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KANAYAMA’S ASTRONOMY HANDBOOK.
カナヤマ 天文学辞典
日本語版
見出し語 『 つ 』。
メ ニュー (目次)。
■ 次の項目を選び、クリックして下さい。
□ 天文学 辞典 (総合)。
□ つ ● 五十音順 (アイウエオ順)。
□ 見出し語 つう。
□ 見出し語 つか。
□ 見出し語 つき。
□ 見出し語 つん。
〇 つい 対消滅。
(ついしょうめつ)。 《反物質と物質》。
(⇒ 反物質)。
■ 対消滅(ついしょうめつ)とは、 鏡映し
の双子の粒子である、「反物質の粒子 」
と「物質の粒子」が接触して消滅する現
象である。
■ 一方、対生成(ついせいせい)とは、
何もない空間に、超高エネルギーを与え
ると、鏡映しの双子の粒子である、反物
質の粒子と物質の粒子が、同時に、同数、
生まれる現象である。
〇 つい 対生成。
(ついせいせい)。 《 反物質と物質》。
(⇒ 反物質)。
■ 対生成(ついせいせい)とは、 何も
ない空間に、超高エネルギーを与えると、
鏡映しの双子の粒子である、反物質の
粒子と物質の粒子が、同時に、同数、生
まれる現象である。
■ 一方、対消滅(ついしょうめつ)とは、
鏡映し の双子の粒子である、「反物質の
粒子 」と「物質の粒子」が接触して消滅
する現象である。
〇 つう 通常(普通)の物質。
(つうじょう(ふつう)のぶっしつ)。
《物質》。
(⇒ 普通(通常)の物質)。
■ 通常(普通)の物質とは、普通(通常)
の物質とも称し、 目に見える物質であり、
光や電波などの電磁波で見れる物質 で
ある。
■ 「私たちの宇宙」は、 約68%のダー
クエネルギー (= 暗黒エネルギー) と、
約27%のダークマター (= 暗黒物質)
と、 約5%の普通(通常)の物質 (目に
見える物質、光や電波などの電磁波で見
れる物質) で構成されている。
〇 つき 月。
(つき)。 《衛星》。
○ 地球の唯一の衛星。
■ 月は、 地球の唯一の衛星である。
○ (Xmo) 月
<(Tea) 地球
<(Pss) 太陽系
<(Lmw) 天の川銀河(= 銀河系)
<(Hou) 私たちの宇宙
<(Dmu) マルチバース(= 多宇宙)。
○ (Xmp) 惑星の衛星(自然衛星)
<(Tpl) 惑星
<(Pps) 恒星系(= 惑星系)
<(Lga) 銀河
<(Hau) 1つの宇宙
<(Dmu) マルチバース(= 多宇宙)。
■ 月は、 地球から、約384,000
km(キロメートル)離れたところにある。
■ 月面は、 ほとんど大気がなく、
生命に有害な放射線が降り注ぎ、
レゴリスという砂で覆(おお)われ、
太陽の日の当たる昼間は120°C、
太陽の日の当らない夜間は ー170°
Cの過酷な環境である。
■ 月面基地。
● 月面には、月面基地に利用でき
そうな、10個の地下空洞(溶岩洞窟)
が発見されており (2018年現在)、
月面の過酷な環境を避ける、近未来
の人類の月面基地にもってこいの場
所である。
■ 地球や月は、 約45億年前に
(44億7000万年前に)、誕生する。
● 地球と月は、 約45億年前(44
億7000万年前)のジャイアント・イン
パクト時に、誕生した。
■ 月の誕生。
THE BIRTH OF THE MOON.
(1) 46億年前の太陽系の誕生。
(2) 太陽周辺のガス・チリ。⇒
(3) 太陽周辺の無数の微惑星。 ⇒
(4) 現在の水星から火星までの領
域で、20個ほどの原始惑星の岩石
惑星が衝突と合体を繰り返し、水星、
金星、地球、火星が形成される。
(5) 約45億年前(44億7000万
年前)、原始惑星・地球と他の原始惑
星との最後の衝突 (ジャイアント・
インパクト) ⇒
(6) 惑星の地球 と 地球の衛星の
月が出現。
〇 つき 月有人探査。
(つきゆうじんたんさ)。
《有人天体探査》。
(= 月面有人探査)。
(⇒ 月面基地)。
(⇒ ゲートウェイ計画)。
(⇒ アポロ計画)。
(⇒ アポロ11号、
月サターンVロケット)。
(⇒ 宇宙ロケット)。
■ ゲートウェイ(= LOP-G)計画
は、 米NASAが 主導して、ESA
(ヨーロッパ宇宙機関)、日本、
ロシア、カナダが協力して、月周回
軌道上で、月軌道宇宙船(月を回
る有人の宇宙ステーション)の
「ゲートウェイ」を組み立て、建 設
する国際協力計画である。
● 月軌道宇宙船 (月軌道宇宙ス
テーション)「ゲートウェイ」は、
月有人探査、火星有人探査に利
用されるために建設される。
■ ゲートウェイ(= LOP-G)計画
では、20 20年代に、月周回軌道
上で、「ゲートウェイ」即ち、月軌道
宇宙船(月を回る有人の宇宙ステ
ーション)を組み立て、完成させる
予定である。
● 米NASA、ESA(ヨーロッパ宇
宙機関)、日本、ロシア、カナダが、
月軌道宇宙船「ゲートウェイ」のモ
ジュール(各区分品)を持ち寄って、
月周回軌道上で、組み立て、20
20年代に、月軌道宇宙船「ゲート
ウェイ」を完成させる予定である。
● 米NASAは、月軌道宇宙船
「ゲー トウェイ」のモジュール(各区
分品)を運ぶため、 超大型物品
運搬手段として、超大型ロケット
「SLS」を地球より月に向い打ち
上げる予定である。
● 月軌道宇宙船「ゲートウェイ」
は、 月有人探査・宇宙船として
使用されるだけでなく、更に、
火星有人探査・宇宙船としても
利用される予定である。
● 米NASAは、2020年代に建
設した、月軌道宇宙船「ゲートウェ
イ」を使って、2030年代に、人を
火星面に降り立たせる予定である。
■ 米NASAは、2020年代に、
月道軌宇宙船「ゲートウェイ」を使
って、人を月面に降り立たせる予
定である。
● 米NASAは、2020年代に、
月軌道宇宙船「ゲートウェイ」を
使って月面基地予定地の月の
上空に有人月着陸船を運び、
その有人月着陸船を月に着陸
させる予定である。
■ 月面は、 ほとんど大気がなく、
生命に有害な放射線が降り注ぎ、
レゴリスという砂で覆(おお)われ、
太陽の日の当たる昼間は120°
C、 太陽の日の当らない夜間は
ー170°Cの過酷な環境である。
■ ヘラクレス計画は、無人月面
着陸船計画である。
欧州ESA、日本、カナダが共
開同発した無人月面着陸船を月
に着陸させる計画である。
■ ムーン・ヴィレッジ (英:The
Moon Village)は、月の人類村
であり、人類共同の月面宇宙基地
である。
● ESA(ヨーロッパ宇宙機関)は、
各国と協力して、月面にムーン・ヴ
ィレッジの建設を計画している。
● 月には、光の領域と影の領域が
ある。
● 月の影の領域の極地の南極と
北極に、水の氷が大量にあり、
ESA(ヨーロッパ宇宙機関)は、月
の影の領域の極地の近くの光の領
域に、月面宇宙基地を建設する予
定である。
■ アポロ宇宙船の月面着陸以後、
再び、未来に、人類は、月面有人
探査を行うであろう。
■ アポロ11号 (あぽろじゅういち
ごう)は、人類史上初めて人類を月
面に送った宇宙船である。
アポロ11号は、人類を初めて、
月に送り、月面に立たせた宇宙ロケ
ットである。
● サターンVロケット (さたーんふ
ぁいぶろけっと) とは、 米NASA
が開発した化学燃料ロケットであり、
宇宙船のアポロ11号を打ち上げ、
月に送った巨大宇宙ロケット(全長
110m・3段式ロケット) である。
● 米NASAは、 ヴェルナール・
フォン・ブラウン(1912−1977年)
の指導のもとに、月有人探査計画
を推し進め、 1969年7月に、ア
ポロ11号の宇宙船で人類を月に
送り、月面に立たせた。
○ つん ツングースカ爆発。
(つんぐーすかばくはつ)。
《天体衝突》。
(⇒ 天体衝突)。
(⇒ 隕石)。
■ ツングースカ爆発とは、 1908年に、
地球地上のロシアのシベリアの、ツングー
スカ川の上空で起こった大爆発の天体衝突
である。
● ツングースカ爆発は、 地球に突入した、
直径・約50mの隕石の地上近くでの空中爆
発によって、数百平方kmにわたって、約80
00万本の木がなぎ倒された。
● 五十音順 (アイウエオ順)。
■ 上位のWEBサイト。
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◆ カナヤマ天文学辞典
日本語版。
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◆ 天文学 辞典
● 見出し語は、グリーンでマークされています。
□ 天文学 辞典の先頭ページヘ 。
■ 月。
(つき)。
■ 月。
■ 名称 : 月 (つき)。
■ 英語名 : THE MOON。
■ 月は、
地球の唯一の衛星で、 地球の周りを回る
衛星である。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典 41926。
(皆既日食、金環日食の画像)。
■ 月。
■ 月は、 地球から、約384,000km(キロ
メートル)離れたところにある。
■ 月面は、 ほとんど大気がなく、 生命に有
害な放射線が降り注ぎ、 レゴリスという砂
で覆(おお)われ、 太陽の日の当たる昼間
は120°C、 太陽の日の当らない夜間は
ー170°Cの過酷な環境である。
■ 月面基地。
■ 月面には、 月面基地に利用できそうな、
10個の地下空洞(溶岩洞窟)が発見され
ており (2018年現在)、 月面の過酷な
環境を避ける、近未来の人類の月面基地
にもってこいの場所である。
■ 月。
■ 衛星とは、 惑星の周りをまわる天体で
ある。
■ 月は、 地球の唯一の衛星(えいせい)で
あり、 地球の周りを回る衛星である。
■ 月の母惑星は、 地球である。
■ 月の概要。
■ 月は、 地球から、約384,000km(キ
ロメートル)離れたところにある。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月の半径は1738kmで、 月の直径は
3476kmである。
■ 地球を回る、月の周期は、 27.3217日
である。
■ 地球から見た、新月から新月までの日数
は、 29.53059日 である。
● 驚いたことに、滅んだ中米マヤ文明のマ
ヤ暦では、その日数を小数点以下まで正
確に示していることが、最近の研究で明ら
かになった。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月面の明るい高地と暗い低地。
■ 月面の明るい地域は、高地で、月面の
暗い地域は、低地である。
■ 白く明るい高地を「月の陸」、 黒く暗い
低地を「月の海」 と呼んでいる。
■ 月の前面では、明るい高地に、より多く
のクレーターがみられる。
■ 黒く暗い低地の「月の海」は、 巨大隕
石が衝突し深くえぐれ、深い穴ができ
(深いクレーターができ)、 そのえぐれ
た深い穴(深いクレーター)に溶岩が地
下より吹き出し固まった溶岩大地が多
い地帯である。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月の重力。
■ 月の重力は、 地球の「6分の1」 である。
■ 月面では、 地球に比べ重力が小さいた
め、 地球よりも、人類は、軽く飛び回るこ
とができ、重いものを軽々と運べる。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月の前面を地球向ける月。
■ 月は、常に、同じ面、即ち、月の前面を地
球に向けている。
月は、地球から強い重力(潮汐力)
を受けているため、また、月は、公転周期
と自転周期が一致するためである。
■ 地球からは、月の裏側は見えない。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月面の溶岩流出の跡。
■ 月面には、川が流れた様な跡がある。
月面の、川が流れた様な跡は、溶岩が
流れた跡である。
■ 近年の研究で、 現在の月は冷え固まった
天体ではないことがわかった。
● 例えば、噴火で溶岩が流れてクレータが熔
(と)かされ跡である、約3300万年前の噴火
跡(溶岩流出跡地形)のアイナように、比較的
新しい噴火跡(溶岩流出跡地形)が、月で70
箇所以上も発見されており、 また、地球の重
力(潮汐力)が月を変形させ熱を生み出し、
それにより、月の内部構造に影響を与え、月
の中核には地下約1000kmにマントルの層
が存在する。
今後、月で火山活動が起こる(火山が噴
火する)可能性はまだある。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月面の洞窟。
降り注ぐ放射線、紫外線、小さな隕石等
と 溶岩の洞窟。
■ 月面には、人類に脅威な、放射線、紫外線、
小さな隕石等が降り注ぐ。
■ 月面には、 溶岩の洞窟がある。
地表近くの地下で溶岩が流れた後、 溶岩が
なくなり、 その跡にできた洞窟が、各所にある。
月面に降り注ぐ放射線、紫外線、小さな隕石
等を防ぐ、溶岩の洞窟を、月面基地として利用
することが検討されている。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月面の暗黒箇所での発光現象。
■ 隕石の衝突、 太陽の反射、 朝と夜の境
界地点でのレゴリス(月面の砂)の散乱、ウ
ランのラドンガス噴出などで、 月面の暗黒
箇所で、発光現象が見られる。
■ 月では、 朝と夜の境界地点で、 太陽光
を浴びた時、大気のない月では太陽光の
プラスの電化を帯びた粒子が降り注ぎ、
レゴリス(月面の砂)が、プラスの電気を帯
びて、一時的に浮遊し舞い上り空中で散乱
して、明るく輝く。
■ 月では、 ウランのラドン222が噴出して
いる箇所では、 太陽の光があたると、
地面より噴出するラドンガスによって、また、
ラドンガスに押されて地面のレゴリス(月面
の砂)も浮遊し舞い上がって、明るく輝く。
月のアリスタルコス・クレータなどのラド
ンガスが噴出する箇所で、青白い光が見ら
れる。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月面で巻き上げられる石や砂。
■ 月面には大気がないので、 5cm位の
小さな隕石が、高速のまま、頻繁に、月面
に衝突し光を放ち、 月面では小隕石の
衝突で巻き上げられた石や砂が遠くまで
飛ぶ。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 風化のない月面。
■ 月には、 大気がない。
■ 月面には、 雨、風がなく、水や空気もな
く、風化することはない。
■ 月面で活動している、宇宙飛行士の足
跡は、 雨、風がないので風化すること
もなく、 いつまで も残る。 例えば、
アポロ宇宙船の宇宙飛行士の足跡など
である。
■ 隕石の衝突でできたクレーターは、
水や空気がないので風化することもなく、
そのまま、残っ ている。 地球と違い、
大気も水もなく、侵食作用もない月では、
巨大隕石の衝突後、 その多くのクレー
ターがそのままの形で残っている。
但し、 月面には、少量ではあるが、
クレーターの永久陰には、 水が存在す
る。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月面の砂 (= レゴリス)。
■ 月面は、 砂で覆(おお)われている。
■ 月面の砂は、地球の砂とは異なる。
地球の砂と比べて、 月面の砂は、太陽電
池や宇宙服などにまとわりつきやすい。
■ 月面の砂は、 酸化鉄を多く含み、 砂
より水を取り出すことができる。 その水
から燃料となる酸素を取り出すこともで
きる。
未来の人類の月面基地には、有用な
物質である。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ レゴリスは、 月の砂であり、月面上に
ある細かい砂であり、 地球の一般の
砂に比べ、軽く細かく、 約0.05mm
の粒の大きさである。
■ 1969年に、アポロ計画で月面に降り
た宇宙飛行士が、歩くたびに、地面に
あるレゴリスは、軽く細かいため、よく
舞い上がる光景が、映像でも見られた。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月震 (げっしん)。
■ 隕石の衝突、地球の引力、温度変化などに
より、 月では、頻繁に、揺れである地震波、即
ち、 月震(げっしん)が、起こる。
■ 月には水(大海、河川)がないので、地球と
比べて、 揺れである地震波は、長く持続する。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 太陽系。
■ 我達の太陽系には、 恒星 (こうせい、太
陽のような、自ら光る星) の太陽 と、 水星、
金星、地球、火星、木星、土星、天王星(てんの
うせい)、海王星(かいおうせい) の8つの惑星
がある。
■ 恒星(こうせい、太陽のような、自ら光る星)
は、 惑星、衛星、小天体を、重力(引力)で引き
寄せて、 惑星系を形成している。
■ 恒星系(= 惑星系)である、太陽系では、
恒星である太陽が重力(引力)で引き寄せる、
8つの惑星(地球など)、 139以上の衛星
(月など)、 たくさんの小天体 (小惑星、
彗星、準惑星など) がある。
● TKKI カナヤマ 著 天文学 辞典。
■ 天の川銀河(= 銀河系)。
■ 天の川銀河(= 銀河系)は、 宇宙の中で、私
達が住む銀河であり、 天の川銀河の中には、
およそ1000億の恒星(= 太陽のような、光る星)
がある。 その恒星の周りには、惑星があり、更に、
惑星の周りには、衛星がある。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 月の誕生。
■ 地球や月は、 約45億年前に(44億7000
万年前に)、誕生する。
● 地球と月は、 約45億年前(44億7000万
年前)のジャイアント・インパクト時に、誕生
した。
■ 月の誕生。
THE BIRTH OF THE MOON.
(1) 46億年前の太陽系の誕生。
(2) 太陽周辺のガス・チリ。⇒
(3) 太陽周辺の無数の微惑星。 ⇒
(4) 現在の水星から火星までの領域で、
20個ほどの原始惑星の岩石惑星が
衝突と合体を繰り返し、水星、金星、
地球、火星が形成される。
(5) 約45億年前(44億7000万年前)、
原始惑星・地球と他の原始惑星との
最後の衝突 (ジャイアント・インパクト) ⇒
(6) 惑星の地球 と 地球の衛星の月が出現。
■ 地球や月の誕生。
■ 地球や月は、 約45億年前に(44億7000
万年前に)誕生した。
● 地球と月は、 約45億年前(44億7000万
年前)のジャイアント・インパクト時にに誕生
した。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ ジャイアント・インパクト時とは、
原始惑星・地球と他の原始惑星との最後の衝
突時である。
原始惑星・地球に、他の最後の原始惑星
が衝突し、惑星の地球と衛星の月ができた、
44億7000万年前の時期で ある。
■ 最新の有力な説では、地球や月の誕生は、
44億7000万年前である。
● ジャイアント・インパクト時に、現在の地球
と月ができた。
■ コンピュータ・シュミレーションから、現在の
地球と現在の月の年齢は、同じである と判
明した。
● コンピュータ・シュミレーションから、次のこ
とが判明した。
現在の惑星の地球は、10個の原始惑
星が合体してできた。
そして、ジャイアント・インパクト説のジ
ャイアント・インパクト時の衝突が、 原始惑
星・地球の、他の原始惑星との最終の衝突
であることが判明した。
■ 月の石から、地球や月の誕生は、 44億
4000万年前〜45億1000万年前と判明
した。
● 小さな月は、誕生後早く冷えて、地殻変動
が起こらなくなったため、月表面に、月誕生
当時の岩石が残っていると考えられた。
そして、1971年のアポロ15号の有
人月面探査で月誕生直後の白い岩石の
月の石が見つかり、 年代を測定して、そ
の岩石は、44億4000万年前〜45億
1000万年前の岩石であることが判明し
た。
■ その後、特殊の隕石から、地球や月の誕
生は、 44億7000万年前と判明した。
● ジャイアント・インパクト時に衝突で飛び
散ったカケラの約1%は、猛スピードで
太陽系全体に飛び散った。
猛スピードで飛び散ったカケラの岩石
は、 太陽系各所の他の岩石と衝突し、衝
撃波で、衝突された岩石にヒビ(亀裂)が入
り、ジャイアント・インパクト時のカケラの岩
石が溶けて入り込んで、黒い筋ができた。
● 2013年2月に、ロシアのチェリャビンス
クに、 火星と木星の間の小惑星帯から来
た隕石が落下した。
その隕石の1つで、黒い筋が見つかり、
ジャイアント・インパクト時の衝撃で飛び散
ったカケラの岩石が溶けて入り込んだもの
と推定され、年代測定で、黒い筋の物質が
44億7000万年前の物質であることが判
った。
■ 地球の金の量から地球の誕生は、 44億
7000万年前と判明した。
● ジャイアント・インパクト時の現在の地球誕
生時の、柔らかいマグマの海の中で、密度
が高く重い金は、地球の内部の中心部に沈
み込んでしまった。
その後、ジャイアント・インパクト後、
原始惑星になれなかった、金を含む微惑星
が地球に落下し、地球の表面の浅い部分に
金が分布した。
金を含む微惑星の落下が、多ければ
多いほど、現在の地球の誕生時のジャイ
アント・インパクト時に近い時期となり、少
なければ少ないほど現在の地球の誕生時
のジャイアント・インパクト時から遠い時期
となる。
地球の表面の浅い部分の金の量 と
金を含む微惑星の地球落下から、 地球
の誕生を44億7000万年前と推定した。
■ 従来の地球や月の年齢の説では、地球や
月の誕生は、
45億5000万年(±7000万年)前である。
● 前後±7000万年前の誤差があるため、
地球や月の年齢は、約46億年前、または、
約45億年前と言われていた。
● この説では、地球や月の誕生は、 米カル
フォルニア工科大学の、パターソン博士に
よって、地表の土壌(北米大陸周辺)の、
「地球の平均的な組成サンプル」の物質中
での、放射性物質の年代測定の「ウラン
(U)から鉛(Pb)への経年変化での鉛の
比率」に基づき、計算された地球年齢であ
る。
● しかし、地表(地球の表面)の土壌は、
プレートの移動 (プレートテクトニクス、
地球の表面が動き地球の内部に沈み込
むこと) 等により、 「地球の平均的な組
成サンプル」の物質とは言えないという問
題があった。
■ 約46億年前に出現した、原始太陽を中
心とする原始太陽系のガスやチリから
たくさんの微惑星が出現し、たくさんの
微惑星が衝突と合体を繰り返し、多くの
原始惑星が出現し、 原始惑星が衝突と
合体を繰り返し、約45億年前に、惑星の
水星、金星、地球、火星、木星、土星、天
王星、海王星が、太陽系に出現した。
地球は10個の原始惑星の衝突・合体
によって生まれ、 約45億年前(44億
7000万年前)の最後の衝突時の、ジャ
イアント・インパクト時に、地球と月が誕生
した。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ ジャイアント・インパクト説。
■ ジャイアント・インパクト説とは、
他の小さな原始惑星が大きな原始惑星・地
球に衝突して、 天体衝突によって月がで
きたとする説である。
■ 1969年のアポロ11号以後の米宇宙船の
月面着陸によって持ち帰った月(つき)の石
の成分や月面で得られた重力データなどから、
月の成り立ちは、
@ 月は、誕生当時、マグマの海だった、
A 金属の月の核は極めて小さい、
ということが解り、
これをヒントに、天体衝突によって月ができ
たとするジャイアント・インパクト説が成立し
た。
■ 月に大きな核ができなかったのは、
2つの両方の原始惑星の衝突で飛び散った
部分のカケラで、 月が形づけられた(できた)
からと考えられた。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 最後の他の、(火星ほどの大きさの)小さな
原始惑星が、 (今より少し小さかった)大き
な原始惑星・地球と衝突した。
■ ジャイアント・インパクト説とは、
次のような説である。
小さな原始惑星が、大きな原始惑星・
地球の表面をかすめるように衝突した。
小さな原始惑星の大半と 大きな原始惑星・
地球の表面の一部が、 周囲に飛び散り、
衝突で飛び散った部分のカケラは、地球の
周辺で、衝突と合体を繰り返し徐々に大き
くなり、 月(つき)が形づけられた(できた)。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 太陽系の誕生。
THE BIRTH OF THE SOLAR
SYSTEM.
■ 太陽系は、
約46億年前に (45億6822万年
(±17万年)前に) に誕生した。
■ 地球にやってきた隕石から、太陽系の
年齢を測定した。
■ 最新の有力な説では、 太陽系の誕生は、
45億6822万年(±17万年)前 である。
● この説では、太陽系の誕生は、 アフリカ・
サハラ砂漠に落下した隕石のNWA2364
に含まれる組成成分の物質のCAI中の
鉛(Pb)から、 放射性物質の年代測定
の「ウラン(U)から鉛(Pb)への経年変化
での鉛の比率」に基づき、計算された太陽
系年齢である。
● 英語では、‘‘ NWA2364 CAI age
= 4568.22±0.17 Myr ’’ で
ある。
■ 太陽系の誕生直後の約46億年前の、
高温のガスとチリで満ちあふれた原始太
陽系の時期に、 原始太陽チリが衝突・
合体をくり返し、無数の微惑星になり、無
数の微惑星が衝突・合体をくり返し、20
ほどの原始惑星になったが、NWA2364
という隕石は、原始惑星に ならなかった
微惑星のカケラである。
この隕石は、 今まで発見された隕
石の中で、 太陽系の誕生の最も初期の
隕石と科学者に認められた隕石である。
● TKKI カナヤマ著 天文学辞典。
■ 放射性物質・年代測定法。
■ 放射性物質・年代測定法では、
「ウラン(U)から鉛(Pb)への経年変化
での鉛の比率」を調べ、物質の 年代を
測定する。
■ 放射性物質の年代測定の、「ウラン(U)
から鉛(Pb)への経年変化での鉛の比
率」とは、 ウラン238(238U)から
鉛206(206Pb)への経年変化での鉛
(Pb)の比率 、や ウラン235(235U)
から鉛207(207Pb)への経年変化で
の鉛(Pb)の比率である。
■ 放射性物質のウラン(U)には、
ウラン238(238U)とウラン235(235
U)という同じ元素でも中性子の数が異な
る2種類の同位体がある。
■ ウラン238(238U)やウラン235
(235U)は、 それぞれ、長い時間をかけ
て、異なる鉛(Pb)に変化していく。
■ 例えば、ウラン238(238U)は、約45
億年をかけて、半分が鉛206(206Pb)
に変化する。
一方、ウラン235(235U)は、約7億
年をかけて、半分が鉛207(207Pb)に
変化する。
物質の鉛の比率、即ち、物質に含ま
れる放射性元素のウラン(U)での鉛(Pb)
への経年変化の鉛の比率がわかれば、
物質の年代を測定することができる。
#themoonoftheearth-appearingscenes
♪♪ 月(つき)が登場する、興味深い、
関連 ドキュメンタリー、ドラマ、
映画。
★ 月(つき)が登場する、興味深い、
関連ドキュメンタリー。
■ コズミックフロント☆NEXT
『 地球誕生のミステリー 』。
(NHKテレビ・2016年1月7日・
本放送・科学ドキュメンタリー番組)。
■ 地球や月の誕生・年齢の正確年齢
と詳細を述べる。
■ 太陽系の誕生・年齢の正確年齢と
詳細を述べる。
■ 放射性物質の年代測定の、「ウラ
ン(U)から鉛(Pb)への経年変化
での鉛の比率」を述べる。
■ ジャイアント・インパクト説を述べる。
■ コズミックフロント☆NEXT
『 月のミステリー 奇妙な発光
現象の正体は? 』
(NHKテレビ・2015年4月9日・
本放送・科学ドキュメンタリー番組)。
■ レゴリス(月面の砂)、 月でのウラン
のラドンガス噴出、 月の中核のマン
トルの層、 月面の暗黒箇所での発
光現象などについて述べる。
■ コズミックフロント 『 月の神秘
知られざる45億年の隣人 』
(NHKテレビ・2013年9月19日・本放送
ドキュメンタリー番組)。
■ コズミックフロント 『 月の大地
を走破せよ! 人類初 月面車
開発秘話 』
(NHKテレビ・2012年1月24日・本放送
ドキュメンタリー番組)。
■ コズミックフロント 『 鷲が舞い
降りた 月着陸船アポロ最大の
逆転劇 』
(NHKテレビ・2012年6月28日・本放送
ドキュメンタリー番組)。
■ コズミックフロント 『 月への翼
を手に入れろ!〜 史上最大の
エンジンはこうして作られた〜 』
(NHKテレビ・2011年5月3日・
本放送ドキュメンタリー番組)。
『 あなたのハートには
何が残りましたか? 』
以 上。