ゆとりがないのに木がいっぱい

敷地は狭いのに緑化目標20%に追われる学校現場


写真右上・東小学校


 

 

 

 

 




文部省では、教科や文化、風習と結びついた学校に望ましい樹木を80種程示していましたが、音楽の授業や理科系に出てくるものと言えば思い当たることでしょう。

 吹田では、クスノキとサツキが市の樹木とされています。また、大阪北摂地域に繁っていた本来のふるさとの樹木も 大切にしなければなりません。



 「垂直緑化」コンクリートの擁壁上部に植えられたツタ類。
ツタ類は、コンクリートを垂れ下がるだけでなく、運動場の法面に植えられた樹木に絡まって上にものびます。茎は地面に接すると根を出し、旺盛な成長力をより強めます。成長力を押さえるようなポットの中に植え込んで垂れ下がるようにしなければならないものを、法面の最下部に地植えするという最も安価な方法を採用したことが、十五年もすると管理作業に追われる事態を生み出しています。



少しでも植える地面を求めて植樹に励んだ結果
採光の邪魔になっている樹木

   二列に並んだ学級園を遮る樹木 津雲台小学校

ニュータウンでは林に

 敷地面積の大きな千里ニュータウンの学校の緑は、開校以降に植樹された木も成長し、林のような姿になっています。幹が密集していることがよく分かります。小さな苗を大量に学校に下ろした結果、無計画な植樹が進行することになったのです。

 駅前の林?

北千里小学校の法面は、当初の桜以外に後からカイヅカイブキ、ヒマラヤスギ、ケヤキ等が植樹されました。北千里駅に隣接した法面は、林のような状態になっています

千里第二小学校・正門横から給食棟を見る



ヒマラヤスギ、桜の樹高は、三階のベランダに達しています。これでは一、二階の教室は暗くなってしまいます。また、木の根が、排水管の中に侵入して流れを妨げる事故が発生しやすくなります。

名神高速道路吹田I.C
見下ろす法面の樹木

 開校から20年ちょっとが過ぎた東山田小学校の法面の樹木。ニュータウンに比べて幹周りは小さいですが、樹高は5mを超えだしています。

   
 

   
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