2年前にも
窓枠上部落下
 8月2日、吹田市立片山中学校校舎3階の渡り廊下部分で、10kgのモルタル塊が落下しているのが発見されました。
 片山中学校では、1999年の秋にも窓枠上部のモルタル左官部分が、3階から中庭に落下する事例がありましたが、今回の場所は、生徒が日常的に通 行する場所であるだけに、より深刻です。
いつもなら
バンド練習の場所
 発見後、校務員がすぐに現場横の浮いている危険個所を叩き落としましたが、「夏休みでも、いつもならブラスバンドの練習をこの付近でやっているので、いないときで良かった」と言っていました。
付着面積は
10%ほど
 落下したモルタル塊は、接していた面の10%程が付着していただけで、大部分は空気に触れていたようです
同様の箇所で
見られるクラック
渡り廊下は2カ所有り、同様な施工箇所は他にも15カ所ありますが、写 真のようなクラックは他の場所でも確認されています
 5月15日に発生した吹田市立豊津中学校での校舎庇からのモルタル落下によるテニス部員負傷事故を受け、学校独自の緊急安全点検の後、6月いっぱいをかけた教育委員会施設課による緊急安全点検と業者による危険個所の叩き落とし作業が行われていました。
 片山中学校でも、数十カ所の危険個所を叩き落とし、夏休みには一部の補修工事も行われることになっていました。
本格補修工事計画立案前に

 教育委員会は、全校安全点検を受けて、本格的な緊急補修工事計画を進めようと準備作業を進めていましたが、今回落下箇所は、目視により点検されていましたが、異常は認められなかったようです。