鳥海柵 とのみのさく

11世紀頃に安倍氏によって築かれた城柵で、安倍宗任の居城と伝わる。現在は水田と広場(公園?)、住宅地。安倍氏12柵の一つ。

▼遺構や見所

■ 主郭跡 ■

段丘の端を空堀で切り離して主郭としており、今は大部分が水田で西側は東北自動車道が貫通している。目に見える形での遺構は前述の空堀以外に特に無い。


■ 空堀跡 ■

最も明確な遺構が空堀跡で、主郭と二の曲輪の間の空堀が今もハッキリ残っている。堀幅は場所によって違うものの10~20mほどあり、直線ではなく折れ曲がっていることと、小さな水路があることから、元は沢だった場所を大規模に掘ったものか。


■ 二の曲輪跡と三の曲輪跡 ■

二の曲輪・三の曲輪跡の中央が今は公園のような空き地になっている。なお、この空き地を挟んだ東西は住宅地や水田になっている。二の曲輪と三の曲輪の間にあった空堀は完全に埋められており、目に見える形での遺構は見当たらない。

▼歴史

▼詳細情報

最終訪城日 2019年7月13日
別名 弥三郎館
前身 -
前身の築城年代 -
築城・普請開始 11世紀頃
築城完了 11世紀頃
築城者 (設計者) 安倍氏
分類 連郭式丘城(古代城柵)
規模 東西300m×南北500m
標高 標高:60m、比高:約10m
文化財指定 国指定史跡
現存建造物 -
復元建造物 -
模擬・復興建造物 -
遺構 曲輪跡、空堀
標柱・説明板 主郭跡と三の曲輪跡に城址碑及び説明板あり
現状 水田、広場(公園?)、住宅地、東北自動車道
イベント -
注意事項 主郭跡へは高速道路のアンダーパス脇の狭い道から入る。二の曲輪跡からは空堀があって直接移動不可。
場所 岩手県胆沢郡金ケ崎町西根原添下

▼アクセス

 金ケ崎駅から徒歩で

JR東北本線「金ケ崎駅」(西口)から徒歩15分で三の曲輪跡の空き地。

 水沢駅からバスで

JR東北本線「水沢駅」から岩手県交通の「金ヶ崎」行きのバスに乗り、「下城」のバス停で下車。徒歩7分で三の曲輪跡の空き地。

 駐車場

三の曲輪跡の空き地に史跡見学者用の駐車場(無料)あり。

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