつくり、支えた。
■ 北条 時政（ときまさ）の娘。
■ 鎌倉幕府初代将軍・源 頼朝（みなもとの よりとも）の
正室・夫人。
■ 夫の源頼朝死後、落飾して、尼となる。
尼将軍（あましょうぐん）。
■ ２代将軍・源 頼家（よりいえ）、３代将軍・源 実朝（さ
ねとも）の生母。
■ 夫・頼朝の浮気を許さず、源氏政権を３代で断絶さ
せ、消滅させる。
■ 源 頼朝死後、父・北条 時政や弟・北条 義時（よし
とき）と共に、鎌倉幕府の諸問題に当たる。
■ 源 実朝死後、 鎌倉幕府の実権を握る。
● 源 実朝死後、 源頼朝の源氏の血筋が絶えたた
め、摂関家の九条 頼経（よりつね）を鎌倉幕府の将
軍に迎え（摂家将軍）、 自らは 後見人として幕政を
担（にな）う。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
北条政子（１１５７年〜１２２５年）は、 伊豆国（いず
のくに、現在の静岡県東部）の、坂東平氏（ばんどうへ
いし）の豪族（ごうぞく、有力者）の、北条時政（ほうじょ
うときまさ、１１３８〜１２１５年）の長女として、生まれ、
育った。
北条政子は、 坂東武士（ばんどうぶし、関東武士）
の娘で、 田舎育ちであり、 京の都（みやこ）出身の源
氏の貴公子に魅力を感じ、 当時流人（るにん）であっ
条政子が坂東武士（関東武士）の娘で、 勝気（かちき）
で頼り甲斐のある女性と感じ、 二人 は恋に落ちたと推
測される。
北条政子の父・北条時政は、 伊豆国の在庁官人
（ざいちょうかんじん）で、 １１５９年の平治の乱（へいじ
のらん）後敗（やぶ）れ伊豆に流された、源頼朝の監視
役であった。
北条時政が、大番役（おおばんやく）で、在京中（京
都滞在中）の留守の間に、 北条政子は、源頼朝と恋仲
となってしまった。
１１７７年（治承元年）に、源頼朝と北条政子の関係
を知った北条時政は、 伊勢平氏への謀反（むほん）と
疑われるのを恐れ、 北条政子を伊豆・目代（もくだい、
代官）の山木兼隆と婚儀を結ばせようとする。 北条政
子は、 山木兼隆の邸宅へ輿入（こしい）れさせられよう
とするが、 屋敷を抜け出し、山を一つ越え、源頼朝の
元へ走った。 つまり、北条政子は、源頼朝と駈（か）け
落ちしてしまった。
頼朝と政子の二人は、伊豆山に逃げ込み、伊豆山
権現（いずさんごんげん、伊豆山神社）に匿（かくま）わ
れた。 伊豆山は、僧兵（そうへい）の力が強く、北条氏
や目代の山木も手を出せなかったためである。
その後、まもなく、北条時政は、２人の婚儀を認め、
北条氏は、 源頼朝の重要な後援者となった。
１１８０年（治承４年）に、以仁王（もちひとおう、後
白河上皇の皇子（みこ））が 源 頼政（みなもとの より
まさ）と平氏打倒の挙兵をし失敗すると、 源頼朝の身に
も危機が迫り挙兵せざるを得なくなり、源頼朝は北条時
政の力をかりて、挙兵する。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 北条政子は、夫・頼朝の浮気を許さず、 源頼朝の源
氏嫡流は断絶し、源氏政権を３代で断絶させ、消滅させ
る。
■ 前近代日本では、 医療未発達で栄養学の知識も乏
しく、子供が成人前に 多数死去し、また、成人も病気等
で死去が多く、老衰による平均寿命も短く、時間的余裕
はなく、早く結婚して子供を多くもうけ、子孫を残す必要
があった。 特に、上層の者は、名家を継ぐ跡継ぎの確
保が重要であった。
平安時代末期や鎌倉時代では、子供を多く残すた
め上層階層は、一夫多妻制であったが、 北条政子は、
源頼朝が側室夫人を持つことを許さなかった。
結果として、 北条政子と源頼朝の子供や孫は、内
輪もめと病気等で亡（な）くなり、 北条政子と源頼朝の
間以外に、源頼朝系統の源氏には子供が無く、 源頼
朝の源氏嫡流は断絶し 源頼朝系統の源氏政権は、三
代で断絶し、消滅する。
■ 北条 政子 （ほうじょう まさこ） は、 生没年は１１５７
年〜１２２５年である。
北条 政子は、 北条 時政（ときまさ）の娘で、 鎌倉幕
府初代将軍・源 頼朝（みなもとの よりとも）の正室・夫人
である。 晩年、北条 政子は、 尼将軍（あましょうぐん）
と言われた。
北条政子は、自由恋愛で源頼朝と婚儀を結ぶ。
２１歳で頼朝に嫁（とつ）ぐ （源頼朝と駈（か）け落ちして
結ばれる）。
北条 政子 は、 ２代将軍・源 頼家（よりいえ）、 ３代
将軍・源 実朝（さねとも）の生母 である。
北条 政子 は、 夫・頼朝の浮気を許さず、源氏政権を
３代で断絶させ、消滅させる。
北条 政子 は、夫の源頼朝死後、落飾して、尼となる。
北条 政子 は、 源 頼朝死後、 父・北条 時政 や 弟
・北条 義時（よしとき）と共に、鎌倉幕府の諸問題に当たる。
北条 政子 は、 源 実朝死後、 鎌倉幕府の実権を握
る。
北条 政子 は、 源 実朝死後、 源頼朝の源氏の血筋
が絶えたため、 摂関家の九条 頼経（よりつね）を 鎌倉幕
府の将軍に迎え（摂家将軍）、自らは 後見人として幕政を
担（にな）う。
● ＴＫＫＩ カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 北条 政子は、 １１８５年頃〜１１９９年は「御台所」
（みだいどころ）と呼ばれ、 夫・源頼朝の死後、落飾
（らくしょく）して、１１９９年〜１２２５年は「尼御台」（あ
まみだい）と呼ばれた。
北条 政子は、１１８５年頃、鎌倉に武家政権が樹立
されると、「御台所」（みだいどころ）と呼ばれ、１１９９年
の夫・源頼朝の死後、落飾（らくしょく）して、「尼御台」
（あまみだい）と呼ばれた。
北条 政子は、 １２１８年に朝廷より従三位に叙（じ
ょ）された際命名された諱（いみな）は、 政子 （まさこ、
１２１８年〜）である。 それ以前は、なんという名であっ
たかは不明である。
北条 政子の、正式名は、 北条 政子 （ほうじょう ま
さこ）、 平 政子 （たいらの まさこ） である。
（注意） 前近代日本の人名。
○ 前近代日本では、改名自由。上層者は、複数自己名
所持。
○ 前近代日本では、父系一族名中心。
○ 前近代日本では、女性は、通常、個人名のみで自他
呼称。
○ 前近代日本では、夫婦別姓。
□ 日本史 辞典 の先頭ページへ 。
◆ 北条 政子 が登場する、面白く、興味深
い、ドキュメンタリー、ドラマ、映画。
★ 北条 政子 が登場する、面白く、興味深
いドキュメンタリー。
■ 歴史秘話ヒストリア 『 愛と哀し
みの鎌倉〜武家の古都はこうし
て生まれた〜 』
（２０１２年（平成２４年）１１月２８日・本放送・
テレビ・ドキュメンタリー番組）。
■ 歴史秘話ヒストリア 『 愛あるテンカ武士
の世をひらく北条政子・源頼朝 夫婦の革命
〜 』 （２００９年４月1日本放送・ ＮＨＫテレビ・ドキュメ
ンタリー番組・第１回）。
■ 歴史秘話ヒストリア 『 源義経 ｉｎ ｔｈｅ
Ｄａｒｋ 〜伝説のヒーローは闇から生まれ
た〜 』 （２０ １０年９月1日本放送・ＮＨＫテレビ・ドキ
ュメンタリー番組・第４９回）。
★ 北条 政子 が登場する、面白く、興味深
いドラマ，映画。
● （注意） ドラマ、映画 は、フィクションです。 歴史
のドラマ、映画は、 史実（歴史上の事実） と 架空
の出来事 が、 混じって、描かれています。 また、現
代風にアレンジしてあります。
■ 『 平清盛 （たいらのきよもり） 』
（ＮＨＫ２０１２年大河ドラマ）。
● 平安時代末期を描いたドラマで、 平清盛の生涯や
当時活躍した人物や当時の時代状況を描く。
● 北条 政子を演じる女優名 ： 杏 （あん）。
■ 『 義経 （よしつね） 』
（ＮＨＫ２００５年大河ドラマ）
■ 平安時代の末期を描いたドラマ。
● 北条 政子を演じた女優名 ： 財前 直見。
□ 日本史 辞典 の先頭ページへ 。
『 あなたのハートには 何が残りましたか？ 』
以 上