その2

8/11(水)


松井田交差点から県道33号へと曲がると、そこには素晴らしい景色が広がっていた。碓氷川が流れ、その先に妙義山の荒々しい山々が連なっている。思わず「おぉ〜」と声に出す。


下町交差点で県道51号へ。地元の小さな子供が自転車に乗っていて、こちらに気付くと挑戦君っぽくなった。その子は途中で目的地の家に入っていった。それから少し走ると、信越本線の松井田駅前にやってきた。


八城を右折し、上信越道の下をくぐってしばらく走ると、県道51号から県道196号へ。地図で確認はしてあるけど、標識でも妙義山への方向が示されているので、迷う事はない。時刻は午前9時を過ぎ、すでに汗だくになるほど気温が上がっている。とにかく日なたは暑い。


妙義山に向かって走っていると、山の中に白い物が見えた。何だろうと思いながら走っていたが、山の写真を撮る際に、ついでにFZ2の望遠で撮ってみた。漢字の「大」という文字だった。ちょうどその辺りに妙義神社があるので、それと関係があるのだろうと思った。


R18までは平坦だったが、県道196号からは上りが続く。まだ緩やかなので体・心共に余裕があり、周囲の素晴らしい景色を楽しむ事ができる。上りの途中で、木漏れ日の雰囲気がいい階段を見かけた。こんな道を散歩したら気持ちよさそうだなぁと思った。


車もたまにしか通らず、気ままに走っていける。赤城山、榛名山はどちらも車やバイクがそれなりに走っていたが、妙義山は交通量がとても少ない。交通量の多さは榛名山>赤城山>妙義山という順番か。外観も大きく違うが、やはりこの山は他の上毛三山とは別物のようだ。


しばらく走って行くと、急に激坂が現れ、いきなりこれもんかよ……とか思いつつダンシングで上りきるとT字路になり、左折。その後、景色が開けて眺めがよい場所にやってきた。上信越道や遠くの山々までよく見渡せた。


道の駅手前で妙義神社の入り口の大きな鳥居の前を通った。鳥居からはけっこう急な上り坂になっていて、訪れていた老人のグループが上っていったが、けっこうしんどそうだった。道からでは鳥居が入りきらなかったので、前のスペースまで下がって撮影した。


9時20分頃、道の駅みょうぎに到着。トイレに行き、そして自販機で飲み物を買って建物の日陰に座って休憩しながら冷たいドリンクを飲んだ。携帯の電波が圏外になったりギリギリ1本になったりというギリギリのエリアだったけど、なんとかモブログのSUNA Life更新。


道の駅みょうぎは、正に妙義山の麓。そびえ立つむき出しの岩が目前に迫り、すごい迫力だ。どこかで見た事があると思ったら、北海道の層雲峡に似ていた。規模も風景も層雲峡の方がすごいが、これはこれでいい。


10分ほど休憩してから、道の駅みょうぎを後にした。ここからはさらに勾配がきつくなり、いよいよヒルクライムという感じだ。まだ午前10時前。気温はどんどん上がっていく。妙義山の景色はこれからが本番。未だ見ぬ景色にワクワクしつつ、坂を上っていった。

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