牛越城 うしごえじょう

築城時期は定かでは無いが、相馬氏の家臣である牛越氏の居城と伝わる。一時、相馬氏の居城になったこともあった。現在は山林と水道施設。

▼遺構や見所

■ 本丸跡 ■

画像は正確には本丸と二の丸の間の堀切の跡で、本丸跡は画像右奥になる。残念ながら今は水道施設の敷地になってフェンスが張られており、内部は確認できない。ただ、水道施設の建設で地形ごと破壊されているので、恐らく遺構は何もないと思われる。


■ 二の丸跡 ■

本丸から堀切を隔てて西側にあった曲輪で、辛うじて破壊は免れているが、内部は藪で何がどうなっているのか確認できなかった。


■ 帯郭の土塁 ■

本丸・二の丸よりも二段ほど低い位置に帯郭が設けられており、この帯郭跡には今も土塁が綺麗に残っていた。なお、帯郭の内部は雑木林になっている。


■ 千人沢の堀切 ■

牛越城は東西に長い丘陵の東端部にあるため、二の丸の西側に堀切を設けて大きく分断している。この見事な堀切は千人沢と呼ばれているが、由来まではよく判らない。


■ 妙見曲輪 ■

千人沢よりも西側の小さなピークにある曲輪だが、城からは切り離されている感じで、周囲の加工も甘いので、文字通り妙見様を祀る御堂か社があっただけの場所かもしれない。現状は竹藪化しかけている。


■ 屋敷跡? ■

城の南麓には不自然なくらい良く出来た谷戸状地形があり、丘の上がそれほど広くないことから、この辺りに屋敷があったと推測される。

▼歴史

▼詳細情報

最終訪城日 2019年3月24日
別名 -
前身 -
前身の築城年代 -
築城・普請開始 不明
築城完了 不明
築城者 (設計者) 牛越氏?
分類 中世平山城
規模 東西400m×南北280m
標高 標高:73m、比高:約35m
文化財指定 -
現存建造物 -
復元建造物 -
模擬・復興建造物 -
遺構 郭跡、土塁、堀切、空堀
標柱・説明板 本丸跡の水道施設入口に説明板あり
現状 雑木林、水道施設
イベント -
注意事項 本丸跡は立ち入り禁止
場所 福島県南相馬市原町区牛越字城下

▼アクセス

 原ノ町駅からバスで

JR常磐線「原ノ町駅」から福島交通の車川経由「相馬」行きのバスに乗り、「仲町三丁目」のバス停で下車。徒歩15分で本丸跡。 ※注:休日運休。 JR常磐線「原ノ町駅」から福島交通の「福島駅東口」行きのバスに乗り、「南相馬市役所」のバス停で下車。徒歩25分で本丸跡。

 駐車場

駐車場は無いが、水道施設前や千人沢あたりに車を止めるスペースはある。ただ、砂利道なので注意。

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