平良ヶ崎城 へらがさきじょう

1192年に南部光行によって築かれたという伝説がある。南に舌状に伸びた丘陵の先に築かれた丘城で、南部氏の初期の居城だったが、三戸城(聖寿寺館)が築かれてからは政庁だけの機能となった。三戸五ケ城の一つ。現在は学校跡地と畑。

▼遺構や見所

■ 南古館(南曲輪) ■

城の主郭とされているが、かつて学校が建っていたため正確な構造は定かではない。現在は荒れ地になっており、基本的に立ち入り禁止らしい。


■ 堀切跡 ■

この城跡で確認出来る唯一の明確な遺構だったが、車道整備でガッツリ削られてしまった。南曲輪は舌状台地をこの堀切で切り離して構築している。画像右が南曲輪で、左が北曲輪。


■ 堀切跡の旧情 ■

参考までに車道整備で削られる前(2007年)の堀切はこの通り。画像右が南曲輪で、左が北曲輪。


■ 北古館(北曲輪) ■

南曲輪と違って縄張りの北の境界があやふやだが、比較的広い平場を形成している。現在は畑になっており、南部町の資料だと東側に見える段差は腰郭跡らしい。

▼歴史

▼詳細情報

最終訪城日 2018年9月23日
別名 -
前身 -
前身の築城年代 -
築城・普請開始 1192年
築城完了 1192年
築城者 (設計者) 南部光行
分類 連郭式中世丘城
規模 東西160m×南北220m(南曲輪のみ)
標高 標高:53m、比高:約20m
文化財指定 町指定史跡
現存建造物 -
復元建造物 -
模擬・復興建造物 -
遺構 堀切
標柱・説明板 かつて学校跡地に説明板があった(※今もあるか不明)
現状 学校跡地、畑
イベント -
注意事項 南曲輪の学校跡地は封鎖されている
場所 青森県三戸郡南部町大字沖田面字南古館

▼アクセス

 三戸駅から徒歩で

青い森鉄道「三戸駅」から徒歩30分で南曲輪の坂の下付近。

 三戸駅からバスで

青い森鉄道「三戸駅」から「なんぶ里バス」の「バーデハウス」行きのバスに乗り、「南部分庁舎前」で下車。そこから徒歩10分で南曲輪の坂の下付近。

 駐車場

南曲輪に登る坂道は封鎖されており駐車場は無い。公共施設だと南部庁舎の駐車場が近い。

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